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:邪神関連以外では「地球外の存在、異星人のようなもの」という存在にもこのクラスが割り当てられる事がある。『Fate』の世界観において遥か太古に小惑星に付着する形で飛来したとされている、[[ケツァル・コアトル]]を始めとしたアステカ神話の神性に関しては、後に南米異聞帯におけるケツァル・コアトルに該当する存在である[[ククルカン]]がフォーリナークラスで実装されている他、地球に飛来した隕石(が引き起こした大爆発現象)が神格を持ったことで生まれた[[闇のコヤンスカヤ]]もこのクラスに該当している。 | :邪神関連以外では「地球外の存在、異星人のようなもの」という存在にもこのクラスが割り当てられる事がある。『Fate』の世界観において遥か太古に小惑星に付着する形で飛来したとされている、[[ケツァル・コアトル]]を始めとしたアステカ神話の神性に関しては、後に南米異聞帯におけるケツァル・コアトルに該当する存在である[[ククルカン]]がフォーリナークラスで実装されている他、地球に飛来した隕石(が引き起こした大爆発現象)が神格を持ったことで生まれた[[闇のコヤンスカヤ]]もこのクラスに該当している。 | ||
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2023年5月20日 (土) 11:37時点における版
フォーリナー(Foreigner)とは「降臨者」の英霊。エクストラクラスの一つ。
概要
領域外の生命であり、異邦からの降臨者/外宇宙からの来訪者。この世界の外から来訪したとされる"異存在"。
本来であれば英霊ではない、サーヴァントと性質が酷似している「何か」で、カテゴリ『人類の脅威』を持ち得る特殊霊基のひとつ。
つい最近になって特例中の特例として正式に“霊基を持つ存在”として認定され、エクストラクラスの一種として扱われるようになったが、その発生条件はとても複雑で可能性は低いという。
現時点では「霊基を獲得した地球外の存在」「異星人のようなもの」というかなり広範な定義として落ち着いているため、「フォーリナー」の適性を持ちうるサーヴァントの由来は各々で異なっている。
確認されている限りで表立って登場するのは別宇宙に棲む虚空の邪神の依代だが、それに当てはまらないフォーリナークラスの英霊も全て、宇宙(サーヴァントユニヴァース含む)に縁深い存在である。
ここで言う虚空の邪神とは、宇宙どころか並行世界や異世界ですらない別次元、「この宇宙」ならざる領域に座す高次生命(深淵の邪神)と扱われており、それらの干渉を受けてその性質を宿した者にクラス適性が備わる可能性があるという。
曰く『迷信より降臨せし者』、『虚空からの降臨者』、『世界観を乱す者』。
外宇宙の異常識そのものであり、地球の存在する「この宇宙」を支配する法則とは全く別の摂理を有する。故に「この宇宙」を基盤とする法則とは相容れず、裁定者の千里眼、魔術という根本原理、星を守護する抑止力であろうとも例外なくこの存在たちの前には無力となる。
これまで登場したのは以下13人。
名前 | 登場作品 | 関係 |
---|---|---|
アビゲイル・ウィリアムズ | Fate/Grand Order | ヨグ=ソトース |
アビゲイル・ウィリアムズ〔夏〕 | Fate/Grand Order | |
葛飾北斎 | Fate/Grand Order | クトゥルフ |
謎のヒロインXX | Fate/Grand Order | |
BB (水着)[注 1] | Fate/Grand Order | ナイアルラトホテップ |
楊貴妃 | Fate/Grand Order | クトゥグア |
ボイジャー[注 2] | Fate/Requiem Fate/Grand Order |
探査機ボイジャー |
エウクレイデス | Fate/Requiem | ハスター |
ヴァン・ゴッホ | Fate/Grand Order | ハスター[注 3] ヴルトゥーム |
謎のアイドルX〔オルタ〕 | Fate/Grand Order | |
ジャック・ド・モレー〔フォーリナー〕 | Fate/Grand Order | シュブ=ニグラス |
闇のコヤンスカヤ | Fate/Grand Order | ツングースカ大爆発の隕石 |
ククルカン | Fate/Grand Order | マィヤ ORT |
『Fate/Grand Order』ゲーム上ではバーサーカーのクラスに有利かつ唯一の耐性を持つが、アルターエゴのクラスに不利で、プリテンダーに有利。フォーリナー同士では互いに2倍弱点を突き合うという相性となっている。
メモ
- フォーリナー (Foreigner)とは一般的に「外国人」「異邦人」を意味する言葉だが、上記の通りFateでは「降臨者」の読み名に当てられている。地球を含む「この宇宙」にしてみれば、外宇宙は文字通りの「異邦」である。
- クラスアイコンは恐らく「星」を象ったもの。地球外、即ち宇宙をイメージした代物と思われる。
- フォーリナーの中でも『深淵の邪神』に魅入られたとされるアビゲイル・ウィリアムズ、葛飾北斎、楊貴妃、ヴァン・ゴッホやジャック・ド・モレー〔フォーリナー〕は全員、第三霊基においてクトゥルフ神話の邪神の意匠を思わせる外見と生気を感じさせない肌へと変化する。
- ちなみに「禁忌降臨庭園 セイレム」に登場したラヴィニア・ウェイトリーにも類似色の肌が見られるが、作中の台詞から彼女も邪神の影響を受けて肌色が変化したものと思しい。
- 一方、水着のアビゲイルは「元々おかしくなっていたのが人間性を再度獲得する」という表現なのか、逆に第一霊基が青白い肌で再臨を重ねるごとに人間に近づいていく。
