アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕

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2015年10月4日 (日) 11:32時点におけるアムナント (トーク | 投稿記録)による版 (→‎宝具)
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セイバーオルタ

  • 真名:アルトリア(アーサー・ペンドラゴン)
  • 身長:154cm / 体重:42kg
  • 出典:アーサー王伝説
  • 地域:イギリス
  • スリーサイズ:B73/W53/H76
  • 属性:秩序・悪
  • イメージカラー:黒
  • CV:川澄綾子

黒く染まった「剣士」のクラスのサーヴァント

略歴
この世全ての悪」に囚われたことで性質の反転したセイバー。桜のサーヴァントとして士郎の前に立ち塞がる。
『Fate/Grand Order』では序章のAD.2004の冬木に登場。狂った聖杯戦争の中で真っ先に行動を再開し、キャスター以外の5騎を撃破、泥に汚染されたシャドウサーヴァントとして使役していた。大聖杯で主人公らと激突する。
人物
登場した当初はバイザーで顔を隠していた。普段の性格とは真逆の「暴君」であり、属性の性格の部分は反転しているが、騎士王としての理想は僅かながら残っている。また、士郎に対する情は残っているようで、「自分の手で殺したくない」という意識からか、何度か見逃している。
通常時と姿が大きく変わっており、鎧が漆黒に染まり重装化している。また肌の色が青白くなっており、瞳も碧から金色になっている。
アイデンティティともいえる食の嗜好までも変化し、士郎が作る料理をまずいと吐き捨て、大量のジャンクフードをもっきゅもっきゅと喰い漁る。このネタは後発の作品やアンソロジーで加速され、『フェイト/タイガーころしあむ』に至っては、バケツプリンならぬ風呂プリンを食べる始末である。
『hollow』では黒のゴスロリ風の私服が追加された。
能力
マスターである黒化した大聖杯と直結していることもあり、出力は通常時を大きく上回る、また意識せずとも膨大な魔力を身に纏っており、防御力が格段に向上している。
元から高かった回復力も更に上がっており、頭か心臓を潰されない限り消滅することはなく、士郎の渾身の一撃で深手を負っても、十分で完全に再生する。
凶暴性を抑えるため、『直感』が低下しており、「暴君」となったことで『カリスマ』も大幅に低下している。

セイバー (クラスカード)

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』で登場。冬木の聖杯戦争におけるサーヴァントとは異なり、「クラスカード」と呼ばれるカードを媒介に、ただの「力」として使役される存在。ただし、その力は本来のものより劣化している。

黒化英霊
クラスカード・セイバーが一時的に実体化した姿。確たる意思はなく、ただ本能的に敵を排除するために動く。
基本的なデザインは『stay night』で黒化したものと同一。戦闘中に甲冑が破壊され、鎧下の姿も確認できる。色こそ黒いが、本来のセイバーと同じ服を着ている。
クラスカード・キャスターに引き続き、未遠川周辺の公園に位置する鏡面界に出現。その高い戦闘能力だけでなく、キャスター戦直後で疲弊し、結果的に油断していたところへ奇襲をかける形となったため、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン達を終始圧倒する。イリヤと美遊・エーデルフェルトに代わって遠坂凛ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトがカレイドステッキと仮契約するが通用せず、絶体絶命へと追い込む。だが突如イリヤが魔力を暴走させて自身の封印を解き、初めてクラスカード・アーチャーを用いての夢幻召喚を成す。英霊同士のハイレベルな戦闘を繰り広げ、最終的に「約束された勝利の剣」の撃ち合いとなり、出力で勝ったイリヤに敗れ、回収された。
限定展開
カレイドステッキが、宝具「約束された勝利の剣」に変化する。
クラスカードに戻ってからは黒化の影響はなくなっており、通常の聖剣の姿で現れる。
夢幻召喚
英霊アーサー王と一時的に同化し、セイバーの宝具とスキル、身体能力を会得する。
最強の聖剣と最高の剣技を併せ持つ、まさに切り札というべき存在。こちらも黒化の影響は抜けている。
美遊が夢幻召喚した場合の衣装は、従来のセイバーに近いデザイン。ただし甲冑姿ではあるが肩と胸部のアーマーがなく、へそが見えているなど露出の多い姿となっている。
イリヤが夢幻召喚した場合の衣装は、セイバー・リリィに近いデザイン。
約束された勝利の剣(エクスカリバー)
宝具。所有者の魔力を光に変換し、収束・加速させ斬撃として放つ最強の聖剣。宝具ランクはA++。
風王結界
宝具。聖剣の正体を隠すために不可視化させる風の結界。宝具ランクはC。
ただし、聖剣を隠す必要がないため、作中では使用されていない。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
セイバー 間桐桜 A A D A++ C A++ 対魔力:B
騎乗:-
直感:B
魔力放出:A
カリスマ:E
通常時と比べて敏捷が下がる代わりに魔力が急上昇。
主人公 (Grand Order) A A D A++ C A++ 対魔力:B 直感:B
魔力放出:A
カリスマ:E

