酒呑童子

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アサシン
真名 酒呑童子
読み しゅてんどうじ
外国語表記 Shuten-Douji
性別 女性
身長 145cm
体重 46kg
出典 「御伽草紙」など
地域 日本
属性 混沌・悪
一人称 うち
二人称 あんたはん/旦那はん/○○/○○はん
三人称 あん人/あの人/あれ
声優 悠木碧
デザイン 本庄雷太
設定作成 桜井光
レア度 ☆5
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要

暗殺者」のクラスのサーヴァント

略歴
Fate/Grand Order』ではイベント『鬼哭酔夢魔京 羅生門』にて初登場。しかし、シナリオ上ではほぼ失神しており、終盤までは出番が無かった。失神していた原因は、茨木が酒入りの聖杯に願った願いが歪められてしまったため。茨木に力をほぼ吸われてしまったため、この時の彼女の力はとても弱体化してしまっている。なお、茨木に聖杯の酒を飲ませた張本人は酒呑である。
その後、茨木童子と共に期間限定イベント『天魔御伽草子 鬼ヶ島』にて再登場。茶屋で酒を鬼や人間達相手に振舞っていた。茶屋にてカルデア一行と金時に出会い、同盟を組もうと持ちかけるが決裂。カルデア一行と一戦交えることになるが、決着が付く前に逃亡する。丑御前との決戦時には事前に襲撃を受けて瀕死状態であったにも関わらず、スキル「戦闘続行」を発揮し丑御前の隙を作ることでカルデア一行を助けた。
終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅩの座を統括する廃棄孔アンドロマリウスと交戦する。
人物
はんなりとした京言葉を喋るの少女。
あるがままに生き、思うがまま振る舞う自由な快楽主義者。少女の形をした鬼であり、言葉が通じるように思えても、本質的には人間とは異質なもの。
人と同じように嗜好、思想から理論だててものを愛するが、人には理解できない唐突さで、愛したものを手にかける。
骨董品、稀覯品のコレクターでもあり、珍しい石に最上の反物、器といったものを愛でている。コレクションの基準は見た目の雅さと希少さが重要らしく、金時の腕に宿る赤龍の尺骨にも興味を示している。
性根から邪悪であり、人を喰う事に対しては特に感慨も持っていないが、一方で恥を知っており、生前の最期に関しては「あれだけ殺したんだし、殺されて当然」とあっけらかんとしている。
また、単に気まぐれと悪ふざけだけではなく、義理人情を通す一面を持っている。
能力
生前の最期の逸話から高ランクの「戦闘続行」スキルを持ち、瀕死の状態でも丑御前に一撃を加え苦戦していた主人公達に活路を見出すチャンスを作り出した。
茨木と同様に高ランクの「鬼種の魔」スキルを持っており、見た目に反してかなりの高ステータス。具体的には、坂田金時と打ち合えるほどのもの。
戦闘時でも常に大判の杯を持ち歩いているが、必要に応じて消しておくことは可能。徒手空拳や瓢箪からの妖気噴射、身の丈ほどもある瓢箪に剣を加えさせて武器によって戦闘を行う。
またスキル「果実の酒気」の効果により声音や吐息に蕩けるような果実の酒気が香り、視線だけでも対象を泥酔させる。魔力的防御手段のない存在(一般の人間や動物)であれば、たちまち思考が蕩けてしまう。

