クロエ・フォン・アインツベルン (Grand Order)

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アーチャー
真名 クロエ・フォン・アインツベルン
外国語表記 Chloe von Einzbern
愛称 クロ
性別 女性
誕生日 7月20日
身長 133cm
体重 29kg
好きな物 (魔力供給の)相性がいい人
苦手な物 うじうじしてる時のイリヤ
出典 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
地域 日本・冬木市
属性 混沌・善
副属性
一人称 わたし
二人称 あなた/マスター/~お兄ちゃん、~お姉ちゃん
三人称 彼/彼女
声優 斎藤千和
デザイン ひろやまひろし
設定作成 ひろやまひろし
レア度 ☆4
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要[編集 | ソースを編集]

弓兵」のサーヴァント。『Fate/Grand Order』におけるクロエ・フォン・アインツベルン

略歴
期間限定イベント『プリズマ☆コーズ』の最終ボスの依り代として登場。
イリヤ達と共に鏡面界にジャンプした際に彼女らより過去に跳んでしまい、そこでファースト・レディと意気投合し、結果的に彼女の企みに力を貸してしまう。
解決後には元の世界に戻る筈だったが、カルデアに対しても若干興味を持ってしまった為か、「イリヤ達の世界のクロエ」と「カルデアに来たクロエ」に分裂してしまい、後者がカルデアに登録されることになった。
終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿にサーヴァントとして召喚され、イリヤと共にⅩの座を統括する廃棄孔アンドロマリウスと交戦する。
人物
イリヤから分かれた半身が、とある英霊の型を得て現界した姿。幼い容姿に似合わぬ蠱惑的な言動は、常に周囲を振り回す。
自称「イリヤの姉」。だがイリヤもまた姉を自称するため、鏡合わせのような姉妹喧嘩がいつも絶えない。
図らずもマスター不在で現界してしまったサーヴァントのような存在であるクロエは、常に魔力を欲している。
そこで契約を伴わない手っ取り早い手段として、粘膜接触による魔力供給を採用。隙あらばキスシーンをねじ込み、お茶の間を凍りつかせる褐色の小悪魔となってしまった。
能力
黒い洋弓と干将・莫耶を用い、高い戦闘力を刹那的な思考で奔放に振るう。
型を借りた英霊が何者なのかは自覚していないが、その英霊が培った戦闘技術を継承している。

別クラス / バリエーション[編集 | ソースを編集]

アヴェンジャー[編集 | ソースを編集]

水着霊基に変換し、編集者にしてアヴェンジャークラスになったクロエ。

詳細は『クロエ・フォン・アインツベルン〔アヴェンジャー〕』を参照。

ステータス[編集 | ソースを編集]

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
アーチャー 主人公 (Grand Order) D C B C C C 対魔力:C
単独行動:B
心眼(偽):B
投影魔術:B
キス魔:B→B++
幕間の物語クリアで「キス魔」のランクがB++に上昇

宝具[編集 | ソースを編集]

鶴翼三連
ランク:C
種別:対人宝具
レンジ:2~10
最大捕捉:1人
とある英霊が振るった絶技。
互いに引き合う性質を持つ陰陽剣「干将・莫耶」を三組同時に投影、そのうち二組を敵を囲むように投げ放ち、さらに残りの一組を手に自らも躍りかかり剣撃を浴びせるという“六刀流”に不可避の技。投擲と斬撃を重ね当てる必中不可避のコンビネーション。
更にクロエは敵の背後への転移をも組み合わせるため、心眼をもってしても見切ることは困難。
これを打ち破るには全方位への防護か、損傷を無視した術者本体への特攻しかない。
『Grand Order』では「自身に必中状態を付与(1ターン)+敵単体に超強力な攻撃[Lv]&クリティカル発生率をダウン(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>」という効果のArts宝具。

投影宝具[編集 | ソースを編集]

宝具の詳細な性能はクラスカードのページを参照。
ここではクロエの固有の仕様や、作中での使用状況を記述する。

干将・莫耶
サーヴァント・アーチャー同様、クロエも好んで使う傾向がある。白兵戦におけるクロエの主武装。その分、壊されることも多い。
偽・偽・螺旋剣(カラドボルグⅢ)
サーヴァントアーチャー同様、クロエも好んで使う傾向がある。エーデルフェルト邸の大浴場から逃走する際にも使用。
偽・螺旋剣(カラドボルグⅡ)
Fate/Grand Order』のコラボイベントの『プリズマ・コーズ』で記念すべきカルデアに所属して最初の任務をくだらない茶番にした、ミニスカートを着用した黒髭に使用した。

真名:クロエ・フォン・アインツベルン[編集 | ソースを編集]