- 葛飾北斎を見たBBは、フォーリナーを「狂気の内にありながら純粋さを失わない・あるいは狂気に呑まれながらそれを逆に呑み尽くした者」と定義している。ただしこの定義は後に登場した謎のヒロインXXの在り方とは無関係であり、「狂気の擬似的な克服」という要素はあくまで「深淵の邪神に干渉された存在がフォーリナーの資格を獲得する」ために必要な条件の一つと見られる。
余談だが、謎のヒロインXXと同時期に登場したBB (水着)は、虚空の邪神と同調しXXから「フォーリナー」として追跡される身になっていながら、最終的なクラスはフォーリナーではなくムーンキャンサーのままとなっている。 - 霊基に邪神からの影響が入っている多くのフォーリナーは、邪神がこの宇宙に対して外側から干渉する端末となる可能性も高いため、運用するには危険な存在ともいえる。
- その一方で一種のワクチンとして邪神からの脅威に対抗できるのも「邪神の影響を受けてもその軍門に下らなかった」彼ら彼女らだけであり、ジル・ド・レェはそんなフォーリナー達を指して「外からの脅威に対抗して現在進行形で英雄譚を刻んでいる、最も新しい英雄たち」と評している。
- また、邪神たちの間にも対立関係があり、それを利用して拮抗関係を作る形で邪神からの影響を抑え込むためにもフォーリナーはカルデア側としても危険を承知の上でできるだけ抱えておいた方がよいとも指摘されている。
- それと関連してか、フォーリナーの出自には、「晩年の経緯が不明瞭である」「死体が行方不明になった」など、死がはっきりと確認されていない者が多い。
- これについても上記と合わせて葛飾北斎は「死後の影法師ではなく、今を生きている存在」と自己を定義していた。
- その一方で一種のワクチンとして邪神からの脅威に対抗できるのも「邪神の影響を受けてもその軍門に下らなかった」彼ら彼女らだけであり、ジル・ド・レェはそんなフォーリナー達を指して「外からの脅威に対抗して現在進行形で英雄譚を刻んでいる、最も新しい英雄たち」と評している。
話題まとめ
- Fateにおける「降臨者」の存在
- 「フォーリナー」というエクストラクラスは『Grand Order』で初登場したものだが、「降臨者」という単語自体は『Fate/EXTELLA』で既に登場していた(曰く、遥か一万四千年前にムーンセルと地上にセファールが顕れた時、当時地球に降りていた他天体からの「降臨者」も蹂躙されたという)。
- なお「フォーリナー」に関連する『深淵の邪神』は他天体からの降臨者ですらない(根本的に摂理が異なる「外宇宙」の高次生命、要するに型月世界に属さない存在である)ため、『Fate/EXTELLA』にて示された「降臨者」とも異なる高次元の生命体である。
- 適性を持っている可能性のある英霊
- 最有力なのは、型月設定において実際に異界と繋がってしまったとされるフランソワ・プレラーティであろうか。
クトゥルフ神話内で「ニトクリスの鏡」が有名なニトクリスも候補ではあるが、本人が邪神と接触したことを示唆する描写は一切ないため、適性があるかは怪しいところ。 - クトゥルフ神話に登場し、本作ではBB (水着)が関わった可能性があるとされる高位の神「ナイアルラトホテップ」は多種多様に過ぎる化身を持っており、これらの化身を考慮に入れる場合は解釈次第で適性付与の対象となる英霊は大幅に増える。かの織田信長もその内の一人である。また「無貌の神」と呼ばれる顔のない漆黒のスフィンクスも化身の一つだが、オジマンディアスは顔が見えない宇宙柄のスフィンクス・ウェヘムメウストを保有している。
- さらに円卓の騎士トリスタンに至っては、「ハスター」の眷属にあたるバイアクヘー(ビヤーキーとも)を使役しており、その一体を同胞騎士ダゴネットに譲った話が存在する。
- とはいえ、クトゥルフ神話系のフォーリナーとなっている英霊と対応する神性に関してはこれといった関連性が薄く、クトゥルフ系ではないフォーリナーも増えてきたためその傾向を断言することは不可能といえる。
- 邪神関連以外では「地球外の存在、異星人のようなもの」という存在にもこのクラスが割り当てられる事がある。『Fate』の世界観において遥か太古に小惑星に付着する形で飛来したとされている、ケツァル・コアトルを始めとしたアステカ神話の神性に関しては、後に南米異聞帯におけるケツァル・コアトルに該当する存在であるククルカンがフォーリナークラスで実装されている他、地球に飛来した隕石(が引き起こした大爆発現象)が神格を持ったことで生まれた闇のコヤンスカヤもこのクラスに該当している。
- 同じくFateの世界観では外宇宙から飛来した存在であるオリュンポス十二神も該当しうるが、こちらはアルテミスがアーチャーで実装されている以外はプレイアブルキャラとしては実装されておらず、ストーリー上のエネミーとしてはゼウス、アフロディーテ、デメテル、ポセイドン(コア)が登場しているがいずれもフォーリナーではない。
- グランドクラス
- フォーリナーはエクストラクラスであるが故に冠位が存在しないはずなのだが、ORTが様々な改竄や捏造の果てに無理やりグランドフォーリナーを作り出して自己のクラスとして獲得している。詳細はORT〔亜種〕を参照。
余談
- ガチャの演出
- 『Grand Order』ゲーム内において最初のフォーリナーのアビゲイルが登場した当初はもとより、現時点では星3以下のフォーリナーは存在しない。そのため、ガチャでフォーリナーのクラスカードが出たらそれは確実に金色(星4以上)であるが、それでも「一旦は銀色枠で出たと思わせて後から光って金色に変わる」演出が出る事がある。これはムーンキャンサーや、徐福が実装されるまでのアルターエゴでも同様。
脚注
注釈
出典