「ツタンカーメン」の版間の差分
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**知名度が低かった為にツタンカーメンの墓は本格的な盗掘を免れており、発見時に膨大な副葬品が見つかったことで、(本人にとっては不本意なことだが)一躍ツタンカーメンの名が世界に知れ渡ることになった。 | **知名度が低かった為にツタンカーメンの墓は本格的な盗掘を免れており、発見時に膨大な副葬品が見つかったことで、(本人にとっては不本意なことだが)一躍ツタンカーメンの名が世界に知れ渡ることになった。 | ||
*ツタンカーメンについて語る上で欠かせない「ツタンカーメンの呪い」だが、実際には「関係者が次々亡くなった」という事実そのものが存在していない。カーナーヴォン卿が発掘後に死亡したのは事実だが、これは髭剃りの傷がもとになった感染症が原因である。それ以外の関連した連続死亡事件などは全く起きておらず、中でも最も呪いを強く受けてしかるべきハワード・カーターに至っては悠々自適の余生を送っている。 | *ツタンカーメンについて語る上で欠かせない「ツタンカーメンの呪い」だが、実際には「関係者が次々亡くなった」という事実そのものが存在していない。カーナーヴォン卿が発掘後に死亡したのは事実だが、これは髭剃りの傷がもとになった感染症が原因である。それ以外の関連した連続死亡事件などは全く起きておらず、中でも最も呪いを強く受けてしかるべきハワード・カーターに至っては悠々自適の余生を送っている。 | ||
− | ** | + | **現在では発掘事業にかかわることができなかった敵対マスコミによる捏造であると判明(同姓同名の人物の死亡を呪いと結びつけハワード・カーター死亡というデマ記事まで作っており、事実判明とともに謝罪までする事になった)しており、現実でもデマであるとされている。 |
**また、カーナーヴォン卿が死去した際の停電についても、当時のカイロは電力の供給が安定せずしょっちゅう停電が起きていたという話もあり、やはりデマだとされている。 | **また、カーナーヴォン卿が死去した際の停電についても、当時のカイロは電力の供給が安定せずしょっちゅう停電が起きていたという話もあり、やはりデマだとされている。 | ||
2024年12月6日 (金) 06:44時点における版
アーチャー | |
---|---|
真名 | ツタンカーメン |
異名 |
|
愛称 | ツタン |
性別 | 男性 |
身長 |
118cm 174cm(第三再臨) |
体重 |
22kg 63kg(第三再臨) |
好きな物 |
ゲーム 狩り(第三再臨) |
苦手な物 |
生者に害を為す死者 不自由のない体に馴染みすぎること(第三再臨) |
出典 | 史実 |
地域 | エジプト |
属性 | 秩序・善 |
副属性 | 人 |
一人称 |
|
二人称 |
|
声優 | 阿部里果 |
デザイン | YOCO_N(LASENGLE) |
レア度 | ☆5 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
- 略歴
- 『ミステリーハウス・クラフターズ』にて、特異点におけるはぐれサーヴァントとして登場。
- 主人公らと出会い、仮契約を結んで行動を共にするようになる。後に事件の黒幕であるテオドルス・ヴァン・ゴッホと相対するも、彼によって体を奪われてしまった。
- しかしゴッホに自身の宝具「過分なる神秘の心臓」を食べさせていた事により、彼女の精神世界にてスカラベの姿で現れ、自らアポロンを喚びだす触媒となって消滅した。
- ……はずだったのだが、テオの抜けた自身の体とガイウス・ユリウス・カエサルが用意した魔力、そしてアポロンが保管していたスカラベを合わせる事により、復活してゴッホと再会できた。
- 特異点解体の際にはイカロスの片翼となり、主人公やゴッホと共にカルデアへと足を運ぶ事になった。
- 人物
- 褐色の肌をした、白髪の少年。即位当時の肉体で現界しており、本人曰く「これが全盛期」なのだとか。
- 温和で献身的な人物。相手の身分や関係に関わらず恭しく接し、相手を尊重する心の持ち主。
- 自身を「リソース」と捉えており、それを使い切って得られる最高効率で、如何に人や世界のために奉仕できるか、と常に考えている。そのため独断専行や、裏から手を回して露見する前に事件を解決する、といった手段を選ぶ事も。
- 本人曰く「
くそまじめ なたち」との事で、笑いのツボは浅い。 - その霊基は「死者」に近い在り方だが、自身があえて選んだものであり、それによって稼働力と「奥の手」である宝具の威力を確保している。
