ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト (プリズマ☆イリヤ)

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ここでは『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』におけるルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトについて説明する。
Fate/stay night』でのルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトについては「ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト」を参照。

ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト (プリズマ☆イリヤ)
外国語表記 Luviagelita Edelfelt
性別 女性
声優 伊藤静
初登場作品 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
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概要[編集 | ソースを編集]

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』におけるルヴィア。魔術協会の総本山であるロンドン塔から特殊任務を命じられて来日した。

略歴
本編の4年前、何故か来日し、士郎の高跳びを目撃する。
宝石翁の弟子になるための候補者争いの際、遠坂凛とトラブルを引き起こして捕縛される。その際の処罰として、ゼルレッチの命により、凛と共に「クラスカード」の回収任務を帯びて日本に派遣された。その際、カレイドサファイアと呼ばれる、人工精霊が宿った魔術礼装を貸し与えられたが、またもトラブルを引き起こしてサファイアに見捨てられる。
その後はサファイアの新たな主、美遊・エーデルフェルトを保護。彼女をバックアップしながら、クラスカードをめぐる事件に関わっていく。
人物
任務そっちのけで凛に私闘を挑むなど、『Fate/stay night』世界のルヴィア以上に傲慢で大人げなく、原作者のひろやまひろし氏もこの世界のルヴィアを「だいぶ本来の姿とは遠い優雅さ七割引」と評している。
魔術師としても典型的な冷徹さを本家同様きちんと持ち合わせており、「百年後に世界が滅ぶとしたら?」という問いに対し、「滅びの回避よりもその百年の間に根源を目指す方を優先させる」と即答している。
だが、美遊に対しては慈愛に満ちた態度で接する、美遊の兄の過去に涙ぐんで「彼に力を貸したかった」と述べるなど、根は決して悪人ではない描写がされている。
元の世界では第三次聖杯戦争が元で日本嫌いになっているが、こちらでは日本人の美遊を手厚く遇しており、果てはコンビニの水羊羹を気に入るなど好意的なところすら見せている。
能力
能力面においては、戦闘経験や魔術の使い方においては卓越しているが、魔法少女やサーヴァントと言った人智を超えた力を持たない分活躍の場は限られる……と、ほぼ凛同様の見せ場。
メモで後述するが、元の世界では英語を扱うのに対し、本作のみドイツ語で魔術を使用する。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
Fate本編とは異なる世界の存在。魔法の杖に見限られた先代カレイドサファイア。
まあ、任務そっちのけで私闘に明け暮れた彼女に非はあるわけで。

人間関係[編集 | ソースを編集]

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ[編集 | ソースを編集]

遠坂凛
特殊任務完遂のために共に来日。同族嫌悪的に嫌い合っているのだが、性格が似通っているせいか戦闘では息の合ったコンビプレイを見せる。
のちにメイドとして彼女を雇い、いびりまくっている。
美遊・エーデルフェルト
マジカルサファイアの現所有者であり、協力してもらう見返りに戸籍と生活基盤を与える。本来他人ではあるのだが、実の妹のように慈愛をもって接しており、美遊から姉のように慕われている。
マジカルサファイア
特殊任務完遂のためにと貸し与えられていた魔術礼装。
ただし任務を後回しにして凛を亡きものにしようとしたことで見限られ、契約を解除されてしまった。
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
自分と同じくカレイドステッキ(カレイドルビー)に契約を解除された凛の次にマスターとして契約した少女。
元々一般人ということも考慮してか、美遊と同じように彼女のフォローも行う。
イリヤに対しても美遊にしているほどではないものの優しく接しており、彼女に迷惑をかけた際にはお詫びとして海外旅行に招待するなどしており、イリヤからも信頼されている。
衛宮士郎
同じ学校に通う男子高校生。
とあるきっかけで彼に恋心を抱いており、彼の前では恋する乙女のような表情をすることも。
森山奈菜巳
クラスメイト。士郎に積極的にアプローチする彼女が癇に障っており、暴力沙汰に巻き込んでしまったことも。なお、ルヴィアと凛が無条件で協同戦線を張った初めての相手でもある。
オーギュスト
初老の使用人。ルヴィアの身の回りの世話から戦闘までこなす万能執事。
バゼット・フラガ・マクレミッツ
クラスカード回収任務の前任。時計塔上層部のパワーゲームの結果ルヴィアの家に攻め込んで来られ、屋敷を全壊させられた。(厳密には、屋敷を破壊したのはルヴィアが至近距離から自爆同然の魔術行使をした結果であるが)。
報復としてルヴィアは彼女のクレジットカードを使用停止に追い込み、経済的にダメージを与えている。
アイリスフィール・フォン・アインツベルン
想い人の義母。「お義母様」と呼び、積極的に取り入ろうとする。

名台詞[編集 | ソースを編集]

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ[編集 | ソースを編集]

