「ムーンキャンサー」の版間の差分

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ムーンキャンサーとは『Fate/EXTRA-CCC』における[[BB]]のクラス名の代わりに用いられている呼称で、他に同じコードネームを与えられた存在はない。直訳で「月の癌細胞」。
 
 
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ムーンキャンサーとは『Fate/EXTRA CCC』における[[BB]]のクラス名の代わりに用いられている呼称で、他に同じコードネームを与えられた存在はいない。直訳で「月の癌細胞」。
  
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*個人にシステム上付けられたコードネームなので、当然該当者がBBしかおらず、更にFGOでのアイコンは桜のシンボルがあしらわれたものにまでなっている。
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*個人にシステム上付けられたコードネームなので、当然正規の該当者もBBのみ。『Grand Order』でのクラスアイコンもムーンセルと桜のシンボルがあしらわれたものであり、事実上の専用クラスという扱いであった。
*[[殺生院キアラ (Grand Order)|魔性菩薩]][[ビースト]]および[[アルターエゴ]]として登場し、他に僅かなりとも可能性があるのは[[アルキメデス|ムーンセル侵略を目論んだ学士のサーヴァント]]ぐらい。このため、ムーンキャンサーは完全固有クラスとするが、今後、同等の相性を持つ新規クラスが登場する可能性がユーザー間で予想されている。
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**水着BBの実装に従ってクラスカードの絵柄もはっきりと見られるようになったが、そちらもまんまBBの姿であった。
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**後に『Grand Order』の2部4章『[[創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ]]』において[[ジナコ=カリギリ|意外すぎる人物]]がこのクラスの[[疑似サーヴァント]]として登場。設定的にもその他諸要素的にも散々個人専用のクラスであることを押し出しておきながら、これ以降にもBB以外の該当者が続く可能性が出てきた。
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***……メタ的に言うと、該当者もそこそこ増えてきたルーラー・アヴェンジャーとの三すくみに'''何故か該当者が全くいないだろうこのクラスをあてがってしまった'''以上こうなるのは必然だったという見方もある。要はゲーム上の都合である。
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*その成り立ちからして特殊過ぎるクラスであるため、『Fate/Grand Order』では他のクラスと比較してもサーヴァントの追加がかなり遅め。2体目のムーンキャンサー追加に'''1年以上'''、BB以外のムーンキャンサーが登場するまでには'''丸2年以上'''を要している。その後も1年に1回程度の追加に留まり、2020年の水着キアラから2022年のアーキタイプ:アースに至っては2年も空いているなど、増加ペースは非常に遅い。後続の[[フォーリナー]]クラスに実装数で大きく抜かされていることからも、ムーンキャンサーがいかに特殊なのかが分かるだろう。
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**そのため結局前述の3すくみが歪な形になっている事は否めない。ただ、三すくみで有利な相手が少ないルーラーのみ、「バーサーカーを除く基本6クラスからのダメージ減少」と言う特殊かつ有利なクラス相性を持っているので、その点でバランスが取れてはいる。
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;ガチャの演出
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:『Grand Order』ゲーム内において、現状ガチャから入手可能なムーンキャンサーはすべて星5であり、星3以下のムーンキャンサーは存在しない。つまりガチャでムーンキャンサーのクラスカードが出たらそれは確実に金色(星4以上)であるが、それでも「一旦は銀色枠で出たと思わせて後から光って金色に変わる」演出が出る事がある。これは[[ルーラー]]、[[フォーリナー]]でも同様。
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:後に[[殺生院キアラ〔ムーンキャンサー〕]]が実装されたが、「'''BBの姿のクラスカードの絵柄が塗り潰され、自身の姿をモチーフにしたクラスカードの絵柄に書き換わる'''」という前代未聞の演出がなされた。<br>[[アーキタイプ:アース]]も同様に、クラスカードがブラックホールの様な渦に包まれ、絵柄がアルクェイドのシルエットに書き換わる演出が行われた。月の癌と謳うだけあって、何かを塗り潰す事に長けているのかもしれない。
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::......裏を返せば、そうした演出が出なかったら恒常排出の[[大いなる石像神]]が確定するので、プレイヤーの間では悲喜交々の声が挙がったとか。
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;適性を持っている可能性のある英霊
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:上記している通り独自性の塊のような性質を持ち、適性条件すら不明なためムーンキャンサーに該当する英霊を推測すること自体が難しい難儀なクラスである。
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:同じく『Fate/EXTRA CCC』が初出の[[アルターエゴ]]は「別人格」というコンセプトを基に該当キャラを増やしているが、こちらは「月の癌」という極めて限定的な存在であることも推察を難航させる要因の一つ。
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:それでも「月に被害を及ぼした英霊」に限って言えば『EXTRAシリーズ』においても[[アルテラ]]、[[アルキメデス]]、[[カール大帝]]などのサーヴァントは条件を満たしており候補に挙がる。
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:なお、以前は「サーヴァントとしての成立にBBが関わっていること」と言う条件も考察されていたが、アーキタイプ:アースの登場でそれは否定された。
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:あるいは現状のムーンキャンサーは全員「EXTRAシリーズの登場人物か、それを依り代にした疑似サーヴァント」として成立していることから、月の聖杯戦争のマスターたちが疑似サーヴァントとして登場する線もあり得るだろう。中でもムーンセルにおけるイレギュラーである[[岸波白野|EXTRAの主人公]]や[[トワイス・H・ピースマン|トワイス]]、ドラマCDで疑似サーヴァント化が仄めかされている[[臥藤門司]]などは可能性が高いかもしれない。なお、こちらもアーキタイプ:アース以前は「CCCの登場人物」で共通していたが、彼女が初めて無印からの登場となった。
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== 脚注 ==
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===注釈===
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==脚注==
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2022年8月23日 (火) 19:37時点における版

