イシュタル〔ライダー〕

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ライダー
真名 イシュタル
性別 女性
身長 159cm
体重 47kg
依代 遠坂凛
出典 古代メソポタミア神話
地域 メソポタミア
属性 秩序・善
声優 植田佳奈
デザイン 森井しづき
レア度 ☆4
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要

騎兵」のサーヴァント。期間限定イベント『デッドヒート・サマーレース!』と『デスジェイル・サマーエスケイプ』にて登場した水着姿のイシュタル

略歴
夏の祭典であり、特異点を破壊するための儀式としてレース大会・イシュタルカップを開催するが、その実態はイシュタルの持つ使い魔・天の牡牛グガランナを復活させる為の大儀式だった。
力ある英霊たちが組んだ各陣営にパーツを渡し、バビロンの蔵からこっそり拝借した貴重な祭具を聖杯に変換し、その力でコノートの土地に金星のテクスチャを貼り、その地でタイヤを刻み込む事である種の魔法陣のような役目を果たし、イシュタルQPSクォンタムパワーシステムを用いてグガランナをもう一度作ろうと目論んだ。
しかしグガランナによって特異点はおろか地球上からコノートが消滅しかねないという緊急判断により、特異点消滅のためにと思って参加したサーヴァント達の怒りを買って戦闘となる。
その後この行動を見咎めたケツァルコアトルによって、グガランナをイシュタルQPS諸共ぶっ潰される結果となり、全財産を失っただけでなく第七特異点の時のように「私は駄目な女神です」と書かれた石版を抱かされながら晒されるハメとなる[注 1]
流石に心が折れて自暴自棄に陥ったものの、主人公からもう一度契約するようにと言われた彼女は、改めてカルデアの力となるために戦うことを誓ったのであった。
人物
自由奔放、優雅で大胆、そして残酷という女神イシュタルだが、現代服になっているため女神としての気位の高さ・怖さはちょっとだけ緩和され、陽気さと寛大さが普段よりアップし、フレンドリーになっている。
とはいえ女神としての一面と寄り代が持つ「うっかり体質」も健在であり、コノートに発生した特異点の解決方法やグガランナが発生したことによる被害のことを全く考えてないという失態を晒してしまう。
事態の肝であるグガランナの召喚に拘っていたのは、前述のとおりグガランナをなくしたことがトラウマとなっており、自身の手で創造したグガランナによって主人公たちの助けになればという考えからきていた。
これらの要素を踏まえ、「良かれと思ってと全財産を一点賭けし、盛大に自爆するタイプ」だとネロ・クラウディウス〔キャスター〕に評されていた。
能力
アーチャークラスと異なり、独自にアレンジしたカンフーなどを駆使して戦う他、足元にあるグガランナの幼体と思しき生物が体当たりを行っている。
イシュタルがここまで巧みに動けるのは、元から格闘技の一つや二つを修得していたわけではなく、依り代になった肉体が魔術とともに八極拳などを修得していたからである。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
ライダー 主人公 (Grand Order) C C A B B EX 騎乗:EX
単独行動:A
女神の神核:B
輝ける水の衣:A
アクセルターン:B
サマー・ブレイカー!:A

宝具

神峰天廻る明星の虹(アンガルタ・セブンカラーズ)
ランク:EX
種別:対人宝具
レンジ:0~??
マアンナが現代風の乗り物になっているため、真名も現代風にコンバートされている。夏を全力で満喫するスタイル。
マアンナスクーターに乗り、地球の様々なリゾートを観光してご機嫌になり、そのハッピーな気持ちを魔力に変換して地上にふりまくという虹の宝具。
衣装替えも見目麗しく、地上に降り注ぐ魔力は輝く星となって敵にダメージを与える。本人はとてもハッピーかつファビュラスな雰囲気だが、地上はほんと大迷惑。