イリヤから分かれた半身が、とある英霊の型を得て現界した姿。自称「イリヤの姉」。
始めはイリヤに拒絶されていたクロエだったが、和解後はアインツ家に居住することになった。
表向きは従妹と言うことになっているが、あまりにそっくりな顔のため双子と思われることが多い。
イリヤの義兄、士郎も初対面時はクロエをイリヤだと勘違いしていた。
クロエの存在を知らなかったため仕方がないとはいえ、別人だと見抜いてくれなかったことはイリヤにとってわりとショックだったらしい。
型を借りた英霊が何者なのかは自覚していない。ただ、その英霊が培った戦闘技術のみを継承している。
高い戦闘力を刹那的な思考で奔放に振るっていたクロエだったが、それを脅威と見た凛によって痛覚共有の呪いを施される。
イリヤと痛覚を共有することによってイリヤへの危害を抑止する狙いだったが、この小悪魔はその程度ではまったく止まらなかったのである。
イリヤの封印された記憶と性質、それが沈殿し複雑化して一個の人格となったものがクロである。
彼女は自覚している。
今、この世に存在していることこそが奇跡だと。
望まれた形ではなかったかもしれない。
それでもイリヤたちは受け入れてくれた。
奪われたと思っていた家族のあたたかさは、
確かにそこにあった。
───だからきっと、それが生まれてきた意味。
頼りない妹に檄を飛ばし、敵を討ち払い、道を示す。
背にいると思っていた妹は、いつしか姉をも超えて遠い星々の輝きを目指すだろう。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order
『魔法少女紀行 ~プリズマ・コーズ~』イベント報酬。
何の因果かエミヤとはスキル面が似通っている。彼方が防御寄りのバランス型なのに対し、此方は速攻特化。
全体宝具と単体宝具という時点で単純な比較は不可能であるものの、当時は中の上程度の性能と評されていたエミヤに対し、第3スキルが非常に強力なクロエの方が運用しやすく強いとの声が多く挙がる。本編外でまさかの下剋上である
現在はエミヤのスキル性能が大幅に強化され、クリティカル火力の理論値で上回る可能性が出たということで、性能対比は落ち着いている。

人間関係[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]

主人公 (Grand Order)
マスター。信頼度を上げると深い信頼を寄せるようになる。幕間の物語によると彼女の一時的な魔力供給相手もしているが、マシュに問い詰められた時は「ノーコメント」とかわしている。
その一方で、「何より凄いのはどんな英霊とも付き合えるコミュ力」と見なして若干引いている。
絆レベルを最大まで上げると、「死痛の隷属」の共有先をイリヤから彼(彼女)に変更する。
マシュ・キリエライト
主人公を使ってからかったりするが、素直で良い子なのでそこまでいじり倒さないらしい。
エミヤ
現界するのに借りた英霊の型・ある意味では自分の力の根源。
衛宮士郎と同一人物であることも気づいているようで、その人生を痛ましく思いつつも「お兄ちゃんなんて呼んであげない」と想いは複雑な模様。
幕間の物語「クロエのおやつ」によればイリヤ以外にちょうどいい魔力供給先になりそうな男性が2人ほどいると言っていたが、間違いなくエミヤとのことだろう。
エミヤ〔アサシン〕
彼が衛宮切嗣の別の可能性であることに気づいている。
自分が知っている「非情に徹したが、イリヤの為に全てを捨てた」姿とも異なる、「暗殺者」を貫いた姿に対して複雑な感情を向けている。
「イリヤにとっての自分」というあり方にも重なることから若干の共感もある模様。
アイリスフィール〔天の衣〕
彼女がアイリスフィール・フォン・アインツベルンであることにも気づいている。
胸当てをつけ忘れてることを指摘しているあたり、霊基再臨四段階目のイラストの姿だったのだろうか。
本来の母親と過ごした時間がほとんど無かった為か、「ママ」と呼びそうになるなどイリヤより若干距離感が近い。
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
不肖の妹。姉の座を巡り姉妹喧嘩を繰り広げる。魔力供給の効率が最も良い相手。
ファースト・レディ
期間限定イベント『プリズマ☆コーズ』で出会った相手。
最初はわりと意気投合していたが、後に彼女の目的の為に肉体を乗っ取られてしまう。
エドワード・ティーチ
期間限定イベント『プリズマ☆コーズ』後半戦で敵対した相手。
珍しいことに黒髭のノリにも否定的ではなかったが、彼の動機を聞いて「自分の初任務を茶番にされた」と逆ギレし、攻撃する。
ディルムッド・オディナ
期間限定イベント『プリズマ☆コーズ』後半戦で敵対した相手。
普段真面目な分度を超えたぶっ壊れっぷりにドン引きするが、その駄目っぷりと黒子の効果も相まって危うく庇護欲に捕われかけた。
タマモキャット
期間限定イベント『プリズマ☆コーズ』復刻版にて、イベントで店主をするときのエプロンと首輪を貸してもらったようである。
ゲーティア
終局特異点で総体の一部である魔神柱と遭遇した際には、「彼らからはうちら(第三魔法)への軽視を感じる」と本質を見抜いてコメントしていた。
ナーサリー・ライムジャック・ザ・リッパーメディア〔リリィ〕茶々
脳が溶けそうなほどに偏差値の低い会話をしていた純真で無垢な少女たち。
幕間の物語でお茶会をしていたところをクロエが襲撃し、気絶させられた後、唇を奪って魔力を吸った。
相性が良い子はいなかったらしく、大本命だったメディア・リリィは気絶していても強い魔力抵抗があって全然ダメだった。
ナイチンゲール
同じく幕間の物語で遭遇し、主人公がクロエを唆して戦いを挑んだ。
主人公曰く「漫画だったら3巻分くらいある激闘」の末に倒し、魔力供給をした。
クロエの想像通り、消毒液の味がしたらしい。魔力もバーサーカーだからかイマイチだったという。
ちなみに、ナイチンゲールは魔力供給を「心肺蘇生法」だと認識し、間違った蘇生方法だとして手本を実践した。
具体的にはクロエの喉元を掴み、顔尾を横に倒し、口腔内に指を突っ込み、顎を上げ、鼻をつまみ、全力で呼気を1秒、そして胸骨圧迫として毎分100回の打撃の無呼吸連打をかました。

