弓塚さつき

提供: TYPE-MOON Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
弓塚さつき
読み ゆみづか さつき
誕生日 8月15日
血液型 A型
身長 161cm
体重 45kg
スリーサイズ B79/W59/H82
天敵 ミハイル・ロア・バルダムヨォン琥珀乾有彦
声優 南央美(MELTY BLOOD)
田中かほり(真月譚 月姫)
田中美海(リメイク版)
テンプレートを表示

概要[編集 | ソースを編集]

遠野志貴のクラスメイト。

略歴
以前の経験から志貴に思いを寄せている。彼女の想いは中学時代からのものだが、肝心の志貴はほぼ意識していない。
三咲町で連続殺人事件が起こっていた最中、街中で志貴によく似た人影を追っていったら、ロアに血を吸われてしまう。その後、死徒として復活。
月姫』では崩れていく心と身体に翻弄された悲劇のヒロインとして最期を迎えるが、別の可能性である『MELTY BLOOD』では代行者たちから逃れる隠遁生活を送っている、路地裏同盟のひとり。
人物
どこにでもいる普通の少女。一途でとても情深く好きになったら一直線だが内気な性格な為に好意を抱く志貴にアプローチ出来ない。あくまで「一般人」な普通の女の子。
しかし、死徒と化した後は平然と人を殺す残虐な一面を持っていく。曰く型月で一番吸血鬼らしい吸血鬼。
能力
死徒としては非常に高いポテンシャルを持つ。本来、数ヶ月をかけて「リビングデッド」から「吸血鬼」へと昇格していくところを、僅か半日ほどの時間で進化を遂げて死徒として活動できるまでになる。運動神経も上昇、軽く腕を振るうだけで人間を引き裂く事が出来る。
路地裏同盟きっての力持ち。現在は二十七祖候補の一角にまでなっている。

固有結界[編集 | ソースを編集]

枯渇庭園
『MELTY BLOOD』で登場。この名はオミットされた月姫さつきルートにおけるシーンタイトルの一つでもある。
展開した空間の魔力を枯渇させ消滅させる。生存に魔力を必要とする精霊種、戦闘に魔力を用いる魔術師の天敵とも言える地形効果。世界から切り離されつつある生物、大気の魔力をあまり使用しない人間などには激的な効果はない。
なお、「消滅」であって、失われた魔力がさつきに還元されるわけではない。
『MELTY BLOOD』の技描写では、発動時に美しい庭園の中にその場を移されるが、その庭園は次第に枯渇していく。エイプリルフール企画にて登場した際には自然の魔力であるマナだけでなく、人間が体内で作り出す魔力とされるオドにも効果を発揮しており、シオンの保有魔力を瞬くに消滅させて消耗させていた。またゲーム・エイプリルフール企画共に制御は出来ておらず、半ば暴走のような感じで発動している。

アルティメットさつき[編集 | ソースを編集]

2013年度エイプリルフール企画「路地裏さつき ヒロイン十二宮編」のラスボス。十二宮を制覇し、聖杯の下へとたどり着いたさつきの前に現れた存在。
その正体は月姫世界の弓塚さつきが「ヒロインの格差をなくし、全てのヒロインを平等にしてほしい」という願いを聖杯にくべ、ただひとりの聖像「アルティミット・ワン」となった姿。全てのヒロインを平等にするために自分以外のすべてのヒロインを消滅させ、神である自分一人だけがヒロインとなる事を目的とする。
同じ弓塚さつきとしてさつきを自分と同化させようとするが、それをさつきが拒むと「要は私が世界に2人存在しなければいいのだから死ぬがよい」という極論に至り、圧倒的な力量でさつきをディスり、ネガり、キり、一度は世界から消滅させる。
しかし絶望の淵でシオン達の声援を受けたことで本当のヒロインの意味に気付き、真のヒロインのみが持つ第七感・セブンスフィールを得たさつきに逆転され、最後は自らに残った聖杯としての力でさつきの「消えた友達を元に戻してほしい」という願いをかなえ、消滅した。
外見のモチーフは虚淵玄がシリーズ構成、脚本を務めたアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」のヒロインの最終形態「アルティメットまどか」。なお本来は同作のキャラデザインをした蒼樹うめ氏にあらゆるコネを使って一枚絵をお願いしようとしていたらしい。力の入れどころを間違っているのは型月らしいというかなんというか…。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

