「アルトリア・ペンドラゴン」の版間の差分
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:互いに目指すところは同じだが、その手段と思想があまりにもかけ離れていることと、切嗣からの無視により信頼関係を築けない。 | :互いに目指すところは同じだが、その手段と思想があまりにもかけ離れていることと、切嗣からの無視により信頼関係を築けない。 | ||
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2024年1月6日 (土) 23:35時点における版
セイバー | |
---|---|
真名 | アルトリア・ペンドラゴン |
外国語表記 |
Altria Pendragon Artoria Pendragon |
異名 | 騎士王 |
性別 | 女性 |
身長 | 154cm |
体重 | 42kg |
スリーサイズ | B73/W53/H76 |
特技 | 器械運動、密かに賭け事全般に強い |
好きな物 |
きめ細かい食事、ぬいぐるみ(stay night) とくに思いつかない(FGO) |
苦手な物 |
大雑把な食事、装飾過多(stay night) とくに思いつかない(FGO) |
天敵 | |
出典 | アーサー王伝説 |
地域 | イギリス |
属性 | 秩序・善 |
一人称 | 私 |
二人称 | 貴方/貴様/貴公/○○(呼び捨て) |
三人称 | 奴/奴等/○○(呼び捨て) |
声優 | 川澄綾子 |
デザイン | 武内崇 |
設定作成 | 奈須きのこ |
イメージカラー | 青 |
レア度 | ☆5 |
初登場作品 | Fate/stay night |
概要
「剣士」のサーヴァント。本来であればサーヴァントにはならず、特別な守護者として顕れる英霊。
- 略歴
- 第四次聖杯戦争で、切嗣により召喚。切嗣の勝利至上の戦闘方針と、彼女の騎士としての誇りは相容れることなく、結果反目し合う。当時、彼に直接声をかけられたのは3回のみ(つまり令呪の命令)という徹底ぶり。
- 第五次聖杯戦争の折、士郎の体内にある聖剣の鞘が触媒となって召喚される。士郎に剣の誓いを立て、彼とともに聖杯戦争を戦う。
- 『Grand Order』では『Fate/Accel Zero Order』でアイリのサーヴァントとして登場し、『カルデアサマーメモリー』ではスカサハに霊基を弄られ、水着姿になった。
- 人物
- 常に凛とした空気を纏った、金髪の髪を後ろで結い上げ、青と銀の甲冑を着た見目麗しい少女剣士。
- 外見上は10代半ばの少女に見えるが、これは選定の剣を岩から抜いた15歳時に身体の発育が止まったことによるもの。凛とした佇まいから察せられる通りの、遊びのない生真面目な性格。幼い頃から「次代の王」として養父であるエクターにより幼少期から徹底的に騎士道を叩きこまれたこともあり、年齢相応以上の見識と落ち着きを身に付けている。律儀で丁寧、とことん真面目で負けず嫌い。生真面目さは生来のものではあるが、ブリテンの王となる前は好奇心旺盛な少女だった[出 1]。
- サーヴァントとして召喚された彼女は騎士たちの王として自らを厳しく律していた頃の姿なのだが、ひとときとはいえ故国を離れ、異教の人々と交流することで、かわいらしいもの(例えばぬいぐるみ)を好むなど、女性らしい性格が顔を出すことも増えている[出 1]。何より、丁寧でおいしい食事を好むハラペコ王でもある。
- 普段は冷静沈着であるが熱くなりやすい面も有り、勝負事となれば(どんな下らないことでも)手を抜かない。持ち前の直感とポーカーフェイスで賭け事にはことさら強い。臣民ではないマスターに対しては、王としての立場を離れて接し、よき友人、あるいは先輩として接してくる[出 1]。
- 長らく性別を偽り、男性として振舞ってきたため、自分が女性であるという意識が希薄。そのため、周囲の人間から女性として扱われるとちぐはぐなやり取りになることが多く、とりわけ異性からの好意には疎い[出 1]。当然(女性としての)性行為の経験はないが、『殿方を悦ばせること』は知っている。 宝具の力で老化が止まってしまったためそうは見えないが、人生経験豊富。
- 士郎、凛、切嗣と3人のマスターに仕えているが、最も全力で戦える(一番良いバックアップを受けられる)のが凛なのに対し、性格的に相性が良いのは士郎とされている。
- 能力
- 「剣士」のクラスではあるが、彼女の戦闘能力の本質は、彼女の保有する莫大な魔力に拠る。
- 「魔力放出」のスキルを持ち、本来なら普通の少女と同レベルの身体能力しかないものを、魔力によるブーストで向上させている。言うなれば魔力によるジェット噴射、会心の一撃なら丸太を容易く両断し、強力な加護を持たない並みの武器では魔力の篭もった彼女の一撃に打ち合うこともままならない。戦闘時に纏う鎧も魔力で編まれたものであり、任意で着脱が可能で、第四次ではバイクを補強するのに用いられた。どちらも彼女の魔力を元にした能力であるため、普段は鎧に回している魔力を、鎧を除装することで「魔力放出」に追加することも可能。その瞬間出力は普段の六割増し。彼女が莫大な魔力を持っているのは、出生時に魔術師・マーリンの計らいにより人の身ながら竜の因子を持って生まれてきたためで、魔術回路を用いずただ生きているだけで魔力を生成でき、魔力放出のスキルはこの因子に由来する。
- 彼女の能力が最大限に発揮されるのは、正面から正々堂々の一騎打ちを行った時。これは騎士の誉れに満ち、彼女の美意識にもあった戦い方である。とはいえ、それは作戦を嫌うということではなく、有能な軍指揮官でもあったため、立案段階から杜撰な作戦を嫌う傾向にある。きめ細やかに作戦を練り、戦場にあっては刻々と変化する状況に合わせて行動を変更することができる。当然ながら、作戦といえど卑怯な行動は嫌う。そのため第四次聖杯戦争では、冷徹で手段を選ばないマスターだった衛宮切嗣の相性は最悪であった[出 2]。
- スキルとしてステータスに記述されていないが、湖の精霊の加護を受けているため、水面に立ち、その上を歩くことができる。このため、生まれてこの方泳いだことがなく、戦場でも彼女は湖面や川面を走っていたという。各方面において高い能力を持つ彼女だが、マスターである士郎が魔術師として未熟であることが祟り、その能力には大きく制限がかけられている。基本ステータスのランクが低下しており、また、魔力供給のパスが通っていないため回復力に乏しい。
- また、『Fate/stay night』では、マスターとは関係なく、未だ正しい意味での英霊とはなっていないため、霊体となっての活動ができない。また聖杯に招かれた者として現代の知識は与えられているが、英霊としての時空を超えた知識を持っていない。
別クラス / バリエーション / コスチューム
青セイバー
『Fate/stay night』を基準とする、通常のセイバー。他との区別のため、ファンからは「青セイバー」と呼ばれることもある。私服や甲冑姿だと若干イメージが繋がらないかもしれないが、鎧下の服は青を基調としている。
劇中で着ている平服は遠坂凛からのお下がりで、戦闘などで駄目にしても同じデザインのものを凛は持ってくる。これは、この服が元を正せば言峰綺礼が凛に贈ったものであり、選ぶのが面倒な誕生日のプレゼントに、毎年同じ服を(サイズだけ若干変えて)送り続けているというものらしい。なお、このデザインに関しては絶対に凛に「似合わないモノ」をチョイスしたらしく、毎年嫌がる凛の反応を楽しんでいたとか。
『Fate/hollow ataraxia』では、余所行き用のおしゃれ着も披露している他、2014年版アニメでは白いコートとマフラーを身に付けている。
水着はノースリーブの白ビキニ。「セイバー総選挙」の順位は2位。
Zeroセイバー
セイバー | |
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真名 | アルトリア・ペンドラゴン |
性別 | 女性 |
身長 | 154cm |
体重 | 42kg |
スリーサイズ | B73/W53/H76 |
特技 | 勝負事 |
好きな物 | きめ細かい作戦、正当な行為 |
苦手な物 | 大雑把な作戦、卑怯な行為 |
天敵 | 衛宮切嗣、ギルガメッシュ |
属性 | 秩序・善 |
声優 | 川澄綾子 |
イメージカラー | 青 |
初登場作品 | Fate/Zero |
第四次聖杯戦争時(Fate/Zero)におけるセイバー。戦闘時の鎧姿は第五次と変わらないが、平服が黒のスーツで、男装をしている。
マスター代理であるアイリスフィールを貴婦人としてエスコートする他、メルセデス・ベンツ300SLやYAMAHA V-MAXカスタムを持ち前の「騎乗」スキルで駆る、現代に蘇った騎士。ちなみに、V-MAXカスタムを鎧のように魔力で補強したバージョンはフィギュアで「セイバー・モータード・キュイラッシェ」と名付けられている。花札では「双輪甲騎兵(モータード・キュイラッシュ)」という技名で登場。
水着はスポーティな競泳水着タイプ。「セイバー総選挙」の順位は4位。
なお、この姿でニトロプラスの格闘ゲーム『ニトロ+ロワイアル』にゲスト出演している。10年後にアサシンに大苦戦するとも知らず日本刀を軽視する発言をしたり、「螺湮城教本」とネクロノミコン原書を間違えて怒られたりと、面白いやり取りを見ることができる。あるニトロの暗殺者に対しては「私とは対極に位置する考え方」と嫌悪感を示しているが、別の暗殺者に対しては「また機会があれば手合わせ願いたい」と好意的。違いは得物が銃か剣か。単純に切嗣と似た相手が苦手なだけらしい。
- YAMAHA V-MAX
- 第四次聖杯戦争で衛宮切嗣がセイバーの騎乗能力を最大限に活かし機動力を向上させるために用意したバイク。人外の身体能力を持つサーヴァントであるセイバーの騎乗と使用を前提としたものであるため限度外の改造が施され、物理的に御し得ないモンスターバイクと化している。
- セイバーはAランクの騎乗スキルと魔力放出スキルでこのバイクを見事に乗りこなし、さらに魔力で構成する自身の鎧をバイクに纏わせることで車体を補強、宝具『風王結界』を使うことで空気抵抗も退ける離れ業を使うことで車体限界を超えた時速400Km以上のスピードを叩き出しライダーの『神威の車輪』と壮絶なカーチェイスを繰り広げた。
セイバーオルタ
『Fate/stay night』のHFに登場する性質の反転したセイバー。『Fate/hollow ataraxia』以降はクセ毛を掴まれることがスイッチとなってこの姿に反転するという設定が追加された。
また、『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』でもクラスカードの黒化英霊として登場している。
鎧が若干ゴツくなり、当初はバイザーで顔を隠している。他に、肌の色が青白くなっており、瞳も碧から金色になっている。鎧姿ではない平服は『hollow』で追加され、黒のゴスロリ風。「セイバー総選挙」の順位は5位。
詳細は「アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕」を参照。
サンタオルタ
ライダーのサーヴァント。性質の反転したセイバーがサンタクロースになったもの。
詳細は「アルトリア・ペンドラゴン〔サンタオルタ〕」を参照。
オルタ・ランサー
聖槍を手にしたことによって肉体と精神が変質したイフが聖杯の呪いを受け黒化したアルトリア。
詳細は「アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕 (ランサー)」を参照。
オルタ・ライダー
水着へと着替えクラスチェンジしたアルトリア・オルタ。
詳細は「アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕 (ライダー)」を参照
謎のヒロインX
2013年エイプリルフール企画『路地裏さつき』での扮装。黒い帽子に短パン、青いジャージの上着とマフラーで正体を隠している謎のヒロイン(のつもり)。本人はこれで変装しているつもりだったが、当然のことながら他の面々には正体はバレバレであった。
本来はゴールドヒロインの一員だが、赤セイバーやジャンヌ・ダルク等セイバー系ヒロインを合法的に抹殺できると聞いて、路地裏同盟+αに協力。
『Fate/Grand Order』ではまさかのアサシンとしての登場。レア度は☆5。宝具も変化している。
詳細は「謎のヒロインX」を参照。
謎のヒロインZ
イベント「セイバーウォーズ ~リリィのコスモ武者修行」に登場する敵専用サーヴァント。謎のヒロインXのパチモン。
詳細は「謎のヒロインZ」を参照。
謎のヒロインX〔オルタ〕
謎のヒロインXのライバルとして登場したヴィラン(悪役)。
他のサーヴァントで多く見られるような本人が黒化(オルタ化)したものと違い、最初から別人として登場している。
詳細は「謎のヒロインX〔オルタ〕」を参照。
女神ロンゴミニアド
『Fate/Grand Order』第六特異点に登場した「獅子王」と呼ばれる存在。
史実ではベディヴィエールは2度迷った後に3度目で聖剣の返還を行い、アルトリアは死を迎えたが、「3度目でも迷った末に返還できなかった」可能性のイフを辿ったアルトリア・ペンドラゴン。
詳細は「女神ロンゴミニアド」を参照。
ランサー
聖剣ではなく聖槍を主武装としたブリテンを統治したアーサー王のイフ。
詳細は「アルトリア・ペンドラゴン〔ランサー〕」を参照。
アーチャー
スカサハに霊基を弄られて水着姿になったアルトリア。
詳細は「アルトリア・ペンドラゴン〔アーチャー〕」を参照。
セイバーライオン
『フェイト/タイガーころしあむ』におけるセイバーの第3コスチュームであり、当ゲームのマスコットキャラクター。
虎聖杯によって異界から生み出された獣……だが、どうみてもライオンの着ぐるみを着たセイバーにしか見えない。しかも、某ドーナツチェーンのマスコットそっくり。性別は女だが、雄ライオンの着ぐるみを着ている。シナリオによって設定の差違はあるが、基本的にはセイバーのコンパチキャラ扱い。
詳細は「セイバーライオン」を参照。
セイバー・リリィ
『Fate/unlimited codes』に登場する隠しコスチューム。俗に「白セイバー」と呼ばれることも。
ちなみに、ゲーム内では通常セイバーのコンパチキャラのため『約束された勝利の剣』を構えているが、関連イラストに描かれる際にはほぼ必ず『勝利すべき黄金の剣』を携えている。
「オルタ」の「黒」に対して「白」主体で描かれており、通常のセイバーが「騎士王」であるのに対し、より女性的で「姫騎士」であることを意識されている。原画担当武内崇氏がリデザインした。「セイバー総選挙」の順位は1位。
詳細は「アルトリア・ペンドラゴン〔リリィ〕」を参照。
へたれセイバー
Fateのバッドエンド救済コーナー「タイガー道場」に登場したセイバーのイロモノ化。2頭身で、顔がポンチ絵になっている。
バッドエンドはプレイヤーの選択ミスで発生するものだが、このセイバーが登場した時は大概、「セイバーが原因でバッドエンドになった」という展開になっており、「タイガー道場」でセイバーが落ち込んでいる姿を見せている。
ペンドラゴン生徒会長
「花のみやこ!」に登場する平行世界の存在。
詳細は「アルトリア・ペンドラゴン (花のみやこ!)」を参照。
マスターアルトリア
青いセーラー服を纏い、右手に令呪、左手に竹刀袋という扮装をしたセイバー。「セイバーがマスターであったら」という可能性を具現化したもの。