名台詞[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]

「とっておき、見せてあげるわ!」
「山を抜き、水を割り、なお堕ちる事無きその両翼……『鶴翼三連』!」
宝具解放。投擲された剣と転移した彼女によって形成される、とある英霊の同名のそれとは似て非なる必殺技。
一瞬のうちに叩き込まれるその軌跡は、技巧を示す記号に似る。
「魔力供給……お願いね?」
絆レベル1で開放されるマテリアルに記載された台詞。魔力供給の方法はアレなので、マシュなどに止められそうではあるが。
「好きなものは何か?ん~、相性のいい人かな?魔力を沢山くれる人は、大好きよ。」
マイルーム会話「好きなこと」。台詞だけならまともだが、クロエの場合、魔力供給=キスなのでかなり際どい会話である。
「奔放に、わがままに、自分らしく。
 だってそれが女の子の特権でしょ?」
初登場時の紹介台詞。実に彼女らしい、小悪魔的な一言。
「というわけで、キスがもの足りないの。」
幕間でのさきゅっこによる開口一番。台詞だけ見ればアダルトな発言だが、クロエのこれはおやつ的なもの。
カルデアとは別にマスターからも魔力供給を受けているらしく別にテクニック等に不満はないとのこと。
ただその方法はマシュが想像しているような方法ではないらしい。その詳細は明かされないままである。

メモ[編集 | ソースを編集]

  • 『Grand Order』ではエミヤが『心眼(真)』を持つのに対しクロエは『心眼(偽)』になっている。
  • カルデアに召喚された際には魔力供給は十分なはずだが、イリヤ以外で相性がいい相手を求めて手当り次第に女性にキスを迫っていた(彼女曰く「おやつ」)。そのせいで「通りキス魔」扱いされるハメになった。
    • とはいえ、士郎に対する態度で分かるように別に同性愛者なわけではなく、男性相手だと後々面倒になるから避けている、とのこと。一応相性が良さそうな男性は二人程見つけたそうだが、手を出すのが憚られる相手なので実行には至っていない。……十中八九、であろう。
  • 元の世界のクロエが自身に宿る英霊の由来に気付くのは、第三期『プリズマ☆イリヤ ドライ!!』で美遊の兄と会話してから。時系列上、カルデアのクロエとは知った経緯に食い違いが生じる結果となっている。
  • 彼女のスキル「キス魔」は幕間の物語をクリアすると強化されるのだが、「パーティ全体のイリヤの強化成功率アップ」という前代未聞の効果になっている。「セイバー顔」「愛する者」などの指定はこれまでにもあったが、特定の相手を名指しというのはモードレッド以来であるし、味方相手というのは初めて。
    • 2018年8月時点での対象はイリヤのみだが、ストーリーではアルターエゴのサーヴァントとしてシトナイがイリヤの疑似サーヴァントとして登場している。
      • 後の2018年10月にシトナイがプレイアブルキャラとして参戦し、彼女も「イリヤ」に含まれる事が判明した。第三スキルである「カムイユカラ」が確率でのステータスアップを含むため、しっかり効果を発揮してくれる。
    • 後に特定の相手を名指しで強化するサーヴァントとして、「味方全員の信長を強化する」織田信勝が実装された。
  • 2020年1月現在、唯一の「幕間の物語があるイベント報酬サーヴァント」。スタッフに愛されているのだろうか。もっとも、内容は(原作通りとはいえ)かなりアレだが。

話題まとめ[編集 | ソースを編集]

関連商品[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]


出典[編集 | ソースを編集]


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