月姫[編集 | ソースを編集]

月姫
準ヒロインであり、遠野家ルート中ボスでもある。もともとはヒロインとして完成したシナリオを持っていたが、いろいろな事情で収録は見送られた。
月姫 -A piece of blue glass moon-‎
同人版に引き続き志貴のクラスメイト。敵として登場することはないため、遠野家ルートとなる続編での活躍?が期待されている。
歌月十夜
本編には一切登場せず、一番かわいそうな人認定を受ける。
MELTY BLOOD
無印では死亡済で、台詞の中のみで語られる存在。Re・ACT以降は路地裏同盟の一人として、三咲町の夜を守る。Re・ACTの頃は吸血鬼然とした悪い勝利台詞も用意されていたが、新バージョンが出るにつれ使用されなくなっている。
漫画版ではゲーム同様死亡済だが、中盤で「遠野志貴にとって最悪のタタリ」という形で具現化し、志貴と戦いを繰り広げた。
真月譚 月姫
アニメ版・漫画版双方において死亡せず、最後まで人間のまま。

その他[編集 | ソースを編集]

TYPE-MOON エイプリルフール企画
2013年の企画「路地裏さつき ヒロイン十二宮編」での主人公。
2014年の「ろじうらじお」では司会・実況役。途中で寝落ちしてしまったのはご愛嬌。
ちびちゅき!
高等部所属。飛び入りでアイドルコンテストに参加することになり絶賛されるが、コンテスト自体がお流れになるという不幸に遭う。
コハエース
連載予定の企画『帝都聖杯奇譚回顧録 昭和戦国絵巻』ではマスターの一人になる予定。

人間関係[編集 | ソースを編集]

月姫[編集 | ソースを編集]

遠野志貴
クラスメイトであり、思いを寄せる相手。
ミハイル・ロア・バルダムヨォン
死徒の親。……なのだが、MBAAのさつきストーリーでは親として認識していなかったという事実が判明する。しかも路地裏同盟の下っ端にスカウトしようとした。
一応、それ以外ではちゃんと親と認識している勝利台詞も用意されている。
シオン・エルトナム・アトラシア白レンリーズバイフェ・ストリンドヴァリ
路地裏同盟の仲間。いつも振り回されているが、なんだかんだで自分のことを分かってくれている大切な友人達である。
遠野秋葉
思い人の妹。
比較的他のヒロインとも仲良くできる彼女だが、秋葉に対しては辛辣な言動が目立つ。

コハエース[編集 | ソースを編集]

八華のランサー
『帝都聖杯奇譚回顧録 昭和戦国絵巻』でサーヴァントになる予定の人物。

名台詞[編集 | ソースを編集]

月姫[編集 | ソースを編集]

「だからまたわたしがピンチになっちゃったら、その時だって助けてくれるよね?」
帰り際の約束。彼にとって他愛のない口約束のつもりだったが……
「一緒に行ってくれないんだね、遠野くん。……でもこれが一番いい方法だったんだよ。」
「あは、遠野くんたら泣いてるんだ?優しいなぁ……うん、そんなトコが好きだったよ」
「それじゃあ、私は家がこっちだから。そろそろお別れだね。ばいばい、遠野君。ありがとう。それと、ごめんね。」
最期の時。謝罪と感謝の中で穏やかに消えていった。
「逃げれば?今なら見逃してあげるわよ、先輩」
さつきルートの登場する予定のセリフ。

MELTY BLOOD[編集 | ソースを編集]

