「アルキメデス」を編集中
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| タイトル = キャスター | | タイトル = キャスター | ||
| 真名 = アルキメデス | | 真名 = アルキメデス | ||
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| 初登場作品 = [[Fate/EXTELLA]] | | 初登場作品 = [[Fate/EXTELLA]] | ||
| 声優 = 興津和幸 | | 声優 = 興津和幸 | ||
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| 地域 = | | 地域 = | ||
| 属性 = 秩序・善 | | 属性 = 秩序・善 | ||
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| 性別 = 男性 | | 性別 = 男性 | ||
| 異名 = | | 異名 = | ||
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| 天敵 = [[ネロ・クラウディウス|ネロ]]、[[エリザベート=バートリー|エリザベート]] | | 天敵 = [[ネロ・クラウディウス|ネロ]]、[[エリザベート=バートリー|エリザベート]] | ||
| デザイン = ワダアルコ | | デザイン = ワダアルコ | ||
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| レア度 = | | レア度 = | ||
}} | }} | ||
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;略歴 | ;略歴 | ||
− | :ムーンセルにメンテナンス技師として召喚されたソロ・サーヴァント。未明領域に封印されていた捕食遊星ヴェルバーの解析を行おうとして失敗し、侵食を受けてその尖兵と化す<ref group = "注">『Fate/EXTELLA | + | :ムーンセルにメンテナンス技師として召喚されたソロ・サーヴァント。未明領域に封印されていた捕食遊星ヴェルバーの解析を行おうとして失敗し、侵食を受けてその尖兵と化す<ref group = "注">『Fate/EXTELLA material』によると、接近してきた捕食遊星の存在を知ってから遊星に昏倒、自分から封印されていた星舟に触れて侵食されたことが記されている。</ref>。 |
:その後はヴェルバーの目的である月と地球の侵略のため、[[主人公 (EXTRA)|主人公]]やサーヴァントたちを利用すべく立ち回る。 | :その後はヴェルバーの目的である月と地球の侵略のため、[[主人公 (EXTRA)|主人公]]やサーヴァントたちを利用すべく立ち回る。 | ||
;人物 | ;人物 | ||
− | : | + | :内向的、強気、能動的。いざ口を開ければ多弁で、穏やかな口調ながら言葉には熱がこもっている。理性と合理性、そして秩序と個人主義の化身。変人ではあるが、社交性と理性を兼ね備えた人物。世界は平和であるべきだと思い、その実現に力を尽くすが、それとは別の次元、上の位置に“自分”を置いている。理性ある社会を良しとするが、それは争いを嫌ってのものではなく、生産性の高い機構を維持すためのものと捉えており、全体主義と社会幸福を素晴らしいものと感じるのも、より多く、より効率的に資源が確保できるためであり、自分以外の人間は全体主義であるべきと考えている。自分の求める解こそ至上と考え、その到達のためにあらゆるものを必要な装置として使ってきた<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA matelial』94-96ページ">『Fate/EXTELLA matelial』94-96ページ「アルキメデス」より。</ref>。 |
:人間の愚かさ<ref group = "注">感情を優先して事実を事実として受け止めない短所。</ref>を憎悪しているが、それは「個人」というより「人間の在り方」そのものへの憎悪であり、社会を作らなければ繁栄できない人間の在り方を醜いと嫌悪し、感情で意見を変える個人に落胆していたが、表立って嫌悪感を見せる機会は少ない<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA matelial』94-96ページ"/>。が、遊星に侵蝕されたことで深層意識に抑えていた生前の怒りが表面化し攻撃性が増しているためか<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA matelial』94-96ページ"/>、言動も感情的となっている。数学者らしく論理・理性・客観性を重視しており、自分の主観を排して物事を考えようとしているためか、行動そのものは大局を見据えており短絡的な行動をとることはないものの、怒りや侮蔑の感情をむき出しにする場面が非常に目立つ。 | :人間の愚かさ<ref group = "注">感情を優先して事実を事実として受け止めない短所。</ref>を憎悪しているが、それは「個人」というより「人間の在り方」そのものへの憎悪であり、社会を作らなければ繁栄できない人間の在り方を醜いと嫌悪し、感情で意見を変える個人に落胆していたが、表立って嫌悪感を見せる機会は少ない<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA matelial』94-96ページ"/>。が、遊星に侵蝕されたことで深層意識に抑えていた生前の怒りが表面化し攻撃性が増しているためか<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA matelial』94-96ページ"/>、言動も感情的となっている。数学者らしく論理・理性・客観性を重視しており、自分の主観を排して物事を考えようとしているためか、行動そのものは大局を見据えており短絡的な行動をとることはないものの、怒りや侮蔑の感情をむき出しにする場面が非常に目立つ。 | ||
:目的に至らなかった生前の自分や、何も変わっていない人間の在り方、この知性体系にいまだに留まっている自分などに対して常に怒っているため、他人を騙し利用することにも抵抗はなく、むしろ目的のために全能力を振るえることを楽しんでいる。全てを「自分の道具」として考えているため敵にも寛容に振る舞う。自分に逆らうもの、邪魔者は障害ではあっても嫌悪の対象とはしない。ただしそれは裏切りであれ反抗であれそのプロセスが正しいものならば彼には納得がいくからであり、目の前に正解があるのにそれを選ばないもの、論理を介せずにその場の勢いで行動するような輩には普段の落ち着きからは外れて激昂することもある<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA matelial』94-96ページ"/>。 | :目的に至らなかった生前の自分や、何も変わっていない人間の在り方、この知性体系にいまだに留まっている自分などに対して常に怒っているため、他人を騙し利用することにも抵抗はなく、むしろ目的のために全能力を振るえることを楽しんでいる。全てを「自分の道具」として考えているため敵にも寛容に振る舞う。自分に逆らうもの、邪魔者は障害ではあっても嫌悪の対象とはしない。ただしそれは裏切りであれ反抗であれそのプロセスが正しいものならば彼には納得がいくからであり、目の前に正解があるのにそれを選ばないもの、論理を介せずにその場の勢いで行動するような輩には普段の落ち着きからは外れて激昂することもある<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA matelial』94-96ページ"/>。 | ||
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:なお、実際に現代科学で再現した場合せいぜい敵船を焦がす程度の破壊力しか出ず、普通に火矢でも撃ち込んだ方が速いレベルであるが、これは当時の大気には現代よりも高濃度のマナが充満していたため。 | :なお、実際に現代科学で再現した場合せいぜい敵船を焦がす程度の破壊力しか出ず、普通に火矢でも撃ち込んだ方が速いレベルであるが、これは当時の大気には現代よりも高濃度のマナが充満していたため。 | ||
:実際、宝具で展開される鏡には太陽光の反射機能以外にも、大気中のマナを集めて熱量に変換する機能も備わっている。 | :実際、宝具で展開される鏡には太陽光の反射機能以外にも、大気中のマナを集めて熱量に変換する機能も備わっている。 | ||
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== 真名:アルキメデス == | == 真名:アルキメデス == | ||
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: 本作では身体に遊星の紋章が刻まれておらず、純然たるシステム管理者として登場。 | : 本作では身体に遊星の紋章が刻まれておらず、純然たるシステム管理者として登場。 | ||
: 当初は単なる支配権の奪い合いであるならどちらが勝利しても構わないと、中立を決め込んでいたが、[[カール大帝]]の目的が明らかになるとSE.RA.PHを脅かす存在と判断し、主人公側の陣営につく。 | : 当初は単なる支配権の奪い合いであるならどちらが勝利しても構わないと、中立を決め込んでいたが、[[カール大帝]]の目的が明らかになるとSE.RA.PHを脅かす存在と判断し、主人公側の陣営につく。 | ||
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; [[フェイト/育ステラ]] | ; [[フェイト/育ステラ]] | ||
