メアリー・アニング
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マンガで分かるランサー | |
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真名 | メアリー・アニング |
性別 | 女性 |
誕生日 | 5月21日 |
身長 | 152cm |
体重 | 50kg |
好きな物 | 飼い犬のトレイ |
苦手な物 | 他人が見つけた恐竜[注 1] |
出典 | 史実 |
地域 | イギリス |
属性 | 中立・中庸 |
副属性 | 人 |
一人称 | ウチ |
二人称 | アンタ |
声優 | 長縄まりあ |
デザイン | リヨ |
設定作成 | リヨ |
レア度 | ☆1 |
初登場作品 | ますますマンガで分かる!Fate/Grand Order |
概要
公式サイトで連載されている『マンガで分かる!Fate/Grand Order』で初登場した「槍兵」のうどんサーヴァント。
- 略歴
- 『ますますマンガで分かる!Fate/Grand Order』では第77話にて初登場。ダ・ヴィンチちゃんが作ったうどん生地から
例のごとく誕生し、アサシン、ライダーと手を組み、カルデアを乗っ取る為に女主人公を刺して瀕死に追い込むという衝撃的な登場を果たした。 - 人物
- カンカン帽を被った西洋風の出で立ちの長い髪を三つ編みにしている金色猫目の女性。貝の様な形の髪飾りをつけている。
- 紹介された際の笑い方から見てもあまり善人ではなさそうであり、実際初めて喋った際には勝ち気な性格と他人を弄るのが好きというドSな面を見せつけていた。
- 2020年のエイプリルフール企画で明かされたプロフィールでも「地元でフラストレーションを溜めまくっている田舎者。金と賞賛が何よりも大好き」とボロクソに言われている。
- そして『Fate/Grand Order』で詳細な性格が明らかになったが、まさに上記の通りの「田舎で燻っているレディース」そのものなガラの悪い性格であった。その上で下ネタも平気で口走る。
- しかし、自分の功績が長い間認められず地元を離れることもできなかったためか、意外と劣等感も強い。
- 能力
- 女主人公の胴体を鋭利な杭のようなものでブチ抜いていたが詳細は不明(マシュを襲った時に投げたイクチオサウルスと外見が同じなので、おそらくそうであったと思われる)。
- 他には自ら「雷神の槌」と呼ぶ、その名前通り電撃を放つことが出来る小さなハンマーを武器にする。
- それ以外でも生きたイクチオサウルスを呼んできて「槍」として攻撃できる。また、口から「絶滅砲」を射てるプレシオサウルスも呼べる。
- そして自身の飼い犬であるトレイを連れているが、彼の戦闘力は皆無。また、能力かは不明だがたまに犬らしからぬ四角くデフォルメされた形になることもある。
ステータス
クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考 ランサー 主人公 (Grand Order) B C C D E C 対魔力:E 海百合のカリスマ:C
化石婦人の大発見:A
商才:A
宝具
- 在りし世のドーセット沿岸(ドゥリア・アンティクィオル)
- ランク:B
種別:対軍宝具
レンジ:40
最大捕捉:50人 - イクチオサウルス、プレシオサウルス、ディモルフォドンなどの生前発掘関連で縁があった古生物を模した使い魔を一斉召喚し、解き放つ。
- 彼女としては固有結界で周囲の環境ごとジュラ紀のそれにしたかったようであるが、魔力量の限界のためそこまではできなかった模様。
- 名前の由来は生前の最大の理解者にして支援者であった地質学者ヘンリー・デ・ラ・ビーチの描いた絵画。
- 『Grand Order』では「自身のArtsカード性能をアップ(1ターン)<オーバーチャージで効果アップ>+敵全体に強力な攻撃[Lv]&強化無効状態を付与(1回・3ターン)」という効果のArts宝具。
真名:メアリー・アニング
19世紀のイギリスの片田舎、ライム・リージスに生まれた女性。
故郷で化石発掘を行い、魚竜イクチオサウルスや首長竜プレシオサウルスの化石を発見し、「生物が絶滅する」という説を提唱した第一人者となった。
当時の学術社会では女性の権利が認められていなかったため、その功績に反し、生前はほとんど注目されることはなかった。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- マンガで分かる!Fate/Grand Order
- 『ますます』第77話にて、主人公を背後から串刺しにするという衝撃の登場を果たした。
- Fate/Grand Order
- 期間限定イベント『連続活劇神話 ミシシッピ・ミササイザーズ』にて、期間限定サーヴァントとして実装された。
人間関係
マンガで分かる!Fate/Grand Order
- 主人公 (マンガで分かる!FGO)
- カルデアを乗っ取るために、背後から一撃を加え、瀕死に追い込んだ。
- マンガで分かるアサシン
- 彼女達と共謀し主人公を暗殺しにかかった。
