マシュ・キリエライト

提供: TYPE-MOON Wiki
2020年9月11日 (金) 23:45時点における (トーク | 投稿記録)による版 (→‎霊衣解放)
ナビゲーションに移動 検索に移動
シールダー
真名 マシュ・キリエライト
外国語表記 Mash Kyrielight[出 1]
性別 女性
年齢 16歳[注 1]
誕生日 2000年[注 2]
身長 158cm
体重 46kg
出典 Fate/Grand Order
地域 カルデア
属性 秩序・善
一人称 わたし
二人称 〇〇さん/〇〇氏/ミスター・〇〇〇……とTPOに合わせて敬称は変化
三人称 彼/彼女
声優 種田梨沙(初代)
高橋李依(代役)
演者 ナナヲアカリ
デザイン 武内崇
設定作成 奈須きのこ
レア度 ☆3→☆4
初登場作品 Fate/Grand Order
テンプレートを表示

概要

Fate/Grand Order』で主人公が最初に出会う少女であり、パートナー。
盾兵」のデミ・サーヴァント

略歴
人理継続保障機関カルデアの局員。
西暦2000年にカルデアの前所長マリスビリーが人間と英霊を融合させることで英霊を「人間に」するため遺伝子操作によって作り出したデザインベビーで、英霊を呼ぶのに相応しい質の良い魔術回路と無垢な魂を持った人間。30歳ほどで生命活動を停止するデザインベビーが、サーヴァントとの融合実験で肉体の寿命がさらに短くなり、長くても18歳と短命で、『Grand Order』第六章の時点であと1年生きられるかどうかという状態であり、終章では寿命的な面と戦闘面もほぼ限界に達していた。
西暦2010年、10歳の時に英霊と人間を融合させるデミ・サーヴァント実験の被検体となり、英霊の召喚自体は成功したものの、彼女の中に召喚された英霊ギャラハッドは人道に反する試みに不快感を示し、カルデアへの協力を断る。その高潔さから彼女と融合することも、彼女の死亡を招く彼女の体からの退去も拒み、彼女の中で眠りにつくことを選んだ。
誕生後14年間に渡り無菌室へ隔離・秘匿され監視されるという扱いを受けていたが、彼女が隔離されていたセクションの存在を知り憤ったDr.ロマンの「マシュのマスター適性は一流のものであり、これを活用しないのは資源の無駄だ」という説得によって15歳からカルデア内なら移動していいようになり、選りすぐりのマスターを集めたAチームのメンバーとして訓練を受け、半年も経たずにマスター候補Aチーム主席となる。
『Grand Order』のプロローグで16歳の誕生日の朝、カルデアにやって来た主人公と運命的な出会いを果たす。
ギャラハッドは召喚以降沈黙を守り続けたが、『Grand Order』本編開始から間もなくカルデアを襲った破壊工作で下半身が潰れるという致命傷を負った彼女に手を差し伸べて最後まで寄り添おうとした主人公に心打たれ、マシュとの間に「過去の異変の排除」を条件に戦闘能力を授ける契約を交わし、人間と英霊の融合体「デミ・サーヴァント」として彼女を蘇生させて消滅した。これ以降マシュは主人公をマスターとして、シールダーのクラスのサーヴァントとして共に聖杯探索を行っていくこととなる。
なお、戦闘能力を譲ったギャラハッドは真名も告げずに消滅してしまったため、当初マシュは自身の宝具はおろかクラス名すら解らない状態であった(三章においては自身をシールダークラスのサーヴァントとして認識しているが、それ以前は何のクラスか他の英霊に質問されても答えられなかった)。
人物
ショートヘアーで片目が隠れるような前髪をしているが、ランスロットがマシュに融合した英霊の正体に気づきかけた時のポイントに「片目を隠す髪」を挙げていたため、髪型などの外見も融合した英霊にいくらか影響を受けている可能性がある。ちなみに、髪の色はグラフィックで見る限り薄い紫だが[注 3]バーソロミュー・ロバーツからは「亜麻色の髪」と言われている。(とはいえ、亜麻色の髪というのは賛辞の言葉としてありふれたものなので、マシュの髪の色が亜麻色だという事は確認されていない)
人間であった頃には眼鏡に白衣と研究者然とした服装を纏っていたが、シールダーとなってからは視力も向上したのか眼鏡を外し、初期状態のままでは少々露出の多いサーヴァントとしての姿のままで行動している。一応カルデアでの待機中には元の眼鏡を付けた白衣姿に戻っている。
性格は外交的[注 4]、弱気[注 5]、能動的[注 6]。無口、かつ無駄のないクールな態度と言葉遣いなため、まるで人形のような~といった形容詞がピッタリはまってしまう。実際にはマシュ本人は知的好奇心が旺盛で能動的、少しだけ無口で台詞回しがおかしいだけの、いたって普通の少女。真面目、純真さ故にたまに天然。
うまれたばかりのひな鳥のような精神構造をしており、純粋で疑う事を知らず、自分が信じるもののためだけに活動する。人間的な精神構造、矛盾は旅を通じて成長していく。
マシュの要素は「真面目でおとなしい優等生」「先輩をたてる後輩。それが愛情かどうかは見てる方には分からない」「ちょっとだけ不思議ちゃん(に勘違いされる)」といったものに要約される。
研究員として以前からカルデアに居たにも関わらず、後からやって来た主人公を「先輩」と呼ぶ。読書や勉学は数多くしてきたのか知識は豊富で、魔術や歴史、英雄について主人公に説明するシーンも多いが、少し常識が欠けている。人生経験は希薄であるため、主人公のような普通の人間なら驚かないような物事にも新鮮そうな反応を見せる。
感情表現が苦手で、人の感情の機微などにも疎く、人間臭い一面を持つサーヴァントに驚いたり、感心することもある。
主人公に対して初対面の時から「敵意も脅威も感じなかった」と信頼を寄せ、シールダーとなってからも一途な信頼を向ける。主人公が特に女性サーヴァントから好意を向けられると「妬く」こともあり、中には必死に主人公を引き止めたり、叱ったりする場面もある。しかし自分が「恋心を抱いている」事を自覚しておらず、アルテミスや清姫にその事を指摘されても不思議がっている一面も見られる。
一方で外面こそクールでしっかりしているように見えるが、芯は至って真逆の「恐がり」。どれだけ慣れても強くなっても戦うのはいつも怖く、できれば穏やかに過ごしたがっているが、主人公のために頑張っている。彼女はマスターを守ることを第一に考え、マスターが危機に陥れば命を投げ出すくらいであるが、そこに戦士としての覚悟や経験が全くなく、元から持つ恐怖と戸惑いを克服しないままソレを実行する姿を子ギルは「容易く折れそうが故の可憐さ」と評している。
意外とお祭り好きで、イベントの時には普段の様子からは想像もつかないほどテンションの高い振る舞いを見せることもある。また酒に非常に弱く、酔うと積極的になりやたらと主人公に抱きついたりする。他にも、『人魚姫』に胸をときめかせたり、主人公の夢の中で自分がお姫様として登場していたと知ると機嫌が良くなったりとかなりの乙女でもある。
また、素直すぎるが故に嘘もつき慣れていないようであり、『二代目はオルタちゃん』では「こういう嘘が苦手で、絶対にバレるから」という理由でマシュに一切伝えなかった。
クロエ曰く、見た目はリズ寄りだが性格はセラ寄り。かつての自分は皆と会話をしておらず、状況に対する意見を述べるだけで、自分の気持ちを伝える事をできなかった。だが人理修復の旅を経て、多くの場所で多くの人々に、個人が生きる意味、理由、その目的。善悪の観念と人間性の在り方などを教わった。それ故に他のAチームの事を、結成してからの一年間の時間にどのような意味があったのかを確かめたいと考えている。
能力
元々カルデアのマスター候補だったのだが、「戦闘訓練ではいつでも居残りだった」と語る辺り運動神経はそこまでよろしくは無かった模様。
人間だったころから謎生物であるフォウの言語をニュアンスを理解できるが、明確な言語として認識できる訳ではない。言語を話せない一部の「狂戦士」のサーヴァントともある程度なら意思の疎通は可能な模様。
デミ・サーヴァント」として蘇生した後は融合したサーヴァント=ギャラハッドの能力が使用可能となっている。召喚の盾を持っているため、サーヴァントの気配に敏感。
身体能力などもかなり向上しており、人間や悪霊、魔物相手であれば危なげなく戦えるが、完全なサーヴァントと比べると劣るらしい。
それでも通常のサーヴァントであるカーミラをして「熟練の技」と言わしめるほどの技量を持っているのだが、これはギャラハッドの技量がそのまま反映されていると思われる。
また、半分は人間であるために霊体化などは不可能なようだが、半分は英霊であるためか肉体的な疲労にはかなり耐性があり、眠らなくとも十全に能力を発揮できる。
デミ・サーヴァントが持つ特殊「憑依継承(サクスィード・ファンタズム)」によって憑依した英霊が持つスキルを一つだけ継承し、自己流に昇華しており、マシュの場合は魔力をそのまま防御力に変換する『魔力防御』を継承している。
芸術面ではかなり残念であり、下記の『偉人と神話のぐらんどおーだー』では彼女のヘタウマ系の挿絵が拝める他、本編でも主人公の顔を描いた凧が「前衛芸術」と評されたり、中国異聞帯では主人公一行が総ツッコミした「多多益善号」のデザインをただ一人褒めていたりとその片鱗が伺える。もっとも、本人には自覚がないようで、曰く「風景画と人物画には絶対の自信がある」との事[注 7]

