「女王メイヴ」の版間の差分

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: 同上。蜂蜜酒作りの最後の「仕上げ」のために自分の物にしようとした。
 
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=== Fate/Grand Order フロム ロストベルト ===
 
=== Fate/Grand Order フロム ロストベルト ===

2024年12月4日 (水) 20:47時点における最新版

ライダー
真名 女王メイヴ
外国語表記 Medb
性別 女性
身長 154cm
体重 41kg
好きな物 男、勇士、誰よりも強い人間、そういった人物が自分を求める様
苦手な物 自分に寄り添おうとしない男(クー・フーリンなど)
出典 ケルト神話
地域 アイルランド
属性 混沌・悪
副属性
一人称
二人称 あなた/お前/○○ちゃん
三人称 彼/彼女/あの人/○○(呼び捨て)
声優 佐倉綾音
デザイン 高山箕犀
設定作成 桜井光
レア度 ☆5
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要[編集 | ソースを編集]

騎兵」のサーヴァント

略歴
第五特異点『北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム』にて登場。ゲーティアから聖杯を授かり、「クー・フーリンを自分に並び立つ邪悪な王にする」ために聖杯を使用し、クー・フーリン〔オルタ〕を生み出した。
そのまま二人仲良く(?)西暦1783年のアメリカを滅ぼして人理を破壊しようとするが、抵抗勢力であるトーマス・エジソン率いる合衆国軍やレジスタンスに与した主人公達にその進軍をついに阻まれる。最期に魔神柱の集合体を「二十八人の怪物(クラン・カラティン)」として呼び出し、クー・フーリン〔オルタ〕からの言葉に安堵しながら後を託して消滅した。
終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、クー・フーリン〔オルタ〕と共にⅤの座を統括する兵装舎ハルファスと交戦する。
人物
白を基調とした衣装をまとう少女。ただひたすらに清楚に淫蕩を好み、無垢に悪辣を成す。それらはどちらも彼女の本当の姿であり、どちらも偽りではない。しかし天真爛漫の微笑みもあってか、多くの者は「清楚で無垢」という印象で見ることが多い。
いい男と強い男、財も大好きで、自分に屈服しない男においてはいたぶり甲斐があるほど大好き。そんな自分の欲望に一切逆らうことなく、生前には数多くの男たちを恋人とした。支配する為だけに、他人から奪う為だけに在る彼女にとって必要なのは、優れた兵士と美味しそうな領土である。一方、美しいものが評価されず埋もれてしまうのは、それが他人だろうと我慢ならないらしく、『救え! アマゾネス・ドットコム ~CEOクライシス2020~』ではその憤りを爆発させている。
自分が世界の中心と考えているため、大きな催し物があるときは呼ばれないのに自分からやってくる。自己顕示欲による行動だとしても、本人はみんなのためと思っているあたり手に負えない。
人間から逸脱した倫理感を持った彼女だが、根は乙女であるため、実のところ「めんどくさい」性格である。それでありながら自身の弱点を克服するという克己心も併せ持ち、そのためならあらゆる努力を厭わないという一面がある。
クー・フーリンへのこだわりはまだ残っているが、聖杯にかける願いは彼に関するものではない。「過去・現在・未来すべての素敵な男を恋人に」―――気前よく、嫉妬せず、恐れを知らない勇士をメイヴは求めている。
能力
戦闘では鞭を使用する。
戦士から取り込んだ遺伝情報を体内で複製し、名も無き兵士として製造する能力を持つ。製造は人差し指の先を刃物で傷つけて血を地面に落とすことで行われる。
第五特異点では聖杯の力を一部利用していたとはいえ、生み出した兵士で一大軍団を形成し、エジソン達と渡り合っていた。この特性を最大限に使った切り札が、魔神柱を「二十八人の怪物」(クラン・カラティン)というかつて自分が生み出した怪物の殻に押し込めることによって二十八本纏めて召喚するという、ゲーティアでさえやろうとしなかった凶悪な業である。

バリエーション[編集 | ソースを編集]

蜂蜜禁誓系魔法少女 コナハト☆メイヴ[編集 | ソースを編集]