『月刊ニュータイプ』の誌上企画「My Favorite SABER Project」で2011年11月10日~1月30日に行われたアンケートにおいて、「「セイバークラス」以外でセイバーが召喚されるなら?」という設問に対し「サーヴァントではなく、マスターになってもらいたい!」という回答が1位を獲得した。それを受けて『月刊ニュータイプ』2012年6月号で竹内崇氏がピンナップで描きおろしたものが、この女子高生セイバーこと「マスターアルトリア」である。なお、このイラストは後にムック『TYPE-MOON 10th Anniversary Phantasm』にも再録されている。
その後は特に新規展開はなかったのだが、PS Vita版『Fate/hollow ataraxia』で再登場。追加ミニゲーム「カプセルさーばんと」にて、敵マスターとして登場。どうやら竹刀袋の中身は真剣だったらしい。
父ガウェイン、長男ケイ、次男ランスロット、末弟ベディヴィエールと暮らしており海外に従妹モードレッドがいる。実はかわいいモノが大好きな夢見る乙女。けれど長男にからかわれるから家族に内緒にしているらしいが、少なくとも父と次男にはばれている様子。
帝都聖杯奇譚版
詳細は「マスターアルトリア (帝都聖杯奇譚)」を参照。
刻印精霊せいばー
アスキー・メディアワークス及びLillianのゲーム『ティンクル☆くるせいだーす STARLIT BRAVE!!』にゲスト出演した時の物。エイレイ界の刻印精霊という設定で、小さな妖精のような姿をしている。
新魔法少女りんと契約し、「リトル・エクスカリバー」で彼女を助ける。
ギャラクティカセイバー
Vita版『Fate/hollow ataraxia』のおまけゲーム『カプセルさーばんと』で言及だけされる究極のセイバー。
遥か空に輝く星の大海を制し、あらゆるセイバー使いが夢見るセイバーの中のセイバーともいえるセイバー。単騎で宇宙怪獣と戦いうる性能を誇る。
対宙宝具「レーザー・エクスカリバー」、召喚宝具「クセっ毛ソードアンテナ」、輝く御身を彩る絢爛宝具「スターライト・シャンゼリゼ」を持つ。
アルトリア・ペンドラゴン〔デスクトップアーミー〕
メガハウスが販売しているフィギュアシリーズ『デスクトップアーミー』におけるアルトリア。
「SENTINEL GROLY」に属するD-phone(人型携帯端末)であり、正式な型番名は「TM-731[SB]s[CHALDEA]series」。スマートフォンゲーム『Fate/Grand Order』がプリインストールされている特化型で、TRY-MOVE社によって販売された。
人格はサーヴァントとしてのアルトリアそのものであり、自我を持った後は「人の消失した世界」を人理焼却案件と解釈し、「聖杯を探す」という本来の目的に則って行動している。
だが、人々の想念ありきのサーヴァントであるはずなのに自身も世界もそれとはかけ離れているという現状に、自分は本当に「アルトリア・ペンドラゴン」なのか。という悩みも抱えている。
アルトリア・キャスター
『Fate/Grand Order』に登場する「選定の剣」の代わりに「選定の杖」を持ったアルトリア。異世界におけるアルトリア・ペンドラゴンと同一の存在。
詳細は「アルトリア・キャスター」を参照。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
セイバー | 衛宮士郎 | B | C | C | B | B | C | 対魔力:A 騎乗:B |
直感:A 魔力放出:A カリスマ:B |
士郎が未熟であるため全てに制限がかかっている模様。 |
遠坂凛 | A | B | B | A | A+ | A++ | 本来のスペックに限りなく近づいているとの事。 耐久や敏捷は切嗣より低いが、魔力が充実してることから、幸運がマスターに影響されていないとのこと。 | |||
衛宮切嗣 | B | A | A | A | D | A++ | 対魔力:A 騎乗:A |
切嗣ですら魔力が足らないとされ、そのため切嗣の人生に引きずられ幸運が下がっている。 | ||
主人公 (Grand Order) | B | B | B | A | A+ | A++ | 対魔力:A 騎乗:B |
直感:A 魔力放出:A カリスマ:B 輝ける路:EX 竜の炉心:B |
筋力が凛より下がったが、それ以外は同じ。 強化クエストクリアで「直感」→「輝ける路」に変化。 強化クエスト2クリアで「魔力放出」→「竜の炉心」に変化。 | |
アイリスフィール・フォン・アインツベルン | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | 『Fate/Accel Zero Order』における第四次聖杯戦争のもの。 | |
- | B | B | B | A | A+ | A++ | 対魔力:A 騎乗:B |
カリスマ:B 直感:A 魔力放出:A |
ムーンセルによって召喚されたマスターを持たない状態のもの。 |
宝具
- 風王結界(インビジブル・エア)
- ランク:C
種別:対人宝具
レンジ:1~2
最大捕捉:1人 - アーサー王の剣を覆い隠す、風で出来た第二の鞘。厳密には宝具というより魔術に該当する。幾重にも重なる空気の層が屈折率を変えることで覆った物を透明化させ、不可視の剣へと変える。敵は間合いを把握できないため、白兵戦では非常に有効。ただし、あくまで視覚にうったえる効果であるため、幻覚耐性や「心眼(偽)」などのスキルを持つ相手には効果が薄い。透明化は副次的な役割であり、その本質は彼女の余りにも有名すぎる剣を隠すためのもの[出 3]。
- 風で覆う対象は剣に限らず、オートバイに纏わせて速力をアップさせたり、ビルをも覆う風の防御壁にしたりもしている(必要がなかったためか、透明化までは行われなかった)。また、纏わせた風を解放することで破壊力を伴った暴風として撃ち出す「風王鉄槌(ストライク・エア)」という技ともなる。ただし、一度解放すると再び風を集束させるのに多少時間を要するため、連発はできない。或いは風を解放する事で加速することも出来る。
- 約束された勝利の剣(エクスカリバー)
- ランク:A++
種別:対城宝具
レンジ:1〜99
最大捕捉:1000人
由来:アーサー王の聖剣エクスカリバー。 - 勝利を名に冠する光の剣。王を選定する岩の剣の二振り目。現代において最も有名な聖剣。人ではなく星に鍛えられた神造兵装であり、聖剣というカテゴリーの中で頂点に位置し、「空想の身でありながら最強」とも称される。人々の「こうあって欲しい」という願いが地上に蓄えられ、星の内部で結晶・精製された「最強の幻想(ラスト・ファンタズム)」[出 4]。妖精「湖の乙女」の手で管理されたが、魔術師マーリンを仲介人にしてアーサー王に預かれた[出 5]。アーサー王のシンボルとしてはあまりに有名であるため、普段は「風王結界」で覆い隠しながら戦っている[出 4]。風王結界を解除した状態では通常の剣として使った際の威力も高く、風王結界をまとった状態を80〜90だとしたら、風王結界を解除した黄金バージョンのは1000ぐらい。纏う光には人々の想いが込められているという。
- 神霊レベルの魔術行使を可能とする聖剣であり、所有者の魔力を“光”に変換、集束・加速させることで運動量を増大させ、振り下ろした剣の先端から光の断層による「究極の斬撃」として放つ。その膨大な魔力は攻撃判定をもつ光の斬撃の先端から高熱を発生させるため、結果的に光の帯ないし地上をなぎ払う光の波に取られる。言うならば指向性のエネルギー兵器であり、その様は『騎英の手綱』が白い彗星ならばこちらは黄金のフレア、とも称される。当然ながら魔力消費が激しく、連発することはできない。その膨大なエネルギーを正しく放つには両手での振り抜きが必要とされる。威力・攻撃範囲ともに大きい為、第四次聖杯戦争時に切嗣が大型客船を緩衝材として使ったり、第五次でビルの屋上から空へ向けて放ったりと、常に周囲への配慮を必要とする。威力に比例して扱いが難しい部分もあるが、出力は多少ならば調整可能であり、抑えた場合宝具の起動まで一秒未満に短縮することも出来る。
- また、「あちら」のアーサー王が持つ「約束された勝利の剣」と同じく『心の善い者に振るってはならない』『精霊に振るってはならない』『共に戦う者は勇者でなければならない』等の誓約が複数かけられているため、それを破ると魔力放出が削られてしまう。全ての誓約が開放された状態での一撃を放ったことは一度あるかないかだという[注 1][出 6]。星の内海で錬成されたこの剣は、この惑星を脅かす外敵の出現時にこそ真の力を発揮すると言われる[出 5]。『共に戦う者は勇者でなければならない』というのは、肉体面の強さではなく精神面の強さについてで、「自分より強いものに立ち向かう勇気があるか」という心の強さを計る。幕間の物語「聖剣覚醒」では
使い切り魔術書 でアルトリアが過去に斬り伏せ、封印した竜種に匹敵する魔力数値の双子の悪魔、その悪魔を従えていた竜種を召喚し、主人公 (Grand Order)に倒させることで聖剣に勇者だと認めさせた[出 6]。 - 剣としての性能を重視したものとなっており、華美な装飾はほとんどされていない[出 7]。
- 姉妹剣として『無毀なる湖光(アロンダイト)』『転輪する勝利の剣(エクスカリバー・ガラティーン)』が存在する。
- 『Grand Order』では「敵全体に強力な攻撃&自身のNPをリチャージ[注 2]」という効果のBuster宝具。
- 全て遠き理想郷(アヴァロン)
- ランク:EX
種別:結界宝具
防御対象:1人
由来:エクスカリバーの魔法の鞘と、死後のアーサー王が眠る島アヴァロン。 - 妖精モルガン(モルガン・ル・フェイ)がアーサー王から奪った聖剣の鞘。アーサー王の手から奪われた後、アインツベルンによりコーンウォールから「宝具の現物」として発掘され、現代に復活する。
- 「不老不死」の効果を有し、持ち主の老化を抑え、呪いを跳ね除け、傷を癒す。真名解放を行なうと、数百のパーツに分解して使用者の周囲に展開され、この世界では無い「妖精郷」に使用者の身を置かせることであらゆる攻撃・交信をシャットアウトして対象者を守る[出 8]。それは防御というより遮断であり、この世界最強の守り。
- 魔法の域にある宝具で、五つの魔法さえ寄せ付けず、多次元からの交信は六次元まで遮断する。あらゆる宝具を持っているに等しいギルガメッシュでも、この宝具を使用中の彼女には最高出力のエアを使っても傷を一つ付けることさえ不可能。奈須氏曰く、「セイバーがこれで引き篭もったら手におえない」とのこと[出 8]。
- セイバーでなくとも所持者に加護を与え、傷を癒し、活力を与えるが、本来の持ち主である彼女から魔力を供給されないと効力は微弱なものとなる。基本的に、セイバーとの距離が近い程治癒力が高まる傾向が見られる。彼女が鞘の存在を認識していなくとも、鞘と同化した対象に触れると治癒力が大幅に高まる模様。
- パスが正確に繋がった後の士郎やセイバー当人が使用している時でも、立ち上がることすら出来ない瀕死の重傷の場合はそうすぐには完治しない。しかし、治癒を阻害する呪詛による傷であっても自動的に完治させる点は極めて強力である。
- 衛宮士郎の体内に埋め込まれていたままだった場合、体から抜け落ち、星の内海に帰るとされる。
- 勝利すべき黄金の剣(カリバーン)
- アーサー王が引き抜き、王となった選定の剣。引き抜いた者に王権を与える、王の資格を持つ者にしか引き抜けない剣。生前使用していた宝具。
- これを引き抜いた時点で彼女は老化と成長が止まっている。彼女にとっては「約束された勝利の剣」よりもなじみが深いものだが、生前のある行動によって永遠に失われた。ケイによると、マーリンの女癖が原因でモルガンの罠にかかり、紛失したという。ちなみにアルトリアはカリバーンを紛失した事が悟られないように顔面蒼白で行軍していた。
- このためサーヴァントとしての彼女はこの宝具を所持しておらず、『Fate/stay night』では衛宮士郎の投影によって複製が登場しただけに留まる。投影品には士郎の数百倍の魔力が込められており、セイバーが使った際には一撃でバーサーカーの命を7つ奪った。
- 『Fate/Grand Order』では、セイバー・リリィが宝具としてこの剣を所持している。
- 最果てにて輝ける槍(ロンゴミニアド)
- 生前使用していた宝具。魔竜ヴォーティガーンやモードレッドを討ち取る際に使用した。
- アルトリア・ペンドラゴン〔ランサー〕、アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕 (ランサー)、女神ロンゴミニアド、グレイもこの槍を使用している。
使用技
Fate/unlimited codes
- ファーストエア
- 突進からの横薙ぎ。突進中は魔術系の攻撃を無効化する。
- セカンドエア・ホールド
- ファーストエアからの派生攻撃。上段判定の横薙ぎによる追加攻撃。
- セカンドエア・ディフィート
- ファーストエアからの派生攻撃。下段判定の横薙ぎによる追加攻撃。
- セカンドエア・ブレイク
- ファーストエアからの派生攻撃。中段判定の縦斬りによる追加攻撃。
- サードエア
- セカンドエアからの派生攻撃。袈裟斬り。
- ウイングエア
- 下から斬り上げる対空技。
- ウイングエア・トラスト
- ウイングエアからの派生攻撃。すれ違いざまに斬り付ける。魔力ゲージを消費する。
- エルフィンダンス
- コマンド入力で後退し、再度のボタン入力で攻撃を繰り出す。
Fate/EXTELLA LINK
- 星光(拡散)
- 自身の前方に発生させた竜巻を斬り付け分断。5つの小竜巻を放射状に放つ。
- 風王連斬(コンビネーション・エア)
- 光の力を解放し高速の3連撃。さらに突進し光の剣で突きを放つ。
- 聖剣解放
- 一定時間、「風王結界」を解除し聖剣の力を解放する。通常攻撃の攻撃範囲が広がる。
- 星光(収束)
- 瞬時に剣の魔力を解放し、閃光を発生させる。周囲の敵をスタン状態にする。
真名:アルトリア・ペンドラゴン
- アルトリア・ペンドラゴン。「アーサー王伝説」に登場する円卓の騎士の一人であり、ブリテンの伝説的君主。選定の剣を引き抜き、不老の王となった騎士王。
暗君だった先王ヴォーティガーンを誅するために概念受胎と言う魔術によって作られた存在。母はブリテンを守護する赤い竜の概念を孕み、産み落とした。その為、霊基の質が高い。
- 真名である「アルトリア」は幼名であり、王として起ってからはアーサー王と呼ばれる事になった。
史実では男性だが、この世界では男装の麗人であった。
- 選定の剣を抜いた後は各地の戦や怪物と戦い功績を挙げ、魔術師マーリンの後見のもと、円卓の騎士たちを率いてウーサーの王位を簒奪した卑王ヴォーティガーンを討ち、カリバーンを手にしてから凡そ10年後に荒廃していた白亜の城キャメロットを蘇らせてを奪還した。
- 騎士道が花と散った時代、聖剣を手にブリテンにつかの間の平和と最後の繁栄をもたらした。
清廉潔白、滅私奉公を貫いた王。その正しさに騎士たちはかしずき、民たちは貧窮に耐える希望を見た。
- 万人にとって善き生活、善き人生を善しとし、弱きを助け強きをくじく。
彼女の王道はひとにぎりの強者たちではなく、より多くの、力持たぬものたちを治めるためのものだった。
国よりも人を愛した彼女は、その為に人間性と、己の人生を封印したが、王の心は民には伝わることはなかった。
国は凶作が続き、軍を維持することすらままならなかった。そのために小さな村を干上がらせることで軍を維持させるが、それは円卓の騎士たちにとっては受け容れがたいものであった。何故なら、生まれ育った故郷を奪われてしまうのだから。