霊衣解放

常夏の水着
カルデアのみんなに選んでもらった初めての水着。2016年の思い出。
常夏の水着Ver.02
ダヴィンチちゃんに見立ててもらった水着。2020年の思い出。
オルテナウス
ダ・ヴィンチが改良した霊基外骨格。アーマードとも呼ばれる。
バイザーが付いている。アーマードとも呼ばれる。オルテナウス計画に使う予定だった。
内部加圧、燃焼機関、ソフトウェアなどが組み込まれており、ソフトウェアは遠距離のシャドウ・ボーダーから更新する事が出来る。
魔力探知の機能も付いており、ソフトウェアによって動いている。駆動音と排気音を静音の護符を起動する事で緩和する静音モードがあり、戦闘する際は静音モードを解除する。自動調律機能があり、戦闘前に整備したて一歩手前の調子にしたり、戦闘中に出力が低下した際に回復してくれる。連続で戦闘を行う場合には、連続戦闘対応モードに自動調律され、排気を行う。アマルガムゴートによって機能を拡大し、出力を一時上昇させる事が可能。出力は数値で表示される。ボーダー観測機器と同期させることができる。
耐火設計も仕込まれており、自然界に存在する超高熱ならばそこそこ耐えることができる。だが溶岩の中に浸かるような状況は想定外で、魔力を帯びた氷雪の中心地でなければスルトの超高熱によって吹き飛んでいたとされる。対閃光防御も付いている。
盾は格納スペースがあり、カルデア式簡易キャンプや寝袋などの野営道具、レーションなどの糧食や携帯食料、飲料水、皿などの一式を入れて常備している。フォウを収納スペースに入れることもある。背中に加速用のブースターが付いており、これを用いて加速する。下部にはバンカーボルトが付いており、攻撃や全力防御時の姿勢固定に使う。
ただし、元の霊基ではないためギャラハッド由来の技術スキルは使う事が出来ない。それらの欠けた部分は霊基外骨骼で補う。
第2部ではギャラハッドが抜けた事で霊基の出力が半分以下になったマシュを補うために使用した。
外見だけでなくスキル・宝具・モーションもオルテナウス仕様へと変化する[注 8]。霊衣を第三再臨まで、または水着に変更するとスキル・宝具・モーションは以前の物に戻る。
ゲームではマシュ・キリエライトの霊衣として実装された。他のサーヴァントの文字通りの「着せ替え」に過ぎない霊衣とは異なり、ストーリー進行に応じて自動的に追加される上、オルテナウスを装備している事になっている第二部ストーリーの該当部分では、マシュの霊衣はオルテナウスで固定される。
なおメインストーリーと関係のない期間限定イベントや幕間の物語、フリークエスト等はマシュの霊衣を変更する事で以前のマシュの仕様に戻す事ができる[注 9]
名前の元ネタは、ユーフラテス川に住み、その骨を握ると俗世の喜びや悲しみが消えるという伝説を持つ魚と思われる。なお、マシュと融合した英霊であるギャラハッドが持つ「ダビデの剣」の柄にこれが素材として使用されているという伝説もある。

