「ジェームズ・モリアーティ〔ルーラー〕」の版間の差分
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2024年1月7日 (日) 22:38時点における版
ルーラー | |
---|---|
真名 | ジェームズ・モリアーティ |
外国語表記 | James Moriarty |
性別 | 男性 |
身長 | 175cm |
体重 | 68kg |
出典 | 『シャーロック・ホームズ』シリーズ、北欧神話 |
地域 | ヨーロッパ全域 |
属性 | 混沌・中庸[注 1] |
声優 | 伊東健人 |
デザイン | 本庄雷太 |
レア度 | ☆5 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
- 略歴
- 2部6.5章『死想顕現界域 トラオム』において、どこの界域にも属さないアドバイザーとして登場し、主人公一行に対して、カドックと協力して復讐界域に幽閉されていたジークフリートを救出するなど時折サポートを行っていた。
- だが、復権界域と復讐界域が崩壊するとともに黒幕としての本性を現し、やってきた主人公一行を迎え撃った。
- 実は彼はホームズが抜けた後に異星の神によって迎え入れられた使徒であり、しかも異星の神とも異なる目的を持ち「シャーロック・ホームズを殺害する」「カルデアと接触して味方として迎え入れられる」という状況を作るために特異点の情勢をカオス化させていた。
- その上でハイ・サーヴァントとして自分に統合した北欧神話の運命の三女神の力を用いて「今ここで攻撃を受ける運命ではない」と運命の糸を操ることであらゆる攻撃を無効化し、ホームズが封じていた自身の真実を暴露することでホームズの殺害を成し遂げた。
- そして彼の代わりにカルデアに迎え入れられることを望むが拒絶され、自分の力を見せつけるべくカドックをマスターとして勧誘して主人公と対決するものの、「宿敵を打倒するという偉業を成し遂げたために主人公としての運命を失った」「カドックについてきたヴィイによって密かに運命の糸が切られた」などの計算外の要因が重なり、敗北を喫する。
- 敗北後はカルデアに対して特異点の真実を開陳することと引き換えに当面の生命を確保し、エリア51の最奥まで一行を連れて行った後に一切の説明をせずに消滅した[注 2]。
- 人物
- 理知的な印象を与える、線の細い青年。
- 老齢の自身がそうであったように数学に魅せられており、すべてを数理的に説明できると考えている節がある。
- その一方で将来的に見せることになる悪性はこの時点では存在していないが、「将来の自分」を知ってしまった後になると「悪の皇帝」としての自分を意識的に演じ始めるようになる。
- 人当たりの良い好青年のように見える一方で若さゆえの傲慢さが言葉から感じ取られることもある。
- 能力
- あらゆる武器に変形する計算尺を使用し、切り裂いたりビームを発射したりして戦う。なお何故こんなものを持っているのか本人は理解していない。
- ハイ・サーヴァントとして複合した運命の三女神の力により、自分にとって不都合な運命を操作して否定することができるが、この力は「自分にとって運命的な宿命を乗り越える」事で運命から解き放たれると解釈されるのか著しく弱体化してしまう。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ルーラー | 主人公 (Grand Order) | C | C+ | B | B | A+ | EX | 単独行動:A 陰謀作成:EX パニックカット:C+ |
数学的思考:A スライドルール・ウェポン:B++ 骰子の選択:EX |
宝具
- 数理的悪性摘出(マセマティカル・マリグナント・アナイアレイト)
- ランク:B++
種別:対人宝具
レンジ:1~10
最大捕捉:場に存在する悪人の数だけ - フィールドに存在するすべての存在から「悪」の要素を摘出・強奪する宝具。
- これによって強奪される「悪」は多岐に渡り、「敵意」「戦意」「殺意」などの戦闘に必須な感情まで奪われるため戦闘の継続は事実上不可能になる。
- 未完成終局方程式(ザ・ダイナミクス・オブ・アン・アステロイド)
- ランク:B
種別:対人宝具
レンジ:1~10
最大捕捉:10人 - 老齢のジェームズ・モリアーティが使用する宝具と同一の宝具。
- 元のものと同じように絶大な破壊をもたらすことができる。
- ただし、まだ若い頃のものであるため途中式が未完成状態であり、この宝具の使用は本人の意思で封じている。
真名:ジェームズ・モリアーティ
「悪の皇帝」「犯罪界のナポレオン」と称された邪悪なフィクサーとしてその名を裏社会に轟かせた陰謀家……の、若い時の姿。
この時点ではまだ数学に魅せられた一介の天才的な学生でしかない。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- 第2部6.5章『死想顕現界域 トラオム』の開催に伴い、期間限定サーヴァントとして実装された。