- ―――――王には、人の心が分からない。
- トリスタンはこう言い残して城を去り、ヴォーティガーンと較べてすら冷徹なものと兵の目に映り、民から離れていってしまう。
- 孤独の中アーサー王はブリテンを侵略するサクソン人やピクト人異民族たちを撃退したものの、神秘を失いゆくブリテンの土地は滅びへと向かう一方であった。
それを止めるための聖杯探索を経たものの、伝説にも終焉を迎える時が来た。
円卓の騎士のひとり・モードレッドの叛逆によって国は二つに割れ、騎士たちの城キャメロットはその光を失った。
- アーサー王はカムランの丘でモードレッドを討ち滅ぼすも、自らも傷を負い膝を折った。
息を引き取る直前、聖剣を湖の乙女に返還するべく、最後の腹心ベディヴィエールに預け、現世から退場した。
関連
- 円卓の騎士
- アーサー王、ベディヴィエール、ランスロット、ガウェイン、モードレッド、ケイ、ギャラハッド、パーシヴァル、トリスタン、アグラヴェイン、ガレス、ガヘリス、パロミデスの全13名。また、その他のメンバーとしてマーリンや次期十一席ボールス、顧問監督官ペリノア王がいる。
- なお、上述したメンバーの内(マーリンを除く)全員がサーヴァントとして召喚される資格を持っていることが判明している。
- アヴァロン
- アーサー王が死後において運ばれた地。三次元に存在する地球より数次元分ずれた位相に存在する。その為、「あの世」「常春の国」「この世界のどこにもない楽園」「妖精郷」とも呼ばれる。
- 竜種を始めとする殆どの幻想種が西暦移行の住処と決めた、"世界の裏側"と同一の場所とされている。
- キャメロット
- 円卓の城。妖精によって作られたモノ。円卓を礎とし、エクスカリバーをエネルギー源とすることで現世にカタチを表している。
- 『神聖円卓領域 キャメロット』に登場した聖都は細部こそ異なれど、生前のキャメロットと同じであるが、その本質は全く異なっている。
- 二振りの剣
- アーサーが所有した二振りの剣は、両方ともエクスカリバーと呼ばれることもある。
- だが岩に刺さっていた剣を抜くエピソードと、後に湖で手に入れるエピソードは別のものであり、それを後にひとつの物語にしたとされる。
- そのためか前者の剣は“カリバーン”、後者は“エクスカリバー”と呼ばれるようになった。
- エクスカリバーの鞘
- アーサー王伝説でも、エクスカリバーの鞘は“魔法の鞘”である。アーサー王が湖の妖精からエクスカリバーを授かった後、魔術師マーリンより「この鞘を持つ限り血を流すことはない」という魔法の力を有する鞘がアーサー王へと渡された。
- その価値は武器であるエクスカリバーより貴重であった。故にこの鞘をアーサー王の異父姉であるモルガン・ル・フェイに奪われたことが、アーサー王の死につながっていく。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/stay night
- ヒロインの一人。士郎に召喚され、彼とともに聖杯戦争に挑む。
- Fate/hollow ataraxia
- ヒロインの一人。消滅したはずだが、衛宮邸でのどかに暮らしている。
- Fate/Zero
- 切嗣のサーヴァント。激戦の中で心を抉られ、絶望の淵に立たされていく。
- Fate/EXTRA
- 直接は出て来ないが、「彼の王」という呼称や真名がセリフ中に度々登場する。
- Fate/EXTRA CCC
- 前作同様度々セリフ中に登場。家臣のガウェインに天然でdisられつつも、その根底にあるのは彼女に対する真の忠誠心であり、本当に慕われていたことが伺える。
- Fate/EXTELLA
- どの陣営にも属さない「アナザー」のサーヴァント。完全なゲスト参戦であるため[出 9]、普通にストーリーを進めても出現せず、特定のステージの特定エリアで回復アイテムである焼きそばパンを多数拾うことで現れるアルトリアを倒すことで使用可能になる。当初はこれに15時~16時にプレイするという条件も付いていたがアップデートにて消去された。
- Fate/Apocrypha
- 獅子劫が夢の中で見た、モードレッドの過去に登場。
- 彼女の最後の瞬間でもあり、紅く染まった「カムランの丘」で娘と死闘を繰り広げる。
- Fate/Labyrinth
- 愛歌のサーヴァントとして登場。
- Fate/Grand Order
-
- 概要
- 初期実装のサーヴァントの一人。
- 現状ストーリー本編には通常の英霊・サーヴァントとしての彼女は一切登場せず、「平行世界の生前の本人」がほんのちょびっと回想シーンで描写される程度。
アプリアイコンやメインビジュアルではど真ん中で目立っているのに…。 - これは原作者である奈須きのこの「完全にキャラクターとしてゴールを迎えてしまったアルトリアとエミヤに関しては、これ以上彼らを主役にした物語を書く意欲はない」という事情が原因であり[出 10]、『Grand Order Material Ⅰ』でも「メインとしての機会はあまりない」と語られている。
- ただし「青いセイバーのアルトリア」の出番がないというだけで、黒化したアルトリアや槍を持ったアルトリアといった派生キャラの活躍の機会は多く設けられている。
- イベント
- 『ぐだぐだ本能寺』
- ぐだぐだ粒子に汚染されたサーヴァント「上杉
アルトリア 」として登場。 - 武田軍の兵糧を奪おうとしていたものの主人公勢に倒された。
- 『Fate/Accel Zero Order』開幕直前キャンペーン
- バトルキャラ、モーション並びに宝具演出が一新された。
- 『Fate/Accel Zero Order』
- 特異点にてアイリスフィールの召喚したサーヴァントとして登場。
Fate関連作品
- フェイト/タイガーころしあむ
- 料理の上手い衛宮邸メンバーの腕が大河レベルにがた落ちした。美味しい食事を取り戻すべく、犯人探しに騎士王が出陣。
- 他に、セイバーオルタも参戦し、マスコットキャラ「セイバーライオン」も登場。
- フェイト/タイガーころしあむ アッパー
- セイバーライオンのシナリオが実装。
- 前回の虎聖杯で生み出されたセイバーライオンだったが、「魔力が尽きかけている」とカレンに言われてしまう。消滅を免れるため、冬木市に散らばるサーヴァントから、魔力を奪おうと試みる。
- 個別シナリオはないが、セイバー、セイバーオルタも引き続き参戦。
- Fate/unlimited codes
- 「誇り高き騎士王」。PS2移植版では「闇に染まりし暴君」セイバーオルタ、「姫騎士」セイバー・リリィも参戦する。
- 氷室の天地 Fate/school life
- 本編には一切登場せず、単行本カバー下のおまけ漫画「空腹・眼鏡・人妻の おなじみ英霊様」で女性英霊の両名と共に出演。
- Fate/Ace Royal
- 英霊カードの一枚として、「アルトリア」名義で登場。
- カプセルさーばんと
- 「さーばんと」としてセイバー、Zeroセイバー、はらぺこセイバー、キングセイバーが、敵マスターとして、マスターアルトリアが登場。
- Fate/ゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~
- 「ゼロカフェ」店長を立派に勤め上げている。騎士道により培われた紳士的な接客で、ご婦人のお客様に大人気。
- 一応『Zero』なので、切嗣に無視されたりギルガメッシュやキャスターに付きまとわれたりライダーにからかわれたりすることについては困っている。
その他
- TMitter2015
- ほとんど衛宮邸で食っちゃ寝状態。過去に短期間だがアイドルをしていたらしい。
- コハエース
- 出て来るたびいじられ、不遇な扱いを受けている。そのせいでストライキをしたり、コハエース打ち切りの噂が立った時には琥珀達の前で歓喜した。赤セイバーとはキャラ的に相入れず、熾烈な争いを繰り広げる。
- 頭に青、社長の代弁の際は社と書いてある。
- ちびちゅき!
- きのこによって弱体化した状態で召喚され、聖剣が「エクスカリハリセン」にされてしまう。風紀委員に任命され、学校の風紀を乱す輩にだけ大ダメージを与えられるようになった………はずだが、周囲の濃すぎるキャラ達に押され気味。
- ALL AROUND TYPE-MOON
- 食事のため、ふらりと来店。三大ヒロインの一角。委員長的立場としてまとめ役を務める。でも空気は読めない。
- ちゃっかりセイバーライオンがネコ共の中に混じっている。
- MELTY BLOOD: TYPE LUMINA
- 発売直前になって、まさかの電撃参戦が発表された。
コラボ作品
- ニトロ+ロワイヤル -ヒロインズデュエル-
- ニトロプラス製作のお祭り系格闘ゲーム。虚淵氏がニトロプラス所属なために『Zero』名義でゲスト参戦。
- サポートキャラの切嗣と舞弥を呼べば手榴弾で敵ごと吹っ飛ばされ、勝ち抜いてもニトロ最強のヒロインの称号を押し付けられた挙句、「ニトロプラスに拉致られたまま帰ってこられなくなる」という理由で、はるばる出張してきたタイガー道場でアブダクトされるなど酷い扱いを受ける。
- なお、使用流派は「円卓剣法:ラウンド・オブ・カタフラクティ」と「食卓礼法:赤龍大偏食」となっている。
- ニトロプラス ブラスターズ -ヒロインズ インフィニット デュエル-
- 上記の『ロワイヤル』のアーケード版(実質的にはほぼ別物)で、Ver1.21から登場。
- 今作では他キャラクターとの掛け合いは無く、勝利メッセージも一部を除くと共通テキストとなっている。
- ティンクル☆くるせいだーす STARLIT BRAVE!!
- アスキー・メディアワークス&Lillian製作のADV。『ティンクル☆くるせいだーす GoGo!』の豪華版/豪華限定版付属の特典ゲーム。他社のアダルトゲームからのゲストキャラ「キャラクターサイド」の人物の一人として登場。原作とは異なり「エイレイ界の刻印精霊」という設定で、遠坂凛とコンビを組んでいる。
- ねんどろいどじぇねれ~しょん
- バンダイナムコゲームス製作のPSP用RPG。同作には凛、イリヤ、桜、ライダーと共に登場する。
- 作中の設定では本人ではなくねんどろいどだが、原作同様、腹ペコキャラとなっている。
- 高町なのは、ブラック★ロックシューター、博麗霊夢との4人でオリジナルの合体攻撃を繰り出すことができる。
- スクールガールストライカーズ
- スクウェアエニックス開発のスマホゲーム。『Fate/stay night』とのコラボイベントで出張した。
- 乖離性ミリオンアーサー
- スクウェアエニックス開発のスマホゲーム。『Fate/stay night』とのコラボイベントで出張した。
- デスクトップアーミー
- メガハウスが販売しているフィギュアシリーズ。『Fate/Grand Order』コラボ第一弾として出張した。
人間関係
Fate/stay night
- 衛宮士郎
- 第五次聖杯戦争におけるマスター。「シロウ」という独特の呼称で呼ぶ。
- ルートによっては恋人になるが、たとえ恋仲にならずとも強い信頼関係で結ばれているのは共通している。
- 遠坂凛
- マスターの同盟相手。
- ルートによっては彼女がマスターになる。彼女を気に入っているのか、関係はかなり良好。
- 間桐桜
- 士郎の後輩で同居人。
- ルートによっては彼女がマスターになる。こちらも関係は良好だが、怒った彼女には怯えることもある。
- イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
- 敵対するマスターであり、かつてのマスターの娘。
- 第四次聖杯戦争時に切嗣とアイリに娘がいたことは勿論承知していたが、第五次聖杯戦争時で再会した当初は、10年経っても容姿がまるで変わっていないことも手伝い、まさか当人だとは思い至らなかった。
- (同系統のホムンクルスで、なにがしか関係があるのだろう、程度の認識)
- 鈍すぎと言う意見もあるが、まあ後付設定なので仕方ない。
- アーチャー
- 凛のサーヴァント。
- とあるルートでは彼の言動からその正体に思い至り、生前の彼が辿った末路とその果ての変貌に大きなショックを受ける。
- 他作品で共演する場合も基本的には互いに素性を知っているためか積極的に剣を向けることはせず、気遣うような言動が多い。
- ランサー
- 一方的な弄られる相手の為に苦手意識がある模様。
- 士郎もセイバーがあんな怒り方をするとはと驚いていた。
- ライダー
- 桜のサーヴァント。
- 性格や体型に対するコンプレックスなど、色々反りが合わない相手で口論することもあるが、相手を気遣う程度のフレンドシップはある。
- 衛宮家では唯一反りが合わない相手でよく険悪なムードになるが、お互いを思いやる姿勢はあるため戦闘には発展しない。
- キャスター
- ルートによっては因縁の相手。
- 戦力としても勿論だが、彼女の外見的な好みの意味でも目をつけられており、UBWルートおよびスピンオフなどでは、事ある毎にフリフリファッションに着せ替えさせられている。
- ギルガメッシュ
- 因縁の相手。
- 四次において求婚されたがバッサリ切り捨てている。ルート次第で五次において決着を付ける。
- どこいっても訳知り顔でちょっかいかけてくるので警戒していた。腐れ縁であることから、苦手意識を抱いており、さらに警戒している。
- 藤村大河
- マスターの教師であり、自宅に足しげく通ってくる人物。
- 因縁を付けてきた彼女をあっさりと制圧してしまったことで、幼児退行させてしまうことになった。
- 映画版『Heavens' feel』では士郎の留守中に剣道場で手合わせした所予想外に強かったため「つい手加減を忘れて」しまい、彼女のプライドも粉々にしてしまった。
Fate/Zero
- 衛宮切嗣
- 第四次聖杯戦争におけるマスター。
- 互いに目指すところは同じだが、その手段と思想があまりにもかけ離れていることと、切嗣からの無視により信頼関係を築けない。
- ルートにもよるが、10年後の第五次聖杯戦争にて当時の彼の真意を知り、蟠りが解けることとなる。
- アイリスフィール・フォン・アインツベルン
- 第四次聖杯戦争中は別行動をとっていた切嗣の、代理マスター。
- 『Fate/Grand Order』とのコラボイベントのシナリオでは切嗣がいないため、正式なマスターになっている。
- ライダー
- 第四次聖杯戦争におけるライバル。言葉で、王道で、カーチェイスで、刃で、宝具で互いに衝突する。
- ランサー
- 第四次聖杯戦争におけるライバル。最初に戦って以来好敵手として認め合い、時には共闘するものの、最悪の結末を迎えてしまう。
- 『Fate/Grand Order』とのコラボイベントのシナリオでは主人公達の介入によって早いうちから共同戦線を張り、互いに満足して別れた。
Fate/Grand Order
- 主人公 (Grand Order)
- マスター。臣民ではないためので王としての立場を離れて接し、よき友人、あるいは先輩として接してくる。
- 絆レベルが上昇すると、指示を受ける度に不思議と暖かな気持ちになるようになる。
- マシュ・キリエライト
- 『Fate/Zero』とのコラボイベントで敵対し、後に共闘。
- 彼女の持つ『盾のようなもの』に不審を抱くが、共闘するうちにその正体に感づき、「あれを持っているなら信用に足りるだろう」と信頼した。
- 宮本武蔵〔バーサーカー〕
- 期間限定イベント『水着剣豪七色勝負』エピローグにて、彼女の「聖杯で白米を炊いて食べる」という蛮行にえらく興味を惹かれていた。……やらないでくださいね?