バリエーション

バーサーカー・衆合地獄

狂戦士」のクラスのサーヴァント。

略歴
亜種平行世界『屍山血河舞台 下総国』で登場。外見と性格と能力はアサシン時と殆ど変わってはいないが、一切鏖殺の宿業とそれに伴う不死性と狂化のスキルが付与されている。
英霊剣豪・衆合地獄」として召喚されており、同じく英霊剣豪として召喚された源頼光と共に(本来予定には無かった)相模国を滅ぼした。
その後、村正の庵に頼光と2人で侵入。その時、偶然厠に行こうとしていたおぬいと田助を人質として誘拐し、庵の裏山に連れ去った。この時、「山頂で待つ」という約束を主人公一行と取り付けている。
そして連れ去った後、事態を有利に運ぶため、人質を食い殺そうとするが、それは頼光に止められ、結果として人質の2人は生き残ることになる。
そして、人質となった2人を救出するために裏山に向かった主人公が道中で酒呑童子の眷属である大蛇に襲われ、仲間達とはぐれた時、気絶した主人公を何故か洞窟に連れ込み、介抱する(本人曰く、「鬼の気まぐれ」)。
実は鬼種特有の反転衝動により一切鏖殺の宿業が正しく機能しておらず、この時は容易に主人公を殺せる状況であったにも関わらず、そうせずに残り2人の英霊剣豪の情報を渡す、主人公の魔術回路がうまく働くように調節する[注 1]、などのいわゆる利敵行為を行っている。
この後、山頂で源頼光と合流し約束通り主人公一行と対決する。そして対決に敗れ、消滅した。
能力
アサシン時とあまり変わらないが、一切鏖殺の宿業とそれに伴う不死性と狂化のスキルが付与されている。
また、新たに劇中で見せた能力として、鉄砲水を放つ、広範囲に毒を放つ、眷族として大蛇を生み出し操る、望月千代女にかかった大蛇の呪いを暴走させる、などがある。
宝具はアサシン時と同じものである。

酒呑童子〔キャスター〕

酒呑童子の霊基が変化し、キャスターへとクラスチェンジしたもの。

詳細は「酒呑童子〔キャスター〕」を参照。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
アサシン 主人公 (Grand Order) A B B A+ D B 気配遮断:C
神性:C
果実の酒気:A
鬼種の魔:A
戦闘続行:A+

宝具

千紫万紅・神便鬼毒(せんしばんこう・しんぺんきどく)
ランク:B
種別:対軍宝具
レンジ:1〜50
最大捕捉:100人
頼光が酒呑童子を退治する為に用いた毒酒「神便鬼毒酒」が宝具として昇華されたもの。
英霊と化した今、この毒酒と酒呑童子は一体の存在へと昇華されている。
彼女の意志ひとつで「酒」はたちまち周囲を毒で汚染。その濃度を操ることで、あらゆるバッドステータスを付与する事ができる。
最大濃度ならば、全身を生きながらに腐乱させ、わずかな骨しか残さない。
脇に抱えた瓢箪は剣を加えさせて武器にもなり、また、酒呑童子に魅了された獲物を閉じ込める檻にもなるという。
神便鬼毒酒とは、すなわちは神の方便、鬼の毒と云う意。
真名解放しなければ、毒ではなく、そのまま酒として出すことも可能。
伝承では人間を強化するとしかないが、坂田金時の幕間の物語『大江の山、金時の鬼退治』では、神と縁があるイシュタルの魔像に酒を分けた結果、息を吹き返した上に力を増したので、神性関係も強化すると思われる。
酒呑童子が思わず飲んでしまうほどいい酒らしい。
とっくりは零すだけではなく、恨み辛みに無念の類を吸い上げて、極上の酒へと変えることもできる。
演出としては盃から湧き出す毒酒を地面にそそぎ、酒に触れた相手にダメージと状態異常を付与。その光景を盃に映し溶かして飲み干す、というもの。
『Fate/Grand Order』では、「敵全体に強力な攻撃&敵全体の弱体耐性を小ダウン[注 2]&敵全体の防御力を小ダウン[注 2]&敵全体の攻撃力を小ダウン[注 2]&敵全体の宝具威力を小ダウン[注 2]&敵全体のクリティカル発生率を小ダウン[注 2]&敵全体にスキル封印状態を付与[注 3]&敵全体に毒状態を付与[注 4]」という効果になっている。
強化後はランクがB+に上昇。ダメージ倍率が上がり、敵全体に蝕毒状態[注 5]を付与[注 4]という効果が追加される。
百花繚乱・我愛称(ボーンコレクター)
ランク:B
種別:対人宝具
レンジ:1
最大捕捉:1人
生まれながらに備わった能力、もしくは超抜級の絶技。
相手を文字通り「骨抜き」にしてしまう。
血を流さず骨を抜く。場所さえ間違えなければ、相手はたちまち死ぬ。
荒ぶる神たる父のものが遺伝したのか、人喰いの母のものが遺伝したのか、それとも酒呑童子自身が発生させた能力であるのかは不明。
英霊と存在する今は、この能力もしくは技術は対人宝具と化している。
必ずしも相手を殺すことを目的とするモノではないが、その気になれば、きわめて高確率の即死宝具として稼働する。

