タチエ

概要

「盾兵」のサーヴァント。本編未登場。

略歴: 『Fate/stay night』のTVアニメ、劇場アニメ企画に伴い設定が作成されたキャラクター。結局オリジナルルートはお蔵入りになってしまったため、作品には登場しない。; 大本はPC版のプロット段階で消えた盾のサーヴァント。

魔術師アーネスト・グレイヴヒルによって召喚されたサーヴァント。当初は意思らしい意思もなくアーネストに機械のように従うだけだったが、次第に人格を取り戻しアーネストに反抗、彼を殺害してはぐれサーヴァントとなった。

10年前の災害からただ一人生還した衛宮士郎に憎悪を抱き、妄執のままに士郎とセイバーに襲い掛かる。

TV版では中途で退場するやられ役、劇場版でその背景と真相が深く語られる……という予定だったらしい。

ちなみにシールダー組が出てくる場合、代わりに小次郎が登場しない^{[出 1]}。

人物: サーヴァントではあるが、マスターのアーネストの意向で人間の死体に憑依させるという特殊な形で召喚されている。; 肉体となっているタチエは10年前の第四次聖杯戦争時の大火災で死亡した少女。日本人。死亡時16歳。死体の提供者は言峰綺礼。; 無口で消極的、捨てられた子犬系の少女。生前は大人しめで暴力を嫌う性格だった。蘇ってからは生前と同一人物とは言えないが、基本的な考え方はもともとのタチエのもの。精神的に不安定で、生への執着とかつての大火災の恐怖の記憶により時に混乱をきたして暴走する。; 憑依している英霊はマシュと同様に円卓の騎士ギャラハッド。正確にはギャラハッドの一部、一相。; ギャラハッドの魂はタチエと混ざりあわずに独立しており、タチエとギャラハッドの人格が入れ替わるため、二重人格じみた状態になっている。ギャラハッドが表に出ている場合は厳格な少年騎士といった雰囲気になる。; 召喚直後はタチエにはまともな自我がなく、ギャラハッドも自分の名前すら思い出せないという状態だったが、両者とも戦闘を繰り返す中で次第に自分を取り戻していく。

クラス	マスター	筋力	耐久	敏捷	魔力	幸運	宝具	クラス別能力	保有スキル	備考
シールダー	アーネスト・グレイヴヒル	?	?	?	?	?	?

災禍指す時の断片（アラウンド・ラウンドシールド）: 円卓を用いた盾。デザインはマシュの持つ盾と全く同一。; 物理的に高い強度を持つ。ベルレフォーンクラスの直撃までは防げないが、エクスカリバーなどの円卓の騎士たちの宝具に対しては高い追加効果を発揮する。; 特別な呪いが掛かっており、ギャラハッド以外の者が触れるとカウンターとして聖槍が繰り出される。

誉れ高き時の円卓（ロード・キャメロット）: ラウンドシールドの最大展開。; エーテル塊を用いて残る円卓部分を形成し、完全な円卓を再現。それを触媒としてキャメロット城の城壁を展開する。; なお名称については「いまいちなので再考」とのコメントが付いており、正式な決定稿ではないのかもしれない。

Fate/stay night: 元々はPC版のプロット段階で存在したヒロイン候補。初回特典『Fate/side material』の用語集に言及がある。; その後アニメの企画で再度設定が組まれるも、こちらも没になっている。; イベント『TYPE-MOON展 Fate/stay night -15年の軌跡-』の入場特典『Fate/unpublished material』にてアニメ企画時の設定原案が公開された。

キャスター: TV版ルートではぐれサーヴァントとなった後に与する相手。; キャスターと組んでセイバー組と戦うという原作の小次郎の役割がタチエに入れ替わっている。

マシュ・キリエライト: 没になってしまったタチエを元に作られたキャラクター。; 憑依している英霊以外に直接の設定的な繋がりはないが、外見等に名残がある。