雪華とハチミツの国の魔法少女。『Fate/Grand Order』期間限定イベント『魔法少女紀行~プリズマ・コーズ~』の登場人物。
「雪華とハチミツの国」を治める女王であり、「クーちゃん」を守護獣として引き連れた魔法大学生魔法少女。
炎のように燃える氷と例えられる性格で、恋心や支配欲などの矛盾する様々な感情を強固な精神で統合した非常に複雑な人間性を持つ。
どこか諦観に支配された人物が多い魔法少女達の中でまだ諦めず、強固な支配欲によって全土を支配し、外の世界にまで手を伸ばそうとしている。
ストーリー中ではミラーがクロエ・フォン・アインツベルンを呼び込んだのを参考にしてカルデアのマシュを強制的に呼び込み、安定していた均衡を破壊して全土の支配を目論んだ。
ファースト・レディも企んでいた「魔法少女の軍団」という構想を彼女も持っており、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンを加えようと画策する。
最後には彼女と対決するが、敗北した上「『自分が幸せ』とは言っても『自分だけが幸せ』とは言っていなかった」と、心の中心にあった部分を見抜かれ、心が完全に折れてしまう。
心の崩壊に従うように崩れてゆく城の中で「愛しい人の顔を見ながら死んでゆく」という「女の一番の幸せ」を味わいながら消滅した。
余談だが、主人公達に攻撃をかけるにあたって、カルデアからの通信を逆探知し、カルデア側に手勢を召喚して直接攻撃するというこれまで誰も行わなかった凄まじい行為を働いている。

女王メイヴ〔セイバー〕[編集 | ソースを編集]

期間限定イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』にて霊基を変化させて、セイバーにクラスチェンジした姿。
詳細は「女王メイヴ〔セイバー〕」を参照。

ノクナレア[編集 | ソースを編集]

ブリテン異聞帯に登場した妖精。
「王の氏族」と呼ばれる北の妖精の長。
詳細は「ノクナレア」を参照。

ステータス[編集 | ソースを編集]

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
ライダー 主人公 (Grand Order) E E B C EX A+ 対魔力:B
騎乗:A
黄金律(体):A
カリスマ:B
魅惑の美声:C
女王の躾:A
愛しき私の蜂蜜酒:C
女王の躰:A+
幕間の物語クリアで「カリスマ」→「女王の躾」に変化。
幕間の物語2クリアで「魅惑の美声」→「愛しき私の蜂蜜酒」に変化。
強化クエスト2クリアで「黄金律(体)」→「女王の躰」に変化。

宝具[編集 | ソースを編集]

愛しき私の鉄戦車(チャリオット・マイ・ラブ)
ランク:B
種別:対軍宝具
レンジ:2~40
最大捕捉:50人
自らの権勢を具現化した「戦車」に乗って、突進攻撃を行う。
人を統べる王権、人を虐げる鋼鉄、人を震わす恐怖を示すこの戦車は「クーリーの牛争い」にまつわる牛を利用した二頭立てのチャリオット。男性特効。あらゆる男にとって、迫り来るメイヴをはね除けることは難しい。
『Fate/Grand Order』では対軍から対人宝具に再調整(リチューンアップ)されており、メイヴの戦車に掴まった牡は何であれ逃げられない。メイヴの戦車室はもはや固有結界と化しており、事が終わるまで解放されない密室。
期間限定イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』では、飛行しているアストルフォのヒポグリフを撃墜した。
ビジュアルは二頭の牛が牽くチャリオットで相手を蹂躙するのだが、その後画面上にカーテンが引かれハートが乱舞する。戦車の中で一体何が行われているのであろうか。
なお、この演出は相手が誰であっても入る。それこそ女性であろうと、骸骨であろうと、機械であろうと、巨大なドラゴンであろうと。
『Grand Order』では「敵単体に超強力な〔男性〕特攻攻撃[Lv]<オーバーチャージで特攻威力アップ>&精神弱体耐性をダウン(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>」という効果のBuster宝具。
強化クエストクリアでB+ランクに上昇し、宝具威力倍率と精神弱体耐性ダウン倍率が上昇する。
愛しき私の蜂蜜酒(マイ・レッド・ミード)
ランク:C
種別:対軍宝具
レンジ:1~20
最大捕捉:50人
魅了の伝説を有する黄金色の蜂蜜酒の奔流をもたらし、「どうぞ」と微笑んでみせる。敵対していようと、何故か、男性はその酒を浴びてしまう。一口でも呑み込めば、最早、男は彼女のものになったも同然。
愛しき人の未来視(コンホヴォル・マイ・ラブ)
ランク:C
種別:対人宝具
レンジ:なし
最大捕捉:自身
一時的には夫であったアルスター王コンホヴォルの有していた未来視の能力を、一時的に借り受ける。
愛しき人の虹霓剣(フェルグス・マイ・ラブ)
ランク:A+
種別:対軍宝具
レンジ:20~40
最大捕捉:300人
恋人フェルグスの宝具である魔剣カラドボルグを一時的に召喚し、「えいっ」と可愛らしく振って虹の剣光を放つ。天地天空大回転の範囲攻撃。

