「モルガン」の版間の差分

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*「アーサー王伝説」の登場人物として有名であり、数々の逸話を持っている。
 
*「アーサー王伝説」の登場人物として有名であり、数々の逸話を持っている。
 
**TYPE-MOONが公式に採用しているものとして語られているものは僅かであり、ほとんどは息子モードレッドに関することである。
 
**TYPE-MOONが公式に採用しているものとして語られているものは僅かであり、ほとんどは息子モードレッドに関することである。
**ガウェインについてもモルガンの姉妹であるモルゴースの子とされたりと諸説あるのだがTYPE-MOONの世界観では「モルガンの実子」という事で一本化されているようである。
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**ガウェインについてもモルガンの姉妹であるモルゴースの子とされたりと諸説あるのだが、TYPE-MOONの世界観では「モルガンの実子」という事で一本化されているようである。
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*原典ではユーサーの妻イグレインと、彼女の最初の夫ゴルロイスとの間に生まれた子で'''異父姉'''とされているが、TYPE-MOONの世界観では何故か'''異母姉'''と表記されている。
 
*『[[Fate/stay night]]』におけるセイバーのステータス画面の「詳細」において、「アーサー王の終生の敵であった妖姫モルガンは、アーサー王の守護者ヴィヴィアンと対極の存在だが、モルガン自身も王を守護する湖の妖精の一人なのである」という記述が存在する。<br>ここに記された「モルガン」が王の姉であるかは判然としない。伝承の上でも、アーサー王の姉とこの妖精は別人であるとも同一であるとも言われている。
 
*『[[Fate/stay night]]』におけるセイバーのステータス画面の「詳細」において、「アーサー王の終生の敵であった妖姫モルガンは、アーサー王の守護者ヴィヴィアンと対極の存在だが、モルガン自身も王を守護する湖の妖精の一人なのである」という記述が存在する。<br>ここに記された「モルガン」が王の姉であるかは判然としない。伝承の上でも、アーサー王の姉とこの妖精は別人であるとも同一であるとも言われている。
 
**『Garden of Avalon』で語られた設定によれば島の加護を受ける超人的な存在ではあるが、あくまでも人間であると思われる。
 
**『Garden of Avalon』で語られた設定によれば島の加護を受ける超人的な存在ではあるが、あくまでも人間であると思われる。
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**『アーサー王の死』の筋書きだと[[ベディヴィエール]]が湖にエクスカリバーを返している間に、重傷を負ったアーサー王はアヴァロン島へと婦人達に看取られながら船で連れて行かれるが、モルガンがその筆頭でアーサー王の治療に当たる事になる。『Fate/stay night』でのアーサー王の最期はFateルートのエンディングで描かれた通り、ベディヴィエールに見とられて眠る。モルガンはアーサー王ことアルトリアの最期には一切登場しない。
 
**『アーサー王の死』の筋書きだと[[ベディヴィエール]]が湖にエクスカリバーを返している間に、重傷を負ったアーサー王はアヴァロン島へと婦人達に看取られながら船で連れて行かれるが、モルガンがその筆頭でアーサー王の治療に当たる事になる。『Fate/stay night』でのアーサー王の最期はFateルートのエンディングで描かれた通り、ベディヴィエールに見とられて眠る。モルガンはアーサー王ことアルトリアの最期には一切登場しない。
 
*前述通り『Character material』では「擬似的に男性となったアルトリアをモルガンが魔術で幻惑し、精子を採って自分の卵巣で育てた」とある。遠回しな表現ではあるがようするに、一時的に男性になったアルトリアを魔術を使って手籠めにしたと思われる。
 
*前述通り『Character material』では「擬似的に男性となったアルトリアをモルガンが魔術で幻惑し、精子を採って自分の卵巣で育てた」とある。遠回しな表現ではあるがようするに、一時的に男性になったアルトリアを魔術を使って手籠めにしたと思われる。
**伝承では、幻術もしくは変身術でギネヴィアに化けて関係を持ったとされている。
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**伝承では、幻術もしくは変身術でギネヴィアに化けて関係を持ったとされており、この時にもうけた子供がモードレッドである。
 
**[[マーリン]]もまた王としての体裁を整えさせるためにアルトリアを一時的に男性にし、ギネヴィアとの夫婦生活を成立させている。
 
**[[マーリン]]もまた王としての体裁を整えさせるためにアルトリアを一時的に男性にし、ギネヴィアとの夫婦生活を成立させている。
 
*また、意外なことではあるが[[円卓の騎士|円卓]]13名中の約半数近くの5名が彼女の子である。
 
*また、意外なことではあるが[[円卓の騎士|円卓]]13名中の約半数近くの5名が彼女の子である。
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**…もっとも、アニメで出てきたからとは言えモードレッドの細部やロンゴミニアドのデザイン、[[ベディヴィエール]]やマーリンの声優等、アーサー王関係の設定はしょっちゅう変わってきた前例があるので、「このApocryphaアニメ版で出てきたモルガンと思しき者」が最終的な型月での決定になるのかは少々怪しいかもしれないが。
 