バリエーション

マシュ・キリエライト〔デスクトップアーミー〕

メガハウスが販売しているフィギュアシリーズ『デスクトップアーミー』におけるマシュ。
「SENTINEL GROLY」に属するD-phone(人型携帯端末)であり、正式な型番名は「TM-731[SD]s[CHALDEA]series」。スマートフォンゲーム『Fate/Grand Order』がプリインストールされている特化型で、TRY-MOVE社によって販売された。
人格はカルデアのマシュそのものであり、自我を持った後はデスクトップアーミーの「人が消失した世界」も特異点であると結論付け、「先輩」や人類の手がかりを探すべくたった一人の「聖杯探索」に挑んでいく。
……世界の状況を鑑みると、コラボで出張した他のメンバーに比べると群を抜いて救いが無い。[注 10]

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
シールダー 主人公 (Grand Order) C A D B C ? 対魔力:A
騎乗:C
自陣防御:C
憑依継承:?
星見の旅路
今は脆き雪花の壁
誉れ堅き雪花の壁
時に煙る白亜の壁
奮い断つ決意の盾
「今は脆き雪花の壁」は、第六章で「誉れ堅き雪花の壁」に強化。[注 11]
憑依継承と自陣防御はゲーム内では未実装。
バンカーボルト:A
アマルガムゴート:D
悲壮なる奮起の盾
ブラックバレル:B
オルテナウス装備時

「ブラックバレル」はオルテナウス改修型に変更することで使用可能。

宝具

仮想宝具 疑似展開/人理の礎(ロード・カルデアス)
ランク:D
種別:対人宝具
レンジ:1
最大捕捉:-
憑依した英霊の真名が分からぬままマシュが本能に従って展開した宝具。前方に強力な守護障壁を展開する。当然宝具の真名も知らないため、この名前は便宜上オルガマリーが命名したもの。
作中では「マシュにも意味のある名前」「ぴったりな名前」とどこか曖昧に表現されるが、プロフィールでは「カルデアスの名を冠しているのはマシュの根底にある願いが、“人類の未来を見る”ものであるからだと思われる」とより直接的に言及されている。
宝具ランクこそDと低いものの、シナリオ上ではクー・フーリン曰く「抜群の相性」によってセイバーオルタの「約束された勝利の剣」を防いだり、ジャンヌの「我が神はここにありて」とともに2人がかりでファヴニールのブレスを一時的にとはいえ防いでジークフリートが回復するまでの時間を稼いだり、ブーディカとともに2人がかりで対城宝具級の威力を発したアルテラの「軍神の剣」を防いだりするなど、主人公たちの命を救う活躍を幾度も見せている。
作中における戦闘以外での使い道として、触媒にして霊脈地にカルデアの召喚サークルを設置する他、聖杯を一つ程度くらい仕舞えるスペースを作られている。何故か、ピクニック中にシート代わりに弁当の下にひいてたりする事も。
アーチャー曰く、本来は盾として用いるような代物ではないらしい。
『Grand Order』では「味方全体の防御力をアップ[注 12][注 13]&ダメージカット状態を付与[注 14][注 12]」という効果のArts宝具。
いまは遙か理想の城(ロード・キャメロット)
ランク:B+++
種別:対悪宝具
英霊・ギャラハッドが持つ宝具であり、「人理の礎」の本来の姿。白亜の城キャメロットの中心、円卓の騎士たちが座る円卓を盾として用いた究極の守りにより、前方に白亜の城を展開する。
強度は使用者の精神力に比例し、使用者の心が一切の穢れなく、また迷いがなく、折れない限り、その城壁と正門も決して崩れ去ることはない無敵城壁と化すが、逆に言えばその心に迷い・曇り・汚れがあれば綻びを生み、壊されてしまう。初めてその真名を解放した時はベディヴィエールの指南もあって、通常規格における宝具の最高級火力を遥かに超越していた獅子王の「最果てにて輝ける槍」を防ぎ切った。
またこの多くの英雄が集った円卓が「英霊を集めるもの」と見なされているため、カルデアが英霊の召喚を安定させるための触媒としても使用されている。すなわち、主人公とマシュとギャラハッドが契約していること自体が、カルデアに多くの英霊を集める下地となっている。
『Grand Order』では「味方全体の防御力をアップ[注 12][注 13]&ダメージカット状態を付与[注 15]<[注 12]&自身を除く味方全体の攻撃力をアップ[注 12]」という効果のArts宝具。
いまは脆き夢想の城(モールド・キャメロット)
ランク:D
種別:対人宝具
オルテナウス装備時の宝具。この宝具の展開が度重なると、クールダウンが必要になる。
『Grand Order』では「味方全体の防御力をアップ[注 12][注 13]&ダメージカット状態を付与[注 16][注 17]」という効果のArts宝具。

真名:マシュ・キリエライト

カルデア局員、マシュ・キリエライトがサーヴァントと憑依融合した姿。
デミ・サーヴァントと呼ばれる。
マシュは自身に憑依した英霊の真名を獲得した。
その騎士の名はギャラハッド。
アーサー王伝説にある円卓の騎士のひとり。
ただひとり聖杯を手に入れ、そして天に返した聖者。
カルデアは独自の方法で英霊召喚を成功させたが、その根幹にあるのがギャラハッド召喚の触媒になった『英雄たちが集う場所』───マシュが持つ、円卓を利用した盾である。
七つの特異点を越え、多くの戦いを乗り越えた事で彼女は歴としたひとりの人間、
借り物ではないサーヴァントとして成長した。
真名を知り得なかった彼女が使っていた仮想宝具、人理の礎(ロード・カルデアス)。
それは“人類の未来を見る”という、
彼女の根底にある願いがカタチになったものだった。
……人理焼却を巡る戦いはじき終わる。
彼女の旅はどのような結末を迎えるのか。
その雪花のような光景を、
星の獣は静かに見守り続けている。

登場作品と役柄

Fateシリーズ

Fate/Grand Order
主人公が最初に出会う少女であり、パートナー。
レア度が設定されているのはシステム上のもので、召喚(ガチャ)から登場することはなく、また他のサーヴァントと違ってシナリオの進行に伴ってレベル上限の解放、及び絆レベル、レア度の上昇が行われる特別な扱いをされる。
特に第六特異点後半からクリアにかけて、宝具の真名解放による変化および宝具レベルの上昇、そしてレア度が上昇することによる基礎ステータス及び上限レベルの変更(順番はこちらが先)と、大きく強化される。
また、第五特異点途中で発生するイベントで「より強い決意の表れ」として戦闘モーション及び戦闘中のボイスの大半が一新される。そのあと前述のレア度上昇によって戦闘グラフィックが変化するが、これは他のサーヴァント同様外見のみでモーションやボイスは一新後のものと共通。

