ゲリュオン・アッシュボーン

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ゲリュオン・アッシュボーン
性別 男性
初登場作品 ロード・エルメロイⅡ世の事件簿
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概要[編集 | ソースを編集]

「修復師」の異名を持つ高位の魔術師。彼の死亡により、遺産を巡る相続劇が勃発することになる。

略歴
人物
魔術刻印を修復する特異な技術を持つとされ、その噂を知る者からは「修復師」と呼ばれる。
死後は、「アッシュボーンの秘宝」の相続に関する遺言で、魔術師たちを剥離城アドラへ呼び寄せた。
ある種の典型的な、あるいは正統な魔術師であり、世間一般的な倫理観や常識には全く無関心。
妻子を愛し、遺伝病で喪った際には嘆き悲しむ感性はあるが、家族への愛情表現すらも常軌を逸している。
妻を自らの盟友オルロックと密通するよう仕向け、妻の遺体を使い魔に加工し、不義の子グラニドを後継者として溺愛し、子が死ねば魔術刻印ごと解体し、「修復」の素材とすることで蘇らせようとした。
妻に対する非道が原因で、妻の旧知でもあり彼女を想い続けていたオルロックに殺害されることになった。本人はそういった事態も想定して、予めグラニドの魔術刻印を移植するなどの対策を取っていた模様。
能力
「修復師」の噂は事実であり、オルロックとの共同研究により、損傷した魔術刻印を修復する技術を開発している。
ただし、素材として「剥離」した他の魔術師の刻印を移植することが必要であり、当然魔術師の死を前提としている。
また、グラニドの魔術刻印を時任次郎坊清玄へ移植する際、元の持ち主であるグラニドの記憶や感情の一部を継承させることに成功している。
清玄の人格が失われたわけでも、グラニドの全人格を再現したわけでもなく、エルメロイⅡ世は「死者蘇生とは似て非なる作業」としている。
また、魔術刻印の「剥離」を行うための工房として、剥離城アドラを構築している。邪悪の樹クリフォトを基礎術式とし、無数の天使の装飾で霊を捕らえ加工することで動力とする。
剥離城には、使い魔としてアッシュボーンの獣と呼ばれる怪物が配置されている。「獣」は巨体を活かした肉弾戦や灼熱の気流で襲いかかるほか、「天使の〈歌〉」と呼ばれる特殊な音波で魔術刻印を停止させることができる。この〈歌〉は剥離城の術式で増幅され、城内のどこへでも響くようになっているため、城内で魔術師と戦う限りにおいてはほぼ無敵である。また、「獣」は剥離した魔術刻印の貯蔵庫でもある。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

Fate[編集 | ソースを編集]

ロード・エルメロイⅡ世の事件簿
作中では既に死亡。彼の死が、遺産相続劇の発端となる。

人間関係[編集 | ソースを編集]

グラニド・アッシュボーン
息子。魔術の後継者としては溺愛しており、遺伝病で早逝した際には非常に悲しんだ。
ただし、死後はその蘇生を試みるためとはいえ魔術刻印ごと切り刻んでおり、一般的な父が子に向ける愛情からは乖離している。
イレーネ
妻。フルネームは不明。愛情がないわけではなかったようだが、子を孕まなかったことを詰るなど、配偶者への態度としては酷薄。
オルロックが愛し続けた彼女への扱いが、自身の死の直接の原因となった。
オルロック・シザームンド
盟友。共同研究を行い、居城で食事を共にするなど親しい間柄だった。
妻イレーネの旧知でもある。後継者作りのために妻を十数年ぶりにオルロックに引き合わせ、密通するよう仕向けた。
出産直後にイレーネが死去した後も友誼は続き、後ろめたさに苦しんでいたオルロックに、子の成長ぶりをのろけてみせたという。
後日、グラニドの葬儀の際、イレーネを「獣」に作り変えたと告げたため、あまりの冷酷非道に耐えかねたオルロックにより殺害されることとなる。
化野菱理
遺言の処理を受け持った時計塔法政科の魔術師。
ロード・エルメロイⅡ世
フリューガー
ハイネ・イスタリ
オルロック・シザームンド
時任次郎坊清玄
ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト
遺産相続の候補者として集められた魔術師たち。

名台詞[編集 | ソースを編集]

メモ[編集 | ソースを編集]

  • 真理の探求以外に興味がない、Fate世界における典型的魔術師像を体現するような人物。読者が共感できるような形で情を示したエピソードがひとつもなく、魔術師という人種の業の深さをまざまざと見せてくれる。

話題まとめ[編集 | ソースを編集]

商品情報[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]


出典[編集 | ソースを編集]


リンク[編集 | ソースを編集]