**…もっとも、アニメで出てきたからとは言えモードレッドの細部やロンゴミニアドのデザイン、[[ベディヴィエール]]やマーリンの声優等、アーサー王関係の設定はしょっちゅう変わってきた前例があるので、「このApocryphaアニメ版で出てきたモルガンと思しき者」が最終的な型月での決定になるのかは少々怪しいかもしれないが。
 
**フードやベールで覆われている為表情の全貌は不明だが、ファンアートでは[[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕|アルトリア・オルタ]]をベースとして描かれる傾向が見られる。
 
**フードやベールで覆われている為表情の全貌は不明だが、ファンアートでは[[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕|アルトリア・オルタ]]をベースとして描かれる傾向が見られる。
*『Fate/Grand Order』ではトリスタンの幕間で、トリスタンに囁きかけ、ギフトを与えていたことが示唆されており、アルトリアの口から「どこぞに顕れているというのか」と疑われている。
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*『Fate/Grand Order』ではトリスタンの幕間で、トリスタンに囁きかけ、ギフトを与えていたことが示唆されており、ランサーのアルトリアの口から「どこぞに顕れているというのか」と疑われている。
  
 
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==

2020年6月27日 (土) 14:55時点における版

モルガン
性別 女性
声優 遠藤綾
初登場作品 Fate/Apocrypha
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概要

ガウェインアグラヴェインガレスモードレッドの母であり、アーサー王の姉。

略歴
先王ウーサーの娘。王を憎み、その王位を狙う。
策略によってマーリンを陥れ、カリバーンを失わせたのも、アヴァロンを奪ったのも彼女である。
また、女性であったアルトリアを魔術によって擬似性転換させ、同じく魔術で幻惑して精子を採取、自身の子宮で育て、王のコピー、クローンと言える存在であるホムンクルス・モードレッドを造り上げる。
そしてアグラヴェインと「いずれ王を倒し、その身が王となる」と吹き込んだモードレッドをキャメロットへと送り込み、国家の転覆を謀る。
その結果は──
人物
父王の愛も期待も一身に受けたアルトリアを憎み、その生涯をかけて彼女へと復讐をする妖妃。
ケイ卿曰く「妖精のように無垢かと思えば戦乙女のように壮麗、かと思えば魔女のように残忍」。
ただ昔からそうだったわけではなく、アーサー王を憎むようになったのはキャメロットができてかららしい。
彼女の子らのうち、ガウェインとガヘリスとガレスからの評価は不明だが、モードレッドとアグラヴェインからは徹底的に嫌われていた。
能力
ブリテンの落とし子。ブリテン島に潜む原始の呪力である黒く染まった魔力を受け継いでいる。
ウーサーからブリテンの王に選ばれた者に与えられる神秘の力(ブリテン島の加護)を受け継いでおり、島そのものを所有物とする。
“島の主”としてならばアルトリアを上回るという。
また魔術にも長けており、「数千のもの子供の魂をこね合わせて完全な人間を作る」という悍ましい術と似たようなことをやっていたとのこと。

登場作品と役柄

Character material
モードレッドの項目にて触れられている。
Fate/Apocrypha
アニメ版で彼女と思われる人物が初めてその姿を明かされた。
Fate/Grand Order
明言されていないが、トリスタンの幕間の物語にて、精神世界で彼を堕落させてギフトを与えていた事が示唆されている。

人間関係

モードレッド
「Character material」では息子と呼んでいる。「Fate/Apocrypha」では娘。
国を崩壊させるためキャメロットへ送り込む。
あまり好かれていなかったらしく、彼女は同じ雰囲気だと言うセミラミスは徹底的に嫌っている。
アルトリア
妹。
憎しみを向けており、彼女の国を滅ぼすために謀略を張り巡らせる。
ガウェイン、ガヘリス、ガレス
息子と娘。
アグラヴェイン
キャメロットへ差し向けた刺客で息子。
王の秘書官を勤めていたが、裏では王の正体を利用し、ギネヴィアを脅していた。当人からは女性嫌いの一因として嫌悪されていた。
トリスタン
円卓の一員。
『Fate/Grand Order』では彼の幕間の物語にて、囁きかけてギフトを与えていたことが示唆されている。

