「ロシェ・フレイン・ユグドミレニア」の版間の差分

提供: TYPE-MOON Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
7行目: 7行目:
  
 
;略歴
 
;略歴
:ユグドミレニアのマスターの中でも最も若輩でありながら、人形工学(ドール・エンジニアリング)の分野で名を馳せるゴーレム使い。同じ自ら召喚したキャスターを同じゴーレム使いとして尊敬しており、主従ではなく、教師と教え子の関係を結んでいる。<br>[[聖杯戦争|聖杯大戦]]開始2か月前、ダーニックとほぼ同じタイミングでサーヴァントを召喚しており、それ以来キャスターと共に城内の工房でゴーレムの生産に明け暮れている。
+
:ユグドミレニアのマスターの中でも最も若輩でありながら、人形工学(ドール・エンジニアリング)の分野で名を馳せるゴーレム使い。同じ自ら召喚したキャスターを同じゴーレム使いとして尊敬しており、主従ではなく、教師と教え子の関係を結んでいる。<br>[[聖杯戦争|聖杯大戦]]開始2か月前、ダーニックとほぼ同じタイミングでサーヴァントを召喚しており、それ以来キャスターと共に城内の工房でゴーレムの生産に明け暮れている。<br>しかし、ユグドミレニアを裏切った黒のキャスターにより宝具『王冠・叡智の光(ゴーレム・ケテルマルクト)』の「炉心」として使用されてしまい、人間としての生を終えることとなった。
  
 
;人物
 
;人物
21行目: 21行目:
 
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
; [[キャスター (Apocrypha・黒) |キャスター]]
 
; [[キャスター (Apocrypha・黒) |キャスター]]
:『先生』。<br>聖杯大戦中のロシェの行動と熱意は全て彼のための物。<br>キャスターもロシェの事を生前であれば弟子として側に置いていたかもしれないと思うほど気に入っており、互いに全幅の信頼を寄せている。
+
:『先生』。<br>聖杯大戦中のロシェの行動と熱意は全て彼のための物。<br>キャスターもロシェの事を生前であれば弟子として側に置いていたかもしれないと思うほど気に入っており、互いに全幅の信頼を寄せている。<br>ただしそれはあくまでゴーレム製作という趣味嗜好が一致しているだけにすぎず、実はお互いが相手のことを理解していなかったことを最期に悟る。
  
 
;[[ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア]]
 
;[[ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア]]