「獅子は千尋の谷に我が子を突き落とすと言いますわ………見事、這い上がってみせなさい、美遊……!」
第1期より。美遊に飛行術の特訓を行うが、そのやり方は飛行するヘリコプターから、パラシュート無しで突き落とすという乱暴極まりないものであった。当然、成功する筈もなく美遊は地面に激突してしまう。
ちなみに小説版ではこうなる前にも催眠術や風船おじさん作戦、クレーンで吊り下げて強引に飛んだ気にさせるなどいくつかの手法を試していた(結局全部失敗だったが)。
「フ……この服を着こなすにも品格というものが必要なのですわ この私のように!」
セイバーオルタ戦にて再び魔法少女になったときの台詞。凛と違い魔法少女衣装に文句は無いらしい。
「そう…つまりこれで貴女は――イリヤスフィールの肉奴隷ということですわ!!」
『ツヴァイ』より。クロエに痛覚共有の呪いをかけた時の台詞。
本人は自信たっぷりに発言したが言葉の意味を勘違いしており、その場にいたイリヤたちはドン引きしていた。
「ごきげんようシェロ 家が向かいだなんてこれも運命
 今日からは是非もなくワタクシと一緒の車で……
 ……あら?」
『ツヴァイ』より。士郎と登校しようと迎えにきて。
お嬢様故に自家用車通学。……はともかく、士郎は朝練のため既に出発した後で、出てきたイリヤの前で盛大にスベった。
「貴女の兄も士郎・エーデルフェルトになるかもしれませんし…」
「そうね今日から私を「お姉さま」と呼んでもよくてよ!
 むしろ呼びなさいイリヤスフィール!」
『ツヴァイ』より。士郎がイリヤの(義)兄と判明した翌朝のセリフ。
過去が不明瞭な美遊をフォロー……していたはずが、士郎との未来予想妄想が暴走、結婚前提の独り語りを進め、勢い余ってポーズをとった。当のイリヤは無視してモノローグを入れている。どうでもいいが婿入りさせるつもりらしい。
「先に訂正しておきましょう」
「ここは宝物庫ではなく---私にとっての武器庫ですから」
「『必要ない』が正解ですわ」
バゼットに屋敷最奥の宝石倉庫まで追いつめられ、「ゼルレッチの魔術礼装を使わないのか、それとも使えないのか」と問いつめられて。
原作では玄関での戦いだったので最後の行のみだが、アニメ版では台詞が追加された。
だがいずれにせよ数えるのも馬鹿らしくなるほどの宝石ですらバゼットには通じず、「ただの驕り」とバッサリと切り捨てられてしまう。
「セブンの水羊羹はアジアの神秘ですわ!!」
バゼット襲来時。美遊が何のために外出していたのか答えた際の凛の反応に対する一言。何気に行くコンビニが指定されている。
アニメではルヴィアのセリフではなくなり、買い物中の美遊が詳細な解説と共に語っている。
「美遊」
「事情があるのは知っています それがとても根の深い問題であることも」
「けど 私は聞きませんわ 貴方が話したくないなら聞かない 聞いても聞かなくても変わらない」
「だって貴方は……貴方は 私の義妹いもうとですから」
『ツヴァイ』より。決戦前夜、隠し事を後ろめたく思う美遊に対して。
普段のアレっぷりが嘘のような包容力を見せている。ただ、美遊の抱えている事情は「根が深い」では済まないほど衝撃的であったのだが。
「なっ何者ですのあの泥棒猫はっ…!!」
『番外編9』にて、新たな恋のライバル出現にわなわな震えていた。だが士郎を保健室に連れていかれる原因を作ったのは(覚えがないが)自分達である。

メモ[編集 | ソースを編集]

  • Fate/hollow ataraxia』、『Fate/unlimited codes』とは瞳の色が異なっている。『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』以降は、あちらのルヴィアも琥珀色に彩色されることが多い。
  • ルヴィアの設定について『プリズマ☆イリヤ』作者のひろやまひろしは「プリヤ連載当初は、それこそルヴィアが再登場する機会なんて皆無だったので好き勝手やっちゃってましたのよね…。プリヤのルヴィアはだいぶ本来の姿とは遠い、優雅さ7割引の金ドリルとなっております」とTwitter上でコメントしている(『プリズマ☆イリヤ』の連載開始は『Fate/unlimited codes』の稼働よりもさらに前)。
    • 『事件簿』作者の三田誠は「プリヤの設定は本編にフィードバックされない」という指針を尊重して、事件簿一巻の執筆時にルヴィアの呪文や設定を一覧表にして、どれがプリヤ由来でどれが別かを洗い直したとTwitter上でコメントしている。[出 1][出 2]
  • ルヴィアを演じた伊藤静はアニメ版『真月譚 月姫』で遠野秋葉を演じていた。ちなみに凛の方は凛の方でかつて中の人が琥珀を演じており、微妙に因縁が感じられるような、別にそうでもないような。『プリズマ☆イリヤ』ではルヴィアが凛をメイドとして雇う展開がある。
  • 『プリズマ☆イリヤ』においてエーデルフェルト家が過去の聖杯戦争に参加したような描写はない(少なくとも、ルヴィアがそれを知っている素振りは見せていない)。本編でルヴィアと凛が不倶戴天の敵となっているのは過去の聖杯戦争による因縁が大きなウェイトを占めるが、『プリズマ☆イリヤ』の世界でどうして二人の仲が決定的に悪いのか、詳細は語られていない。少なくとも、宝石翁の弟子になれるかどうかの争いは直接の原因ではなく、エルメロイⅡ世の口から「以前からこいつらの仲が悪いのは有名でした」と語られている。
  • 『プリズマ☆イリヤ』限定ではあるが、屋敷にセントリーガンが仕掛けてあったり執事のオーギュストがサブマシンガンや手榴弾を使ったりと、魔術の名門であるにも関わらず銃火器の使用に対する抵抗がほとんどないようである。

商品情報[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]


出典[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]