真名:女王メイヴ[編集 | ソースを編集]

メイヴ。ケルト神話、アルスター伝説に登場するコノートの女王。数多くの王や勇士と結び、時には肉体関係のみを築いた、全ての男の恋人にして支配者。その名は「酩酊」を意味する。アルスター伝説最大の戦争を引き起こし、メイヴも自ら戦車を駆ってコノートの軍勢を指揮した。
自らに逆らっただけでなく、軍勢をたった一人で撃退したアルスターの英雄クー・フーリンの命を狙ったが、彼女としては敵対されるのが嫌ではない。ただ、アルスターの男たちの中で、唯一『欲しい』と思った相手であり、しかし自分のものにならなかったのだ。彼女はクー・フーリンに捕らわれるも、女という理由で釈放されてしまう。この一件で彼女は復讐者と化し、様々な誓約をクー・フーリンに課し、それを破らせる。
そういった行動は彼を死に追いやることになるが、メイヴの名にかけて彼を絶対に屈服させる―――ただそれだけだった。
なお、彼女は投石器で射出されたチーズに頭部を直撃する形で暗殺されたという。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]

Fate/hollow ataraxia
ランサーの回想シーンにて名前のみ登場。
Fate/Grand Order
第五特異点『北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム』開幕後に実装。ストーリー召喚限定サーヴァントであり、同章クリア後ガチャに追加される。
2018年2月5日、『バレンタイン2018 ~繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン~』開催時の復刻に際して、バトルキャラ、モーション並びに宝具演出が一新された。
期間限定イベント『デスジェイル・サマーエスケイプ ~罪と絶望のメイヴ大監獄2017~』開催と同時に、監獄長姿の「魅惑の獄長ルック」霊衣が実装。
期間限定イベント『輝け!グレイルライブ‼』開催に伴い、『Fate/Grand Order Waltz in the MOONLIGHT/LOSTROOM』における彼女をイメージした同名の曲をモチーフにしたアイドル風の霊衣「愛しき私の敵対者」が実装された。
ちなみにゲーム内では正式名称が「女王メイヴ」と冠付きになっている。シナリオ中や関連書籍では単に「メイヴ」と呼ばれることも多い。

Fate関連作品[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order フロム ロストベルト
最終話にて、第五特異点のメンバーとして登場。

その他[編集 | ソースを編集]

ちびちゅき!
生徒役。こちらにもクー・フーリンがいっぱいいるため、彼で固めたハーレムを目論んでいる。

人間関係[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]