名台詞

「私の息子である貴方には王位を継承する資格があります。今はその身分を隠し、王に仕えなさい。
 そして――いずれ王を倒し、その身が王になるのです」
未だ自分が王の息子であると知らなかった頃のモードレッドに吹き込んだ言葉。
しかしモードレッドは純粋に王を慕い続け、それに焦れたモルガンは彼を地獄に落とし、アルトリアを、そしてブリテンを破滅へと導くことになる『真実』を告げるのだった。

メモ

  • 「アーサー王伝説」の登場人物として有名であり、数々の逸話を持っている。
    • TYPE-MOONが公式に採用しているものとして語られているものは僅かであり、ほとんどは息子モードレッドに関することである。
    • ガウェインについてもモルガンの姉妹であるモルゴースの子とされたりと諸説あるのだが、TYPE-MOONの世界観では「モルガンの実子」という事で一本化されているようである。
  • 原典ではユーサーの妻イグレインと、彼女の最初の夫ゴルロイスとの間に生まれた子で異父姉とされているが、TYPE-MOONの世界観では何故か異母姉と表記されている。
  • Fate/stay night』におけるセイバーのステータス画面の「詳細」において、「アーサー王の終生の敵であった妖姫モルガンは、アーサー王の守護者ヴィヴィアンと対極の存在だが、モルガン自身も王を守護する湖の妖精の一人なのである」という記述が存在する。
    ここに記された「モルガン」が王の姉であるかは判然としない。伝承の上でも、アーサー王の姉とこの妖精は別人であるとも同一であるとも言われている。
    • 『Garden of Avalon』で語られた設定によれば島の加護を受ける超人的な存在ではあるが、あくまでも人間であると思われる。
  • アーサー王の伝承の初期においては医学や薬学に通じた美しい女性であったりドルイド信仰における女神と同一視されたりと神性を帯びた存在としても描かれている。
    後に悪の魔女としての属性を追加されたが、アーサー王の最期を看取り、アヴァロンへと連れて行く「アヴァロンへの導き手」としての役割だけは貶められた後も伝承においては彼女の変わらぬ役割である。
  • 断片的な情報からうかがえる人物像としては、数あるアーサー王伝説の筋書きの中でも最も有名なマロリーの著した『アーサー王の死』に始まる「邪悪な黒魔術を行使する魔女」としてのイメージを下敷きとしたキャラ付けのように見える。
    • 『アーサー王の死』の筋書きだとベディヴィエールが湖にエクスカリバーを返している間に、重傷を負ったアーサー王はアヴァロン島へと婦人達に看取られながら船で連れて行かれるが、モルガンがその筆頭でアーサー王の治療に当たる事になる。『Fate/stay night』でのアーサー王の最期はFateルートのエンディングで描かれた通り、ベディヴィエールに見とられて眠る。モルガンはアーサー王ことアルトリアの最期には一切登場しない。
  • 前述通り『Character material』では「擬似的に男性となったアルトリアをモルガンが魔術で幻惑し、精子を採って自分の卵巣で育てた」とある。遠回しな表現ではあるがようするに、一時的に男性になったアルトリアを魔術を使って手籠めにしたと思われる。
    • 伝承では、幻術もしくは変身術でギネヴィアに化けて関係を持ったとされており、この時にもうけた子供がモードレッドである。
    • マーリンもまた王としての体裁を整えさせるためにアルトリアを一時的に男性にし、ギネヴィアとの夫婦生活を成立させている。
  • また、意外なことではあるが円卓13名中の約半数近くの5名が彼女の子である。
  • アニメ版『Fate/Apocrypha』では「モードレッドの母」と名前が伏せられているが登場し、同時に初めて彼女の姿が明らかになった。
    • …もっとも、アニメで出てきたからとは言えモードレッドの細部やロンゴミニアドのデザイン、ベディヴィエールやマーリンの声優等、アーサー王関係の設定はしょっちゅう変わってきた前例があるので、「このApocryphaアニメ版で出てきたモルガンと思しき者」が最終的な型月での決定になるのかは少々怪しいかもしれないが。
    • フードやベールで覆われている為表情の全貌は不明だが、ファンアートではアルトリア・オルタをベースとして描かれる傾向が見られる。
  • 『Fate/Grand Order』ではトリスタンの幕間で、トリスタンに囁きかけ、ギフトを与えていたことが示唆されており、ランサーのアルトリアの口から「どこぞに顕れているというのか」と疑われている。

話題まとめ

「Character material」の誤植
初版では「モルガン」の名前が「ギネヴィア」となっていたが、後に誤植であるとして「モルガン」と修正された。

脚注

注釈


出典


リンク