- 第三再臨の姿は『健康に成長したイフ』。在り得ざる青年の姿であり、ファラオにふさわしい肉体となっている。
- 能力
- 主に宝具である「神々の中、顔美しき者」を使用して戦う。第三再臨では主に手にした弓を使用して攻撃する。
- 戦闘以外では魔術も使用でき、『術師』『王母』『神父』『将軍』という四体の使い魔を操る事も可能。この使い魔は自身の思考や口調を真似て、コミュニケーションを取る事ができる。
- 適性を持たないアーチャークラスで現界しているために、魔力の制御が安定しておらず、笑うなどして油断すると魔力が漏れて爆発してしまう。
- 本来デマである「ツタンカーメンの呪い」も切り離せない幻想として持ち合わせているが、効果は相手を殺すといったものではなく、名を消したのに有名になってしまった事から「相手の最も守りたい秘密を漏らさせる」というものになっている。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アーチャー | 主人公 (Grand Order) | E+ | E+ | B+ | B+ | EX | B++ | 対魔力:A- 単独行動(カノポス):C+ 神性:C 少年王の呪い:EX |
王家の谷:B 掃滅のアマルナ:EX 幻なる日の出の翼:B |
宝具
- 神々の中、顔美しき者(ネフェル・ハル・イミイ・ネチェルウ)
- ランク:B
種別:対軍宝具
レンジ:1~30
最大捕捉:20人 - 世に名高き、ツタンカーメンの黄金のマスク。敵対するものを自動的に罰する魔術的防衛装置。ツタンカーメン自身は『
顔 』と呼ぶ。 - 浮遊し、ある程度の速度で飛行することが可能。1~2名であれば搭乗することもできる。
- ツタンカーメンの意志により操ることもできるが、基本的には自律的に動作し、ツタンカーメンの敵とみなした対象を、陽光の概念を有する呪いの矢で撃破しようとする。
- 高い攻撃性を持つが本質的には防具であり、狙撃よりは迎撃に力を発揮する。装備すれば強固な防御力を与えるが、攻防一体の弊害で、飽和攻撃時には対魔力が半減する。
- アーチャーのツタンカーメンは常時発動型の宝具として所有する。
- 『Grand Order』では通常武器として使用。
- 過分なる神秘の心臓(イヴァイヤー・ウェントゥ・ネベデト・ゲレク)
- ランク:B++
種別:対人宝具
レンジ:0
最大捕捉:1人 - ツタンカーメンの失われた心臓。
- ステータス隠蔽がかかっており、マスターが一方的に知ることはできない。一定の信頼に至ったマスターに対してのみ、情報が開示される。
- この宝具を消費することと引き換えに、ランクB相当の神秘を購うことができる。もし購おうとする神秘が「心臓を生贄として受け取る怪物や神」であるならランクは大きく向上する。
- 自らの霊核を身体から切り離し、心臓を模したスカラベの護符に宿すことで使用可能となる。使用は霊核の消滅を意味し、通常は退去を免れないためツタンカーメンは使用にきわめて慎重である。
- 善良ならぬマスターには開示しないし、彼の意に反する形での使用には強く抵抗するだろう。
- 強力な魔力増幅装置としてのポテンシャルもあるが、幼く脆弱な肉体ではその真価を発揮できない。
- 『Grand Order』では「自身の宝具威力をアップ(1ターン)<オーバーチャージで効果アップ>+敵単体に超強力な〔魔性〕特攻攻撃[Lv]&呪い状態を付与(5ターン)&呪厄状態(呪いの効果量がアップする状態)を付与(5ターン)&高確率で即死効果+自身に即死効果【デメリット】」という効果のArts宝具。
- 霊基解放クエストのクリアまでは名称が「???」と伏せられている。
真名:ツタンカーメン
- 古代エジプト第18王朝末期のファラオ。紀元前14世紀、古代エジプト新王国時代の人物。
- 20世紀初頭に墓が見つかり、黄金のマスクといった宝物やミイラ、「ツタンカーメンの呪い」などで一躍有名になるも、資料に乏しいために人物や功績については大部分が不明。
- 9歳ごろに即位し、18歳ごろに没したとされており、一説には病弱な傀儡に終始したともされる。
関連用語
- ツタンカーメンの呪い
- ツタンカーメンの王墓発掘に関わった第五代カーナーヴォン卿を始めとして多数の関係者が病気などで次々と亡くなったため、「王墓を暴かれたツタンカーメンの呪いによって死んだ」とまことしやかに囁かれるようになった噂話。
- 風土病説、発掘時の粉塵やカビによる健康被害説、年長者が多い事から単なる統計上の偶然説など、呪い以外の要因についても様々に推測されている。