真名:酒呑童子

平安時代、大江山に城を構え、数多くの鬼を束ねた頭領。
龍神の子であり、坂田金時と共通の背景を持つが、逸話と痕跡から彼女は「反英雄」に分類されている。
彼女は日本で生まれたが、その出自は謎に包まれており、一時的に大陸にいた時もある。日本に戻った彼女は京や川のあたりをふらついていた所を茨木童子が鬼の巣に導いたという。
大江山に住まうようになった彼女は気の向くままに京の都に降り、若者や姫君を大江山に連れて帰っては人間を喰った。しかし、京の人間が失踪が相次ぎ、かの陰陽師の安倍晴明の占いで明かされてしまう。
京の公家から酒呑童子の討伐を命じられた源頼光率いる頼光四天王は、山伏を装って鬼の居城を訪れる。
酒宴にて頼光らは酒呑童子たちに毒酒「神便鬼毒酒」を飲ませ、寝込みの所を騙し討ちという形で坂田金時に成敗されてしまう。
首を切り落とされた酒呑童子は、最期の悪あがきとして首だけで頼光に襲い掛かるが、神より与えられた兜によって阻まれたという。

関連

出自
彼女の出自には諸説があり、伊吹山の伊吹大明神(=八岐大蛇)と人間の子であると見なす説、戸隠山(=九頭竜)の申し子と見なす説が挙げられる。
余談だが、彼女には伊吹童子という別名もあり、これは八岐大蛇の力を見抜いた茨木童子に付けられたものである。
なお「伊吹童子」という名前は彼女にとっては地雷のようで、成り行きでこの名を望月千代女に呼ばれた時は静かにキレていた。
大江山
生前の酒呑童子が拠点を構えた山。本来の山主は茨木童子だったが、酒呑童子の在り方に惚れ込んだことで、鬼の長として扱っていたという。
神便鬼毒酒
頼光が酒呑童子を退治する為に用いた毒酒。
酒呑童子曰く「あないにいい酒」で、これを飲んだ鬼たちは酒呑童子を含めみな酔っ払い眠ってしまった。

登場作品と役柄

Fateシリーズ

Fate/Grand Order
『鬼哭酔夢魔京 羅生門』の開催に伴い期間限定サーヴァントとして実装。

その他

ちびちゅき!
生徒役。そのナリで平然と飲酒したため、巻き添えでライダーモードの金時が連行される羽目に。

人間関係

Fate/Grand Order

主人公 (Grand Order)
マスター。男女問わず「旦那はん」と呼んでいる。かなり気に入っているようで、何でも「眼力」が好みとのこと。
基本的には従順な振る舞いを見せるが、時折鬼としての本性を垣間見せることもあり、気に入れば気に入るほど(物理的に)食べたくなるようだ。
なお、マシュや茨木童子からの評によると、女主人公の場合物まねがソックリで判別つかないほどに声が似ているらしい。
坂田金時
彼女が気に入っている相手。生前は賭け事でも力比べでも勝負がつかなかったとの事。
最期は毒で動けない所を彼に討たれたのだが、その事に関しては恨みを抱いていない。一方で、彼の心に深い傷を残してしまった事は、酒呑自身も相当気にしている様子。
実はサングラスは外した方が良いと思っている。隙あらば外そうとする。
源頼光
生前自分を退治した相手。「牛」と呼んだり、子離れできない母親などといっている。
金時に対する執着という面で同類項な為に、金時とは打って変わって露骨に嫌っている。
茨木童子
配下の鬼。
鬼としての格は本来同格なのだが、茨木童子は“自分にはないものがある”として酒呑童子を立てていたらしい。
大江の山で首を刎ねられた時には、「これで茨木あたりとは今生の別れ」だと思ったが、『Grand Order』で再会したことに、妙な縁を感じている。
渡辺綱に殺意と興味を同時に抱いている事を「ようやく鬼らしくなってきた」と考えている。
玉藻の前
友人らしく、玉藻からは「酒呑ちゃん」と呼ばれている。ただし、一歩間違えれば殺し合いに発展しかねないので、互いに一歩二歩は引いて接している。
「ここではそないな女子なのか」と、「そうではない彼女」を知っているかのような含みのある言い方をしているが、単純に「素の性格の彼女を知っている」という意味なのか、大陸にいたころに「別の彼女」を知ったのかは不明である。
望月千代女
八岐大蛇に縁を持つ者同士、彼女に対して情がある素振りをみせる。
ただし、千代女からは出自や平行世界での出来事から怖れられている。
『Fate/Grand Order material』で甲賀三郎とその係累に対して謝っている。
彼女の幕間の物語では、出自関連で吹っ切れない彼女にかなり強引に発破をかけた。
女王メイヴ
彼女の幕間の物語にて共演。物騒な女性として意気投合し「鬼よりも鬼っぽい」と評し、妖精の血を引いていると聞いて納得していた。
イスカンダル荊軻
同上。酒飲み仲間として宴席を設けて酒を振る舞っていた。