: 第一話から登場することが作者のTwitterで判明<ref group = "出">[https://twitter.com/usagi_lokiloki/status/970565603403575297 兔ろうとTwitter2018年3月5日16:44]</ref>。 | : 第一話から登場することが作者のTwitterで判明<ref group = "出">[https://twitter.com/usagi_lokiloki/status/970565603403575297 兔ろうとTwitter2018年3月5日16:44]</ref>。 | ||
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:手を焼かされ続けていた相手。 | :手を焼かされ続けていた相手。 | ||
:本編前の時間軸では、最後はアルテラごと彼女に倒されるという結末を何度も迎えていたらしい。 | :本編前の時間軸では、最後はアルテラごと彼女に倒されるという結末を何度も迎えていたらしい。 | ||
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=== その他 === | === その他 === | ||
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:蘭詞篇「薔薇の都に嗤う花」にて。エリザベートを体よく利用し、レガリアを奪わせることに成功したものの、肝心のレガリア(指輪)を'''食べる'''という全員の予想を斜め上に越えてゆく行為を目の当たりにしての一言<ref group = "注">ちなみに『Fate/Grand Order』で[[エリザベート=バートリー〔ブレイブ〕|エリザベート・ブレイブ]]からチョコをプレゼントする際、[[主人公 (Grand Order)|主人公]]から「指輪じゃない?」という選択シーンを選ぶとエリザベートが「'''指輪を食べるサーヴァントなんている訳ないじゃない。いたら数学者もマジギレよ?'''」と反論するシーンがある。</ref>。 | :蘭詞篇「薔薇の都に嗤う花」にて。エリザベートを体よく利用し、レガリアを奪わせることに成功したものの、肝心のレガリア(指輪)を'''食べる'''という全員の予想を斜め上に越えてゆく行為を目の当たりにしての一言<ref group = "注">ちなみに『Fate/Grand Order』で[[エリザベート=バートリー〔ブレイブ〕|エリザベート・ブレイブ]]からチョコをプレゼントする際、[[主人公 (Grand Order)|主人公]]から「指輪じゃない?」という選択シーンを選ぶとエリザベートが「'''指輪を食べるサーヴァントなんている訳ないじゃない。いたら数学者もマジギレよ?'''」と反論するシーンがある。</ref>。 | ||
:前半はまだしも、後半はブチ切れたのか言い回しまでもが怪しくなっている。なお、このあとヴォイド化したエリザベートに宝具で吹っ飛ばされる羽目に。 | :前半はまだしも、後半はブチ切れたのか言い回しまでもが怪しくなっている。なお、このあとヴォイド化したエリザベートに宝具で吹っ飛ばされる羽目に。 | ||
− | ; | + | ;「ぐ、ぎ……! 何たる理不尽、なんたる詐欺……! そんな詭弁が通るか、貴様ーーー!」 |
:未明篇「侵攻謀略、焔の如く」にて。岸波白野を人質に取りアルテラを追い詰め、完全勝利する寸前の所でギルガメッシュに介入されて。 | :未明篇「侵攻謀略、焔の如く」にて。岸波白野を人質に取りアルテラを追い詰め、完全勝利する寸前の所でギルガメッシュに介入されて。 | ||
:ギルガメッシュは古の契約により、「一度だけアルテラに助力をする」としてアルテラの副官になっていたが、それに加えてあくまで「'''岸波白野に力を貸していただけ'''」でアルテラに助力したつもりはないという予防線によって、アルテラとの契約を維持していたのであった。 | :ギルガメッシュは古の契約により、「一度だけアルテラに助力をする」としてアルテラの副官になっていたが、それに加えてあくまで「'''岸波白野に力を貸していただけ'''」でアルテラに助力したつもりはないという予防線によって、アルテラとの契約を維持していたのであった。 | ||
184行目: | 157行目: | ||
:ヴェルバーⅡは完全に破壊され、既に量子記録固定帯に突入されたことでこれ以前の修正行動は不可能となった。 | :ヴェルバーⅡは完全に破壊され、既に量子記録固定帯に突入されたことでこれ以前の修正行動は不可能となった。 | ||
:人の文明と神の執念、月の機能だけでなく、遊星の力までをも利用しての奇跡を欠陥品である人類が掴み取った。 | :人の文明と神の執念、月の機能だけでなく、遊星の力までをも利用しての奇跡を欠陥品である人類が掴み取った。 | ||
− | : | + | :結果は正しく受け止めるが、彼はまだ諦めることはない。こうして『EXTELLA』は終わりを告げるのであった。 |
=== Fate/EXTELLA LINK === | === Fate/EXTELLA LINK === | ||
− | + | ;「結構です。<br>いや全然結構です。<br>絶対にご勘弁を。」 | |