クー・フーリン
唯一欲しいと思って手に入らなかった相手。しかし、彼の方は捕えたメイヴを送り返す対応をしてしまった。オルタになったらもっとラブ。
カルデアでも彼を振り向かせようと努力しているものの、それが叶っていないためか、努力というものに対してはやや過敏な反応を示すこともある。
クー・フーリン〔オルタ〕
彼女の理想を象って創造された「邪悪な王」となったクー・フーリン。常に塩対応だが、それでもメイヴの恋心が冷めることは無い。
フェルグス・マック・ロイ
生前の恋人の一人。だが彼からは「女としては体以外最低」と評されている。第五特異点では聖杯の力で配下に加えている。
レオナルド・ダ・ヴィンチ
スキル「黄金率(体)」を意図的に持っている彼女(?)に対して敵意を抱いている。
フィン・マックール
彼女の好みのタイプである「気前よく、嫉妬せず、恐れを知らない勇士」に嫉妬するという点で反していることに加え、生理的にも無理のようだ。
第五特異点で聖杯の力で配下に加えようが、カルデアで行動を共にしようが無視している。
イシュタル〔ライダー〕
期間限定イベント『デスジェイル・サマー・エスケイプ』にて敵対した相手。
グガランナ復活の為にコノートに金星のテクスチャを貼付けるという行為に激怒。妨害の為に徹底抗戦する。
スカサハ=スカディ
期間限定イベント『雀のお宿の活動日誌~閻魔亭繁盛記~』で共演。
顔見知りであるスカサハと同じ顔で内面が全然違うため「可愛い」と戸惑っており、何かと世話を焼いている。
巴御前
「いつまでも未亡人気分じゃよくない」とアドバイスしたりお酒を勧めたりと親密。多くの恋人はいても、同性の友人はいないメイヴとしては珍しい関係性。
上述する引っかかりがどこに起因するのかは、長らく謎だったようだが、期間限定イベント『救え! アマゾネス・ドットコム ~CEOクライシス2020~』にて、遂に真相が判明した。
ブーディカ秦良玉ラクシュミー・バーイー
期間限定イベント『救え! アマゾネス・ドットコム ~CEOクライシス2020~』にて、スカディや巴御前の巻き添えを食った未亡人達。
いずれもメイヴの眼鏡にかなった美人達だが、その美貌を粗末にしていることが逆鱗に触れ、エステルームへと一斉連行された。
牛若丸
方向性は若干違うものの、「戦士としては完璧な肉体」として、その美しさを認めている相手。
しかしその肉体が自分にはできなかった、「努力したらした分だけ磨かれる」という経緯の産物であることから、彼女には例外的に敵愾心を露わにしている。霊衣「サイケデリック流離譚」が自分に似合っているのか?と聞かれた時には、「そんなことも分からないのか」とキレていたとか。
あくまでも、好敵手に相応しいと認めた上での対立なので、その魅力が損なわれることがあった場合は、元より強くなったとしても痛烈に批判することもある。
タマモキャット
期間限定イベント『輝け!グレイルライブ‼』で、アイドルデュオ「∞QUEEN」を組んでいた相手。設立の経緯は不明。
謎のアイドルX〔オルタ〕
期間限定イベント『輝け!グレイルライブ‼』でアイドルとして敵対した相手。
敗北後は彼女も含めてアイドルグループ「AxXxS」を結成した。
ミス・クレーン
期間限定イベント『輝け!グレイルライブ‼』で、謎のアイドルX〔オルタ〕と組んでいたプロデューサー兼デザイナー。
彼女にアイドル衣装を発注したが断られてしまった。
なお彼女としては衣装を作る事にはやぶさかではなかったようで、カルデアでは彼女に衣装をよく発注しているらしく、彼女からも「オーダーは多いがにぎやかなお客様」「まるでアイドルの女王」と好印象。
酒呑童子
自身の幕間の物語にて共演。物騒な女性同士意気投合し、彼女の酒を分けてもらった。
キルケー
同上。彼女から蜂蜜を分けてもらうべく接触したが、キュケオーンが何か知らず、あまつさえ地味と言ったことで逆鱗に触れてしまった。
イスカンダル
同上。いい男なので例に漏れず自分の物にしたがっていたが、ちょっと酒臭いとか。
アステリオス
同上。蜂蜜酒作りの最後の「仕上げ」のために自分の物にしようとした。
ゼノビア
彼女の幕間の物語『私よ、どうか』で共演。
主人公によって彼女を鍛えるためのコーチに選ばれ、指導を行っている。その際には彼女に「もっとワガママになってもいい」とアドバイスし、男性との付き合い方についてもいろいろと助言していた。

Fate/Grand Order フロム ロストベルト[編集 | ソースを編集]

スカンジナビア・ペペロンチーノ
最終話にて共演。パーティーで「女性同士」として意気投合していた。
なお、下記のキリシュタリア同様に「第五特異点では大変だった」とのことなので「ペペロンチーノとキリシュタリアの人理修復」では相当にキツく敵対したものと思われる。
キリシュタリア・ヴォーダイム
最終話にて共演。「ペペロンチーノの相手」として値踏みした結果「もっと体を鍛えないとダメ」とのこと。

コナハト☆メイヴ[編集 | ソースを編集]