宝具

約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガン)
ランク:A++
種別:対城宝具
レンジ:1~99
最大捕捉:1000人
由来:アーサー王の聖剣エクスカリバー。
生前のアーサー王が、一時的に妖精「湖の乙女」から授かった聖剣。
セイバーオルタが使う場合も真名などに影響はなく、同じ銘の「約束された勝利の剣」。ただし、使い手の魔力を光に変換、集束・加速させるという作用の影響で、剣身や放たれる極光も黒く染まっている。「聖剣」と呼ばれながらも黒化の影響を受け入れるのは、この宝具そのものが守り手である湖の乙女と同じく善悪両面の属性を有するため。
マスターからの膨大な魔力供給によって、連続して使用することが可能で、この事が彼女が攻撃力において最強クラスのサーヴァントと呼ばる所以となっている。
『Fate/Grand Order』では自らの魔力を制御せず、思うままに聖剣を振るうため、魔力の粒子は光ではなく、光を飲み込む闇となってしまい、その有様はブリテン島を守るために顕現した魔竜ヴォーティガーンの息に近いらしい。
『stay night』では通常時と同じくルビは「エクスカリバー」だが、『Fate/unlimited codes』・『Fate/Grand Order』ではルビが「エクスカリバー・モルガン」となっている。

登場作品と役柄

Fate/stay night
HFルートで登場。「この世全ての悪」に囚われ、衛宮士郎の敵となって立ち塞がる。
Fate/hollow ataraxia
セイバーがクセ毛を掴まれたことで反転する、という形で登場。『もっきゅもっきゅ』が初登場。
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
黒化英雄の一人として登場。
Fate/unlimited codes
「闇に染まりし暴君」。セイバーとは異なるモーションと必殺技を持つ。バイザーをしているが、ダメージが一定値を超えると弾け飛ぶ。
フェイト/タイガーころしあむ / フェイト/タイガーころしあむ アッパー
黒桜をあっさりと裏切り、とある目的のために戦う。
カーニバル・ファンタズム
アーネンエルベでアルバイトしていたセイバーが、ギルガメッシュの横暴な態度にキレて自らアホ毛を引っこ抜く暴挙に。
コハエース
扱いの酷さに耐えかねたセイバーが、やはりアホ毛を引っこ抜いて変身。
ちびちゅき!
料理コンテストの際、いつまで経っても実食審査できないことからキレて変身。
カプセルさーばんと
さーばんとの一匹。体力、火力ともにやや高いが、コストが少々割高で足も遅め。
コスト:200 / 戦闘力:C / 突破力:C / 移動力:C / 体力:C / 忍耐力:C / リキャスト:A
Fate/Grand Order
セイバーのサーヴァントとして参戦。レア度は☆4(SR)。イラストは武内崇。
ストーリーでは序章のボスとして登場。

人物関係

Fate/stay night

間桐桜
マスター。ただしあまり敬意は抱いていない。
衛宮士郎
かつてのマスター。若干思うところがあるようで、敵対していても微妙な感情が見え隠れする。
ライダー
最終決戦に対峙する因縁の相手。
セイバー
かつての自分。憎んでいるというよりは痛ましく思っている。
ギルガメッシュ
黒化しても相変わらず嫌いな相手。装飾過多で生理的に受け付けない。

Fate/Grand Order

マシュ・キリエライト
彼女の中にいる英霊について「危険を楽しむ輩だった」と評しており、生前からの付き合いであることを伺わせている。
ジャンヌ・オルタ
キャラクエで主人公に対する試練として再現する。
「彼女に特別な感情は無い」と発言してはいるが、同じ悪属性でも考え方も境遇もまるで違う為か明白に棘のある対応をしている。

その他

桂木千鍵
「アーネンエルベの日常」及び「ちびちゅき!」の2回、彼女の料理を食べてぶっ倒れる。
前者での反応を見る限り、彼女的には味自体はそこまで悪くはなかったらしい。

名台詞

Fate/stay night

「……アーチャーの剣。私の剣を真似ないのですか、シロウ」
「……いや、私には関係のない話だった。関わりがあるのは、貴方が武装したという点のみ。
 それが取るに足らぬ武装だろうと、剣を手にした以上、敵対行為と見なします」
セイバーに対抗する為にアーチャーの双剣を投影した士郎に対して。
仮に「約束された勝利の剣」を投影したとしても魔力不足で使いこなせないという士郎にしてみれば当然の選択なのだが、何か含みがあるような言い方である。
「シロウ。余力を残してどうするのです」
桜を救う為に投影を一回分残した上でどうセイバーを打倒するか。その算段を立てようとする士郎に対して。
桜を助ける為にはセイバーを打倒しなければならず、セイバーさえ打倒すれば凛が必ず桜を助けてくれる。それに気づいた士郎は全力で戦うことを決意する。彼女なりにどうにか事態を収拾しようとしていることが伺える台詞である。
「強くなりましたね………シロウ」
バッドエンドの一つで、士郎との戦いを終えた際のセリフ。
士郎の渾身の一撃により満身創痍の状態となり、彼を称え、自らの敗北を確信していた。だが彼は限界を超え、既に事切れていた……。