Fate関連作品

Fate/Grand Order -turas rèalta-
ゲームではずっと一緒に行動しているが、別マガ版コミカライズではレイシフト直後にはぐれ、アサシンに襲撃されたタイミングで英霊状態で助けに来てくれる。
なお、助けに来た時の状況も「咄嗟に逃げ込んだ武家屋敷で敵に全力で蹴っ飛ばされて土蔵に転げ込み、危機的状況で助けが入り、倒れた状態で逆光の中見上げる」という、完全に衛宮士郎セイバーを意識した構図になっている。
氷室行進曲 冬木Game Over
藤丸立香の奥義によって召喚されるものの、まだレベルが低かったために5秒程で消えてしまった。
マンガで分かる!Fate/Grand Order
準レギュラー。主人公にやたらと弄られる。
後に「マンガで分かるライダー」のマスターとなり、カルデアの聖杯戦争に巻き込まれるハメに。
教えてFGO! 偉人と神話のぐらんどおーだー
準レギュラー。授業の進行に併せて絵を描く事も多いが、出来はお察しである。
Fate/Grand Order 英霊食聞録
準レギュラー。基本食べる側だが、歴史の知識が多少はあるので解説をすることも。
Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない
準レギュラー。主人公の天然な言動に振り回されているが、彼女もそこそこ天然気味。

その他

コハエース
型月一武道会に坂田金時とペアを組んで出場。
登場当時は『Fate/Grand Order』は一枚絵が公開されていたのみだったので、一言も台詞は無く、見返りポーズから全く動かない。
ちびちゅき!
相も変わらずの後輩属性のために可愛がられ、生徒会に勧誘される。

外部コラボ

デスクトップアーミー
メガハウスが販売しているフィギュアシリーズ。『Fate/Grand Order』コラボ第一弾として出張した。

人間関係

Fate/Grand Order

主人公 (Grand Order)
マスター。「先輩」と呼び慕い、彼(彼女)に対して何かと世話を焼く。サーヴァントに徹している時は「マスター」呼称を使うことも多い。
サーヴァントになってからは主人公の力になろう、主人公の役に立とう、と頑張る。マシュはそれが何より嬉しいと思っている。
あまり「!」を使わないマシュが戦闘時に「マスター、指示を!」「先輩、お願いします!」と強く言うのは、“弱いわたしを助けてください!”というお願い&信頼の顕れ。
ムック本付属ドラマCDの収録現場では、初期に声優を務めていた種田氏に奈須先生は「(主人公に対して)まだ自覚はしてない淡い恋心を抱いているような感じで」という演技指導をしたとのこと。
オルガマリー・アニムスフィア
同じカルデアの一員。冬木での言動から、局員として十分に信頼していることが窺える。ただ、当初はその生い立ちからマシュに復讐されるのではと恐れていたらしい。
しかしマシュにそんな考えは一切なく、同じように信頼を寄せている。おそらく、その態度を受けてオルガマリーも考えを変えたものと思われる。
ロマニ・アーキマン
たいへんお世話になっているので信頼も信用もしている。マシュにとっては隣の家の親切な父親とも、隣の家の親切な兄とも取れる人物。
親しさの裏返しなのか、時に頭痛を覚えるほどお気楽な彼の言動にはきついツッコミを入れることもある。
ロマニの事は普段「ドクター」と呼ぶが、前述したようにボケがあまりにも酷いと辛辣な評価を下す形で「Dr.ロマン」と呼んでいる。
フォウ
カルデア内を闊歩する彼(?)に非常に懐かれており、スキあらば肩を(乗り場的な意味で)狙われるらしい。フォウに直感的に(鳴き声を聞いたから)「フォウ」と名付けた。
ちなみにマシュはフォウを「フォウさん」と敬称付で呼んでいる。
レフ・ライノール
二年間限定だが、魔術部門の恩師で。彼がカルデアを爆破した際、マシュも巻き込まれた。以降は敵対関係に。
しかし、彼もまた例外的にマシュを“一人の人間”として扱っていたため、マシュは彼が悪人だという意識が持てないでいる。
ギャラハッド
融合しているサーヴァント。マシュにとっては二度に渡って命を救われ、戦う力を授けてくれた恩人。
デミ・サーヴァントとなったマシュの中には既に彼の意識は残っていないが、サーヴァントとしての霊基を通してマシュに影響を与えている。
第一部クリア後はギャラハッドの力を失う。
ランスロット〔セイバー〕
融合しているギャラハッドの父親。
上述の通りマシュはギャラハッドの霊基から感情面で影響を受けているようで、基本的に礼儀正しい態度で他人と接するいつもの彼女からは信じられないほどの辛辣な言動で対応する。
クー・フーリン〔キャスター〕
デミ・サーヴァント化してから初めて出会ったまともなサーヴァント。
ごく自然にセクハラしたり、宝具の使用法が解らないマシュに稽古をつけてやったり、悩んでいるときにアドバイスを送ってやったりと、かなり世話を焼かれている。
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
「人間は好きなものを自分で選べる」というマリーの今際の言葉が理解出来ない故に彼女と旧知の仲たる彼に質問してみた所、「人間は何かを好きになる義務がある」と説かれる。
世界からあらゆるものを受け取って、いつか世界を越えよと激励を受けた。偉大なる音楽家の善や悪を超越した人間賛歌に感銘を受け、彼女は一歩成長する。
コミック版『Fate/Grand Order -turas réalta-』ではさらに掘り下げが成されており、上記の経緯の後、サンソン相手に苦戦する彼に対し、初めて自分から「誰かを助けたい」という思いを抱いた。
ブーディカ
世話焼きの彼女の心の琴線に触れたのか、まるで妹か娘のように可愛がられる。また、融合している英霊について何か感じ取ったような言動を見せていた。
抱きしめられるのは胸で苦しいやら気恥ずかしいやらでやや遠慮気味。
まっとうな人格者であるため信頼は厚いようで、「頼りになって、優しくて、抱きしめられるとほわっとする」とのこと。
フランケンシュタイン呂布奉先
呻き声の意味を理解できる。
ランスロット(狂)
同上。また、セイバーのランスロットと異なり正体に気がついていないのか、親しげに会話している。
エミヤ
彼のことも「エミヤ先輩」と呼び歴戦のサーヴァントとして敬っている。また、彼の方も主人公とマシュには存分に世話焼きぶりを発揮している。
歴史・伝説上の人物ではないということで気安く接しやすいのか、あるいは本家後輩リスペクトか。
レフの言によれば「マシュにとって主人公ぐらいの年頃の人間はみんな先輩」とのことなのだが、実際にマシュが主人公以外で「先輩」と呼ぶキャラクターは未だに確認できていない。というかエミヤと主人公では歳が近いかすら怪しいところだが……。
エドワード・ティーチ
四六時中アレな発言を垂れ流しているため、最早発言に怒ったり驚いたりせず無視を決め込んでいる。
しかし彼の「~~氏」呼びが感染してしまった一人でもあり、彼とのイザコザが終わった後に彼の話題で数度「黒髭氏」と呼んでいる。
ギルガメッシュ
幕間の物語でギルガメッシュが関わると思いっきり怖いのか、思いっきりおかしいのしか出てこない、と呆れていた。
モードレッド
二つの特異点においてそれぞれ味方、敵として出会う。どちらにおいても、マシュと融合しているサーヴァントの正体及びマシュの盾の特性を把握していた。
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
愛読者。特に「人魚姫」がお気に入りのようだが、彼の少女の夢を破壊するようなやさぐれた言動には辟易している。
シャーロック・ホームズ
彼の物語についても愛読していたようで、英霊として現れた彼に尊敬の念を表しており、あちらもそんなマシュに珍しく好意的。
アルトリア・ペンドラゴン
セイバーオルタとは別人として接する。
目的の為に意図的に作られた、という点で似ている。
アルトリア・ペンドラゴン〔リリィ〕
期間限定イベント『セイバーウォーズ』にて、事前登録特典として1体のみ配布されていた彼女と「宝具成長しない同盟」を結成。
しかし、『セイバーウォーズ』はそんなリリィを配布して宝具レベルを上げられるようにするイベントなので、すぐに崩壊する運命にある哀しい同盟なのであった。現在ではストーリーを進めることによりマシュもめでたく宝具レベル3まで上げられるようになったが、それ以上はやはり時を待つ必要がある。
アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕
死が怖いと言った自分にその恐怖を楽しめと言った人物。後、亜種特異点Ⅰでは明確に配下として扱われている。
タマモキャット
料理の師匠。ついでに恋愛関係のアドバイスも受けている。
レオニダス一世
同じ盾使いということで、最大限にリスペクトしている。
レオニダスがメインストーリーで初登場した第二章では何の接点もなく、イベントでマシュがやたらに熱く語っているだけの関係だったが、第七章では味方として関わりを持つことになった。
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン (Grand Order)
自分よりも年下の相手は珍しいのか、積極的に面倒を見ようとする。
同時に、どんなに過酷な運命に置かれても決して諦めようとしない強さを見て、その支えになろうとしている。
沖田総司〔オルタ〕
主人公に対して過剰に懐いているためか、若干当たりがきつい。
ポール・バニヤン
彼女が「友達」と明言した数少ない人物。お互い「人為的に創られた存在」という事でシンパシーを感じるのだろうか。
紫式部
2019年のバレンタインイベントにて、彼女が開催した作文教室に通い、主人公に対する感謝の手紙を作っていた事が示唆されている。
殺生院キアラ〔アルターエゴ〕
いつの間にかカルデアに居たサーヴァントだが、セラフィックスでの顛末は歴史に残っていない為「とても頼りになる、有能な人」と真相を知っていたら卒倒しそうな程信頼している。
ドクター・ドリトル
動物と話せることに憧れてはいるが、ニュアンスまでしか分からない自分には才能がないと考えている。
主人公からは動物話せる人はあんまりいないから大丈夫、と言われている。
清姫源頼光静謐のハサン
ハロウィンイベントで、彼女達を『マイルームの寝床に勝手に入り込んでくる三人組』と称した。
マルタ牛若丸荊軻マタ・ハリ
クリスマスイベントで、彼女達の宴会を『へべれけ残念女子会』と称した。