その他

温羅、大嶽丸、悪路王
知り合いらしき鬼。
酒呑童子は自身の事を、人も喰うには喰うが彼らほど荒ぶるわけではなく、しかし鬼は鬼であるため人間から見れば大差はないのだろうと語っている。
『Fate/Grand Order material』では「喚ばない方が良い」と発言している。
ギルガメッシュ
同じコレクターだが、性能と歴史を重視して原典を収集するギルガメッシュに対し、見た目の雅さと稀少性を重視して骨董品を集める点で相容れない。
八岐大蛇
酒呑童子の父親とされている日本神話屈指の怪物。三種の神器の一つである天叢雲剣は八岐大蛇の尾から出てきたという逸話で有名。水神としての側面も持つ。
余談だが、酒に酔って油断した隙に倒されるという倒され方も両者で似通った逸話となっている。
伊吹童子
自分自身の一側面であり、伊吹大明神の分霊。
自分自身の中で何らかの確執があるようで、『Fate/Grand Order』の自身の二つ目の幕間の物語では伊吹童子が自分の肉体で出現した際には「今は自分の番」「自分が自分でなくなるのは絶対に嫌だから次に出てきたら首を撥ねてくれ」と言い出すくらいには嫌っている。

名台詞

Fate/Grand Order

戦闘

「死にはったらよろしおす。『千紫万紅・神便鬼毒』。はぁ……骨の髄までうちのものや。」
宝具発動。身も心も蕩かし尽くす魔酒の酔夢。
「よおけ蕩けて……食べ頃どすなあ。」
「そんなら骨抜いてまうけど、よろしおすなあ?」
どちらも戦闘終了後の台詞。まさか食うつもりか。ゲイザーやスプリガンにも言うので、どうやら、彼女には食べ物の好き嫌いは無いらしい。

マイルーム

「うちが好きなんは、そりゃイケメンやわあ。大江のお山で見た金髪碧眼の小僧とか、落し甲斐の塊やね。うふ。
 あんたはんも磨けばうまそうやけど…」
マイルーム会話「好きなこと」。金髪碧眼の小僧とは恐らく坂田金時のこと。あわよくばマスターにも手を出そうとするあたり、欲望に忠実である。まさに鬼。
「金髪の小僧は、いつ見ても楽しおますなぁ。目の保養とはこの事や。頼光の牛女には勿体無いわぁ。
 ああいや、今のうちは旦那はんのモノやけどな? あの小僧の骨は、ほんま特別やさかい、そこは大目に見てくりゃれ?」
マイルーム会話「坂田金時」。過去の事は現在に持ち込まないようだ。しかし、彼女がコレクターであることには変わりがないため、金時への関心が途切れることはないだろう。
「なぁなぁ、金髪の小僧? 今日はあの鉄の馬には乗らへんの? …って、ああ! もう……いけず。」
マイルーム会話「坂田金時〔ライダー〕」。に対して。どうやら金時のゴールデンベアー号に乗りたかったようだが、逃げられたらしい。
金時は飲酒運転を忌避しているため、ライダークラスの彼にとって、酒呑童子はいつにもまして天敵である。
「茨木……? まーたそない角尖らせて、ヤンチャしぃとき? 雇い主を困らせたらあかんよ?」
「茨木。甘い菓子を好いとるそうやけど……ふふ、うちらにとって一番甘ーいモンが何か、まだわからへんのやね。」
マイルーム会話「茨木童子」。鬼らしくない鬼と呼ばれる茨木童子に対して何か嗜めるような台詞。鬼の中の鬼にしか分からない矜持のようなものも感じさせる。
前者の台詞は、まるで母親のようである。
「あー嫌や嫌や、牛と乳臭くて堪らんわぁ。ガタイばかりデカくて何様のつもりなんやろ? 年増はさっさと隠居してほしいわ!」
マイルーム会話「源頼光」。蛇蝎のごとく嫌っている。まあ生前のことを思えば仕方ないのかもしれない。
しかし、出生のことを考慮すると年増なのは酒呑の方ではないだろうか?
「へぇ……鬼がおるんやねぇ。うち以外の鬼が。ほーかほーか……
 旦那はん? それほど鬼が好きなんなら、うちも今夜は鬼になろか?」
マイルーム会話「鬼系サーヴァント」。普段よりかなり低いトーンで話しており、かなり怒っていることが伺える。
自分は金時に目移りすることはあっても、マスターが他の鬼へ目移りすることは許さない辺り、欲深い鬼らしく独占欲も強いようだ。