- 千子村正
- かつてのマスターを依代として現界した疑似サーヴァント。
- 当然直接の面識は無い筈なのだが、先方からは依代の影響か「あの手の王様は一人で思い詰めていくから」と気に掛けられている。
- アルトリア・キャスター
- 別世界における同一人物と云える存在。
- そのため両者はお互いの姿が人型の靄としか可視化出来ない。
コハエース
- 赤セイバー
- 他作品においては仲が良いこともあるが、コハエースにおいては終始仲が悪い。
- 桜セイバー
- コハエースで登場した、セイバー系ヒロイン。
- 彼女に先輩風を吹かせようとするが、油断した所を一刀の元に切り伏せられるなど、いつもの残念騎士王路線まっしぐらである。
生前
- サー・ベディヴィエール
- 円卓の騎士の中でも古参であり、側仕えの騎士。
- 聖剣の返還を果たし、アーサー王の最期を看取った。
- サー・ケイ
- セイバーの義兄。円卓の騎士の中でも古参の騎士。
- 「火竜も呆れて飛び去る」と謳われる程の口達者。
- サー・ランスロット
- 円卓の騎士の中でも最高の騎士。
- 王にとっては無二の親友だったが、王の立場を貫くため、彼とは敵対せざるを得なくなる。
- サー・ガウェイン
- 円卓の騎士の一員にして「忠義の騎士」として有名。系図上の甥であり影武者も務めていた。彼もまた聖剣エクスカリバーの姉妹剣を持つ。
- 料理的な部分では雑な所があった。
- サー・トリスタン
- 円卓の騎士の一員。イゾルデとの愛で有名。
- あまりにも献身的な王についていけないと感じたのか、「王は人の心が分からない」と言い残し、円卓から去って行った。
- 相変わらず起きているのか寝ているのかわからないため、ちょっと苦手としている。
- サー・アグラヴェイン
- 円卓の騎士の一員にして秘書官であり系図上の甥。「傷知らずのアグラヴェイン」或いは「鉄のアグラヴェイン」の二つ名を持つ。
- モルガンから差し向けられた刺客だが、セイバー本人は「無口だが人を見る目は誰よりも確か」と信頼を見せていた。
- サー・ガレス
- 円卓の騎士の一員で系図上の姪。彼女の死が円卓の騎士の崩壊の一端となってしまう。
- 『Grand Order』で再会した時は、最後まで共にいられなかった事を盛大に泣かれてしまうため、慌てふためくセイバーの姿が目に浮かんでくる。
- サー・パーシヴァル
- 円卓の騎士の一員。『聖杯探索』のメンバーで「ロンギヌスの槍」を持ち帰った。
- ガウェインと同じく、料理的な部分では雑な所があった。
- サー・ギャラハッド
- 円卓の騎士の一員。『聖杯探索』のメンバーでありランスロットの息子。
- 聖杯を見つけ出すも、自身の願いによって天に昇る事になった。
- マーリン
- 宮廷仕えの魔術師。良き師だったが、いたずら好きでもあり、セイバーを散々困らせた。
- セイバーが魔術師に対してある種の偏見を抱くようになった原因。
- ギネヴィア
- ブリテンの王妃。嫁いだアーサーが女と知ってもなお王を敬愛し、憧憬し、その生き方に倣おうとしながらも、それを貫き通すにはあまりにも普通すぎた女性。
- 王と王妃の関係も理想のみで成立するものと確信し、理念の尊さだけが人間を結びつけるものだと信じ込んでいたがサー・ランスロットと出逢ったことで運命が狂い始める。
- モードレッド
- 円卓の騎士の一員でありながら反乱を起こした息子(後に男性から女性に設定変更される)。
- 最後は王と相打ちとなる。
- モルガン
- アーサー王の異母姉にして、モードレッドの母。
- マーリンに比肩する魔術師であったが、彼女の妄執がブリテンを崩壊に導く。
- トゥルッフ・トゥルウィス
- かつて魔猪に変化しブリテンを荒し回っていた元王。
- 民を守る為と、持ち物であった巨人の剃刀、鋏、櫛を手に入れる為に単なる害獣として駆除したが、それが原因で根深く恨まれることになった。
- リエンス王
- かつて敵対していたブリテンの王の一人。
- 敵の髭を剃り落してマントを作るという趣味があり、アルトリアに対しては髭が無いのでアホ毛を切り落としてやると挑発され、戦争に。
- アルトリアが勝った後は、代償にマーリン製の毛生え薬でもみあげと口髭を無理矢理繋げるという屈辱を与えた。
- ブリトマート(初代)
- エドムンド・スペンサーの叙事詩『妖精の女王』において、妖精女王グロリアーナを探して旅していた際の仲間であり友人とされた男装の女騎士。
- このため二代目のブリトマートからは出会った際に感激されていた。
その他
- セイバーオルタ
- 影に飲まれたことで生まれた、もう一人の自分とも言える存在。
- セイバー (Prototype)
- もう一人の「騎士王」。番外編で共演する事が度々ある。経験値氏作のドラマCDでは……
- 沙条愛歌
- 『Fate/Labyrinth』でのマスター。
- 戦闘面でのバックアップは完璧で、士郎でも作れないような幻想種料理を振る舞われ、姫君然とした彼女とは能力的にも性質的にも相性が非常に良い。無論、この時の愛歌は一時的なパワーダウンによって落ち着いていたので、本来の彼女とセイバーの相性は……
- セイバーライオン
- 『フェイト/タイガーころしあむ アッパー』では同居人として、姉妹のように接している。
- アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕 (ランサー)
- 自分自身の別の可能性。
- 『ちびちゅき!』では体育祭の二人三脚で組まされ、一部の体のサイズの違いから「イジメですか!?」と激怒した。
- 翡翠
- 『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA』で対戦した際に曰く「梅サンドは故郷の味がする」とのこと。
名台詞
Fate/stay night
- 「問おう。貴方が私のマスターか」
- Fateを象徴する台詞の一つ。召喚され、側にいる士郎に問いかけたもの。
- 『Zero』で切嗣に召喚されたときや『Grand Order』での召喚時でも意図的に同じ台詞が用いられている。サーヴァントの間でも「一度は言ってみたいセリフ」の第一位にランクインしているとか。
- また、この時の「マスターが座り込み、サーヴァントが直立して見下ろしながら問いかける」というシーンが通称「運命構図」として以降の多くの漫画・映像化されたFate作品で登場してくるほどにFateシリーズの象徴となっている。
- 「───さあどうかな。 戦斧かも知れぬし、槍剣かも知れぬ。いや、もしや弓という事もあるかも知れんぞ、ランサー?」
- ランサーとの緒戦にて、「見えない剣」の存在をランサーから誰何された際の返答。
- 騎士道一辺倒というわけではなく、このような軽口を叩く事もある。勿論、剣だということはバレているという前提での冗談であろうが。
- 「貴方は───シロウは、私と似ています。だから貴方の間違いも判る。このまま進めばどうなってしまうかも、同じだから判ってしまう」
「……シロウ。あの事故は貴方のせいでもないし、その責任は貴方が負うべき物でもない。───貴方には、償うべき物などないのです」 - 士郎の過去の光景、冬木の大火災を垣間見、彼の特異な精神構造(過剰な他人優先、自分軽視)の理由を理解したセイバーが、士郎に忠告する際の台詞。
- 『似た者同士』であるということからか、セイバーは『Unlimited Blade Works』で同じようなことを言った凛と違い、過去を忘れたらいい、とは言わなかった。
- 『聖杯』を取り、自分と同じ願いを叶えることこそが士郎を救える唯一の道だと信じるが故に。
- 「判らぬか、下郎。そのような物より、私はシロウが欲しいと言ったのだ」
- 過去への執着を振り切り、過去を変えるという願いを間違いだと命懸けで正してくれた士郎の方が聖杯より大事だと明言する。
- ある意味プロポーズである。言った相手は外道神父だが。
- 「───やっと気づいた。シロウは、私の鞘だったのですね」
- 失われた自分の鞘が士郎の中にあることを知って。
- 「切嗣は正しかった。彼は、私を裏切ってなどいなかったのですね」
「あの聖杯は、私の求めるものではなかった。……いえ、もとより聖杯など必要ではなかったのです。切嗣は、それに気が付いていたのでしょう」 - 求めていた聖杯の正体と、自身に聖杯を破壊させたかつてのマスターの真意を知った際の、懺悔に似た呟き。
- 当時の状況ではやむを得なかったとはいえ、あまりにも遅すぎたきらいはあったが―――ようやく全てを悟った彼女はもう謝れない相手に言葉をかけ、ずっと抱いていた想いと決別する。
- セイバー「最後に、一つだけ伝えないと」
士郎「……ああ、どんな?」
セイバー「シロウ―――貴方を、愛している」 - Fateルートにおける、士郎に対する別れの言葉。
- 「――甘い! 先ほどのデザート、白玉あんみつチョコ饅頭なみに甘い!