クーちゃん
守護獣。愛しい人ではあるが、愛憎入り交じった凄まじく複雑な関係性。(クーちゃん曰く、基本敵同士)
デザインについては、「トゲトゲでかっこいい」だとか。……本家のオルタの外見がああなったのも、半分は彼女のせいなのだろうか。
マハトマ♀エレナ
同じ魔法少女。かつて共に行動していたが、決別された。
彼女と別れて以降、支配欲がさらに加速したとか。
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
同じ魔法少女。自身の「魔法少女の軍団」に加えるべく画策している。
ファースト・レディ
同じ魔法少女。彼女の「魔法少女の軍団を結成し、外の世界へ向かう」という願望を知り、同じ願いを持つ。
ただし、世界の救済を望む彼女と異なり、その目的は世界の支配であったが。
マシュ・キリエライト
カルデアにいた彼女に干渉することで固有結界内に引きずり込み、停滞していた状況をひっくり返そうとした。
戦闘後は思うところがあったのか、自身の宝石はイリヤではなく彼女に託される形になった。

名台詞[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]

戦闘[編集 | ソースを編集]

「メイヴキーック!」
アタックボイス。どこからともなく飛んできたホールチーズを蹴り飛ばす。
見た目は完全にギャグだが、どこぞの聖女某悪鬼のように自身の死因を攻撃に転用していることがわかる。だがそれで良いのかメイヴよ……
「あらゆる力が私の力。人を統べる王権、人を虐げる鋼鉄、人を震わす恐怖!『愛しき私の鉄戦車チャリオット・マイ・ラブ』!!」
宝具発動。メイヴの欲望を具現化させた戦車が戦士おとこを蹂躙する。
……といっても男だろうが女だろうが性別不明だろうが、果ては怪物や非生物でも餌食にするのだが。さすがはスーパーケルトビッチ。
「あらゆる思いが私の力。人を狂わす愛情、人を惑わす恋情、人を壊す劣情!『愛しき私の鉄戦車チャリオット・マイ・ラブ』!!」
霊衣「魅惑の獄長ルック」時の宝具発動。三大欲求が一つを具現化させた監獄から逃れられるものはいない。
「そんなんじゃクーちゃんの足元にも及ばないわ。だから、生まれ直してきなさいな。」
霊衣「愛しき私の敵対者」時の勝利ボイス。クー・フーリンぐらい強くないと彼女のお眼鏡にはかなわないらしい。何その無理ゲー。

マテリアル[編集 | ソースを編集]

敵対されるのが嫌なのじゃないわ。ただ、アルスターの男たちの中で、唯一、私が『欲しい』と思っても、私のものにならなかった男がいることが我慢できない。
声を掛けたのに、誘ったのに。なびかなかったどころか、何してるんだオマエ、とでも言わんばかりのあの態度! 許せない。許せない許せない許せない許せない許せない! 絶対、アイツに──
アルスターのクー・フーリン! すべての男の恋人にして支配者であるメイヴの名にかけて! 絶対、屈服させて見せるんだから!
絆レベル3到達時に開放されるマテリアルより。クー・フーリンへの屈折した想いが窺える。

マイルーム[編集 | ソースを編集]

「私、たくさんの王とたくさんの勇士、たくさんの男を我がものとしたわ。男はみんな、私が微笑むと恋に落ちるの。え?私はどうか?さあね。恋に…どうかしら。私は…」
「人は言うわ。恋多き女、女王メイヴ。でも、どうなのかしらね?恋って何?欲しいと思うこと?それでいいのなら、私は確かに恋多き女。でも、……でも、本当に、私が得ていたものは、恋、だったのかしら?」
マイルーム会話「絆Lv4」「絆Lv5」。
マイルームでは初めの方こそいつものノリで主人公を誘惑するが、絆を深めると本編でも垣間見えた彼女なりの苦悩や悲哀を知ることができる。彼女への印象が変わったユーザーも多かったのではないだろうか。

本編[編集 | ソースを編集]