Fate/unlimited codes

「君臨こそ王の証だと? 笑わせるな金色。
 徹底した統治、自由なき自由こそ、王の生業。貴様の華やかさこそ余計なものだ」
ギルガメッシュ戦の勝利メッセージ。彼女の王としての性質が良く解るセリフである。
「我が内なる光よ。
 せめて優しい夢の中で眠れ」
ストーリーモード最終戦で、自身から分離して出現したセイバーを倒した際のセリフ。かつての自分を完全に消し去る。

フェイト/タイガーころしあむ

「全く…そのような姿になっても、まだぐずぐずと迷いを捨てきれない。貴女のようなマスターに使役されるこちらの身にもなって欲しいものだ」
自分のシナリオ冒頭で黒桜に対して。本編では桜に対して同情的で収拾をつけようとしていたのに、こちらではいきなりダメ出しして煽っている。
「そう、シロウが欲しいなら欲望のままに、そのアヴェンジャーの力を使って貴女の手の内に閉じ込めてしまえば良い」
「そうすれば、私も毎日マスタードたっぷりの手作りハンバーガーが食べられる」
上の状況に続いて、シロウの家に黒桜と突撃して。前半ではとんでもない事を吹き込んでいるが、後半でいろいろと台無しである。
「そういう貴様も白目をむいてガクンガクン震えていただろう。らめええええとか言って」
影に飲まれたときのことをギルガメッシュに煽られて。淡々と棒読み口調で読み上げられるのがシュールである。
「ライダー、貴方がシロウと手を組むとは…。いくら士郎が愚直で愚鈍で利用しやすい男だからと言って……面白くない」
士郎を貶してるようでやきもちのようにも思える台詞。
「そうだな……明日はハンバーガー風呂を試してみるか。その次はパフェ風呂だ。」
使いを手に入れ作らせたプリン風呂を味わいながら次の食べ物を考えていた。

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ

「私がたおれても第2、第3のセイバーが…!!」
アニメ一期の第5話エンドカードより。経験値によるおなじみのセイバーネタ。
彼女の背後には青、白、ライオン、Xの面々が……。
セイバー戦で盛り上がりを見せる本編からの落差に「エンドカードが全てを持って行ってしまった」という感想を抱いた視聴者多数。

メモ

  • 「約束された勝利の剣」に回数制限が無くなった為に単純な攻撃力なら全サーヴァント中最強とされており、バーサーカーギルガメッシュと同じく公式で最強のサーヴァントの一人に挙げられている。
    • 「Fate/complete material III」では、このため「バーサーカーとなったヘラクレスと正面から斬り合っても圧倒できるのだ」と説明されている。しかし、1度攻撃を食らえば「十二の試練」によって耐性ができる事については触れられておらず、物議を醸している。
      • 後に奈須きのこ氏は十二の試練の耐性について「耐性は無効化ではなく防御力+100アップ。同じ攻撃に対して防御力が3倍に上昇して効かなくする。」と語っている。オルタの攻撃力が耐性があろうとも問答無用でバーサーカーを圧倒する程と仮定すれば、一応矛盾はなくなる。
  • Fate/unlimited codes』では、彼女の聖杯超必殺技版「約束された勝利の剣」は「エクスカリバー・モルガン」という技名がつけられている。真名解放時にこの名を叫ぶわけではないので、恐らくは『unlimited codes』の仕様上の名称と思われる。なお、通常の超必殺技版「約束された勝利の剣」(ややこしい)は「エクスカリバー」のまま。
    • その後、『Fate/Grand Order』でも同名となっており、こちらでは使用時に「モルガン」付きで発声しているため、正式名称化した模様。
  • 「セイバー総選挙」の順位は5位。水着は、腰にスカートのついた黒のホルターネックワンピース。気怠げな表情でソーダ味のアイスを口にくわえている。
  • 地味に様々な部分がセイバーとは異なっている。手甲が左右対称だったり、スカートアーマーが短くなってたり、靴がトゲトゲしてたり。武内氏いわく「作画の手間を考えて簡略化しようとしたが失敗した」とのこと。
  • 18禁ゲームの『hollow』では彼女の「そういうシーン」も予定されていたが、肌の青白さから見た目が危ないと判断されて見送られたとか。
  • 『カーニバル・ファンタズム』では自らアホ毛を引きちぎって変身したが、士郎の毒気のない態度に赤面して元に戻った。どうやらセイバーの感情がスイッチのようである。
  • 彼女の王としての性格は「暴君」と表現されるが、秩序・悪らしい「統制する暴君」。
    • このことから「カリスマ」スキルも「統率はできるが、士気はむしろ低下する」性質のEランクになっている。

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