マンガで分かる!Fate/Grand Order

主人公 (マンガで分かる!FGO)
マスター。
奇矯な言動やセクハラに振り回されてばかりだが、主に性的に依存気味。
マンガで分かるライダー
サーヴァント。
マスターとしてはきちんと認められているが、若干フリーダムな性格なので振り回されがち。
後に彼女に裏切られて勝手に聖杯戦争を始められたため、「自分が育てたのに人の道に外れてしまった」と嘆いている。
マンガで分かるセイバー
サーヴァント。
上記の裏切りの後にアルトリアから預けられたうどんサーヴァントの幼体を成長させた結果誕生した。
マンガで分かるランサー
主人公を背後から貫いたり、キャスターの陣地に蹴り落としたりと碌でもないことをされたのを根に持っていたようで、捕獲時には上記のセイバーの手を借りて、彼女のイクチオサウルスを楽器に改造して演奏を聴かせるという慰問行為(という名の嫌がらせ)で意趣返しをした。

名台詞

Fate/Grand Order

戦闘

「真名、偽装登録───行けます」
「宝具、展開します……!」
宝具選択&発動。台詞の通り真名解放ではないが、真名解放出来ずとも、マスターを守る壁となる。
「真名、開帳───私は災厄の席に立つ……」
「それは全ての疵、全ての怨恨を癒す我らが故郷───顕現せよ、『いまは遙か理想の城ロード・キャメロット』!」
真名解放後の宝具選択&発動。顕現した白亜の城は、使い手の心に曇り無き限りあらゆる害悪を阻み、その正門は決して崩れない。
"災厄の席"とは、伝説においてギャラハッドが円卓13番目の呪われた席を選び、その呪いに打ち勝った事からと思われる。
「真名、凍結展開───。これは多くの道、多くの願いを受けた幻想の城───呼応せよ、『いまは脆き夢想の城モールド・キャメロット』!」
第二部以降の宝具展開。弱体化し、以前ほどの防御力はなくなったものの、それでも彼女は戦い続ける。

