アインツベルン

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アインツベルン

聖杯戦争」における御三家の一つ。

ドイツの魔術師一族であり、別格の資金力を持っている。主に錬金術を修めており、中でもホムンクルス(人造生命体)の製造で名高い。

もともとは第三魔法を実現した魔法使いの弟子たちによって西暦元年に作られた工房。
彼ら弟子たちは人類の救済のため第三魔法を再現しようとするも彼ら自身の手では叶わず、代案として「師と同一の個体を作りその個体に魔法を再現させる」という方法を取った。
九百年近くの徒労の末、師と同等かそれ以上の性能を持つホムンクルス、ユスティーツァを鋳造することに成功する。しかしそれは彼ら自身の技術や努力とは関係のない全くの偶然から生まれたものであった。
それを耐え難く感じた彼らは自らの技術体系によってユスティーツァを超えるホムンクルスを作ろうと努力したものの挫折し、あるものは城を捨て、あるものは命を絶ち、アインツベルンにはホムンクルスのみが残された。
その創造主に捨てられたホムンクルスたちが創造主の目指した理想と目的のために稼働させ続けている工房こそがアインツベルンである。

人物

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
アインツベルンの最高傑作と謳われるホムンクルス。第五次聖杯戦争におけるバーサーカー陣営のマスター。
彼女でも聖杯戦争に勝利できなかった場合、アインツベルンは「自身の設計思想では第三魔法に辿り着けない」として自殺するのだという。
アイリスフィール・フォン・アインツベルン
イリヤスフィール・フォン・アインツベルンの母親。第四次聖杯降霊儀式の聖杯の「器」として錬成されたホムンクルス。
「冬の聖女」ユスティーツァの後継機にあたり、また究極のホムンクルスの母胎となるべく設計されたプロトタイプ。
Fate/Grand Order』のコラボイベント『Fate/Accel Zero Order』ではアインツベルンの研究が一世代早く進んだことで、彼女が究極のホムンクルスとなっている。
ユーブスタクハイト・フォン・アインツベルン
第三魔法の魔法使いの弟子によって作られたアインツベルン城の中枢制御用人工知能「ゴーレム・ユーブスタクハイト」。
彼本人に人格は存在しないが、人間性を植え付けた人型端末筐体を鋳造しアインツベルンの管理を行っている。
ユスティーツァ・リズライヒ・フォン・アインツベルン
最初に大聖杯となったホムンクルス。後継機であるイリヤの中にも彼女の記憶が息づいている。
リーゼリット
イリヤの従者。もとは聖杯となるべくして鋳造されたが、失敗作として廃棄されかける。
セラ
イリヤの従者。イリヤに魔術教育と身の回りの世話を施すために鋳造された。
フィリア
鋳造されたホムンクルスの一体。偽りの聖杯戦争ではアインツベルンと決別している。

関連組織

遠坂家
「聖杯戦争」における御三家の一つ。聖杯戦争を行う教会の管理下ではない霊地、世界に孔をうがつ秘術、サーヴァントを象るシステムを提供した。
間桐家
「聖杯戦争」における御三家の一つ。サーヴァントというシステムの考案、素材安定のための呪い、第二次から令呪を考案し編み出した。
魔術協会
時計塔の聖杯戦争参加者枠が存在する。
聖堂教会
形式上の監督役(兼監視役)として聖杯戦争を監視している状態。
ムジーク家
Fate/Apocrypha』で交流がある一族。同様に錬金術を修めている。

言及作品

メモ

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