- また、上記のカーナーヴォン卿が亡くなった際にカイロ市内全域が停電したという出来事もあり、これもツタンカーメンの呪いではないかと言われている。
- 型月世界においての真相はただのデマであるとされている。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- イベント『ぶち壊せ! ミステリーハウス・クラフターズ ~星の鉱員と日の出の翼~』の開催に伴い、期間限定サーヴァントとして実装。
人間関係
Fate/Grand Order
- ヴァン・ゴッホ〔マイナー〕
- 『ミステリーハウス・クラフターズ』にて出会ったサーヴァント。
- 彼女と力を合わせて特異点を探索し、最終的には共にカルデアへと向かう事ができた。
- 自分とは全く違う二つの人生を駆け抜け、たくさんの苦しみを負う故に光り輝く人物だとしており、彼女と共に戦える事を嬉しく思っている。
- 彼女のジョークには弱く、思い出し笑いでも爆発している。
- ガイウス・ユリウス・カエサル
- 『ミステリーハウス・クラフターズ』にて敵対していたサーヴァント。
- しかしながら、「幼くして亡くなったファラオの父」である彼に身を案じられており、裏で色々と手を回されていた。
- カルデアでも彼を理想の君主像だとしているが、それを伝えると「最期は少々つまらぬぞ」と返され、それに構わないと反応した結果、悲しい顔をされていた。
- オジマンディアス
- 自身の生きた後の、古代エジプト第19王朝のファラオ。
- しかし彼の事は敬っており、「素晴らしき王」「ファラオの頂点」だとしている。また、彼の治世まで王国を引き継げた事は誇りに思っている様子。
- 『ミステリーハウス・クラフターズ』では通信越しに謁見し、カルデアでセネト・ゲーム[注 1]をする約束をした。
- ナウクラテー
- 『ミステリーハウス・クラフターズ』にて敵対していた存在。
- 彼女の主であるダイダロスの封じられた記憶を、自身の呪いによって開けようとした結果「ど変態」呼ばわりされていた。
- しかし、イベント終盤では彼女から稼働エネルギーを託され、後述するイカロスの翼となっている。
- テオドルス・ヴァン・ゴッホ
- 『ミステリーハウス・クラフターズ』における黒幕。
- 彼を一度打倒したものの、隙を突かれて霊基を乗っ取られてしまった。
- イカロス
- 『ミステリーハウス・クラフターズ』の特異点に存在していた死霊。
- イベント終盤では新たな翼を手に入れた彼の欠けた片翼となり、共に大空を飛翔した。
- 最後まで付き添った自身によれば「とても満足そうだった」とのこと。
- ジェームズ・モリアーティ
- カルデアで出会ったサーヴァント。
- 『ミステリーハウス・クラフターズ』の事件に彼が一枚噛んでいた事を見抜いていたものの、それを指摘する際の甘さを逆に指摘された結果、策謀における弟子として師事しようとしていた。
- なお、彼との関係は周囲には秘密にしている模様。
- ニトクリス
- ファラオの一人。
- 先達として、魔術の師として敬っている。
- 彼女からは、自身の霊基の在り方が死者のそれだと見抜かれているのか、時折哀れみの目を向けられているらしい。
- クレオパトラ
- ファラオの一人。
- 混迷を極めた王国の末期で活躍した彼女の手腕を学びたいと思っているが、自身のひ弱さを心配されていつも肉体のトレーニングをしてもらっている。
- シェヘラザード
- 自身が小細工と自爆を得意としているためか、彼女からは避けられている。
- 諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕
- 彼の叡智と見識には、日々学ぶ事ばかりだと語る。
- 加えて二つの姿を持つ疑似サーヴァントという在り方にも興味を示しているが、若い姿について聞くといつもはぐらかされてしまう様子。
- 太歳星君
- カルデアにおける遊び相手の一人。
- 幼子の心と祟り神の猛威が混じり合っているとしており、不可分のものだともしている。
- また、いずれは青年の彼とも遊びたいと思っている。
- プトレマイオス
- ファラオの一人。
- 彼が二つの全盛期を持つ事に反応を示しており、その間にある闇を想像して恐ろしいと零している。
- イスカンダル、アレキサンダー
- ファラオの一人。
- 後世の色眼鏡だとしながらも、民を暴政から解放し、伝統に基づいて国を平定した彼は善き征服者であったとしている。
- しかし、どちらの彼も見据えているのは王国の先だという事に気付いており、そこは少し寂しいとも語っている。
- 伊吹童子