本編

「まったくもって困りものです。うっかり迷い込んだレベルです。ほぼネコと同義です。」
「───まあ、わたしも同じようなものですが。」
「勤めて二年ほど経過しますが、よくわかりません。のんびり忍びこんだレベルです。ほぼワニと同義です。」
第一部序章、主人公のカルデアに対する無知(によってオルガマリーが怒っていること)を指摘する、謎の比喩。
「先輩。起きてください、先輩。
 ……起きません。ここは正式な敬称で呼びかけるべきでしょうか……
 ───マスター。マスター、起きてください、起きないと殺しますよ。」
第一部序章、レイシフト直後の初っ端で主人公に言った台詞。突然の不穏な発言に主人公も思わず聞き返すが、本人によると「殺されますよ」の言い間違いとのことらしい。
「マシュ・キリエライトと言います! デミ・サーヴァントです!」
第一部第三章にて、黒髭から「名前教えてくれないと今夜夢に見ちゃうゾ」と脅されての即答。そんなに嫌だったのだろうか。
余談だが後半については、サテー氏の四コマ漫画のマシュが事あるごとにデミ・サーヴァントだと主張することからのネタだろうか。
「た────あっっっっっ!
 お──こ──り――ま――し――た――っ!!!!」
「完全に怒り心頭です! 私の中にはもういませんが、
 きっと彼もそうだと思います!」
「ですので、代弁させていただきます!
 サー・ランスロット! いい加減にしてください!」
第一部第六章にて。自分と融合した英霊の正体を知ったことから、王が過ちを犯していると知りつつ従い続けるランスロットに対し、怒りを爆発させた。
その後も彼に対しては辛辣な態度を取り続けることとなった。
「よろしくお願いします、ジャガーマンさん。先輩の正式サーヴァント、マシュ・キリエライトです」
第一部第七章『絶対魔獣戦線バビロニア』にて、ジャガーマンと笑顔で握手して。
仲間になった経緯があっさりとしたマスター目的だったためか、この素早い牽制にジャガーマンは野生の感で「怖い子」と理解した。
「……あなたは最低です。クリストファー・コロンブス。奴隷制は、今の世では決して肯定されません。」
亜種特異点Ⅱにて、アガルタにいる女達を奴隷としか見なさなかったクリストファー・コロンブスを非難した時の台詞。
基本的に他人を悪く言うことのないマシュが冗談抜きで他人を罵倒する数少ないシーンである。それほどまでに彼女の価値観からして論外だったようである。
だがコロンブスに生前の価値観に基づいて行動しているだけで、現代の価値観に基づいた善悪の判断はできないと論破される。
「…………。」
「オフェリアさん。クリプターの事情がどのようなものなのか、わたしは分かりません。」
「でも、たとえ知っていても退く事はできない───あなたの操る異聞帯サーヴァントが如何に強くとも!」
「強いだけの相手に負けるなと、弱くとも強く叫んだ人を、わたしたちは知っている……!」
『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』での台詞。パツシィの最期の叫びは今も二人の仲に息づいている。
「つまり婚約者およめさんですね!」
同上。ナポレオンがオフェリアを婚約者だとブチ上げ、その経緯を「自分が求婚し、相手が拒まなかった」と説明した返事。
それまでのシリアスな雰囲気はどこへやら、完全にぐだぐだである。それにしてもマシュの恋愛観はどうなっているのであろうか。

イベント

「先輩最低です」
イベント『チョコレート・レディの空騒ぎ』にて、「バレンタイン期間をずっとナーサリー・ライムと過ごす」シミュレートをした想像上でのマシュの冷たい一言。
元ネタはおそらく、2016年1月に行われたニコニコ生放送番組「Fate/Grand Order カルデア放送局 ~お正月生放送~」での欲望に忠実すぎる行動をキメた島崎氏(主人公役)に対する種田氏の発言。詳しくはこちら
東出祐一郎氏はこの言葉をいたく気に入っており「どこかにねじ込みたい台詞」と発言していたため、その縁で挿入されたものと思われる。
「ドクター、ゲラアウッ!」
「盾持ちの英霊に悪い人はいないのです!」
「空の境界 / the Garden of Order 」より。レオニダスもまた他のサーヴァント同様変質したと語るDr.ロマンに対しての強い叱責。
マシュにしては珍しく感情が高ぶっており、尊敬する盾持ち英霊のレオニダスに、暗黒面などないと言い切った。
マシュ曰く、カルデアが選ぶ春の盾持ち英霊第一位とのこと。……盾持ちサーヴァントの人数を調べるのは無粋というものだろう。
「デミ魔法少女です!……じゃなくてっ、デミ・サーヴァントです!!」
イベント『プリズマ・コーズ』にて、エレナに「肉食酒乱ビースト系魔法少女ふかふか☆マシュ」と言われての返し。
なお、公式で使われたことにサテー氏当人はかなり驚いた模様[出 2]。是非もないネ!
「これは……ギルドルッシュ……? え? なんで? ふざけてるんですか?」
「こんなのは憧れのハワイではありません! BBさん、これはいったいどういう事ですか!?」
『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』での台詞。マシュにしては珍しく攻撃的な発言をしている。
まあ、夢にまで見たリゾート地に来たら紙幣が訳の分からないモノだったらそりゃ温厚なマシュでも過激にもなる。
「うるさい!?」
「マスター、おにぎりは一旦お預けです。」
「とりあえずこの朝と夜が逆転してしまった
作家サーヴァントのようなエネミーを、退治します!」
同上。主人公と夕食がてらビーチに出てみたら、鶏(のような何か)にコケーッ!! とやられて。
マスターといい雰囲気の所を邪魔されたせいか、対応に容赦がない。
「ナイスタイミング! 野生化した鶏軍団です! ダックハントならぬチキンハントですね、先輩!」
「よーし、オープンコンバット! 訓練の成果、いま見せなくていつ見せましょーか!」
同上。スカサハ師匠のスパルタシュートレンジツアーが終わったと思ったら、例によって例の如くなんかどこにでもいる鶏たちが襲来。師匠はツアーが終わったのでほん投げて帰ってしまうし、結局自分達で撃退する羽目に。
おまけになんか知らんがこの時のマシュはやたらめったらテンションが高く、主人公が思わずツッコんでしまうほどである。トリガーハッピーの気でもあるのだろーか……。

コミカライズ版 Fate/Grand Order -Epic of Remnant- 深海電脳楽土 SE.RA.PH

「先輩!
 お気をつけて……。ピンチの時は貴方の後輩マシュ・キリエライトをお忘れなく!」
コミック『Fate/Grand Order -Epic of Remnant- 深海電脳楽土 SE.RA.PH』にて、SE.RA.PHへとレイシフトする主人公に対するエール。
台詞だけなら普通なのだが、わざわざカルデアの全チャンネルを開いた上で、要するに主人公をセンパイ呼ばわりしたBBに聞こえるようにした上での発言。笑顔の裏の闇に周囲のカルデアスタッフも若干引いていた。

マンガで分かる!Fate/Grand Order

「こんなところでお着替えするなんてマシュはいけない後輩だね……本当は見られたいんだろう……?」
『ますます』18話より。VRマシュをプレイしながら顔を赤らめてハァハァし興奮しながらのセリフ。
もう1度言うがプレイしているのはVRマシュ、つまりマシュ自身の映像である。主人公に調教されもう引き返せないところまで来てしまっていることが窺える。
「さあもう一度そのかつらをかぶって」
「それでは先輩になりきって私に触れ愛の言葉をささやいてください バラされたくなかったらこれから毎日その変装で私と遊んでくださいね」
『ますます』50話より。主人公の変装をしたオルガマリーにとんでもない頼みごとをする。

ちびちゅき!