そのような考えだからこそ、キャスターなどというド外道に誑かされたあげく、
アーチャーのような性根の捻れ曲がった野郎に罵倒されるのです!」 - UBWルートにおける、士郎の妄想受け答え内でのセイバー。
- なので厳密には本人が言ったのではないのだが、プレイヤーの心に強い衝撃を残した。
- 「………私は彼を護り、剣となると誓った。契約が無かろうと、この誓約に変わりはありません」
- アニメ版UBW18話より。衛宮士郎を殺さんとするアーチャーの前に立ち塞がって。
- マスターを失い、魔力供給もままならず、無理をすれば自身も消滅するという瀬戸際にあろうとも、かつて立てた騎士の誓いに則って彼女は己が主君と定めた者の盾となる。
- ───例え、変わり果てたかつてのマスターその人と剣を交える事になろうとも。
- 「失礼をした。…確かに、お互い時間はない」
- アニメ版UBW第23話にて、聖杯の顕現を目論むギルガメッシュを止めるために駆け付けねばならない状況で、門番であるアサシンを倒そうにも間合いを取れば秘剣・燕返しを撃たれてしまうため、つばぜり合いに甘んじている時に。
- マスターであるキャスターを失い、この世に留まる意味が無いはずと思われたアサシンの、たった一つの望み――挑発に思えたアサシンの言動は、生前名を残せぬままに終わったが故の、強者との勝負を望む声でもあった。それに気づいたセイバーは風王結界を解除し、約束された勝利の剣の本体を開放。アサシンの燕返しと真っ向から打ち合って突破した。
- 「───はい。おかえりなさい、シロウ――」
- 『Realta Nua』で追加された、セイバーEDのその後を描くエピソードから。
- 永遠にも思える永い時間を越え、奇跡のような再会を果たした士郎を、セイバーはアーサー王ではなくアルトリアとして、笑顔で迎える。
- 「………………雑でした」
- ブリテンでの料理を思い返して。
- ひたすら続く「…」、それすなわち彼女が抱いてきた怨嗟である。
- なお、この事については息子も概ね同様の見解らしく、故郷を『食の暗黒島』と揶揄されたときには「反論できない悪口はやめろ」と返している。
- 『Fate/EXTRA CCC』にて、部下のガウェインが当時のセイバーの食事を再現したが、ただ材料をすりつぶしただけの料理とはとても言えない代物だった。
- 「大量のポテト&ビネガー&ブレッド、エールがあれば良い」とはガウェインの弁。
Fate/hollow ataraxia
- 「魔術は凛、剣術は私と言っておきながら、実に気が多い」
- 士郎がライダーの戦法を真似てみせたことをきっかけに機嫌急降下。それまでは士郎の上達ぶりにご機嫌だったのだが……。
- 彼女にとっては、最愛の弟子が他人の影響も受けていたことが許せなかった様子。アニメ版UBWで士郎が初めてアーチャーの剣筋を真似た際も若干拗ねている。
- 「この味が有れば、我々はまだ戦えた……!」
- 焼き芋を食べて。
- サツマイモをただ焼いただけ。彼女が忌避する「雑な料理」であるというのにこの美味さ。感動した腹ペコ騎士王であった。
- しかもサツマイモは荒地でも育つので『救荒作物』といわれ、更に栄養価も高く保存も比較的容易と、兵糧として非常に優秀な作物。確かにこれがあれば兵糧面では「まだ戦えた」かも知れない。
- 「そんな事はない。
あなたのような少年の憧れになることは、いつの時代でも、戦いに赴く者の何よりの励みになるでしょう」 - 自分の様なへたくそに憧れられても、相手は迷惑だろうと卑下する少年に対して。
- 彼女自身も戦う者であり、人々の理想を背負うものだからこそ、その言葉には実感がこもっている。
- 「だ……大丈夫だ、が、がぉー…………」
「がっ、がっ、がぁぉぉぉぉーーーーー!」
「がふがふっ! シロウ、貴方も飲むんだがおー!」 - 間違えてイリヤの持ってきた薬を飲んでしまい、語尾がライオンになってしまったセイバー。セイバーライオンの元ネタともいえるだろうか?ちなみに凛は「にゃー」になっていた。
- 「今度は、お湯にも私にものぼせないようお願いします」
- PC版(R18)にのみ存在する隠しエピソード『金の湯舟』にて。
- 熱めのお湯を張った湯船でセイバーと情事に及んだ結果、当然の如く湯当たりした士郎に対し諭すように微笑みかけながらかけた台詞。その無敵のヒロインぶりに、終始主導権を握られっぱなしだった士郎は白旗を上げざるを得なかった。
- なお、こんな事を言ってはいるものの、先に士郎が入浴している事を承知の上で風呂場に乱入し、一緒に湯舟に浸かったり士郎の膝上に乗ったりして彼をその気にさせたのは他ならぬセイバー自身である。
- このエピソードにおけるセイバーの
本編とは打って変わった積極性や情事に及んだシチュエーションのインパクトがあまりにも大きかったためか、後述のタイころなど全年齢版のFate関連作品でも"騎士王&お風呂"の組み合わせはネタにされる事が多い。元ネタがR18シーンであることを踏まえると全年齢版でもネタに使われるのは非常に珍しいといえるが、それだけこのエピソードのインパクトが大きかったということだろうか。
- 「……ここは未来を重んじる者のみが至る梯子だ。私にも、貴様等にも踏みいる余地はない。それを傲慢と呪うのならば───」
「いざ、死力を尽くして来るがいい。この剣にかけて、貴様等の挑戦に応えよう───!」 - クライマックス。ビルへと至ろうとする無限の残骸の前に立ち塞がって。
- テンションが上がること請け合いの名シーンだが、「未来を重んじる者」に自分をカウントしていないあたり、彼女らしく、そして悲しい。
フェイト/タイガーころしあむ
- 「平和な日常(ごはん)を取り戻すためであれば、私は無慈悲な鬼にも、冷酷な王にもなります!!」
- 自分のシナリオにて。士郎たちの味覚がおかしくなってしまった原因を解決し、美味しい料理をのんびり味わいながら過ごせる日常を取り戻すために頑張る。
- 平和な日常=美味しいごはん。
- 「…あ…うぁ…ああああああああ許せません!! 許せませんギルガメッシュ!!」
- カレンシナリオにて。カレンに一口も食べてない鍋を台無しにされた。今回ギルガメッシュは何も悪くないが、食べ物絡みだからか、普段の行いのせいだからかセイバーは聞く耳持たない。
- 「深い考え?……まさか!学生に変装して、安価な学食をたらふく食べようという考えですか!?」
- キャスターシナリオにて。穂群原学園の制服を着た[注 3]キャスターを見て思いついた斬新なアイデア。ちなみに穂群原学園の学食は士郎基準ではそれほど安くないとのこと。
- 「萌えキャラになりたいです」
- フェイト/タイガーころしあむ 特典ドラマCD『虎の威を借るケモノたち』にて。
- 意外すぎる願い。今のままで十分萌えキャラで可愛いのにセイバーは気づいていない…。そして生まれたセイバーライオン!
フェイト/タイガーころしあむ アッパー
- 「何に苛立っているのかわかりませんが、今度からは他の人に当たる前に……まず、私にぶつけてください」
「……それが貴方の姉である私の務めだからです」 - セイバーライオンルート。厳しい事を言うのも妹(セイバーライオン)を想うからこその態度。セイバーは厳しくも優しい良いお姉ちゃん。
- 「んなっ!なななななっ!! な、なんという悪口雑言……もはや見逃すことなど出来にゅ!!」
- アイリルートにて。前述の『金の湯舟』での一件をセイバーオルタに揶揄され、動揺のあまり言葉を噛んでしまった。
『Hollow』で彼女のR18シーンが屍姦に見えてしまうからという理由で没にされた事への八つ当たりだろうか…
- 「確かに。その美しさ、気高さ、そして優しさ。貴方は何も変わっていない、アイリスフィール。本当にあの頃のままだ」
- 同上。アイリと再会して、過去を懐かしむかのように話す。ちなみにアイリの方はセイバーと別れてからまだ半年らしく、そのことにセイバーとイリヤは驚いた。
- 「むっ?!にゃんですか貴方達は?
ただでさえシロウが留守で食事が簡素なのにまた頭数が増えて……このおひつのお米は譲りませんにゃ!」 - アヴェンジャールート。ネコミミ洗脳され我を失ってるとバゼットは思ったが、アヴェンジャーは何時も通りだと言い帰ってきた気がすると呑気だった。
- ネコミミ洗脳されても腹ペコ属性は変わらないようだ。
Fate/Zero
- 「我が眼前で騎士道を穢すか、外道ッ!」
- ランサー陣営を壊滅させた後の切嗣への叫び。
- 普段は冷静であるセイバーだが、互いに認めあった好敵手を犬死させ、その上騎士を「誇りと名誉を掲げる殺戮者」と詰った切嗣に対し、怒りを爆発させた。
- 「――衛宮切嗣。かつて貴方が何に裏切られ、何に絶望したのかは知らない。
だがその怒りは、その嘆きは、まぎれもなく正義を求めた者だけが懐くものだ。
切嗣、若き日の本当の貴方は、『正義の味方』になりたかったはずだ。
世界を救う英雄を、誰よりも信じて、求め欲していたはずだ。――違うか?」 - ランサー陣営を卑劣な手段で壊滅させた切嗣と口論(と呼べるかは判らないが)した際の台詞。切嗣にとってはトラウマをモロに抉られる言葉だった為、それまでは冷ややかに蔑視するか、徹底して無視していたセイバーに、初めて深く煮えたぎるような怒りの念を向ける。
- 「ごめんなさい……ごめんなさい……私が、私なんかが……ッ……」
「…いつの日か、必ず聖杯を……」
「王になるべきは……私では、なかった……!」 - 第四次聖杯戦争が終結し、かの死屍累々たる丘で、聖杯戦争中のランスロットの最期の懺悔を思い出し、涙を流しながら口にした後悔の言葉。
- この身を焼くほどの後悔が、彼女の願いを自己否定による救済へと変貌させた。
- なお、1段目は原作にもあるが、2段目以降はアニメ版で追加された台詞[注 4]。
とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦
- 「貴様、何スロットだ?」
- 雁夜ルートで、彼女が素顔のランスロットを発見し、問い詰めた時の台詞。とにかくこの時の彼女はすっげぇ悪い顔をしている。
- 他にも「好きな湖は?」「略奪愛というものについて、どう思う?」「粘着質なストーカー行為は、騎士としてありえるのか?」など容赦なく責め立てる。
- それにしてもこの騎士王、ノリノリである。
- 「もっきゅもっきゅ。どこか懐かしいワイルドな味付けですが、悪くありません」
- 綾香ルートにて。王なのに料理が出来るプロトセイバー。でも味は雑らしい。
- 「ふっ、見た目通り甘い男だなペンドラゴン。
お前が伸びている間に美味しそうなランチはいただいたぞ」 - 同上。衛宮邸で休憩していたプロトセイバーを後ろから殴りつけお弁当を奪うという、騎士道に有るまじき行動。
- それなのに、反省も良心の呵責も一切なし。そんなだから「プロトセイバーはアルトリアの上位互換」なんて言われると思うのだが……。
- 「ふ。自分を捕まえて仮にも、とは笑わせる。
私は貴方の影でもあり、貴方の未来の可能性。
剣を取れ、聖剣使い。原典がどれほどの力を持つか見せてもらおう。」 - 同上。「仮にも騎士を名乗るなら、名を明かせ」というプロトセイバーに対して。
- 遂に自分を「影」って言っちゃった。セリフも顔も、物凄く悪役っぽい。
- この時の冬木市の住民は愛歌の影響で、皆死んだ魚のような目をするようになっており、彼女もこれのせいで変になっていたと信じたいところだが……。
- 「う……私は今まで何を……? たしか、怪しげな少女から花を渡されて……
いや、それより誰だ、この見覚えのある三騎士は?」 - 同上。プレイヤー側が負けたら出てきた台詞。
- 色々おかしかったのは愛歌が原因のようだ。
Fate/Apocrypha
- 「私は貴公を憎んだことなど一度もない。貴公に王位を譲らなかったのは__貴公に王としての器がないからだ」
- モードレッドでの過去の回想での台詞。父の関心を引くために謀反を起こしたモードレッドに『無関心』という対応を取る。騎士王らしい敵に恨みを残さない高潔な精神であるが、モードレッドが最も逆上する台詞であったのは言うまでもない。
Fate/Grand Order
戦闘
- 「叩き斬る!」
「風よ、舞いあがれ!」 - 初期のモーション、モーション一新後のエクストラアタック時の台詞。二段目では『風王鉄槌』を放つ。
- 「ええ、決着をつけましょう」
「束ねるは星の息吹。輝ける命の奔流。受けるが良い! 『約束された勝利の剣 』!!」 - 宝具選択&開放。今、常勝の王は高らかに手に執る
聖剣 の真名を謳い、光の奔流をもたらす。
マイルーム
- 「問おう。貴方が私のマスターか?」
- 召喚ボイス。最早お決まりと化した、されど輝きを失わない彼女の「いつもの台詞」。
- ランサー時での召喚ボイスはこれと対をなしている。
- 「更に段階が上がったようです」
「共に成長しましょう」
「どうでしょうか。期待に応えられると良いのですが」
「王としての姿は戻れど、私たちの誓いは変わりません。我が聖剣は貴方に預けます。さあ、行きましょう、マスター」 - 霊基再臨一回目から四回目の台詞。
- 成長し、王としての姿を取り戻してもその誓いは、聖剣を預ける相手は変わらない。
- 「好きなもの? すみません、あまり思いつきません」
「嫌いなものもあまり思いつかなくて……。お恥ずかしい」 - マイルーム会話「好きなこと」及び「嫌いなこと」。
- 王として私心を殺してきたためか、若い時分のifや黒い時とは違い個人的な欲や望みが非常に薄い。
- ある意味彼女の「人の心がわからない」面の一端ともとれる。
- あるいは、彼女が己の望みを見出すに至る世界はここではなく、『Grand Order』の世界においては彼女は助力してくれる幾人もの英霊たちの一人に過ぎない、ということであろうか。
- それが食であれ、愛であれ。
- 「聖杯探索には思うところがありますが、それも過去のこと。悪しきものであるのなら、正すまでです」
- マイルーム会話「聖杯について」。
- アーサー王伝説の一説として語られる「聖杯探索」。
- 伝説を彩る円卓の騎士たちの多くが登場した今となっても、型月の世界におけるソレがいかなるものであったのかは断片的な情報しか存在しない。
- なにやら含みのある言い方だが、その胸中は如何に……?
- 「人類を救う戦いです。私たちの責務は何より重いものです、マスター」
- マイルーム会話「絆Lv1」。
- まだまだ付き合いも浅い段階で、個人の好悪や方針の助言、忠告などでなくまず義務や責務の確認が口に出る。
- 真面目な委員長気質、という彼女の性格の一端が非常によく判る台詞。
- 「なぜ男装していたのかですか?私の時代では王権は男性のもの、そもそも少女の身では何も守れなかったのです」
「ですが…そうですね。すこしだけ夢に見る事もありました。もし王の剣を抜かなければ、私はどんな人生を送っていたのだろうか、と」 - マイルーム会話「絆Lv2」及び「絆Lv3」。
- かつて夢で思った「もしも」を語るが、それは奇しくも同じく女性の身で王としてあったアルテラと同じものだった。
- 周囲の者の期待を受けて王となったと言う点も似るが……アルテラという存在の起源について知っていると両者に共通項があるという事実に色々考えさせられる。
- 「マーリンを知っていますか? いたずら好きの大魔術師ですが…頼りになる人物です。彼が味方にいれば心強いのですが」
- マイルーム会話「絆Lv4」。マーリンについて。
- 『stay night』のプロフィールでは彼を天敵としたこともあるが、過去のわだかまりなどは特に出さずに信頼のみを口にする。
- ……彼女の顛末を悔いているらしい当のグランド糞野郎がこの素直な信頼を向けられた場合どんな表情をするのだろうか。
- なお、ゲーム的にはマーリンは彼女に足りないクリティカル威力の補強、防御・回復や、長所である宝具の発動補助や火力増強もできるため相性は非常に良い。
- 「貴方の指示は気持ちがいい。不思議と暖かな気持ちになります。私の剣が幾ばくかの力になるのなら、全霊を以て貴方の力になりましょう、マスター」
- マイルーム会話「絆Lv5」。
- 幾度にも渡る戦いを共に潜り抜け、絆を深めたマスターに対する評価と力強い肯定の一言。
- 義務や責務ではなく、個人への信頼。人の未来を救う重責ある戦いではあるが、その戦いの原動力は少し変わった。
- 「英雄王とまで契約するとは、大したものです。彼は……その……色々と問題のある英霊ですが、その実力は頂点の一つでしょう。あの言動もそのうち慣れますよ。……まあ、私は慣れませんでしたが」
- マイルーム会話「ギルガメッシュ」。
- その実力を認めてはいるものの、やはり性格的に相容れないらしい。一貫して天敵認定しているのは伊達ではない。
- 「赤い外套のアーチャー……彼と共に戦う時が来るとは、うれしくもあり、悲しくもあります。
本人がどのような人生を辿ったとしても、あの英霊は戦い続ける運命にあるのですね…」 - マイルーム会話「エミヤ」。
- かつて敵であり、仲間でもあった彼と、彼の正体に想いを馳せる騎士王。前半の台詞を喋る時などは頬を染めている。
- アーチャーが記憶が摩耗する中でもセイバーの姿をずっと忘れなかったように、彼女もまた、彼とかつてのマスターの事は忘れていないようだ。
- 「む……これは収穫の予感がします。様子を見に行きましょう」
- マイルーム会話「イベント開催中」 。
- 凶作続きだったブリテンの王だったからか収穫は重要らしい。
- ランサー時でもニュアンスは異なるが、これと似たような台詞を言う。
イベント
- 「な!?そ、そんな、春日山くんだりから頑張って出陣してきたのにまさかの無駄足……。
甲斐の兵糧を根こそぎ奪って、美味しいご飯をお腹いっぱい食べたかった……。
かくなる上は仕方ありません!!私のご飯のため……、いや、我が領民のため!!