幕間の物語

(ああ……やっぱり茨木は、一番の酒の肴やねぇ。飽きひんわぁ……)
茨木童子の幕間の物語『渡る世間はオニばかり』で発した茨木に対する評価(正確には台詞ではなく、酒呑童子の思考の上での独白)。
基本的にはおちょくられてばかりの茨木童子であるが、彼女の良いリアクションを含めて好ましく思っているようだ。
もしかしたら、酒呑童子にとって、茨木童子は自らの宝物の一つなのかもしれない。

イベント

「まずいなあ……うちら圧されてるわあ……ちょいと本性、出すしかないかなぁ?」
『天魔御伽草子 鬼ヶ島』にて。結局、茨木に止められてしまったが「酒呑の本性」とは何なのだろうか?
謎が深まる台詞である。
「……その二人の結末はどうなったんやろねぇ?
 鬼は人を喰らったんやろか。それとも………。」
『節分酒宴絵巻 鬼楽百重塔』にて、巴御前への問いかけ。混血である巴御前の血脈はどこかで鬼と交わったはず、ではその二人のその後は…?
人と鬼との関係について割り切っているように思えた酒呑ではあるが、こうした事を考えないわけではなかったようである。

メモ

  • かねてから少女の姿をした美しい容姿であるとは言われていたが、さすがに露出度の高い幼女の姿には多くのプレイヤーがぶっ飛んだだろう。
  • 腰につけている青い瓢箪や第三再臨時に持つ柄頭に瓢箪のついた武器は本庄雷太氏曰く「正倉院の紺瑠璃杯」をイメージソースにしている。
  • 彼女が生前誰にも話さなかったため、大江山に住み着く以前に彼女が大陸に渡っていたことは後世には伝わっていない。また彼女自身も大陸時代以前のことはぼんやりとしか記憶していないらしい。
  • 「骨を抜く」というような言葉をよく口にするが、これは慣用句として「骨抜きにする」と言っているわけではなく、文字通り人間の体から『百花繚乱・我愛称』を使用して物理的に骨を抜き取っている模様。骨は酒に漬けて溶かして飲むらしい。
  • 宝具使用時に飲み、特にデメリットも無い神便鬼毒酒だが、伝承によれば神より頼光に与えられたものとされ、特殊な呪術が備わっており、無類の酒豪たる鬼をも眠らせるほど酔わせ、鬼の持つ絶大な妖力さえも封じ込める力を有している。また、人が飲めば力を得て鬼が飲めば力を失うと、人には無害どころかパワーアップするような伝承もある。
  • 鬼である彼女がアサシンクラスとして呼ばれた由縁は不明。理由として考えられるのは「京都で公家の若者や姫を殺したことが暗殺に該当する」「安倍清明の占いによって判明するまで犯人だと気取られなかったことが暗殺に該当する」「(サンソンなどのように)暗殺でなくとも殺人そのものがアサシンの適性に含まれる」「おにという語の語源がおぬ」あたりだろうか。
  • 玉藻の前と並ぶ「日本三大化生」の一角。一般的に「日本三大妖怪」として中世日本で畏れられた大嶽丸、酒呑童子、白面金毛九尾の狐(玉藻の前) が挙げられるが「日本三大化生」はEXTRAでの造語のため、最後の一人は日本三大妖怪とは異なる可能性もある。

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脚注

注釈

  1. ただし、この時に行った行為が「臓腑をかき回す」というものなので、激痛を伴う大量出血を起こした主人公は気絶してしまったものの、ちゃんと急所は外している。
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 3ターン
  3. 1ターン
  4. 4.0 4.1 5ターン
  5. 毒の効果量がアップする状態

出典


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