芥ヒナコ

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芥ヒナコ
読み あくた ヒナコ
性別 女性
声優 伊瀬茉莉也
デザイン toi8[1]
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要

Fate/Grand Order』に登場する魔術師

略歴
植物科出身者であり、元はカルデアの技術者サイドの人間だったがマスター適正を見込まれAチームに加入。
ライダーを召喚予定だったがレフの妨害工作により瀕死の重傷を負い、コフィンで凍結保存されてしまった。
その後、異星の神の呼びかけとキリシュタリア・ヴォーダイムの進言によりクリプターとして蘇生。両者の思惑には無関心を貫くも、異聞帯には関心を示し自ら望んだ中国異聞帯の担当に就く。
カルデアの来訪直後から敵意を隠さず蘭陵王を率いて排除にあたるが、経験の差と始皇帝の介入により失敗。カルデア自ら始皇帝と敵対する運びになったのに乗じ再び襲撃するも、カルデアと一時休戦中のコヤンスカヤに瀕死の重傷を負わされる。
蘭陵王の進言を受けた彼女は彼の霊核を喰らうことで虞美人としての正体を現す。
採用からその後の身体検査等に至るまで、一切の情報がマリスビリー・アニムスフィアの手による偽装であり、本来は「その能力を見込んだ彼にレイシフト実証にあたっての保険としてスカウトされ、利害の一致により彼女が応じた」というのが真相であった。
人物
口数の少ない、物静かな女性。
他人に対して無関心で愛想がないが、根は悪人というわけではない。
読書が趣味で日がな一日、物陰で本を読んでいるのが幸せという性格で、ペペロンチーノの前ですらくすりともしない。
だがレオナルド・ダ・ヴィンチ曰く「妙なオーラがあった」という。
サーヴァントはライダーを召喚することを強く希望していた。
あまり積極性はないようで、異聞帯の拡大にも消極的な上、他人との会話にもほとんど参加してこない。
ただし、これらの性格は他者を欺く仮面であり、本を読んでいるのも「本を読んでいるふり」でしかない。
その本性は不老不死が理由で迫害されたことと他者を喰らい糧とする人間の行いが原因で人間を嫌っている。
しかし、蘭陵王をなど一部の人間には心を許しており、彼の霊核を喰らい生き延びることを最後まで嫌っていた。
能力
カドック・ゼムルプスが彼自身より上とみなしていたが、魔術師を装っていた際の実力に関しては詳細不明。少なくとも身体の機能は人間と同程度まで抑えられていた模様。
本来の能力については、虞美人の項目を参照。

登場作品と役柄

Fateシリーズ

Fate/Grand Order
第二部からクリプターの一員として登場。
彼女の管轄となっている中国異聞帯にて対決する事になる。

人間関係

Fate/Grand Order

スカンジナビア・ペペロンチーノ
同じクリプターの一員。
他のクリプター達と異なり、ペペロンチーノの前では本を閉じていたが、それでもクスリともしなかった。
後々考えると、彼女の正体について彼にはバレていた可能性もある。
オフェリア・ファムルソローネ
同じクリプターの一員。
当初は無関心だったが、彼女の死に際して心を動かされ、その点についてコヤンスカヤから痛烈な皮肉を言われる事になった。
項羽
最愛の夫。彼と共に生きるために行動する。召喚するサーヴァントのクラスをライダーを希望していたのは彼を召喚する為と思われる。
蘭陵王
異聞帯で契約しているサーヴァント。蘭陵王の生前からの友人であった。ライダーを召喚するつもりだったのに彼を召喚したのは、虞美人が座に登録されるまで項羽が英霊の座に登録されていなかった為と思われる。
始皇帝
担当である中国異聞帯における王。
好奇心と探究心の怪物と評しており、非常に頭の回転が速い彼についてすっかり持て余している。
その一方で決して知られてはいけなかった空想樹の真実についてはギリギリまで隠し通す事ができた。
コヤンスカヤ
自分と同じ古代種であるが「国を滅ぼす事しかできない女」と非常に忌み嫌っている。

名台詞

Fate/Grand Order

メモ

  • 一見すると普通の女性だが、なぜかカルデアの健康診断を受ける事を頑に拒否していたとか。
    • そのため「実は人間ではないのではないか」「厚ぼったいマントの下に見られたらヤバい何かを隠しているのではないか」「(オフェリアの女性同士の会食で名前が挙がらなかった事から)実は女性ではないのでは」などとプレイヤー達の間で噂されている。
      • 第二部第一章では自身がいる異聞帯について「今度こそ最期まであそこにいたい」などと発言しており「異聞帯の成立が決定的になった思われるB.C.210から現在まで生き延びているのではないか?」とも推測されている。
      • 正体判明前から芥ヒナコという名前そのものが雛芥子(ヒナゲシ、別名「虞美人草」)のアナグラムで、虞美人と何らかの関わりがある、あるいは虞美人本人ではないかという推測もされていた。
  • そして第二部第三章にて対決する訳だが、項羽の妻である虞美人本人であったのはともかく、流石に真祖に近い存在だとは想像の外であった。
  • 正体を現した時の戦闘では第六特異点『神聖円卓領域 キャメロット』のモードレッドと同じく宝具を毎ターン撃ちまくってくる。
    • ブレイクさせれば戦闘は終了するが、速攻でブレイクさせないとパーティーが全滅してしまう。コヤンスカヤが毎ターンガッツを付与してくれるものの、彼女の宝具には呪いによるダメージが有る上に宝具の前に通常攻撃も行うので対策無しで挑むと耐えきれない。
  • 項羽とタッグを組んだ時の戦闘では、何とバーサーカークラスの防御不利を打ち消すというトンでもない援護をしてくる。
  • プレイヤーからは、しばしば「マスターとしての能力の無さ」を指摘されている。上記のように魔力などは十分すぎる程にあるのだが、「軍団指揮に長けている蘭陵王の長所を活かさず、単騎突撃や暗殺に使う」「子供向け番組の悪役のごとく挑んでは撤退を繰り返し、余計な情報を相手に与える」「令呪の使い方も場当たり的」「余計な援護をして居所がバレて致命傷を受ける」など、指揮官としてのマスター適性は歴代最低に近い。本性を現した後の戦い方も非常に雑であり、彼女の性格が伺える。
  • 異星の神によりクリプターとして蘇生されたとされているが、真祖に近い存在である彼女が「レフの妨害工作で死んだとしても不死であるため、自力で復活できたのではないか」という疑問が残っている。
    • 可能性として、本来なら問題なく再生可能だったが「生死が曖昧なコフィン内部に居た為に復活できなかった」「再生する間もなく冷凍された為に冬眠状態になってしまった」などが囁かれている。
    • また、大令呪を使う様子もなかったため「キリシュタリアはしなくていい地獄巡りを一回余分にやった」「別の誰かが異星の神によって復活させられた」などの可能性も示唆されている。
  • 立ち絵をよく見ると所持している本のタイトルは「犬語の参考書(著者:ポール・ワンコ)」と書かれている。
    元ネタは恐らくちくま文庫の「猫語の教科書(著者:ポール・ギャリコ)」と思われる。
    • 100円の値札シールが付いていることから、適当な古本屋で購入した可能性がある。
  • アニメ版『マンガで分かる!Fate/Grand Order』 のアイキャッチでは「第666回FGO血涙ガチャ合戦」で眼鏡のレンズにヒビが入り血涙を流すヒナコが描かれており、toi8氏はこのイラストを「本年(2018年)最後の仕事」とコメントしている[出 1]

脚注

注釈


出典

リンク