人間関係
Fate/Grand Order
- クリームヒルト、コンスタンティノス11世、ヨハンナ
- 『死想顕現界域 トラオム』における復讐界域と復権界域のトップ。
- それぞれに接触してアドバイスしつつ、互いの界域同士で殺しあうように持ち掛けた。
- ウルズ、ヴェルザンディ、スクルド
- 北欧神話における運命の三女神。
- 彼女たちを霊基に取り込んだことで運命をコントロールし、困難を乗り越える力を得た、が……
- シャーロック・ホームズ
- 未来の自分の宿敵であり、同じルーラーであり、実は同じ異星の神の使徒。
- 『死想顕現界域 トラオム』では彼を打倒することを目的として行動していたが、それを成し遂げた事が自身の敗因となってしまった。
- カドック・ゼムルプス
- 『死想顕現界域 トラオム』にやってきた主人公一行のメンバー。
- 彼と時折行動することもあり、最終決戦では彼にマスターとなるように持ち掛けて仲間にしたが、予期せぬ妨害によって足元を掬われてしまった。
- ジェームズ・モリアーティ
- 未来における自分自身。『死想顕現界域 トラオム』での目的の1つに、「ホームズを打倒して彼を超える」というものがあったようである。
- なお、最終決戦の心の中の彼からは自分の至らなさについてさんざん馬鹿にされてしまった。
- カルデアでは彼のガタが来ている肉体を見て若いうちからエクソサイズしようかと考えているようである。
- ヘンリー・ジキル
- 未来において自身が悪の魅力を見せ、間接的に破滅させた相手。
- この時点ではそんな事は把握していないため、同世代ということで友達になろうとしたが嫌な予感がしたため諦めた。
- 燕青
- 『アークティック・サマーワールド!』で敵対した相手。
- 武則天のお化け屋敷に花を添えるため「本物の死体」を周囲の材料から生成したのだが、結果「存在すらしない誰か」のために侠客として怒りを向けられ、戦うことになってしまった。
- ヴラド三世 (Grand Order)
- 『死想顕現界域 トラオム』では出だしで彼に汎人類史への反逆を植え付けて手駒にしようとしていた。
- 後の期間限定イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル2023!』では同じ服飾系サークル「ハタオリヤ」のメンバーとして手を組んでいた。
- 暴走しやすいと踏んだ残り二人へのブレーキを期待していたようだが、一冊目の時点では外ならぬ彼が最後のアクセルを踏む有様に頭を抱える羽目になってしまった。
- ミス・クレーン、ハベトロット
- 期間限定イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル2023!』で同じ服飾系サークル「ハタオリヤ」のメンバーとして手を組んでいた相手。
- 彼としては組織運営の理論を試したかっただけで彼女たちの作品にもそこまで思い入れはなかったが、一冊目のトラブルや二冊目の製作過程での協力で次第に感化されてゆくこととなった。
- モードレッド
- 期間限定イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル2023!』で同じ服飾系サークル「ハタオリヤ」のメンバーとして勧誘した相手。
- 反サバフェス同盟所属サークルの「看板」としての役割と写真集のモデルを期待していたようだが、彼女の想定外のカリスマに少しずつ事態が思惑を外れてゆくこととなった。
名台詞
- 「モリアーティ光線!」
- 第二再臨以降のアタックボイスの一つ。
- 老齢の彼もお茶目さを見せることがあったが、若い頃から大概である。
- なお、エクストラアタックでも「邪悪ビーム!」などと言いだす。
- 「私はおまえのような、ギャグキャラには決してならない―――!」
- 期間限定イベント『アークティック・サマーワールド!』サブストーリーにおいて、老齢の自分について。
- 確かにカルデアに来てからはさまざまなトラブルを起こしつつギャグじみた醜態を見せることも多く、それを嫌がるのは当然だが、ドヤ顔で堂々と宣言しては台無しである。
メモ
- それまでにもジャンヌ・オルタやオベロンがストーリー上ルーラー扱いで登場した事はあったが、プレイアブルとしては初めて登場した「悪属性のルーラー」。
- 取り込んだ運命の三女神=ウルズ・ヴェルザンディ・スクルドはそれぞれ「過去」「現在」「未来」を司ると言われるのに加え、千年樹に日々水を与えながら暮らす…という、型月的にはいささか不穏な存在だったりする。
- …のだが、漫画『ああっ女神さまっ』のメインキャラクター三姉妹のモデル(上姉二柱の名が表記揺れの「ウルド」「ベルダンディー」になってはいるが)となった事から、日本のサブカル界隈ではむしろ推しの対象として長らく受け入れられていた実績がある。
脚注
注釈
出典