- 発言が無いため、脅されているのか本気で組んでいるのかは不明である。
- マンガで分かるライダー
- 彼女達と共謀し主人公を暗殺しにかかった。
- 少なくとも仲間意識は皆無のようで、能力アピールの実験台にした挙句半死半生のところを地面に埋めてしまった。
- アルトリア・ペンドラゴン
- マシュを助けに入った男前な姿に「何このイケメン」と一目惚れ。第一発見者だからと自分のものにしようとした。
- 「セイバーくん」と呼ぶまでに惚れこんでいるが、マンガで分かるライダーが彼に変装した姿は見抜けていない。
- 『Grand Order』でも、イケメンで自分と地元が一緒だからとマスターに紹介を頼んでいる。
- 彼女は竜の心臓を持っているため、爬虫類的な意味でも惹かれているのかもしれない。
- マンガで分かるセイバー
- 捕まった所で慰問と称して「自身のイクチオサウルスを弦楽器に改造して演奏を聴かせる」という嫌がらせを受け、敵意を新たにした。
- ちびっこ王国の選挙では直接対決になるも、本気を出して宝具も使用した彼の前に敗れ去ってしまった。
- マシュ・キリエライト
- 上記の「慰問」で一緒だったために、セイバーのほうはともかく彼女はひどい目に遭わせてやろうと逆恨みしている。
- エリザベート=バートリー、清姫
- 冬眠から覚めたところに遭遇し、甘言を弄して痺れさせて生け捕りにして「高く売れそうだ」と大喜びしていた。爬虫類ガールだから興味を持ったのだろうか。
- エレナ・ブラヴァツキー
- 明言されていないが、上記の二人を「売った」先と思われる。
- 妖精騎士トリスタン
- ムシャクシャしているところに通りがかったため因縁をつけようとしたが、ヤバい相手だと判断して諦めた。
- だが余計な捨て台詞を吐いたために結局追いかけまわされる羽目に。
- トレイ
- 生前に飼っていた愛犬。サーヴァントになってからも共に居るが、ポール・バニヤンのベイヴ同様に相当にデフォルメされており、犬の模様と耳がついたカマボコのような姿になっている。
- 『Fate/Grand Order』では通常の犬の姿で現れ、宝具攻撃の際に攻撃に参加する。宝具のレア演出で上述の四角いデフォルメ姿になることもある。
Fate/Grand Order
- 大黒天
- 同じうどんサーヴァント同士。
- 期間限定イベント『ミシシッピ・ミササイザーズ』では彼女らに召喚された。
- 彼女たちの宝船に同行しているが、そのフリーダムな言動には若干頭を抱えている。
- スーパーバニヤン
- 同じうどんサーヴァントが元になった存在。
- 期間限定イベント『ミシシッピ・ミササイザーズ』では元々彼女の仲間だったようだが袂を分かち、シナリオ中では敵対して独自に行動している。
- 後に『マンガで分かる!』でも共演するが、彼女が内向的な性格になったためか自分の方から接するようになっている。
- 互いに仲が良いと思っているのかはわからないが、決して相性は悪くないように見える。
- プレシオサウルスくん
- モーションでも登場するプレシオサウルスであり、自身の相棒。
- 期間限定イベント『ミシシッピ・ミササイザーズ』ではスーパーバニヤンと袂を分かったためと自分の生前からか「自分の唯一の味方」と認識して積極的に世話を焼いて大切にしている。
- そして彼を強化させていった結果、かなりの無理をさせてしまうことになった。
- ネモ〔サンタ〕
- 期間限定イベント『雪原のメリークリスマス』では当初邪険に扱うものの、トレイへのプレゼントと知って対応が柔らかくなった。
- 元々ノーチラスの衝角がべレムナイトに似ているために好意はあった模様。
名台詞
ますますマンガで分かる!Fate/Grand Order
- 「待ちな その子に手を出すんじゃないよ」
- 初台詞。85話にて、新アーチャーを引き入れてマシュを捕えたジャックとナーサリーに対して。
- ここだけ切り取れば窮地に陥ったヒロインを救いに颯爽と現れたヒーローと言われてもおかしくない、のだが…
- 「その子はライダーに引き渡す前にまずウチがいじくりたおす予定なんだから」
- 次の瞬間、全てが台無しに。
安定のリヨクオリティである。 - 「FGOに真名隠しシステムはいらなかったって歴史が証明してるだろ」
- 104話。イクチオサウルスを武器にしてマシュから真名の推測が容易だとして記された件に対する反論。
- 2017年に展開された1.5部だけに実装され、2年後の2019年からはなかったことにされた真名隠しに対する風刺。
- 「こんばんは~ 誰に憚ることなく名乗れるサーヴァント メアリー・アニングどぇ~す☆ 覚えてね~
まあ今すぐ覚えなくてもいいけどね だってもうすぐ名前が変わるから
この婚姻届を出しちゃえばメアリー・ペンドラゴンになるんだもん」 - 254話。どっかのピンク兎と違い単体で実装されたことにより調子に乗りまくるメアリー。もちろんアルトリアには無許可な上そもそも「ちゃんと話したことない」「オトコノコってほんとナゾ」などとのたまい、抑止力として差し向けられたオルガマリーから逃亡する。
メモ
- 真名に繋がる具体的情報が無い時点では、有力候補として主に以下の二人が予想されていた。
