尼里ミサオ
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尼里ミサオ | |
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読み | あまり - |
性別 | 女性 |
声優 | 今村彩夏 |
初登場作品 | Fate/EXTRA Last Encore |
概要
『Fate/EXTRA Last Encore』におけるウィザードの一人。ピンク色の髪をした女の子。
- 略歴
- 『Fate/EXTRA Last Encore』の一話にて、間桐シンジの彼女としてまさかの登場。以降は本編にはあまり絡まず、回想シーンや特典ドラマCDで登場するのみとなる。
- 予選ではシンジやハクノたちよりも早く記憶を取り戻していたが、本選で使える駒を増やすために予選で留まっていた。[注 1]
- ムーンセルが狂う前は自分より弱い対戦者のマスターと友好的に接し、アリーナで不意打ちをしかけて勝ち上っていく。[注 2]
- 天輪聖王(チャクラ・ヴァルティン)によって崩壊し始めた後は他のマスターたちと第三階層に留まっていたが、[注 3]『名無しの怪物』と遭遇。
- なんとか逃げ延び、上層へ登ることを諦めて下層へ降りることを余儀なくされる。
- 第一階層へ降りた尼里はシンジがフロアマスターとして街を作っていたことに驚くも、マスターたちの交渉役や補佐などを務める秘書となった。
- しかしシンジが計画したプロジェクトは全て上手くいかずに全面凍結。完全に停滞と化した街でレジスタンス対策含め娯楽目的に少女治安部隊を提案。
- シンジは意味があるのかと問いかけながらも承認。都市運営も行政長官――市長代理として全て尼里に任されることになり、実質第一階層の実権を握る。
- そして数百年後、新規マスターとして岸浪ハクノが第一階層へ来訪。
- 都市の市民登録をしなかったことで狂化されたサーヴァントや少女治安部隊で消そうとするもリンの加勢によって逃げられ、ハクノを敵対行動を取ったマスターとしてシンジへ報告。
- タワー強襲の際はリンがハクノたちを送り出し、離脱しようとしたところを狂化サーヴァントとヴァナルガンドを使役して立ち塞がる。
- ヴァナルガンドの最後の鎖を解放し、全力で挑むもデミ・サーヴァント化したリンに倒される。
- 最期はリンに止めを刺され、停滞の海で消滅していった。
- 人物
- 元々の出自としては権力者のお遊びで産まされた経歴持ちで、その為に「余りもの」と自虐的で、自身の名字も嫌っている。
- 自分自身を弱者と見なしており、自分より強い者に取り入り、自分よりさらに弱い者を利用する事も躊躇わない狡猾な性格をしている。
- 能力
- ウィザードではあるが、実力の程は不明。上記の性格と考え合わせると、そこまで高い実力は持ち合わせていないものと思われる。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/EXTRA Last Encore
- 第一話でオリジナルキャラとして登場するも、以降は回想シーンに登場するきりで、直接の出番はなかった。
- 後にドラマCD『あまり者の聖杯戦争』でメインとして登場することに。
人間関係
- ヴァナルガンド
- 召喚したライダーのサーヴァント。
- 間桐シンジ
- 予選でシンジの恋人としてのポジションを当てはめられる。
- マスターとしては強いが、人間としては扱いやすい駒として認識していた。
- 予選最終審査では友人を殺すようにシンジを唆す。
- 本選では別々で一回戦を勝つも、シンジは第一階層に残り別れる。
- 再び第一階層に戻ってシンジと再会し、シンジが作った街で秘書として働くことに。
- 尼里の虚勢を見抜いたうえで「それが面白い」と思っている。
- 尼里本人は見下されていると思っており、苦手意識を持っている。
- 1000年前の聖杯戦争、一回戦で戦った対戦相手。
- 海洋都市ケープで再会し、少女治安部隊に配属されてからはリンという愛称で呼んでいた。
- 遠坂リン
- 第三階層にて決闘を持ちかけるものの、すげなく断られてしまった。
- 第一階層ではハクノたちをシンジの元へ送り出した後、離脱しようとしたところで交戦するも敗北。
- リンという名前が友人のミュートリンと被っているため気に入らなかったとのこと。
- ありす
- 他のマスターたちと第三階層で留まっているところに怪物となった彼女と遭遇するも何とか逃げ延びた。
- フェルグス・マック・ロイ、ダレイオス三世、レオニダス一世
- 他のマスターから譲り受けたサーヴァント。本来なら都市運営のリソースに回す所だが、「使えるから」という理由で狂化させて戦力にしている。
- 尼里の妹 尼里の母親
- 聖杯戦争に上がるために見捨てた。
名台詞
Fate/EXTRA Last Encore
- 「いちばん殺しやすい人を殺すの」
- 一番利用しやすい駒として彼には勝ち上がって貰わなければ困る。
- そこで彼女は、確実な方法として間桐シンジを信用してる隙だらけの友人を殺すように囁きかける。
- 「名前、嫌いなの。『尼里』なんて『余り者』よ。日本語ならそうとも取れる。そんな風に馬鹿にされたくなかった……母さんみたいに、なりたくなかった。エリートコースに乗り切れず、権力者の戯れで私を産んで……」
「余り者、笑い者、私は嫌! 絶対嫌! 笑われるのじゃなく……笑う側に、回りたかった」 - 第6話、過去の回想においてハクノとの会話の最中。彼女が聖杯戦争へと参加した動機を吐露する。
- この時のミサオはワインを飲んで酔っ払っており、周囲には既に大量の酒瓶が転がっていた。
- 「なんでもやったわ。私は天才じゃなかったけど、勝つ手段は知っている」
「自分より強いヤツを倒すには、自分より弱いヤツを利用するのよ」
「現実もSE.RA.PHも同じ。予選でも一回戦でも二回戦でも、私はまず周りを観察して、自分より弱い人を見つけて、利用した」
ハクノ「シンジとはお似合いに見えたよ」
「冗談でしょ?……笑っちゃうわよね。私、天才じゃないけど、それなりに優秀だって信じていたのよ。でも、ここまで上がってきて、周りを見て、泣きたくなった。だってただの一人も私より弱い人間なんていなかった」 - 同上。彼女が聖杯戦争で生き残るために取った戦略。しかしそれは自分より弱いものがいるという前提があってこそ成立するものだった。当然勝ち進んだ先で自分が最弱になってしまえば、その理論は破綻する。
- 「第三拘束神具、スレイプニール解放。私を喰らえヴァナルガンド!黄昏の角笛―――ギャラルホルンの
音 をあげろ!!」 - 特典ドラマCD『あまり者の聖杯戦争』より。
- 停滞の街は終わり、第一階層も崩れていく。
- 目の前にいる気に入らないレジスタンスの女を倒すため、自身の従えるサーヴァントの全てを解放する。
- 「でも…やっぱり……戦うのは…痛くて、怖い、かな…」
- 「ごめんねシンジ君。私はあなたの助けにはなれなかったけど……あなたのことは、本当に嫌いではなかったんですよ?」
- 同上。これまで自身を聖杯戦争を勝ち上がるズルイ女として演技を続けてきた彼女の―――死に際に発した、本当の言葉。
メモ
- ウィザードとしての外見は上記の通り高校生女子だが、実年齢は不明。回想シーンで大量の空き瓶に囲まれて寝ていた事を考えると、既に成人女性である可能性もある。
話題まとめ
脚注
注釈
出典