2014年1月14日 (火) 04:25時点における版

ロシェ・フレイン・ユグドミレニア

  • スペル:Roche Frain Yggdmillennia
  • 誕生日:9月15日/血液型:0型
  • 身長:152cm/体重:45kg

ユグドミレニア魔術師で、黒のキャスターのマスター。
癖っ毛の小柄な少年。十三歳。

略歴
ユグドミレニアのマスターの中でも最も若輩でありながら、人形工学(ドール・エンジニアリング)の分野で名を馳せるゴーレム使い。同じ自ら召喚したキャスターを同じゴーレム使いとして尊敬しており、主従ではなく、教師と教え子の関係を結んでいる。
聖杯大戦開始2か月前、ダーニックとほぼ同じタイミングでサーヴァントを召喚しており、それ以来キャスターと共に城内の工房でゴーレムの生産に明け暮れている。
しかし、ユグドミレニアを裏切った黒のキャスターにより宝具『王冠・叡智の光(ゴーレム・ケテルマルクト)』の「炉心」として使用されてしまい、人間としての生を終えることとなった。
人物
13歳と一族の中では最年少に当たるが、やや背伸びした大人びた口調で話し、相手が誰でも変わらない。
彼の生家であるフレイン家は人形工学において名の知れた一族で、生まれた子供の養育をゴーレムに任せ、刻印の移植が可能になるまで工房からほとんど出る事もなく、一度も顔を合わせることさえしないという魔術師の中でも特に異色な教育方法をとっていた。
そんな奇矯な教育を受けた彼は父母の顔は覚えていないのに、自分を世話したゴーレムは形状の一つも残さず記憶しており、人間に対して興味を持てない少年として成長した。例えそれが如何なる魔術師であろうと例外ではなく、彼にとっては一般人と大差は無い。言葉を交わすのに不自由は無いし、他の魔術師と取引や貴重な材料を巡って殺し合いをすることもあったが、そこに人間同士の心の交歓は一切なく、犬猫が喋っているのと変わりはなかった。
だが自分を遥かに上回るゴーレムの作り手であるキャスターは別で、その技術に感服し、常に年相応のはきはき明るい口調で『先生』と呼び、絶対的な信頼と崇拝をするようになる。
既に彼にとって聖杯大戦もキャスターの教えを授かるのに邪魔なイベントでしかなく、元々ダーニックの命令で参加し願いもなかったため、より自分を指導してもらうべく、聖杯にかける願いは『キャスターの受肉』。
そしてキャスターの目指す存在の大きさに触れ、ただ性能の優れたゴーレムを造ればいいと考えていた彼は大きな衝撃を受け、師のためならどのような所業でも実行する決意を固めている。
能力
ゴーレムの製造と使役。彼の才と努力はすべてこれに注ぎ込まれており、外見やデザインに関してはともかく、「機能」という一点を突き詰めた作風は獅子劫も知るほど有名な物となっている。更にキャスターの指導によって、彼の作品は改良され続けている。

登場作品と役柄

Fate/Apocrypha
「黒」のマスターとして登場。

人間関係

キャスター
『先生』。
聖杯大戦中のロシェの行動と熱意は全て彼のための物。
キャスターもロシェの事を生前であれば弟子として側に置いていたかもしれないと思うほど気に入っており、互いに全幅の信頼を寄せている。
ただしそれはあくまでゴーレム製作という趣味嗜好が一致しているだけにすぎず、実はお互いが相手のことを理解していなかったことを最期に悟る。
ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア
一族の長で、先生のスポンサー。序列に興味がないためタメ口で話す。
ダーニックも彼の実力を高く評価しているので対等な立場で話す事を許している。
ジーク
ゴーレムに魔術回路を組み込む実験に使うつもりで、偶々選び出した。だが、この選択が彼の命への渇望を呼び起こすこととなる。

名台詞

「――先生!」
「あの、戻ってきたら……僕のゴーレムを見て貰えませんか!?
今度は、上手く出来たと思うんです!」
師への限りない敬意とゴーレムへの盲目的とすら言っていい情熱。
彼のセリフは全てこの調子で、常に師に対し無邪気な子犬のように懐いている。
「馬鹿馬鹿しいなぁ、もう。」
セイバーが自決し、ジークに心臓を与えたことに対して。
『先生』は別格として、英霊というのはもう少し理性有るものかと彼は思っていたため、合理的でなく意味不明な行動をとったセイバーへの失望は隠せなかった。

メモ

  • 権力闘争や情欲のような俗な物事にしか興味のないダーニックやゴルド、セレニケ。人間としての情が捨てきれないフィオレと魔術師の非人間性を毛嫌いしているカウレスのフォルヴェッジ姉弟、とユグドミレニアのマスター達は良くも悪くも「正しい魔術師」から外れた存在で、ロシェは邪念なく魔導の研鑽のみに専念し、多くの人間の命を刈り取ってでも目的を達成しようとしている。
    そのため一見するとロシェだけが「正しい魔術師」と呼べるのだが、彼も最早ゴーレムの製造と改良のみしか頭になく、「根源」を目指すための手段であるゴーレムの研究が、「手段」ではなく「目的」にすり替わってしまっている。
  • 「人形工学」というのは、ゴーレム以外の人形も扱われ、封印指定を受けた人形師の作品やロード・エルメロイⅡ世が作った「月霊髄液」を改良進化させたメイドゴーレムが存在する。だが、あくまで土と石と式によって作られるゴーレムにしか興味がないのか、それらの作品に対する言及は無い。
    もっとも彼の今後次第では、彼女達の作品にも感銘を受けるかもしれない。

リンク