「さあ、私の勇者たち! 進撃よ! 声高らかに、私を褒め称えなさい!」
「そして褒め称えながら敵を殺しなさい! メイヴちゃん、サイコー!」
第五特異点『北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム』にて、ケルト兵を率いて合衆国軍を蹂躙しながら。
彼女のカリスマのランクはBとかなり高位の部類だが、生前からこんな調子で兵達を率いていたのであろうか。
「…嬉しい。私、その一言が聞きたかったの。」
「それだけ、それだけで救われたの。私の願いは、叶った。」
「やっと、貴方は、私のものに―――なってくれた。」
第五特異点での末期の台詞。最終決戦にてその身を散らしながらも「二十八人の怪物」を召喚し、最後までクー・フーリン・オルタを王として尽くし続けた。
その心意気はクー・フーリン・オルタをして「いい女」と言わしめるものであり、「よくやった」という彼からの賛辞を聞いた彼女は満足げに消滅していった。
「後悔したし、口惜しいに決まってるじゃない! でも、心底から憎たらしい訳じゃないわ。」
あの子マスターあの子マスターなりに奮闘した。生意気だけど、そこは無理できなかった。」
「だから、ちょっとくらいは手伝ってあげないとね。あの時、追い詰められてカッとなった私の為にも。」
「だってあの口惜しさまで消してしまったら、あの戦いが作り物になってしまう。」
終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』にて、敵であった主人公を助ける理由について。
互いの意地と望みをぶつけ合い、そして死闘を制した勝利者が、ここで屈するのは許さないと、メイヴなりの矜持が見える。

イベント[編集 | ソースを編集]

「あなた、私の国民でしょ? なら、まず何を言うべきか分かってるわよね?」
主人公「―――メイヴちゃん、サイコー!」
「うんうん、紛れもないコノートの一般国民ね。よろしい!」
『デスジェイル・サマーエスケイプ!』にて。もはや合い言葉と化しているこの言葉を言える事こそがコノート一般国民の条件なのである。咄嗟にこれを引き出した主人公も相当だが、そんなユルユルでいいのだろうか…。
「そうよ、それでいいの。私たちはアイドルですもの。お行儀よく、『良い夜ね』だなんてまっぴら御免! Do not go gentle into that good night!
『輝け! グレイルライブ!!~鶴のアイドル恩返し~』にて。負傷で出演出来なくなった自分に代わり、「秘密兵器」としてマシュを押し立て、照明すら眠らせようとする「夢去りぬ乙女」のムード操作を打ち破って。敵として登場する事が多いせいで悪役ムーブが目に付く彼女だが、今回のイベントでは「女王」としての貫禄とカリスマを存分に見せつけてくれる。
ちなみに、後半の台詞は映画『インターステラー』から。

コナハト☆メイヴ[編集 | ソースを編集]

奉仕ゆめ隷属きぼうが私の力の源エナジー! 魔法少女のなかの魔法少女!
 人呼んで蜂蜜禁誓系ハニーゲッシュ魔法少女クイーン、コナハト☆メイヴ! ちゃん付けでも構わなくてよ!」
最初の名乗り。あまりのアレっぷりに全員ドン引きし、主人公に至っては選択肢次第で「魔法大学生」呼ばわりする。
なお、本人的にも痛々しいのに若干自覚はあった模様。

メモ[編集 | ソースを編集]

