「ビリー・ザ・キッド」の版間の差分
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:ビリー・ザ・キッドが愛用していたと言われるコルトM1877ダブルアクションリボルバー(通称「サンダラー」)によるカウンターの三連射撃。 | :ビリー・ザ・キッドが愛用していたと言われるコルトM1877ダブルアクションリボルバー(通称「サンダラー」)によるカウンターの三連射撃。 | ||
:彼に纏わる逸話が宝具化したもの。正確に言うと拳銃が宝具という訳ではなく、「この拳銃を手にしたビリー・ザ・キッドの射撃」全体を包括して宝具と見なされており、固有のスキルに近い。 | :彼に纏わる逸話が宝具化したもの。正確に言うと拳銃が宝具という訳ではなく、「この拳銃を手にしたビリー・ザ・キッドの射撃」全体を包括して宝具と見なされており、固有のスキルに近い。 | ||
− | : | + | :サーヴァントの知覚として周囲の時間の流れをスローモーションにし、状況を完全に把握した上でカウンターの射撃を叩き込む。それがアーチャーの狙撃であれ、セイバーの斬撃であれ、相手の居場所を完全に把握して急所に最大で三連撃を食い込ませる。 |
:射程はサーヴァントとなったことで、生前の数倍以上に広がっている。 | :射程はサーヴァントとなったことで、生前の数倍以上に広がっている。 | ||
:ただし、これは「回避可能な攻撃」のみに通じるカウンターであり、回避不可能な攻撃手段に対しては意味を成さない。 | :ただし、これは「回避可能な攻撃」のみに通じるカウンターであり、回避不可能な攻撃手段に対しては意味を成さない。 |
2019年11月28日 (木) 19:00時点における版
アーチャー | |
---|---|
真名 | ビリー・ザ・キッド |
性別 | 男性 |
身長 | 158cm |
体重 | 49kg |
出典 | 史実 |
地域 | 北米 |
属性 | 混沌・中庸 |
一人称 | 僕 |
二人称 | 君 |
三人称 | 彼/彼女 |
声優 | 高乃麗 |
デザイン | 縞うどん |
設定作成 | 東出祐一郎 |
レア度 | ☆3 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
- 略歴
- 『Fate/Grand Order』第五特異点『北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム』では西暦1783年のアメリカに召喚され、ロビンフッドと共にレジスタンスに所属してゲリラ活動を行っていたが、ジェロニモの手引きで主人公達と合流。
- その後ジェロニモらとメイヴ暗殺に向かうが、予想外の事態が連発し、どうにかロビンフッドだけは逃がすもののアルジュナによって倒されてしまった。
- 終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅤの座を統括する兵装舎ハルファスと交戦する。
- 『永久凍土帝国 アナスタシア』では、異聞帯に塗り替えられた本来のロシアの断末魔で土地に召喚された。
- 人物
- 稚気に富んだ最強最速の銃使い。
- 陽気にして残酷、にこやかな笑みを絶やさないお調子者だが、実際の彼は、どこまでも冷ややかで現実的、笑顔も生まれついて顔に張り付いているものに過ぎない。薄ら寂しい夜の方が好きな変わり者であると自称している。
- 一方で無謀ではあるが愚かではなく、理性的に物事を判断するという部分に長けている。
- 自分の首を狙ってきた相手を笑って騙してしまう(明記されないが、その後射殺したと思われる)あたり、伝承にあるような悪辣な面も持ち合わせている。
- 能力
- 手に持ったコルトM1877ダブルアクションリボルバー(通称「サンダラー」)で戦う。
- 射撃の腕は非常に高く、マシュが人体があんなに早く動く事が出来るのか、と驚くほどの早撃ち。西部一の早撃ちの伝説に違わぬ神技。
- ほぼ同時に三発、同じ場所に撃つこともできる。稲妻より早いとまで言われた。
- 魔力で弾丸を編む事が出来るため、弾数は実質無限。