貴方達の兵糧を頂くとしましょう!!いざ、毘沙門天の加護ぞある!!」 - 「ぐだぐだ本能寺」より。主人公達に襲いかかる上杉アルトリア。台詞だけならいつもの腹ペコ王だが、主人公と信長が「血も涙もない戦国経済」、「戦国はこんな感じだから困る」とフォローしている通り、戦国時代では兵糧を奪う為に戦を仕掛ける事が普通にあった。
- 「くっ……、この私が負けるとは……朝ごはんを3杯で我慢したのが敗因でしょうか……。
ところで全然関係ないのですが何となく私、黒より影薄くありま……せん……?」 - 同上。敗北後、とうとう(今作においては)自分が黒より影薄くないかとメタネタをこぼすが、彼女の懸念(?)どおり、この後すぐに黒の派生が二種類も実装されることに。
- 本編に出番がないとほぼ明言されてしまっている彼女が黒やら赤やら桜やらより目立つ日は来るのだろうか……?
- 「………聖杯で、白米を?」
「災難でしたね、武蔵殿。ゆっくり静養されると良い。
……なるほど。聖杯で、白米を……」 - 2019年夏「見参!ラスベガス御前試合 水着剣豪七色勝負!」エピローグより。
- サーヴァントとしては2016年夏イベントのプロローグ以来久々の登場。此度の騒動の元凶から話を聞いて「聖杯でお米を炊くこと」に興味津々。水着版同様相変わらずの腹ペコ王である。
Fate/EXTELLA
- 「戦場で相見えた以上、言葉は不要。
ガウェイン卿。成長を見せてもらう」 - ガウェインのサブストーリーで対峙した際の言葉。嘗ての主君の戦意に、太陽の騎士も聖剣の輝きを以て応える。
- 「ならば――」
「――ならば、ガウェイン。
貴公は是より先も“太陽の騎士”として在るがいい」
「聖剣を携える者として、
精霊の加護を受けし者として。
栄光の円卓に集いし十三の騎士がひとりとして」
「貴公は騎士だ。
金剛石が如く強固なその忠誠を、私は信じよう」
「かつて強大なる緑の騎士と相対した時も
貴公は自らの未熟を恥じたが……
何ら変わらぬ」
「あの時も、今も、貴公は同じくして。
誉れ高き騎士である。
たとえ時経て、仕える王が変わろうと……」
「貴方は、私にとっての誇りです。
ガウェイン」 - 第一の生での我が未熟と過ち、第二の生での我が王ならざる者への忠義を詫び裁断を委ねるガウェインに対して、聖剣を肩に当て、昔も今も変わらず、自分にとっての誇りだと最大の賛辞を贈る。
- 「以後、第三の生は貴方の思うがままに生きなさい。
栄えある太陽の騎士として。
仕えるべき相手を、
支えるべき新たなる王を既に見出しているのなら、
その者の助けとなりなさい。
(主人公の名前)。
貴方が気に掛けているあの人物は、
ええ、きっとSE.RA.PHの良き王となるでしょう。
私は、貴方の行いのすべてを信じます。
遠き場所から祈りましょう
私からは以上です、サー・ガウェイン。
我が永遠の騎士のひとりよ」 - 上記の台詞の後に、続けてエールという名の王命を贈り、太陽の騎士もそれを確と受け止め拝命する。
- 「おお……これは……
昨日よりも更に腕を挙げましたね、見事です店主。」
「このサクサクの衣!噛めば噛む程に甘い肉汁の溢れ出す豚肉!絶妙な上げ加減にライスが進むと言うものです。」
「お代わり自由のキャベツの千切りがまた良い。エビフライのエビはあれですね、先日開拓された海洋型の新領域で取れたものですね?」
「見事です。見事なエビフライです。プリプリです。これもまたライスが進む!」
「唐揚げも絶品です……熱々でも美味しい、冷めても美味しい!そしてやっぱり一口ごとにライスがもりもり進む!」
「ああ……至福の時です……SE.RA.PHに来て本当に良かった。」 - SE.RA.PH内の定食屋にて。無銘が推測したとおり、至福としか言いようのない表情で次々と運ばれてくる料理に舌鼓をうつ。
- 上記の台詞を見ての通り、どう考えても一般の定食屋で言えば2~3品分は平らげているのだが…恐ろしいのはこれらが「お代わり」として出てきた事である。
- 「店主!追加注文を頼みます!
ミックスフライ定食をひとつ、ご飯大盛り。
ミックスグリル定食をひとつ、ご飯大盛り。
―――ああ、それから昼定食をひとつ!もちろんご飯大盛りで!」 - 上記の続き。これだけ食べて更にお代わり注文。お前の胃袋はどうなっているんだ。
- 財布片手に青ざめた表情で脇に立つ主人公 (EXTRA)が何とも不憫である。
Fate/EXTELLA Link
- 「マーリン殺法!」
- DL特典衣装紹介動画で公開されたボイス。
- マーリンは一体何を教えたのであろうか。あるいは「マーリンを殺す方法」という意味なのだろうか。
ちびちゅき!
- セイバー「そっそそそそんな破廉恥なことは許しません。不純異性交遊は風紀委員であるこの私がーーーっ」
キャス狐「頭の固い生徒会の方は困りますね。では、“異性”交遊でなければいいのでは?」
セイバー「え」
赤セイバー「うむっ」
赤セイバー「体験入部とはいえ、部員は部員。後輩の面倒は先輩が見なくてはな………」
セイバー「ちょっ、まっ……」
赤セイバー「ほれ、力を抜くがよい♡」
セイバー「あっ~~~」 - 良妻賢部の活動で「夜の営みの練習」という明らかに風紀を乱す行為に「エクスカリハリセン」を抜くも、キャス狐に軽くいなされた挙句、赤セイバーに押し倒されてしまう。一応、生前には同性と同衾した経験もあるはずだが……
- ちなみに、その場には凜や式、青子、アルクェイドも同席していたが、セイバーを残してさっさと逃げ出した模様。
経験値氏関連作品
- 「赤うぜえええええ」
- 『コハエース』でお馴染みになった、オワコンオワコンうるさい暴君への叫び。
- キャラ崩壊はTYPE-MOONの定番とはいえ、ここから彼女はかつてないほどにぶっ壊れていく。
- 「なんです その言いぐさは」
「アーサー情けなくて涙出てきてますよ」 - モードレットにケチだのバカだの言われた後の台詞。
- 経験値作品でしかまず聞くことがないであろう色々と台無しな発言である。
- 「名乗りもせずに斬りかからないでください!!
騎士道とか空気とかあるでしょ!」 - 青さんの扱いが悪いことには定評のある『コハエース』より。新参セイバー、桜セイバーに先輩として胸を貸してやろうとしたら「隙あり!」と首を飛ばされ、ブロッケン伯爵状態で一言。まあ、いわゆるひとつのセルフパロディってやつである。
- 「ふぅ、エクスカリバーの最大捕捉は千人ですが、夕食のお肉のおかげで何とか7999匹まで捕捉できました」
- 「コンプはじめて物語」にて。8000匹のゴブリンをビームブッぱで一掃して。これを見たロードス勢の反応は、
- パーン「いやいや、おかしいおかしい。なんで剣からビームとか出るんだよ」
- ディードリット「時代は変わったのね……剣と魔法の世界が懐かしいわ」
- と非常にコメントしづらい状況に……。
- とは言え、ロードスの世界観ではゴブリン8000体は充分脅威なので、ビームブッ放は妥当な判断といえる。
- 「エッチィなのは良くないと思います!
うぅ、何ですかこの破廉恥な企画は! 責任者呼んできなさい!
騎士王自ら、角川ごと処断してあげます!」 - 日頃使用人が熱望していた「ちょっとエッチな福袋」を見て。娘がいて、士郎とラブラブなのに意外と初心である。
- ちなみに「エッチィなのは良くないと思います!」はセイバー役の川澄綾子氏が以前演じた某ヒロインの台詞から。
- 「面白いんですけどね、エヴァンゲリオン。
英霊的には使徒と一度やり合ってみたいものです。
見どころは、ATフィールドとアヴァロンの理論上最強防壁対決ですよ!」 - 話の流れでエヴァに触れて。ライダーさんに即座に「引きこもり対決じゃないですか」と突っ込まれる。
- ライダーさんは当然の事ながら、使徒とやり合う気は無いとの事。
- 「最新型と思いきやすでに旧型ローマ。あえて言いましょう、赤ざまあ」
- コンプティーク付録ドラマCD『コハトーーク』より。Apocryphaに登場する「赤のセイバー」が自分ではないと落胆する赤セイバーを盛大にDisる。しかし、その直後「赤のセイバー」が自分の息子ということを知り驚愕する。
- 「その通りです。みなさんようやくその理解に辿り着きましたか。数あるセイバーの中でも青セイバーは至高にして究極のサーヴァント。
いやー、そうストレートに褒められるといささか照れてしまいますが、仕方ありませんね。
いやー、つらいわー、アーサー王強すぎてつらいわー。ブリテンの歴史に燦然と輝く至高の騎士王でごめんなさいね。」 - 同上。最強のセイバーは誰かという話になり、他の面々からセイバーの強さを賞賛され有頂天になる。しかし、その直後強いのはエクスカリバーのおかげというオチが待っていた。
- 「なにがスゴイって今回のクラスカードですよ!! 強い!! 強すぎる!!
最近はセイバーってそんな強くなくね? とかいうふとどき者がふえてますがプリヤみろって話ですよ
いやーセイバーったらホント最強ですね 私全然興味ないですけど!」 - 『コハエースこれくしょん』より。『プリズマ☆イリヤ』5・6話を見ての感想。ご満悦で見え見えの自演をぶっちゃけまくる。
確かに圧倒的な強さを見せてはいるのだが、人格が吹っ飛んだ状態で、オルタモードで、おまけに敵なのだが、それでいいのだろうか。
琥珀からも「たしかに敵に回すとやっかいですね」とツッコミを入れられた。
- 「これは私も死んでる場合じゃないですね。」
- 『ぐだぐだオーダー』より。同時期に終わったufo版「Unlimited Blade Works」での死亡をネタにしたもの。死んでる場合ではないとは何事なのか…
- なおこのシーンでは墓から起き上がるネタだが、その後ろにある看板は「アーサー王ここにねてる」と何故か雑な扱いである。
その他の作品
- 「……って、何のドラマを展開してるんだーーーー!!」
- コンプティーク2012年7月号付録ドラマCD『アルトリア・ロマンス』にて。ボケしかいないのでセイバーがツッコミを入れざるを得ない。
- ロマンスと聞きてっきり恋愛物だと思っていたら男連中は男塾ごっこをしたり、ロマンスのジャンル定義について語ったりする内容。
- 「……なんでしょう、残念なキャラしかいない……」
- 同上、『アルトリア・ロマンス』より。学園もののお約束として、各々が属する部活動を明かした男性陣3人がいずれも若干どころでなく相当に残念なキャラクターと化していることへの諦念が滲んだ感想。しかしそう言ってる彼女も既にヒロインとしてだいぶ残念な状態である。
- 「あまりに無垢なエギーユ!!」
- 同上。「ならば改めて始めるとするか、このロマンス溢れる世界とやらを!」とか意気込んで仕切り直した端から先ほどまでの男塾ごっこを再開しようとするギルガメッシュに物理ツッコミが炸裂する。
- なお「あまりに無垢なエギーユ」とは『ストリートファイターIII』の使用キャラクター、レミーのしゃがみガード不可の特殊技であり端的に言えば踏み付けキックだが、喰らったギルガメッシュのリアクションからすると何かすごくいいパンチが入ったもよう。
- 「そりゃあ皇帝は死にますよ。死ぬのが彼らの仕事ですから。死なない皇帝とか聞いたコトないでしょう?」
- 2015年のエイプリルフール企画「TMitter2015」にて、銀河英雄伝説視聴中のライダーの「カイザーが死んだ」に対する返事。
- 王として生きた彼女の生涯を思うと、どことなく感慨深い一言である。
- 「あれは……シロウの魔術刻印……!?」
- スマホゲーム『スクールガールストライカーズ』とのコラボイベントで出張した際、行方不明になった衛宮士郎の気配を探知して遭遇した際の第一声。
- なお、出会った相手の外見は、士郎の魔術回路が表面に装飾された石膏像をツギハギしたようなグロテスクなモンスターという凄まじいもの。
- 「魔術回路」と「魔術刻印」は異なるという細かいツッコミさえ置き去りにする超展開に多くのプレイヤーが唖然とした。[注 5]
- ……こんなことになった原因だが、『スクールガールストライカーズ』はそのタイトル通り操作キャラは基本女性で、男性用のモデリングが存在しない状態で登場させようとした結果だとか。
- 幸い、敵である妖魔(オブリ)は人間の意識の成れの果てであり、衛宮士郎の意識がトラップされた結果こんなモンスターが湧いたとのことで、士郎本人というわけではなかった。
- 「貴方は…アーサーとして、このブリテンをどのように治めるつもりなのでしょうか」
- スマホゲーム『乖離性ミリオンアーサー』とのコラボにて。
- このゲームは、タイトルの言葉通り「貴方は百万人いるアーサー王の中の一人である」というとんでもない設定であるが、実際にブリテンを統治して破局を迎えた先達からの言葉と考えるとなかなかに重い問いかけである。
- 「はい。…今私を呼びましたか? ああ、他のアーサーのことでしたか…」
- 同上。上記のように「アーサー王」が山ほどいるので、こういう事態も起こりうるのだろう。……TYPE-MOONのスマホゲームでもだいぶ向こうを笑えない状況になってきている気もするが。
その他
- 「問おう、貴方のソフトはマスターか!」
- PS2版「Realta Nua」のとあるバージョンを起動させた時に出てくる――という筋書きで非公式に出回ったネタメッセージ。こんなの見たこと無いと疑問に感じた貴方は正しい。
- 当初はP2Pで流通していた、違法コピーされた海賊版ソフトを起動させた時にこのメッセージが流れ、更にメモリーカードが初期化されて画面がストップすると思われていたものであるが――後に有志が実際にコピーディスクで検証してみたところ、この映像自体が真っ赤なフェイクであることが判明してしまった。
- こんな機能が市販製品で誤作動を起こそうものならたちどころに回収騒ぎになりかねず、実際にも2011年以降の法改正により「たとえコピーガードの機能であろうが、他ソフトのものも含めたセーブデータを勝手に消去してしまうもの」は立派なコンピュータウイルスに該当し、処罰対象になったほどであった。おまけに本物とはフォントが全く異なるため、偽映像だともわかりやすいことだろう。
- ともあれ、海賊版の購入はそれだけで犯罪行為であることをお忘れなきよう。
メモ
- Fateシリーズの顔。通称「セイバー」。彼女が登場しない作品でも「彼女のそっくりさん」、いわゆるセイバー顔のサーヴァントが、彼女と同じく「主役級のサーヴァント」「セイバーのクラス」「一般には男性と認知されているが、実は女性」の英霊として度々登場する。
- 今のところ、「アーサー王」が登場する『Fate/Prototype』シリーズを除けば唯一『Fate/strange Fake』のみセイバー顔のサーヴァントが登場しない。ただしこれは武内氏の「セイバーの性別を女性にし、セイバー顔にしないか」という提案を成田氏が断ったためで、武内氏は『Fake』にもセイバー顔を登場させようとしていた。
- 基本的にファンからは普通に「セイバー」と呼ばれるが、最近セイバークラスが増加の一途を辿っているため彼らとの呼び分けのために「青セイバー」「青王」「ペンギン王」「青ペン(青、ペンギン、ペンドラゴンを掛けている)」等々の呼び名で呼ばれることも多い。
- ちなみに「ペンギン王」は半分公式であり、『Grand Order』でモーションが変更された際、竹箒日記にて[出 11]「鮮やかなブルーのマントを羽織ったペンギン王」と呼ばれた一幕があった。
- 彼女が誕生したキッカケは、キャラクターデザインを担当した武内が金髪萌えを公言しているのもあってか、制作の初期衝動は小柄で金髪の少女騎士を描いてみたかったという一点につきる。ただ、キャラクターを構築していく際に清涼感のあるキャラクターにする、ということをコンセプトにも加えた。[注 6][出 12][注 7][出 13]
- 前髪でひと房だけハネている毛は「クセ毛」であって「アホ毛」ではない。武内氏的には「アホ毛はツムジから生えている物」であるらしい。
- ごく一部のシーンを除いて入浴中でも就寝時にも解かない巨大なお団子髪(『マーガレット』と呼ばれる髪型に近い)。
実際にこの髪形を再現するには相当の髪の長さ・量が必要となる。解いたシーンや『Zero』の男装シーンで表現されている長さでは全然足りないのだが、どうやっているのだろうか?
