ローマ皇帝
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概要
ローマ帝国の皇帝。
初代ローマ皇帝アウグストゥスに端を発する、帝政ローマの最高権力者。
該当者
帝政ローマ
- カリギュラ
- 第三代皇帝。
- 当初は名君として人々に愛されたものの、狂気に落ちて暴君へと変貌してしまった。
- 当時のローマの価値観では、狂気に落ちる事は「月に愛される」と見做されており、TYPE-MOONの世界観では実際に月の女神ディアーナの寵愛を受けたとされる。
- ネロ・クラウディウス
- 第五代皇帝。母アグリッピナの謀略により皇帝となったが、後にその母を公衆の面前で切り捨てている。
- 宗教弾圧を行い、聴衆に自らの公演を最後まで聞かせようと劇場の出入り口を全て封鎖したという逸話も持つ暴君だが、大火災である「ローマの大火」に有効な対処をするなど、為政者としての手腕は高い。
- 史実では男性とされているが、TYPE-MOONの世界観では女性となっている。
- コンモドゥス
- 第十七代皇帝。
- 初期は善政を敷いていたものの姉からの暗殺未遂や親友の死などから精神に変調をきたして暴君となり、ついにはヘラクレスの化身を自称して剣闘士として闘技場で戦うようになったとされている。
- 『氷室の天地 Fate/school life』での読者公募キャラクターであり、TYPE-MOON世界観での人物像は不明。
- ルキウス・ドミティウス・アウレリアヌス
- 軍人皇帝時代の一人。ゼノビア率いるパルミラやガリアを平定し「世界の修復者」と称えられた。
東ローマ帝国
- ルキウス・ヒベリウス
- 本来は『アーサー王伝説』に登場する架空のローマ皇帝。
- 『Fate/Prototype』の世界では「実在こそしていたが、『約束された勝利の剣』によって歴史から消失した」という扱いになっている[注 1]。
- アーサー・ペンドラゴンが統一したブリテンに目をつけ、アーサー共々我が物にしようとして円卓の騎士らと激突した。
- コンスタンティノス11世
- 東ローマ帝国パレオロゴス王朝の皇帝にして、ローマ帝国最後の皇帝。
- 新たにオスマン帝国の皇帝となったメフメト2世によって首都コンスタンティノープルの占領を宣言され、戦いの最中に敵軍へと突入し、その後は行方不明となった。
言及作品
メモ
- 「ローマ皇帝」というのはあくまでも後世における呼び方であり、「アウグストゥス」「カエサル」「インペラトル」といった称号を持つ人物がこれに該当している。
- 『Grand Order』においてはロムルスやガイウス・ユリウス・カエサルもローマ皇帝らと共によく登場するが、彼らは皇帝ではない。
- そもそも初代のローマ皇帝がカエサルの姪の息子であるアウグストゥス帝であり、彼らの生きていた時代に「ローマ皇帝」にあたる称号は存在していなかった。
- なお、カエサルについては後にその名前がアウグストゥス帝から後継者らに引き継がれ、やがて皇帝そのものを指す一般名詞になっていったとされる。
- 皇帝の位を示す「カエサル」の名は、ヨーロッパ各国における皇帝を指す単語の由来にもなっている。代表例を挙げるならばドイツ語の「カイザー」や、ロシア語の「ツァーリ」など。
- カール大帝も「フランク・ローマ皇帝」ないし「西ローマ皇帝」などと呼ばれる事があるが、東ローマ帝国にフランク・ローマ皇帝は「フランク皇帝」と認められたものの、ローマ皇帝と認められてはおらず扱いが異なる。
- なお、ここで言う「西ローマ皇帝」は東ローマ皇帝と統治権を分け合い、互いの帝位を承認していた古代西ローマ皇帝のそれとは異なる点に注意。
- ゼノビアは息子にローマ皇帝を示す称号「アウグストゥス」を与え、自身もその女性形である「アウグスタ」を名乗ったが、これらは自称であって本当にローマ皇帝だった訳ではない。
脚注
注釈
- ↑ アルトリア・ペンドラゴンの世界にも彼は存在していたようだが、『Fate/Zero』のアンソロジードラマCD『アルトリア・ロマンス』ではアルトリアは彼と面識がないように語っている。
出典