- また、アーチャークラスの上に宝具の特性上、非常に燃費が良い。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アーチャー | 主人公 (Grand Order) | D | E | B | E | B | C | 単独行動:A 騎乗:C+ |
射撃:A++ クイックドロウ:A+ 心眼(偽):C |
宝具
- 壊音の霹靂(サンダラー)
- ランク:C++
種別:対人宝具
レンジ:1~100
最大捕捉:1人 - ビリー・ザ・キッドが愛用していたと言われるコルトM1877ダブルアクションリボルバー(通称「サンダラー」)によるカウンターの三連射撃。
- 彼に纏わる逸話が宝具化したもの。正確に言うと拳銃が宝具という訳ではなく、「この拳銃を手にしたビリー・ザ・キッドの射撃」全体を包括して宝具と見なされており、固有のスキルに近い。
- サーヴァントの知覚として周囲の時間の流れをスローモーションにし、状況を完全に把握した上でカウンターの射撃を叩き込む。それがアーチャーの狙撃であれ、セイバーの斬撃であれ、相手の居場所を完全に把握して急所に最大で三連撃を食い込ませる。
- 射程はサーヴァントとなったことで、生前の数倍以上に広がっている。
- ただし、これは「回避可能な攻撃」のみに通じるカウンターであり、回避不可能な攻撃手段に対しては意味を成さない。
- この宝具のもっとも悪辣な点は「技術」という大部分に宝具の概念が割かれていることによる、魔力消費の少なさである。具体的にはEランク宝具を使用するのと同程度の消費しかない。
- 『Grand Order』では「自身に必中状態を付与[注 1]&敵単体に超強力な攻撃&敵単体のクリティカル発生率をダウン[注 2]」という効果のQuick属性の宝具。
真名:ビリー・ザ・キッド
- ウィリアム・ヘンリー・マッカーティ・ジュニア。アメリカ西部開拓時代の代表的なアウトロー。1859年生、1881年没。
現代でも極めて人気は高く、残された彼の写真が、オークションで二億円の値がついたことからもそれを窺い知れよう。
父親は不明だが、母親から高等教育を受けたらしく、西部のアウトローにしては達筆の手紙が残されている。
- 12歳のとき、母親を侮辱した男を刺殺したことで、彼のアウトロー人生は幕を開ける。以来、物資護衛の仕事などと並行して牛泥棒や強盗殺人を積み重ねる。
街にいても他のアウトローにやたらと絡まれるタイプだった彼は、いつしかその顔に笑顔を貼り付けて、トラブルを回避しようと試み始める。
如才ない態度で住人からは受け入れられたものの、アウトローとしての宿命か、彼は雇われていた牧場主ジョン・タンストールの組織抗争に巻き込まれてしまう。
- 俗にリンカーン群戦争と呼ばれたこの戦いの結果、キッドは友人であったパット・ギャレット保安官に逮捕されてしまうが、一年も経たぬ内に脱走。
1881年、ニューメキシコ州フォートサムナーにて食べ物を求めて部屋を出たところをギャレットに射殺されてしまう。
- ギャレットは脱走したビリーを執念深く追跡し、闇討ちしたが、正面切っての撃ち合いでは勝てないと思ったのか、それとも別の理由があったのかは定かではない。
- ともあれ、彼の死を持って西部開拓時代は終焉を迎え、自由気ままに生きるアウトローもただの犯罪者として扱われた。
関連
- コルトM1877
- 1877年に開発されたコルト社初のダブルアクション式回転式拳銃。
- 口径によって「レインメイカー」「ライトニング」「サンダラー」という別名が付けられ、ビリーをはじめとするアウトローはこの拳銃を愛用していた。知名度に勝る後述のSAAではないので注意。
- 当時のコルト社は所謂「西部劇の銃」の代名詞になっているSAA(シングル・アクション・アーミー)に代表されるシングルアクション式リボルバー拳銃を主力商品としていたが、当時はダブルアクション式のノウハウはなく、創業者も猛反対していた。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- 第五特異点『北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム』に伴い実装。
その他
- ちびちゅき!