「そうですね… またみんなで 素敵なイベントが出来ますように!」
体育祭が終わって、MVPを受賞して聖杯にかけた願い。
形は違うが、些細な日常に価値を見いだせたようである。出典元のほうでも、素敵なイベントをずっと続けていけるのであろうか。

メモ

  • 元々はPC版『Fate/stay night』のヒロイン予定だった盾のサーヴァントのキャラクター。ギルガメッシュ同様第四次聖杯戦争から生き延びている「はぐれサーヴァント」として予定されていたのだがこれ以上登場人物を増やしてプレイヤーを混乱させてはいけないとプロット段階にて没になってしまった。当時から既に髪で片目が隠れたデザインであり、現在のマシュの原型が伺える。設定はマスターを殺して暴走している捨てられた子犬系ヒロインでセイバーのライバルというもので現在のマシュとは全く違うキャラクターになっている。[出 3][出 4]
    • その後2006年のアニメ『Fate/stay night』においてオリジナルストーリーにて小次郎の代わりに登場する予定となり、「ギャラハッドの宝具。城壁で攻撃を防ぐ。セイバーはエクスカリバーを精神的に向けられない」というコンセプトで依頼されたPFALZ氏によって改めて盾などの正式なデザインがなされたものの、再びお蔵入りになってしまった[出 5]。そのまま眠らせるのは惜しいということで、ついに『Grand Order』で初めて日の目をみることとなった。[出 4]
      • キャラクターデザインを担当した武内氏によると、元のstay night時のデザインはSF的なボディスーツ姿で重厚な盾を振り回すモノだったが、『Grand Order』用に鎧部分と胸のボリュームを追加したのが今のデザインとのこと。[出 4][出 6]このように、セクシーな衣装のせいか、主に男性サーヴァントから度々セクハラを受ける。ちなみに、カエサルによるとバストサイズはネロよりは下とのこと。
      • また、私服のメガネ姿も「似合いそうなので付けてみた」とのこと。きっとあの人も喜んでいるのは想像に難くない。というか実際作中のイメージ図やおまけ漫画に出している。
  • 立ち位置的には、ある意味主人公の分身、主人公の代わりに世界を覗くカメラとしての役割。そのため初登場時の彼女は非常にフラットな性格だが、主人公と人理修復の旅をする中で、どんどん人間性を獲得していく。そんなマシュの成長に合わせ、プレイヤーに『Fate/Grand Order』を好きになってもらう、といったシンクロ感を少し意識している[出 7]
  • 配信当初から最終的に死亡するのではないかという意見がよく出ていた。力を使う度に確実に死が近づいたり邪竜になり果てたりした過去の類似の能力と比べても高水準で、デメリットらしいデメリットが一つも出てきてないことが不吉な予感を駆り立てるのだろう。だが、実際のところは主人公がマシュと出会ってた時点で死を間近に控える状態だった。デザインベイビーとして作られた当時は30年の寿命だったが、無菌室で育った体に英霊融合術式の影響で18年へと既にただでさえ短かった寿命が更に削られている。
    • インタビューでOPテーマソングが「まるで(FGOの)ラストシーンをそのままあらわすかのような歌詞」とも言われており、そもそも創造主こと菌糸類は以前から「英霊との別れがFateの醍醐味」と言うようなことを仰せになっているせいで不吉な予感はますます深まるのであった。
    • 結果的には生還を果たしたものの、一度は完全に死亡した為、第1部で完全完結するならその予感は的中したともいえる。
    • フォウによって蘇生された際に、細胞組織は十代の少女同然に蘇り、神経や血管部分も新品同様となっているが、それはあくまで普通の人間としての範囲であり、第一部のようなデミ・サーヴァントとしての膨大な魔力は失われ、魔術回路も錆び付いたかのようになっている。
  • たびたびチョロイン(チョロいヒロインのこと)とも言われる。確かに爆発で瀕死の状態の中助けようとし、最期になるかもしれない瞬間に手を握り付き添ってくれた主人公には心を許すのも止む無しかもしれないが、それ以前に初対面の頃から廊下で爆睡していた主人公に疑いなく近づき起こしたり、彼(彼女)の言葉に一喜一憂したりと対応が全く変わりない。おかげで「マシュはコスト0」=「マシュにかかるコストは0」=「マシュは安い女」という超解釈をするようなマスターもいたりする。
  • 比較的豊満な体つきとそれが強調される衣装の為、名前と掛けて「マシュマロ」と作内外の多数の人物からネタにされている。
  • 特別に食いしん坊キャラというわけではないのだが、ソーシャルゲームという特性上作内で季節の話題が多いため必然的に食べ物の話題も多くなっている。実際に食べているかどうかは置いておくとしても、季節のイベントごとに色々な食べ物と関わっており、概念礼装「花より団子」では団子を実際に食べている様子が描かれている。
    • マスターミッションの確認画面でも月ごとに会話が変化するため食べ物の話題も非常に多い。極めつけは2017年1月のボイスでなんと3個の会話のうち2個が餅関連の話題になっていた。おまけに月ごとの会話なのでこの状態が一か月間続いた。食べ過ぎが色んな意味で心配である。
  • 一時名前の綴りが安定していない時期があった。
    • 最初に「マシュ」の綴りが登場したのは「チョコレート・レディの空騒ぎ -Valentine 2016- 」で女性サーヴァント達から送られるチョコ礼装で、彼女から送られたチョコに「Matthew」とつづられていた(現在は「Mash」に変更済み)。これはマシュー・ホプキンスと同じものである。
    • また『First Order』公式サイトでは当初「KIRIERAITO MASHU」とローマ字読みそのままで表記されていた。恐らくは誤植だったと思われる。
  • ムック本にて彼女の紹介ページでは、最終ステータス、及び宝具のランクが「????」表記であった。真名の判っていない後者はともかく、前者はゲーム内にて明確な値が示されているにもかかわらずこのような対応がとられていることから鑑みて、ステータスそのものの上限などを改変するような大幅な強化がこの先あるであろうと推測されていた。六章にて真名と共についに真の宝具が開帳され、その予想が的中することとなった。
    • 第六章において、マシュに融合した英霊の真名が明かされるとともに、マシュのステータス及び宝具が大きく強化された。
  • エドワード・ティーチの最終霊基再臨時イラストにはマシュのフィギュアがある。ちなみに他にはロムルスのフィギュアなんかも置いてあったりする。
  • 担当声優の種田梨紗氏は2016年9月より病気療養に専念するため声優の仕事を当面の間休業しており、これに伴って同10月1日からキャラクターボイス担当が高橋李依氏に変更されることになった。一時的な代役ではなく、種田氏が復帰した後も引き続き高橋氏が担当している。
    • これは、10月1日更新分のマスターミッションに使用されているボイスの追加収録が必要となることから、これまで収録されているボイスも含めて変更する措置を取ったため。なので「ゲーム中で実際には使われず、ボイス再生機能でしか聴けない高橋氏版のボイス」が存在する。
    • なお、種田氏が他に担当したキャラである清姫マリー・アントワネットマタ・ハリに関しては特に変更の措置はとられなかった。
  • 第2部「獣国の皇女」の終盤から登場する新しい盾のデザインはこやまひろかず氏が担当。大幅パワーダウンした性能を補うために無骨に盛ってほしいとのオーダーを受けたらしい。大袈裟な装備と反して弱体化してるという設定なので第一稿は強そうに見えるのでNGされたとか[出 8]
  • 「オルテナウス」とはユーフラテス川に在る魔魚の種類の名前だ。ギャラハッドの愛刀の柄は半分オルテナウスの肋骨一本で作られいている。その肋骨に触れる者は手を放すまで全ての楽しみや苦しみを忘れると言われている。
    • ちなみに、柄の片方の半分はパパグステスの肋骨である。パパグステスとは恐るべきスコットランドの大蛇で、その肋骨を手に持っている者は熱の影響を受けないとされている。
  • マシュが使用するブラックバレルは『MELTY BLOOD』でシオンが使用していたものとはデザインが異なっている。もともとはアタッチメントとしてマシュの盾に装着するという設定だったが、ハッタリとしては弱かったのでブラックバレル状態に換装するぐらいまでにデザインを大きく変更して派手にした。[出 9]