概要

ムーンキャンサーとは『Fate/EXTRA CCC』におけるBBのクラス名の代わりに用いられている呼称で、他に同じコードネームを与えられた存在はいない。直訳で「月の癌細胞」。

これまで登場したのは以下5人。

名前 登場作品
BB
(FGO版ページ)
Fate/EXTRA CCC
Fate/EXTRA CCC FoxTail
Fate/Grand Order
BB (水着) Fate/Grand Order
大いなる石像神 Fate/Grand Order
殺生院キアラ〔ムーンキャンサー〕 Fate/Grand Order
アーキタイプ:アース Fate/Grand Order

Fate/Grand Order』ではエクストラクラスとして扱われ、バーサーカー、ルーラー、アヴェンジャーを除く全クラスの攻撃を通常値で受け、バーサーカーとは互いに弱点を突き、アヴェンジャーに対して与えるダメージが増加し受けるダメージが低下、ルーラーに対しては与えるダメージが低下し受けるダメージが増加、というエクストラクラス間で三すくみの相性を作り上げている。

メモ

  • 個人にシステム上付けられたコードネームなので、当然正規の該当者もBBのみ。『Grand Order』でのクラスアイコンもムーンセルと桜のシンボルがあしらわれたものであり、事実上の専用クラスという扱いであった。
    • 水着BBの実装に従ってクラスカードの絵柄もはっきりと見られるようになったが、そちらもまんまBBの姿であった。
    • 後に『Grand Order』の2部4章『創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ』において意外すぎる人物がこのクラスの疑似サーヴァントとして登場。設定的にもその他諸要素的にも散々個人専用のクラスであることを押し出しておきながら、これ以降にもBB以外の該当者が続く可能性が出てきた。
      • ……メタ的に言うと、該当者もそこそこ増えてきたルーラー・アヴェンジャーとの三すくみに何故か該当者が全くいないだろうこのクラスをあてがってしまった以上こうなるのは必然だったという見方もある。要はゲーム上の都合である。
  • その成り立ちからして特殊過ぎるクラスであるため、『Fate/Grand Order』では他のクラスと比較してもサーヴァントの追加がかなり遅め。2体目のムーンキャンサー追加に1年以上、BB以外のムーンキャンサーが登場するまでには丸2年以上を要している。その後も1年に1回程度の追加に留まり、2020年の水着キアラから2022年のアーキタイプ:アースに至っては2年も空いているなど、増加ペースは非常に遅い。後続のフォーリナークラスに実装数で大きく抜かされていることからも、ムーンキャンサーがいかに特殊なのかが分かるだろう。
    • そのため結局前述の3すくみが歪な形になっている事は否めない。ただ、三すくみで有利な相手が少ないルーラーのみ、「バーサーカーを除く基本6クラスからのダメージ減少」と言う特殊かつ有利なクラス相性を持っているので、その点でバランスが取れてはいる。

話題まとめ

ガチャの演出
『Grand Order』ゲーム内において、現状ガチャから入手可能なムーンキャンサーはすべて星5であり、星3以下のムーンキャンサーは存在しない。つまりガチャでムーンキャンサーのクラスカードが出たらそれは確実に金色(星4以上)であるが、それでも「一旦は銀色枠で出たと思わせて後から光って金色に変わる」演出が出る事がある。これはルーラーフォーリナーでも同様。
後に殺生院キアラ〔ムーンキャンサー〕が実装されたが、「BBの姿のクラスカードの絵柄が塗り潰され、自身の姿をモチーフにしたクラスカードの絵柄に書き換わる」という前代未聞の演出がなされた。
アーキタイプ:アースも同様に、クラスカードがブラックホールの様な渦に包まれ、絵柄がアルクェイドのシルエットに書き換わる演出が行われた。月の癌と謳うだけあって、何かを塗り潰す事に長けているのかもしれない。
......裏を返せば、そうした演出が出なかったら恒常排出の大いなる石像神が確定するので、プレイヤーの間では悲喜交々の声が挙がったとか。
適性を持っている可能性のある英霊
上記している通り独自性の塊のような性質を持ち、適性条件すら不明なためムーンキャンサーに該当する英霊を推測すること自体が難しい難儀なクラスである。
同じく『Fate/EXTRA CCC』が初出のアルターエゴは「別人格」というコンセプトを基に該当キャラを増やしているが、こちらは「月の癌」という極めて限定的な存在であることも推察を難航させる要因の一つ。
それでも「月に被害を及ぼした英霊」に限って言えば『EXTRAシリーズ』においてもアルテラアルキメデスカール大帝などのサーヴァントは条件を満たしており候補に挙がる。
なお、以前は「サーヴァントとしての成立にBBが関わっていること」と言う条件も考察されていたが、アーキタイプ:アースの登場でそれは否定された。
あるいは現状のムーンキャンサーは全員「EXTRAシリーズの登場人物か、それを依り代にした疑似サーヴァント」として成立していることから、月の聖杯戦争のマスターたちが疑似サーヴァントとして登場する線もあり得るだろう。中でもムーンセルにおけるイレギュラーであるEXTRAの主人公トワイス、ドラマCDで疑似サーヴァント化が仄めかされている臥藤門司などは可能性が高いかもしれない。なお、こちらもアーキタイプ:アース以前は「CCCの登場人物」で共通していたが、彼女が初めて無印からの登場となった。

脚注

注釈


出典


リンク