- 体育祭にて、銃の腕前を見込まれ、彼にしかできない仕事を任される……が、その実は徒競走のスターター役であった。
- 普段は保安官として警察に協力しているが、牛泥棒として指名手配もされている模様。
人間関係
Fate/Grand Order
- ロビンフッド
- 第五特異点での仲間。軽口を叩き合いながらも、実力は互いに信頼している。
- 健康に悪いからと毒よりも火薬がいいと勧めているが、あまり効果はないようである。
- ナイチンゲール
- 第五特異点での仲間。「おっかない看護師さん」と若干引き気味。
- 銃の取り扱いが相当に乱暴なようで、もう少しちゃんと取り扱ってほしいと思っている。
- ジェロニモ
- 第五特異点での仲間。「血まみれ戦士」と下手したら怒らせそうな呼び方をしている。
- とはいえ、一緒にキャンプをしてコーヒーを分け合えるくらいには仲が良い。
- 実力も高く買っており、ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕の幕間の物語では怨霊絡みの事件の為に自分の代わりに彼を推薦した。
- トーマス・エジソン
- 第五特異点では当初敵対したが、最終的に共闘した相手。
- マイルームではその時の記憶が無いのか正体に気づかないような言動を見せるが、自分のようなアウトローが消えた後の時代に彼のような英雄が現れた事について若干複雑な気持ちのようである。
- 第五特異点のラストで言われていた「皆の幸福の為に全力を尽くす変人」のカテゴリなのだろうか。それとも、見た目通りの「正義のヒーロー」のカテゴリなのだろうか。
- クー・フーリン
- 日頃から賭博行為をよくやっているらしく、上記のジャンヌオルタの幕間の物語では勝ち分をタテに自分の代わりに働かせた。
- ヘクトール、レオニダス一世、スパルタクス、ディルムッド・オディナ、メフィストフェレス、ハサン・サッバーハ〔百貌のハサン〕
- 自身の幕間の物語にて、千人のケルト人の群れに襲われた村を守る為に戦った同士達。
- 宮本武蔵
- 第一異聞帯で共演。根っからのアウトロー同士、馬が合う。
- ベオウルフ
- 第一異聞帯では同じ陣営に所属していた。武蔵同様、アウトロー気質なため割と気があっていた。
生前
- パット・ギャレット
- かつての友人であった保安官。リンカーン郡戦争と呼ばれる戦いで彼を逮捕する。後に刑務所を脱獄したビリーを再び探し当て、闇討ちで射殺した。なお、パットも後に闇討ちにあって命を落としている。
- ジョン・タンストール
- 彼を雇っていた牧場主。
名台詞
- 「決闘、受けてみる?」
「さぁ、早撃ち勝負だ。先に抜いてもいいよ? 僕の方が速いから。 ……ファイア!!」 - 宝具選択&発動時の台詞。いかなる決闘であれ、彼を速さで先回れる射手は存在しない。
- 「墓碑の名は、刻まないでほしい……嫌なんだ、アレ」
- 消滅時の台詞。
- アメリカにある実際のキッドの墓の墓碑には「Truth and History.21 Men.The Boy Bandit KingHe Died As He Lived(真実と経歴。21人を殺した。少年悪漢王 彼は彼らしく生きて死んだ)と刻まれている。
- 悪漢王と称されて死後も騒ぎ立てる周りの人間に対して、本来、静寂を好む彼の本音が出た発言。
- ちなみに葬られた墓は観光地になっているが、洪水で墓石が流されたり盗難に遭うなどした他、墓石を削り取って持ち去る悪質な観光客が後を立たなかった為、現在は頑丈な鉄柵で囲われている。
- 「そうだね、君には告白しておこう。僕は…陽気な拳銃王って訳じゃない。薄ら寂しい夜の方が好きな…変わり者さ。そんな僕でよければ…これから先も戦うよ。…うん」
- 絆MAX時の台詞。
- アウトローと称されて悪のヒーローとなった彼だが本来は静寂と孤立を愛する少年だった。
メモ
- 所謂「西部のガンマン」という世間のヒーロー像の代表格の一人。ただし彼は保安官ではなくならず者側であり(義賊的活動も行っていたが)、真っ当な正義のヒーローというわけでもない。主に行った悪行は牧場からの牛泥棒、銀行や列車からの強盗、そして自己防衛も含めた殺人である。
- 近代の、しかも量産型の銃器を用いる珍しいアーチャー。他には織田信長が火縄銃を用いているほか、ナイチンゲールがペッパーボックスピストルと呼ばれる古式の拳銃を用いている。
- 以前から存在が語られていたエクストラクラス「ガンナー」に該当すると初めて明言された英霊。ビリーは通常の聖杯戦争では高確率でガンナークラスとして召喚されるらしい。なぜ今回ガンナーでなくアーチャーなのかと言えば、まぁメタな理由としてはソーシャルゲームで相性が設定されている以上、そう簡単にエクストラクラスをほいほい追加するのは難しいというのがあるのだろう。
- 史実のビリーは「左利き」、「身長は5フィート3インチ (160cm) 足らずの華奢な体つきで、キッドの二つ名通り小柄で非常な優男」「黒い服を好む」「口が達者で、異様に親しみやすい態度の持ち主」と伝説的に伝えてられている。『Fate/Grand Order』での現界姿はそれに忠実に作られている。
- キャラクターデザインを担当した縞うどん氏によると、デザインが決まるまでは髪型のパターンは10種類以上、服装もかなりのパターンを作成し、武内氏と相談を重ねた末に決まった。
- 同僚のカウボーイの証言や世話になった家族の前で見事なロデオの腕前を見せた証言が残されていることや騎馬のみ人並み以上に乗りこなせるという「騎乗」がある為、もしかしたらライダーの素養もあるのかも知れない。
脚注
注釈
出典