また、かなり複雑な結い方なのでリボンを解いたくらいでは後ろには下りないはずである。- 原作の公式設定に「髪結の精霊キューティクル、メデュラなどの多数の精霊の加護を得ている」とあるので、精霊達がよしなにやってくれているのかもしれない。
- 彼女自身は貧乳であるが、「よく似た別人」という設定のネロやジャンヌはどういうわけかいずれもナイスバディ。もっとも赤セイバーはセイバーを知ってるガウェインが無反応だったり、ルーラーも別に似ていないと語られている為に本当に「よく似た別人」なのかも怪しい所だが。
- ちなみに、貧乳であることを気にしており、『hollow』ではそのことをからかったクー・フーリンをぶっ飛ばした挙句に猛スピードで追い回し、『FGO matelial』では胸の違いを言ったジルを聖剣で消し飛ばした。
- これは聖剣を手にしたせいで成長が止まってしまったのが原因。……まあ、性別を偽るにはこの方が有利ではあったのだろうが。なので、聖剣の使用を止めて聖槍を使うようになった可能性の姿で召喚されると打って変わってナイスバディになったりする。
- 筋力はB以上だが、これは体内に魔力を流した状態、簡単に言えば戦闘時のもの。平時は見た目相応の少女としての身体能力しかないので、バッティングセンターでバットの重さに振り回されたり、凛のダンベルを持ち上げようとして腕を痛めたりしていた。
- 彼女の持つ宝具のうち、「全て遠き理想郷」と「勝利すべき黄金の剣」はこやま氏が一からデザインしたものだが、「約束された勝利の剣」のみ武内氏のデザインをこやま氏がリファインしたものとなっている。
- 長い人生を送っているが、男性経験は第五次聖杯戦争開始時点でゼロ。ただし「女性経験」なら存在し、前述の通り息子もいる。
- 彼女だけでなく、その後の作品で登場した円卓の騎士達も総じてハイスペックなサーヴァントであることから、ファンの間では「こんな化物達が(少なくとも)12人以上いても撃退できなかった蛮族って一体…」「この面子でも村一個を犠牲にしないと勝てない(笑)」「BANZOKU」などと言われていた。しかしアーサー王伝説の蛮族とはサクソン人、すなわち後に現代に至るまでの千年以上、世界中を侵略し尽くしたアングロサクソンの祖先である。
- 「アルトリア」はアーサー王のモデルになったと言われる英雄アルトリウスの名前を女性名風にもじったものと思われる。が、実際にラテン語圏に存在する名前なのかは不明(そもそもルキウス・アルトリウス・カストゥスというフルネームから分かるとおり、アルトリウスは個人名ではなく一族の名を表す「氏」である。)。
- 竜の因子の持ち主でもあり、士郎と魔力供給を行う際にも彼は彼女の内面に竜を幻視した。
- 生前は因子の影響で容易く膨大な魔力を生み出したとされる。一方で竜殺しの属性を持つ攻撃に弱いという弱点が出来ており、魔術で傷つけられた事など皆無と語る自慢の対魔力も竜殺しの魔術には意味を成さなかった。
- 伝承においてエクスカリバーの刀身は30本の松明より眩しく輝き、アーサー王はこの剣で400人とも500人ともされるサクソン人を斬ったと言われる。Fateではこの由来から、1000の軍勢を薙ぎ払う光の剣として対城宝具に設定したと思われる。
- 伝承では円卓の騎士の中でアーサー王より強い騎士は何人かいるとされているが、本作のセイバーも彼女より剣の腕前が上の騎士がいると語られてる。但し、エクスカリバーを除いた場合の話だとされ、総合的な戦闘力はまた別の模様。そして実際に闘えば何故か彼女が勝つという不思議な現象が起きるとか。
- 「全て遠き理想郷」が「約束された勝利の剣」より強力な宝具に設定されているのは、作中で語られている通り、マーリンがアーサー王に剣より鞘の方が大事だと説いた逸話に由来する。
ただしこの逸話は、敵を倒すことより自国を守ることのほうが大事であることを諭すために、剣と鞘に喩えたという説もある。- 四次で切嗣がマスターとして用いた時は、士郎のような不安定さは見られずに十全に効果を発揮し、綺礼によって破壊された心臓すら即座に復元させてみせた。
- ただし、この際の描写が「"川が下から上に流れるような、本来起こり得ない現象"とされるサーヴァントからマスターへの魔力の逆流によって『全て遠き理想郷』の効果が発現した。」とされていること。言峰が心臓を破壊したにも関わらず、「ものの数秒で心臓が復元された」点について。そして、正式マスターでもないアイリが、セイバーが鞘に魔力を込めるまでもなく触れた瞬間に瀕死の重傷で衰弱しきった状態から立ち治る等。『stay night』時とは異なる設定及び描写に疑問を投げかける声も出ている。
- この通り非常に強力な性能を誇り、彼女の切り札とも言える「全て遠き理想郷」だが、現在数多くのFate派生作品でアルトリアが登場する中、この鞘が登場した作品はほぼ全て「冬木の聖杯戦争」に関わる作品群である。更に言うと彼女本人が「全て遠き理想郷」を使用できるのはほぼ『stay night』及び5次聖杯戦争の関連作品群である(一度だけエイプリルフール企画で使用した事はあるが商業作品のみだと全くない)。五次及び四次で使えない理由であった「宝具を手放している状態で召喚されている」という点は解消されているはずの『Grand Order』、そもそもデータの再現体でしかなく使えないにしても持っていなければおかしいだろう『EXTELLA』や『プリズマ☆イリヤ』ですら所持を匂わせる発言の一つもない。
- メタ的な考察だと勿論性能が強すぎると言う面もあるのだろうが、「全て遠き理想郷」が登場するのは「衛宮士郎」が存在する作品という点が共通している(一応エイプリルフールでも名前だけなら出たが)。『stay night』という物語、そして衛宮士郎というキャラクターにも深く関わりすぎた宝具だからこそ、他のシリーズ作品でも格別の扱いを受けている可能性が高い。
- 四次で切嗣がマスターとして用いた時は、士郎のような不安定さは見られずに十全に効果を発揮し、綺礼によって破壊された心臓すら即座に復元させてみせた。
- 彼女にとってイスカンダルの「王の軍勢」は威力のみならず、あり方そのものが衝撃だった。彼女が最後まで臣下たちと築けなかった絆を、真逆の王道を歩んだ彼が持っていたからである。
- 生前の彼女の在り方をうかがわせるフレーズの一つに、「アーサー王は人の心が分からない」というものがある。彼女なりの信念を貫いた結果ではあるが、死の際に己を振り返り、彼女はそこに後悔のしこりを覚えてしまった。
- 他に例えば、伝承ではランスロットと対立した際、円卓の騎士達の半数がランスロット側に付いて裏切ったとされる。ランスロットは元々アーサー王に匹敵する人気があったことに加え、幾度と無く仲間達の危機を救っていたことで人望があったためとされる。
- また円卓の全員に慕われた訳ではなく、彼女を女性と見抜いていた一部の騎士には女と見下されていたと語られている。更にモードレッドが反乱を起こした時は冷遇されていた豪族の大半がモードレッドに乗っかる形で反乱を起こしており、他の騎士達も彼女の決断に陰口を囁いているなど除々に信頼も薄くなっていったようだ。
- 本来、セイバーの望みは「ブリテンを救うこと」であり、方法としては「聖杯の力で過去へ遡ってやり直し、別の王の可能性も探りつつ、自身の治世で別の方策を取って安寧を築くこと」であり、自身の治世を完全に否定していたわけではない。
- しかし、「聖杯問答」でのライダーとのやり取りや、バーサーカーとの出会いが重なったことで、「全ての非は自らの実力不足にある」と必要以上に意識するようになってしまう。このため、願いは「自身の選定のやり直し(自身が選ばれたことそのものの否定)」へと変わってしまっている。
- そもそも士郎が彼女をほぼ尊崇し、彼女が自分の人生を認められた理由は「自分がしてきた選択自体に後悔は無い」という一点だった。「自分の選択全てに絶望していた」ことになった点は単に作者が違う故だろう。
- 士郎に召喚されたときに現れた召喚陣は、第四次聖杯戦争の折に彼女自ら描いていたもの。
元がアイリのための魔法陣であり、肉体の機能が低下していたアイリに代わってセイバーが描いたことで縁が生まれた。 - サーヴァントとして聖杯から現代の知識は与えられているが、未だ正しい意味での英霊とはなっていないため、英霊としての時代を超えた知識は持っていない。
そのため、神代や紀元前といった自身が生きた時代よりも前の英霊についてはある程度知っているが、自身より以後に現れた英霊についての知識はない。
クー・フーリンやディルムッド・オディナは名乗らずとも宝具から真名を看破しえたが、佐々木小次郎やジル・ド・レェが自ら名乗りをあげた際にまるで知らなかったのはこのため。 - 厳密には死者ではなく生者の為に他のサーヴァントとは多少違いがあり、前述の時代を超えた知識を獲得出来ていない事や霊体化出来ないなどの欠点がある。
尚、この性質の為に七つの英霊の魂を聖杯に取り込む事で「根源」への到達を可能にする儀式が容量不足になる為に行う事が出来ない―――つまり、彼女を召喚した時点で「根源」に到達する儀式は失敗してしまう(本編ではギルガメッシュが3体相当の容量の持ち主の為に可能だという)。 - 『stay night』及び『Zero』においてはまだ正式な英霊ではない為、英雄の最盛期を再現するというルールは適用されず世界と契約した時点の彼女が召喚される。その為「全て遠き理想郷」も含めアーサー王伝説にある数々の宝具はどんなに知名度補正があっても使えない。彼女が語った「剣士」のクラスにしか該当しないというのも恐らくこのせい。
- 後に『Grand Order』においてはランサーとしての適性があることが判明したが、冬木の聖杯戦争に参加した時点の彼女はこれには当てはまらないと思われる。
- 『stay night』と『Zero』で性格が違うという意見がよくあげられる。『stay night』では騎士道にそれほど固執しておらず、敵である凛に不意打ちを仕掛けた上容赦なく殺そうとした挙句令呪で止められて士郎に抗議するなど、どちらかといえば現実主義的な人物として描かれている。
- 公式ファンブックでセイバーが「私、なんか性格違うような……」と発言しており、『TYPE-MOON 10周年記念オールキャラクター人気投票』においてもセイバー(Fate/stay night)とセイバー(Fate/Zero)で別枠となっているので、性格の違いは公式の模様。
- 『TYPE-MOON 10周年記念オールキャラクター人気投票』にて四次と五次で別枠が用意されてたのは言峰綺礼とギルガメッシュだけ。セイバー、凛、桜、イリヤなどは『stay night』と『Zero』で分かれておらず、『Zero』の方で投票するには自分で書き込まないといけなかった。
- 『まほうつかいの箱』の投票企画「ALL RANKING TYPE-MOON」の第1回マイBESTキャラ投票にて600票近い投票が入り2位に入る。また、士郎とのコンビで第一回マイBESTコンビ投票でも2位に入っている。
- 公式サイトで募集された『TYPE-MOON 10周年記念オールキャラクター人気投票』では堂々の1位を獲得。
- 本来、英霊は死後「英霊の座」に行く事になるが、イギリスの人々にとってアーサー王は「いずれ蘇る未来の王」であるため、守護者にならない場合の彼女は例外的にアヴァロンへ行く。Fateルートの場合は守護者になる契約を打ち切っている為に死後はアヴァロンへ、UBWルートの場合は自分の道を見つめようと考え直しており、守護者となるかアヴァロンへ行くかは五分五分[出 14]。
- 彼女のステータスが、士郎がマスターの時に低いのは、変則契約の所為でパスが繋がらず魔力供給が極端に悪い所為もある。だが、パスが通じた後にも変化が見られない。
- エクスカリバー等の宝具やランサー時に騎乗しているラムレイとドゥン・スタリオン、モードレッドが奪ったクラレントとプリドゥエン、『Grand Order』にて言及されている猟犬カヴァス等の『Fate』に登場する物の他にも、伝説上のアーサー王は数多くの武具を所持している。鎖帷子のウィガール、兜のゴスウィット、短剣カルンウェナン、剣のセクエンス、透明になるマント、愛馬であるスプマドール等々。
話題まとめ
- 腹ペコ王セイバー
- 現在でこそ「セイバー=食いしん坊」という図式はごく当たり前のこととして認知されているが、当初、『stay night』の時点で奈須きのこ氏に、そのような意図はなかったらしい。確かに『stay night』劇中で士郎の料理に舌鼓を打って黙々と食したり、生前の食事を振り返って「…………雑でした」と述べているなど、ネタの片鱗は見て取れるが、後々に語られているほどの突飛なものではない。この時の彼女は士郎から魔力供給を受けられず、自力で少しでも魔力を補充しなければならなかったという事情もある。彼女が「腹ペコキャラ」となっていったのは、『stay night』発売後のアンソロジーコミック展開の中で、と思われる。ギャグを中心とする短編や4コマ漫画では、セイバーの食事ネタは彼女のわかりやすいキャラ付けとして定着していく。この流れを受けたのか、後に『hollow ataraxia』では公式に腹ペコセイバーのシナリオがいくつも採用されている。焼き芋、カキ氷、大判焼きを初め、高級食材のカタログに目を輝かせるなど。さらにギャグ色の強い『タイガーころしあむ』に至っては、セイバーの登場シーンの大半が食事がらみですらある。