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− | ;「結構です。<br> | ||
:ベースキャンプにてエリザベートを連れて会話すると発生。 | :ベースキャンプにてエリザベートを連れて会話すると発生。 | ||
:エリザベートが「次のライブのプロモート、お願いしようかしら?」と言った瞬間、平静を装いつつも全力で拒否。 | :エリザベートが「次のライブのプロモート、お願いしようかしら?」と言った瞬間、平静を装いつつも全力で拒否。 | ||
213行目: | 183行目: | ||
**史実における「私の円を踏むな」が事実であるなら、やはりシナリオ中のようなキレ顔で絶叫したのであろうか? | **史実における「私の円を踏むな」が事実であるなら、やはりシナリオ中のようなキレ顔で絶叫したのであろうか? | ||
*反英雄ではない、正真正銘の英霊でありながら地球人類を裏切ったサーヴァント。だが、属性はまさかの'''秩序・善'''。 | *反英雄ではない、正真正銘の英霊でありながら地球人類を裏切ったサーヴァント。だが、属性はまさかの'''秩序・善'''。 | ||
− | ** | + | **もっとも、「秩序・善だが悪役」というキャラは『神聖円卓領域 キャメロット』のボスである[[女神ロンゴミニアド|獅子王]]や、[[Fate/Apocrypha |Apocripha]]の[[天草四郎時貞]]などそこまで極端な例ではない。また、ヴェルバーと接触するまではその根本的な人間性はともかく、システムに寄り添いより良い結果を求める人間であったことは彼のクエストから推し量れる。 |
− | * | + | *こんな彼だが、『Grand Order』で一気に増えた学者系サーヴァントにとってはブッチギリの大先輩である。生まれの古さ故か、Fateではシラクサでの逸話も魔術要素が混じったものとなっている。 |
**『EXTELLA』の本来の発売時期を考慮すれば、或いは遊星の干渉さえなければ、メタ的な意味でも学者サーヴァントの先輩になれていた可能性があった([[チャールズ・バベッジ]]の登場は『死界魔霧都市 ロンドン』だが、元々『EXTELLA』は『Grand Order』と同時期に発表される予定の作品だったため)。 | **『EXTELLA』の本来の発売時期を考慮すれば、或いは遊星の干渉さえなければ、メタ的な意味でも学者サーヴァントの先輩になれていた可能性があった([[チャールズ・バベッジ]]の登場は『死界魔霧都市 ロンドン』だが、元々『EXTELLA』は『Grand Order』と同時期に発表される予定の作品だったため)。 | ||
− | **そのアルキメデスは現時点では『Grand Order』には登場していないものの、'''天敵と言っても過言で無いエリザベート''' | + | **そのアルキメデスは現時点では『Grand Order』には登場していないものの、'''天敵と言っても過言で無いエリザベート'''から存在自体は言及されている。 |
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*『感情』で行動を左右させる人間を嫌悪する割に感情的な彼だが、かの「アルキメデスの原理」発見の際の'''喜びのあまり風呂から飛び出して裸で外を走り回った'''という逸話はあまりにも有名。一応擁護しておくと、生前当時のギリシアでは運動の際には男は裸なのが普通なので、当時はそこまでおかしいことではない。なので本性を表したら上半身裸になるのもおかしいことではない、と思う。 | *『感情』で行動を左右させる人間を嫌悪する割に感情的な彼だが、かの「アルキメデスの原理」発見の際の'''喜びのあまり風呂から飛び出して裸で外を走り回った'''という逸話はあまりにも有名。一応擁護しておくと、生前当時のギリシアでは運動の際には男は裸なのが普通なので、当時はそこまでおかしいことではない。なので本性を表したら上半身裸になるのもおかしいことではない、と思う。 | ||
**この逸話が彼に採用されているかは不明だが、少なくとも戦闘時のボイス「'''ヘウレーカ!」'''はこの裸で走り回った時に叫んでいたとされる言葉がモデルであると思われる。 | **この逸話が彼に採用されているかは不明だが、少なくとも戦闘時のボイス「'''ヘウレーカ!」'''はこの裸で走り回った時に叫んでいたとされる言葉がモデルであると思われる。 | ||
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[[Category:フェイト/育ステラ]] | [[Category:フェイト/育ステラ]] | ||
[[Category:Fate/EXTELLA LINK]] | [[Category:Fate/EXTELLA LINK]] | ||
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[[Category:キャスター]] | [[Category:キャスター]] |