真名:イシュタル

イシュタル。金星、豊穣、戦いと破壊の女神……が水着姿になったもの。
金星の女神イシュタル、夏の姿。夏の祭典という人々の熱狂……信仰心に心を打たれ、一大イベントを開催した、まさに女神のような女神。
現代風にアレンジした天舟マアンナを駆り、軽快に、そして痛快に肉体を駆使するカンフー系女神でもある。
アーチャーのイシュタルが使う弓は天舟マアンナの船首部分を取り外したものであるが、今回は天舟の「櫂」の部分をスクーターに変化させ、乗り物としている。スクーターは現代のスクーターそのものの外見だが、とうぜん、性能は女神クラス。空も飛ぶしワープもする。
イシュタルの足元には謎の生物がもそもそと動いているが、イシュタルはこの生物に関してはノー・コメントを貫いている。
ウルクを救ったマスターを将来有望な勇者として目をつけているものの、「なんでこんな平凡なのが勇者になるんだろう?」と首をかしげる事もあるとか。不思議な人間、と捉えている。
今回はその人望(サーヴァントたちに信頼されている)を見込んで彼/彼女をイシュタルカップのスタッフに雇用するが……?
懲りるという事を知らないのか。
夏の祭典、イシュタルカップ。
それはイシュタルの持つ使い魔・天の牡牛グガランナを復活させる為の大儀式だった。
第七特異点においてメソポタミア世界を襲った災害の日、ティアマトに対抗できるグガランナを無くすという失態を犯し、他の女神からは「ダメな女神」と同情され、ギルガメッシュからは笑いものにされ、面目を丸つぶれにされたイシュタルは虎視眈々とリベンジの時を伺っていた。
そして、ただグガランナを落としたのではなく、自分の権能が届かないどこかの誰かに取られたか、神霊と人類史の接続が完全に絶たれたことで、その役目を終えて消滅したと見込んだイシュタルは『一号が壊れたのなら、二号を作ればいい』と、2017年の夏に「グガランナリビルド計画」を立てたのだ。
そして、その結果が今回のこれである。
もう一度言うぞ。懲りるという事を知らないのか。
女神イシュタルはバビロンの蔵からこっそり拝借した貴重な祭具を聖杯に変換し、その力でコノートの土地に金星のテクスチャを張り、力ある英霊たちが大地に感謝を捧げる(レースをする)事でグガランナをもう一度作ろうと目論んだ。
イシュタル神殿を巨大な魔力リソース集積回路に作り替えたのもその一環。イシュタルQPS(クォンタムピース・パワー・システム)は人々はおろか英霊たちからも魔力を吸い上げ、自らのものとする悪夢の集金装置である。QPが溜まれば溜まるほどイシュタルの神格がアップしていく。その所業、まさに邪神の中の邪神。

登場作品と役柄

Fateシリーズ

Fate/Grand Order
『デッドヒート・サマーレース』イベント報酬。ただしこの段階では期間限定加入であり、第二部である『デスジェイル・サマーエスケープ』の全ストーリークエストまでクリアすることで初めて正式加入となり、イベント終了後に残る。

人間関係

Fate/Grand Order

アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕 (ライダー)ネロ・クラウディウス〔キャスター〕
2017年の水着イベントにて、レースに参加させる為に主人公に化けて彼女達を煽って参加させた。
エリザベート=バートリー〔ブレイブ〕
彼女の衣装を「鎧みたいなビキニ」と言っているあたり、自分と同じ水着サーヴァントだと勘違いしているようである。
坂田金時〔ライダー〕
同じバイカーとして、『デッドヒート・サマーレース』に招待できなかったこともあって次は誘いたいと思っている。……ただし、彼の真名には思い当たっていない模様。
メイヴ
グガランナ召喚の為にコノートに金星のテクスチャを貼付けたので、彼女の怒りを買う。
グガランナ
昔、自身の従えた神獣。

名台詞

「ふふ、あ―――ふっふっふ!文句があるなら天地開闢から続く、この法則に言うのね!」
「『賭け事は どの時代でも 親の勝ち。』」
レースが決した直後、天の牡牛グガランナを造り出すことに成功したイシュタルの高笑い。主人公からは「詐欺ですよ、それは!」「最低の発言はそこまでです!」と至極ごもっともな返事。
「イシュタル神殿とは仮の姿! これこそが私が苦心して
 作り上げた極秘計画の心臓部、イシュタルQPSクォンタム・パワー・システム!」
ゴールに設けた出張イシュタル神殿の真の姿。月の方の依代が作り上げた悪魔のシステムと同じことを、よりにもよって女神が神獣造りのために本気を出してやってしまった。そして何の因果か、この発言に対して最初にツッコミを入れたのは月の聖杯戦争にも参加していた皇帝である。

メモ

  • 水着系のサーヴァントは「始めは上着を着ているが霊気再臨を進めていくと水着のみの姿になり露出が増える」というパターンが多く、配布サーヴァントは「最終再臨でセイントグラフが変化するのみで、キャラグラフィックなどは一切変化しない」と言う法則があったが、この両方に当てはまっているイシュタルは水着サーヴァントであるにも関わらず上着のパーカーを脱がず水着を披露しない。中には白のハイレグを着ているらしいがこれを拝むことはできない(霊基再臨1回目の時自身もそれに言及する)。
    とは言え、仮にハイレグ水着姿を披露してくれたとしても、普段着より露出は減っているわけだが…。

脚注

注釈

  1. 今度はテキストでの描写のみに留まらず、実際に駄女神粘土板を持っている立ち絵が用意されている。

出典


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