  • 『hollow ataraxia』では「メーヴ」表記だったが『Grand Order』では「メイヴ」表記に変更された。
  • 原作者である奈須きのこ氏の一押しキャラ。奈須氏は彼女を「これぞケルトが生んだスーパービッチ。スーパーケルトビッチ」と評している。
    • また、高山箕犀氏をメイヴのキャラクターデザインに指名したのは奈須氏だったりする。なお高山氏はトラぶる花札道中記でライダーチームのイラストも担当している。
    • 第一段階はクリスマスデートをクーちゃんにすっぽかされても風邪をひかないぬくぬく仕様。キャラクターデザインを担当した高山箕犀氏は個人的に一番気に入っているようだ。第二段階は白い女騎士という指定をいただいたのでこの状態となっている。第三段階はセクシーな下着をイメージしたのだが、リングの王者王女っぽくなってしまったようだ。
  • 後にウィリアム・シェイクスピアの作品内で夢魔と習合され、「鬣を編み込むもの」「マブ・ザ・クイーン」と作品内で呼称された。
  • PVで初めてビジュアルが公開された時は彼女をナイチンゲールだと予想する者が多かった。白い衣装が看護服のように、頭の冠がナースキャップのように見えたからだろうか?
    • 他の予想としてはアストルフォの従姉にあたる、シャルルマーニュ十二勇士の一人ブラダマンテ。こちらはピンク髪という共通点からの連想。
      • 後にブラダマンテも実装されたが、実際にはアストルフォとは似ても似つかない金髪であった。
  • ちなみに伝承によれば、生前の彼女の死因は、フルヴィデ・フェルヴェン(フォアベイ)に、水浴びの最中に復讐として頭にチーズをぶつけられて死ぬという何とも珍妙なものであり、第五特異点実装前から一部でネタにされていた。字面だけ見ると日本人には間抜けな死に方に思えるが、これはメイヴに復讐を誓う王子が殺意を持って投石器で狙い撃ったものであり、画像検索などしてもらえればわかるとおり、チーズは本来、一抱えもあるような大きな塊状の物が多く、更に乾燥した状態だと非常に硬くて重い。日本人がイメージするようなチーズとは違う、漬物石のような超ヘビー級の鈍器を思い浮かべた方が正確である。こんな物が投石器で放たれて頭部に直撃しようものなら、彼女が一撃で命を奪われたのも仕方のないことであろう。
    • 公式にもやはりネタにされており、『デスジェイル・サマーエスケイプ!』ではそれを目につけたレース選手たちがエルキドゥの設計図を基に、設計班が弾道計算や地形を完璧にクリアしたチーズ投石器を作成し、チーズの重量と形状、仰角、初速度、実行のタイミング、これら全てを誤差を含めてミスなくベストを尽くして計算された通りにメイヴに向けて発射したが、メイヴはなんと自身に向かってきたチーズを後ろ回し蹴りで弾き飛ばすことで突破してしまう。モリアーティは暗殺作戦を「最終的に正当なる解は出した」「数式と力学は完全に勝利した」と評したものの、それを打ち破ったのが弱点克服のための弛まぬ努力によって『チーズが飛んできた場合にだけは体が勝手に動くように鍛錬した』というあまりにもアナログな解答だったというのは無情と皮肉にも程があると言わざるを得ない。何処の努力マンだお前は。
      • しかしながら、アナログな手段とは言え英霊にとっての生前の死因(弱点)を克服するという、前代未聞かつとんでもない事を実現している。
      • このチーズ対策術は後に実装されたバトルモーションにまで取り入れられ、リニューアル後は『どこからか飛んできたチーズをジャンプ回し蹴りで打ち返して敵に当てる』というものが登場した。チーズはランダムに『ホールチーズ』『エメンタール(穴あき)チーズ』『粉チーズのボトル』のどれかが飛来する。前2つはまだ鈍器に分類されるのもわからなくはないが、ボトルに入った粉チーズがかかった程度でもメイヴにとってはヤバイのか。まあ彼女が熱を上げる光の御子にしても犬肉を食わないゲッシュが犬肉の含まれないホットドッグで作用するようなので…とするとチーズパイももしや…
  • 彼女のクラスがライダーなのは戦車に乗っているのではなく、性的な意味で男に騎乗しているかららしい(しかも毎日でも毎晩でも)。なんかどっかで聞いたような話である。
    • なお『デスジェイル・サマーエスケイプ!』では、ケツァル・コアトルから夜のルチャと呼ばれている。
  • 本編のみならず期間限定イベントでもゲーティアなど大抵の黒幕ですらやらなかった事を平然とやってのけているため、登場する度にプレイヤーを戦々恐々とさせている。
  • コノートはアイルランドに実在する地域で、アイルランド島の1/3に及ぶ。
  • 宝具にもなっている「蜂蜜酒」の英名「ミード」は彼女の名前が由来となっているが、彼女が愛人達に送った蜂蜜酒は自身の経血入りというバーサーカー婦長が中身を知ったら焼却処分待った無しの代物だったりする。血や髪、特にそういった下腹部に起因するものは霊的な加護が強いと言われているが、それをさらっと、しかも複数名に渡すあたり、彼女の性格が滲み出ている。
    • なお、サーヴァント状態では経血が採取できないので、受肉しないと正式な蜂蜜酒は作成できないとのこと。
    • 余談だが、戦闘機のパイロット達が女性の下腹部の毛を生還のお守りとする風習が現在でも行われている[注 1]


脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]

  1. 更に余談だが、『機動戦士ガンダム』の小説版でお守りの事が言及されていたりする。

出典[編集 | ソースを編集]


リンク[編集 | ソースを編集]