- これらに反し、『Zero』では全くそういった面を見せていない。これは、第四次聖杯戦争当時の彼女はマスターからの魔力供給が万全であったため、ことさらに食事は必要がなかったという事情による。また、彼女と行動を共にしていたアイリスフィールもホムンクルスであるため、魔力さえ万全なら食事は二の次、という存在だった。(それでも二人とも食べること自体は不可能ではないので、紅茶のような飲み物や、来日直後に甘味屋を冷やかす程度のことはしていた模様)。そもそも彼女が「食」にこだわりを見せるようになったのは、士郎の手料理を口にした後のこと。アーサー王時代を振り返って「…………雑でした」と述べてはいるものの、当時はそれが普通だったので、その時には不満を覚えていたわけではなく、士郎に出会う以前にあたる『Zero』の頃も同様である。これらの事情により、『stay night』に関わっておらず、彼女が腹ペコキャラだと知らない久宇舞弥役の恒松あゆみ氏に対し、ラジオでセイバー役の川澄綾子氏がその事について語った際に驚かれるという一幕もあった。またこのネタは、『Zero』のキャラが出演する『タイころアッパー』の限定版同梱ドラマCDにも踏襲されており、アイリスフィールも彼女の食いしん坊ぶりに驚いている。
- 「…………雑でした」は、世界一不味いと評されしばしばジョークにもされるイギリス料理を元ネタにしたのだと思われる。が、現代とアーサー王の時代では人種も文化も全く違うことを記しておく。なお、この「世界一不味いイギリス料理」のネタは彼女のみならず、『hollow』でイギリスに一時留学していた凛も不満から気炎を吐いていた。不味くなったのは産業革命時代に入って、「食べられればいい」という食生活にせざるをえなかった為であり、それ以前はしっかりした食事が多かったそうだ。ただ 部下の「質より量」発言を考えると、当時の食文化はともかく騎士団の食事が雑だったのは確かなようである。むしろ彼女を通して伝えたかったことに、現代の食生活がどれだけ豊かなのか、当時に苦労した方である彼女を通して知ってもらいたかったのだが、何故か結果的にそういう(食いしん坊)扱いになってしまったのが実情である[出 12]。「Fate/Zero material」に収録されている対談の中には、虚淵氏の「あれだけ食いしん坊キャラにしたくせに!」というツッコミに対して、奈須氏が「俺のせいじゃねーよ!(笑)」と返している一幕もある。
- アーサー王の最期
- アーサー王の伝承は多岐にわたるが、その最期についても結構なバリエーションが有る。初期においては明確に「死んだ」と記述があったアーサー王も時代を経るに連れてアヴァロン島へと出航した後の死の描写があえて削除されるようになり、「来るべき時に起つ為にアヴァロンで眠っている」という解釈のもとで擬似的な不死性をも持った存在としてブリテンの伝承において扱われる存在へとなっていく。グラストンベリ修道院にあったというアーサー王の墓標にはラテン語で『Hīc iacet Arthūrus, rex quondam, rexque futūrus(過去の王にして未来の王アーサー、ここに眠る)』と刻まれていたという。本当かどうかはさておき、このキャッチーなフレーズは作家の心を掴んだようで「永遠の王」などの名著を生んだ。
- 転じてFateの世界では聖杯を求め、世界と契約を交わした結果、生きたまま異なる時空間に現れる存在となり、特殊な解釈であるとはいえ本当に「過去の王にして未来の王」となった。アーサー王がエクスカリバーを返した時点で亡くなっているFateルートの解釈は珍しい部類に入る。それはエクスカリバーを返した後のアヴァロン島への旅立ちの中で看取る9人の婦人の筆頭がここまで散々アーサーの人生を惑わせ、苦しめた姉のモルガンだからなのかもしれない。
- 邪神セイバー
- 邪神とはかなり造形が崩れたフィギュアを指す言葉を指しており、2004年に発売したあるゲームに付属されたフィギュアの出来が余りにも酷いことからファンを驚愕させた事からこの言葉が定着した。
- 2006年にて中国のアニメ雑誌『動画基地』の付属としてセイバーのフィギュアが同梱されたが、目がギョロッとしており、見目麗しい姿は何処にもないほど造形が崩れていた。…人形を愛するメルトリリスが見たらどう思うのだろうか。
- 後に『MELTY BLOOD Actress Again』内の会話パートにてネコアルク・カオスが言及していた他に、2015年のエイプリルフール企画にてモードレッドがそれを見かけたときはかなり困惑していたが、ランスロットとギネヴィアの枕元に置くために購入したとか。
- 体形と成長の可能性
- 本編でも派生作品でも体形(特に胸)がスレンダーである事をイジられる事が多々あるが、これは単に彼女の肉体年齢が10代の少女で止まっているためでしかない。(むしろ史実通りなら10代前半なのにやたらでかい清姫みたいなのが例外)
- 彼女がいくらか肉体的に成長したイフ側面は、ギャグ時空も含めてランサー、ランサーオルタ、疲れたOL、バニーディーラーなどいずれも大きくなっているため、純粋に肉体年齢が幼い事だけが原因だと分かる。
- 『Grand Order』での評価
- Fateシリーズの顔の一人とも言える看板キャラであり、
本編に登場しないと明言されたにも関わらず、イメージイラストやアプリアイコンに出張り、FGOでもサービス開始当初から実装されていた最高レアリティのセイバーであったアルトリアだが、キャラ人気に反してゲーム内の評価はイマイチ振るわなかった。 - これにはいくつか要因があり、
- 所持スキルがサービス開始当初ということもあってそれなりに強力ながらもシンプルすぎ、後発サーヴァントが所持するアルトリアと同種の効果を発揮するスキルの多くが「アルトリアの持つスキルと同種かつ同等の効果+更にメリット効果」だったため、相対的に「使い勝手は悪くないが尖った部分が無い」というマイナス評価につながったこと。
- 特に「直感」スキルは「唯一の長所である宝具火力の高上に寄与できない」「どちらかと言うとサポーター向けのスキルのため、クリティカルスターにあまり頼らないタイプのアタッカーであるセイバー自身ではあまり活かしきれない」「スキルランクが高く説明文に「スターを"大量"獲得する」とあるにも関わらず「スターを"獲得"する」同種スキルと獲得個数に1,2個程度しか差が無い(同じくサービス開始当初からいる「"獲得"する」サーヴァントに並ばれているケースすらあった)」といった点に加え、上記の後発サーヴァント絡みの点も併せてマイナスポイントが大量に目についたのか批判が絶えなかった。
- アルトリアの宝具火力は、自前のスキルによる強化を加味しても他クラスの全体宝具と比較して並か少し上程度だったのだが、彼女以外の全体宝具セイバーに彼女の宝具を越える威力を発揮できるモノが全くおらず、しかもこの傾向が新規の全体攻撃セイバーが何騎増えても、アルトリアの宝具威力が強化されても変化なかったこと。
- この点を指して「全体セイバーの宝具ダメージにはアルトリアキャップがかかっている」「エクスカリバーの呪い」等と、冗談半分本気半分で語られることも多かった。
- 加えて言うなら彼女含め全体セイバーの多くはNPのチャージ効率がそこまでよろしくなく、自慢の宝具も二発も撃てれば良い方という状態だったのも影響している。
- 以上の「サービス開始初期から実装されていたが故の低性能」故に他クラスの全体攻撃宝具持ちと比較して見劣りしているのは明白にも関わらず、強化クエストの実施の度に対象から漏れ続けたこと。
- 2017年にゲーム内で実施されたサーヴァント強化要望アンケートでは二位にランクインしてしまった……肝心の強化が実行されたのはそれから更に一年程後だったが。
- が挙げられる。
- その後、サービス開始から約三年という時を経て待望の強化クエストが実装、「直感」スキルがNPチャージを併せ持つ「輝ける路」スキルにグレードアップした。
- これにより、元々持っていた「宝具火力」という長所に加え、活かしづらかったNPリチャージ効果も併せて取り回し性能が改善し、ある程度連射が効くようになった。
- 真名の英語表記
- 彼女のファーストネームの英語表記は作品によって異なり、特に英語圏においてしばしば議論の対象となっている[出 15][出 16][出 17][出 18]。
- Altriaは公式に最も使用される綴りだが、スペルの由来について説明がつかないことや、「アルトリア」とは似ても似つかない発音となるため新旧ファンの間で会話が成立しなくなってしまうことから、海外のファンの間では忌避されている。北米版『Fate/Grand Order』ではこの綴りを採用したことでファンの反発を招き、翻訳を担当したAniplex of Americaの担当者はmaterialの記載とファンとの板挟みになった苦悩を語っている[出 19]。
- Artoriaはアーサーと同じくアルトリウス(Artorius)のもじりであるという解釈から来ており、カタカナの「アルトリア」に近い発音になるため、現在のファンの間で最も支持されている。北米版の『Fate/EXTELLA』ではこの綴りを採用している。
- Arturiaはアーサー(Arthur)を無理やり女性名のように変化させたという解釈から来ており、ネイティブスピーカーのような発音になるため、古いファンの間で使われることがある。The Visual Novel DatabaseにおいてTYPE-MOON作品の翻訳を手掛ける有志グループMirror Moonによって2008年にリリースされた『Fate/Stay Night』の非公式パッチがこの綴りを採用している。
- 2010年7月に発刊された『Fate/complete material Ⅱ』にて初めて公式に記載されたアルトリアの綴りはALTRIAであった[出 20]。
- 2012年にアニメ雑誌『月刊ニュータイプ』6月号で武内氏が描き下ろした制服姿のセイバーにはMaster Artoriaの文字が入っている。
- 2016年に発売された国内版『Fate/EXTELLA』及び続編の『Fate/EXTELLA LINK』ではAltria Pendragonの綴りを採用している[出 21][出 22]。
- 2017年に発売された北米版『Fate/EXTELLA』ではArtoria Pendragonの綴りを採用している[出 23]。
- 2017年に配信開始された北米版『Fate/Grand Order』ではAltria Pendragonの綴りを採用している。
- 2018年に国内版『Fate/Grand Order』に実装された概念礼装「チョコミントクールバレット」のイラストでは当初Artoria Pendragonと綴られていたが、数日中にアップデートでAltria Pendragonに修正されるという一幕があった。
商品情報
セイバー
Zeroセイバー
脚注
注釈
- ↑ 『Grand Order』ではこの制約のため、加入当初はランクがAに低下しており、幕間の物語「聖剣覚醒」をクリアすることでランクが本来のA++になる。
- ↑ オーバーチャージで効果UP
- ↑ 正しくは制服を着ていると他人の視覚を惑わせる魔術
- ↑ 原作でも地の文であれば、心中でほぼ同じ内容の独白はしている。
- ↑ さすがにまずかったのか、後に「シロウの魔力を感じる」と差し替えられた。
- ↑ また、武内氏は「当時の美少女ゲームに登場するキャラクターを“ジュース”と例えるなら、(セイバーは)“美味しい水”みたいなキャラ付けにする」とも述べている。
- ↑ 川澄氏曰く、武内氏はアルトリアを描くときは「甘いジュースではなく、本当においしい岩清水のようなキャラクターを作りたい」と聞いている。
出典
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 「アルトリア・ペンドラゴン」『Fate/Grand Order material Ⅰ』p.24。
- ↑ 「アルトリア」『Fate/complete material Ⅲ world material.』p.20。
- ↑ 「Fate用語辞典-風王結界」『Fate/side materiale』p.71。
- ↑ 4.0 4.1 「Fate用語辞典-約束された勝利の剣」『Fate/side material』p.76。
- ↑ 5.0 5.1 「アルトリア・ペンドラゴン」『Fate/Grand Order material Ⅰ』p.23。
- ↑ 6.0 6.1 『Fate/Grand Order』幕間の物語「聖剣覚醒」
- ↑ 「約束された勝利の剣」『Fate/complete material Ⅱ Character material.』p.118。
- ↑ 8.0 8.1 「Fate用語辞典-全て遠き理想郷」『Fate/side material』p.63。
- ↑ 「Fate/EXTELLA用語辞典-アルトリア」『Fate/EXTELLA matelial』p.97。
- ↑ 【寺田P×奈須きのこ:対談】決戦!『スパロボ』VS『Fate』――と思いきや、奈須きのこのスパロボ愛が炸裂して、寺田Pから濃ゆい制作秘話が聞けちゃった!
- ↑ 竹箒日記2016/4/18
- ↑ 12.0 12.1 「セイバー-奈須きのこ&武内崇・キャラクター別対談」『Fate/complete material Ⅱ Character material.』p.14。
- ↑ 『2018年8月23日・30日合併号 週刊ファミ通』川澄綾子 インタビュー。
- ↑ 「奈須きのこ一問一答-サーヴァント関係」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.133。
- ↑ [1]
- ↑ [2]
- ↑ [3]
- ↑ [4]
- ↑ Aniplex of America Interview: Part 1 | Fate Grand Order Wiki - GamePress
- ↑ 「セイバー」『Fate/complete material Ⅱ Character material.』p.4
- ↑ アルトリア │ Fate/EXTELLA(フェイト/エクステラ) 公式サイト
- ↑ アルトリア・ペンドラゴン | PS4/PS Vita『Fate/EXTELLA LINK』公式サイト
- ↑ Fate/EXTELLA: The Umbral Star CHARACTERS
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