話題まとめ

色彩
『Fate/Grand Order』オープニングテーマであり、TYPE-MOON作品においてジャンヌ・ダルク両儀式役を演じた坂本真綾氏が歌っている。
竹箒日記によると、2014年には曲作りの際に坂本真綾氏と打ち合わせをして物語のラストがどうなるかを説明し、ゲームのテーマに合わせた曲を作っていた[出 10]
予めラスボス戦でアレンジ版を流すことが決められ、それからの一年『色彩』を聴きながら終章のイメージを広げ、ゲーティアの怒りと主張、極天に降る流星雨と、盾を振るうマシュの姿を夢想したものとなっている。
『Grand Order』のプロットは坂本真綾氏のアルバム少年アリスに収録された楽曲『スクラップ』を聴きながら書いたものであり、奈須氏はロマンが10年で得た答えと、スクラップの雰囲気がメチャクチャ近く、『スクラップ』を採用しようと武内氏に相談したところ、「それなら坂本氏に新曲をやってもらおう」という話になった。それを打ち合わせの時に告げて、「スクラップのような、早いビートでありつつ、根底には寂しさと力強さと打開していく言葉の強さがほしい」とオーダーした。
ちなみに『色彩』は勇気をもってゴールまで駆け抜ける詩であり、マシュの物語を指している。
余談ではあるが、『色彩』の歌詞が「二人で未来を生きる事」よりも「二人で現在を生きる事」を重視しているように聞こえる事や、Fateシリーズの物語の最後が「別れ」で終わる事が多い事などから、終章前までは「主人公とマシュの別れを象徴する曲」と一部では囁かれ、マシュが主人公を守って消え去ってしまう未来を「色彩する」等と表現するような若干の風評も広がっていた。

商品情報

脚注

注釈

  1. 『Grand Order』プロローグ時点。
  2. ロマニ「今から16年前……西暦2000年の話だ。それがマシュの誕生年でもある。」- 『Grand Order』第六特異点「アバンタイトル」より
  3. 武則天からもそこからからか紫菜ずーさい(海苔の意味)というあだ名をつけられている。
  4. 自分からしっかり挨拶をする。相手に会話、意見を求める。
  5. しっかりしているようで恐がり。戦うのがいつも怖い。でも頑張る。
  6. 控えめのようでぐいぐい前に出る。不思議ちゃん系に見えるのはここが原因。
  7. 『偉人と神話のぐらんどおーだー』でも、彼女が絵を初披露した回のタイトルは「見たものしか描けないタイプ」なので、実際には(というか見たものであれば)もっと上手い可能性もある。
  8. スキルレベルなどは変化前のものを引き継ぐ
  9. 2019年正月イベント『雀のお宿の活動日誌~閻魔亭繁盛記~』が初の例外で、明確にメインストーリー第2部第3章以降の出来事とされており、イベント内でもマシュはオルテナウス固定となる。
  10. 上記のように、『Fate/Grand Order』はスマートフォンゲームである。つまり、特異点も人理焼却も「先輩」ですら架空の話である。サーヴァントであるなら自身が虚構であることを受け入れられる可能性はあるが、残酷な事にマシュは人間である。彼女を一言で言うなら「ありもしないものを探し、居もしない人を求める、自分をゲームキャラだと思い込んでいるロボット」である。
  11. 第3スキルは、当初は「戦闘続行:C」だったが、第四章追加時のアップデートにて「奮い断つ決意の盾」に変更となった。
  12. 12.0 12.1 12.2 12.3 12.4 12.5 3ターン
  13. 13.0 13.1 13.2 オーバーチャージで効果UP
  14. [Lv.1~]
  15. [Lv.2~]
  16. 3回
  17. 5ターン

出典

  1. アニメ「Fate/Grand Order -First Order-」Official Site
  2. サテーTwitter2016年9月10日12:12
  3. 『Fate/side material』 Encyclopedia 用語辞典 P69
  4. 4.0 4.1 4.2 『TYPE-MOONエース Fate/Grand Order』奈須きのこ×武内崇 インタビュー P105
  5. 竹箒日記2016/7/31
  6. 『Fate/Grand Order material Ⅰ』 P17
  7. 「Fate/Grand Order」がもたらす新しいスマホゲームの形――奈須きのこ×塩川洋介が語るFGOの軌跡と未来とは
  8. こやまひろかずTwitter2018年4月15日22:41
  9. 週刊ファミ通 2020年8月13日号 奈須きのこ氏&武内崇氏インタビュー p135
  10. 竹箒日記2016/12/26

リンク