- ところが、単行本2巻で公開されたマテリアルより「化石婦人」の異名を持つイギリスの古生物学者「メアリー・アニング」が急浮上。武勇の逸話を持たない文化人が(一応先例があったとは言え)三騎士クラスに充てられた意外性もさる事ながら、所謂“リヨ鯖枠”として初の生前もちゃんと女性であったサーヴァントであった事も読者に衝撃を与えた模様。
- 電撃を放つ「雷神の槌」の存在は、単行本未見の読者にとって「もしかして正体はトールかマグニではないのか」という更なるミスリードの種になっているとも。アニングはイギリス出身者なので北欧神話からの直接的影響は殆ど受けていないはずだが、彼女の仕事道具である発掘用の槌に、幼少時に雷に撃たれながらも生還した逸話が付加され魔術礼装化したもの、というのが実態なのかも知れない。ちなみに、彼女は生後15ヶ月の時にサーカスのテントへの落雷事故からも生還しており、地元では「雷に打たれて才能が芽生えた」と言われている。
- また、初登場時には隠れて分かりづらかったが94話では左側頭部にアンモナイトの化石(もしくはそれを模した髪飾り)を着けており、メアリー・アニング説を補強している。
- 「10まんボルト」という表記から電圧に関しては『ポケットモンスター』のピカチュウが元ネタとなっている事が明白だが、「1.21ジゴワット」という謎の数値は映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』からのネタ。本来「ギガ(10憶)ワット」とすべきところなのだが、脚本家のボブ・ゲイル氏の誤記が校正をすり抜けて採用されてしまった[注 3]もの。尚、以上のデータから得られる電流量は12,100アンペアとなり、普通の人間ならば実に12万回以上死に至らしめる事が可能である。
奴はともかく。 - 上記の逸話から雷特防を持っている事が予想でき、更にクラス相性を考慮するとニコラ・テスラの天敵と成り得る可能性もある。仮にトーマス・エジソン陣営に就かれてしまった場合、ライダーにとっては実に厄介な存在となってしまうのだが…?
- 真名絞り込みに伴い初登場時の木杭に見えた武器については予想が見直され、アニングがその生涯で、且つ世界で初めて全身化石を発掘した魚竜・イクチオサウルスの嘴部分ではないかという説が浮上する。104話においてそれが確定するのだが、なんと嘴のみならず全身、それも生きた状態で武器としており、尚且つ自力で投擲している事が判明する。…筋力Bは伊達ではない。
- 同じく武器として召喚するプレシオサウルスもメアリーが初めて化石を発見しており、学会では彼女が発見した化石がモデル標本となっている。
- そして2022年4月末の『Fate/Grand Order』の期間限定イベント『連続活劇神話 ミシシッピ・ミササイザーズ』にてプレイアブルキャラとして実装され、真名が「メアリー・アニング」で確定した。
- スキル名に登場する「海百合」とは、一見すると海藻のような姿ではあるが実はヒトデに近い動物で、化石の元ネタとしてはポピュラーなもの。当然、同性愛者の女性を指す隠語としての「百合」とも本来関係無いはずなのだが、『ますます』85話での言動やアルトリアへの態度等から当初より怪しむ声は存在していた。そして実装に際し、当該スキルが完全に女性「専用」のバフ(「優遇」ではなく)である事が発覚している。
- 但し、原作と異なり(オリジナルの)アルトリアがゲーム中に登場する事がほぼ無い事も関係するのか、「アルトリア系/アルトリア顔への追加バフ」は設定されていない。
- ちなみに、史実上のアニングは生涯独身を貫いた事が知られており、また2020年公開のアニングを題材とした映画『アンモナイトの目覚め』では明確にメアリー・アニングが女性と恋愛関係になる描写が行われている。
- FGOの2021年イベント『カルデア・サマーアドベンチャー! ~夢追う少年と夢見る少女~』では恐竜がテーマの一つとなっていたため、ここでの実装を期待する声も見られたが、結局未登場に終わり、デビューは翌年に持ち越される事となった。
- アサシンの偽りの聖杯戦争黒幕説と並んで、彼女にも「イギリス出身」「古き竜との関わり」という点から「(時計塔地下の)アルビオン発掘に関与していたのではないか?」というまさかの本編干渉疑惑がくすぶっていたりする。
脚注
注釈
- ↑ 「なんであっちの方が有名なんだ」と言っているため、ティラノサウルスなどのメジャーな恐竜を指していると思われる。
- ↑ 尤も、本当にドラキュラとしての性質を色濃く反映して現界した場合はバーサーカークラスに位置付けられるのだが。
- ↑ 制作当時は現在のように「ギガ」「テラ」等の大きな単位が使われる事例が少なく、ゲイル氏も又聞きした発音をそのまま使ってしまった為の結果であった模様。加えて、日本公開版でも翻訳担当の戸田奈津子氏が忠実に再現してしまった事も手伝って映画ファンの定番ネタとなった。和月伸宏氏の漫画『エンバーミング』においてはこの架空の単位は一種の暗号として、ヴィクター・フランケンシュタインが人造人間を起動させる手段として採用されている。
出典