- 彼女の霊基の成長に興味を持っているようで、是非知りたいと思っている。
- 一方、王としての直感も騒ぐらしく、近付くと色々な意味で危険だと感じ取っている。
- アビゲイル・ウィリアムズ
- 彼女が背負う「重荷」について察しており、それがとても異質で大きなものだという事も見抜いている。
- また、彼女が多くの姿を持つ事にも反応しているが、その心や姿かたちに留まらない所で、重荷を負う術を模索しているのかもしれない、と推測している。
生前
- アクエンアテン
- 父。またの名を「アメンホテプ4世」。
- それまでの多神教を廃し、唯一神アテンを信仰する一神教へと移行させる「アマルナ革命」を行った人物。このアテン信仰は世界初の一神教でもある。
- ツタンカーメン自身がファラオとなってからは、その一神教を廃し、以前通りの多神教を復活させている。
- アンケセナーメン
- 異母姉にして妻。
- 彼女との間に子がいたかは定かではないが、ツタンカーメンの墓からは二人の胎児のミイラが発見されており、後の調査でほぼ間違いなくツタンカーメンの娘であると判明している。
- アイ
- 自身の宰相にして、次代のファラオ。
- ツタンカーメンを暗殺した人物とも言われるが、真相は定かではない。
その他
- ハワード・カーター、第五代カーナーヴォン卿
- ツタンカーメンの墓を発見した考古学者と、そのパトロン。
- 1922年に自身の王墓に辿り着き、ツタンカーメンの名が広まるきっかけとなった。
名台詞
メモ
- 「ツタンカーメン」という名は、名前の一つである「トゥト・アンク・アメン」がなまったもの。
- 当初は唯一神であるアテン神が信仰されていたために「トゥト・アンク・ア
テ ン」という名前だったが、アメン神の伝統的な信仰を復活させる際に上記の名に改名している。
- 当初は唯一神であるアテン神が信仰されていたために「トゥト・アンク・ア
- ミイラとして発見された際に心臓がなかったのは本当なのだが、「ツタンカーメンが自ら心臓を擲った」というのは型月独自の解釈なので注意。
- 病弱だった事は本当であり、彼の墓からは副葬品として130本もの杖が発見されている。
- なお、死因については触れられていない。現実においても彼の死因ははっきりとは分かっておらず、様々な説が存在するがどれも確証に欠けている。そういった事情を鑑みれば仕方ないと言えるだろう。
- 彼の墓は1922年に発見されるまでほとんど手つかずだったが、これは父アクエンアテンから次代のファラオであるアイまでが異端として、後のファラオにより歴史から抹消されていたためである。
- ツタンカーメンの名が、発掘以前は広く知られていなかったのもそのため。とはいえ『Grand Order』では、ツタンカーメン自らも自身の名を消そうとしていた模様。
- 知名度が低かった為にツタンカーメンの墓は本格的な盗掘を免れており、発見時に膨大な副葬品が見つかったことで、(本人にとっては不本意なことだが)一躍ツタンカーメンの名が世界に知れ渡ることになった。
- ツタンカーメンについて語る上で欠かせない「ツタンカーメンの呪い」だが、実際には「関係者が次々亡くなった」という事実そのものが存在していない。カーナーヴォン卿が発掘後に死亡したのは事実だが、これは髭剃りの傷がもとになった感染症が原因である。それ以外の関連した連続死亡事件などは全く起きておらず、中でも最も呪いを強く受けてしかるべきハワード・カーターに至っては悠々自適の余生を送っている。
- 現在では発掘事業にかかわることができなかった敵対マスコミによる捏造であると判明(同姓同名の人物の死亡を呪いと結びつけハワード・カーター死亡というデマ記事まで作っており、事実判明とともに謝罪までする事になった)しており、現実でもデマであるとされている。
- また、カーナーヴォン卿が死去した際の停電についても、当時のカイロは電力の供給が安定せずしょっちゅう停電が起きていたという話もあり、やはりデマだとされている。
話題まとめ
- 彼の実装が発表された後、「父親のアクエンアテンは世界で初めて一つの宗教を廃した=世界初の神殺しを成した人物」だと話題になり、型月では重要な意味を持つ「神殺し」に関わる存在だと見られていた。
- ☆5では初の「自身に即死効果を付与する宝具を持ったサーヴァント」。
- それまでも他のレアリティではアーラシュや静希草十郎 (Grand Order)といった自身に即死効果を付与できるサーヴァントはいたが、彼らはフレンドポイント召喚限定か配布サーヴァントであった為、「必ず無課金で入手できる訳ではない」といった点で彼らとは一線を画す。
脚注
注釈
出典