「あれ、なんか体が軽くなった……もしかして……
 あ、あはは!気のせい気のせい、あんな地味な人が私の親元のワケないから!」
MBAAにおいてさつきストーリーでロアを撃破した際の台詞。
なお同作におけるロア助の扱いの酷さはコレに限らず折紙付。
ついでに言えば、このロアはあくまでタタリが造り出した別物であり、さつきに対する強制力は怪しいと思われる。
「―――なあんだ、情けない。
 わたしを吸血鬼にした人が、逆に血を吸われるなんて、こんな事なら普通に殺しておけばよかったのにね?」
MBAAにおいて、さつきストーリー以外でロアを撃破した際の台詞。こっちではちゃんと覚えているらしい。
ちなみにMBAAで血を舐めるさつきのCG(=悪い勝利台詞)はこれくらいしか用意されていない。OPアニメには大写しで登場しているんだが……
「おなか、すいたぁ〜〜……」
MBシリーズでの食糧事情は、かなり悪い。賞味期限が切れたネコ缶を食べて腹を壊したことも……
「え―――ええぇ!?せ、世界の終焉って、これってそんな大きな話だったの!?」
MBAAにおいて、オシリスの砂の言葉に対して。あまりの場違いっぷりに、思わずオシリスの砂も素でツッコミ返した。
なお、同作(2008年)以前のTYPE-MOON作品では事件の規模はほとんどが「街一つ」程度であるため、人類滅亡クラスの話は確かに珍しかった。


「なんだ、力のわりには弱いのね秋葉さん。貴方の血も遠野くんもいただくけど、召使としてなら生かしておいてあげてもいいわよ? (VS 紅秋葉)」

「ふふ、どうしたのシオン?せっかくお友達になったのに、こんなんじゃ貴方を食べてしまいそうよ? (VS 吸血鬼シオン)」

「クス、どう殺人鬼さん?わたしがどれだけ貴方に近くなったか、身をもって分かってくれた? (VS 七夜)」

MELTY BLOOD Re:Actでの勝利台詞、死徒然とした彼女の残酷な吸血鬼としての側面が垣間見える。

Carnival Phantasm[編集 | ソースを編集]

「ボンヤリしてると後ろからバッサリだ!」
「放課後★路地裏同盟」のリーズへのツッコミ。元は「銀河烈風バクシンガー」のオープニングの語りなのだが、PS2ゲーム「NAMCO X CAPCOM」の登場キャラ、小牟(CVを南氏が担当)のパロディセリフの一つでもあり、ある意味セルフパロディである。

メモ[編集 | ソースを編集]

  • 真月譚 月姫』では死徒化せず、人間のままである。
    この点は原作を重視した漫画版においても変わらなかった。
  • MELTY BLOODでのキャラ性能的には、攻撃力・防御力が高く、強力な性能のコマンド投げを有す一方、ジャンプ攻撃のキャンセルができず、機動性も低い。外見に反してパワー型のキャラである。
  • アークドライブの『怒ったんだから……!』は志貴・七夜に使用した場合にはボイスが「ばかーー!」から月姫での某シーンの再現で「嘘つきーー!」になる。更に技の性能も変化し、ヒット数が激増する……が、「ヒット数が多くなるとダメージが下方修正される」というゲームシステムにより実際のダメージは減少してしまう。好きな人には手加減をするということなんだろうか。
  • 「枯渇庭園」は、カットされたさつきルートに登場する予定だったが、様々な事情でMBで実装された。能力の方は奈須氏のブログで正解を言い当ててしまったファンが存在しており、「ネタバレになるから、内緒にして」と返事したとかなんとか。
  • げっちゃ2にて、さつきルートの一部と完全に吸血鬼になった姿が公開された。髪が異様に長くなり、顔つきもやや美人になったとの事。通称「ファイナルさっちん」
  • MBでは「正義の吸血鬼」として活動しているが、活動範囲は三咲町に限定している。自分が救える範囲で頑張っていると言え、そういう意味では全てを救おうとしたとは対照的。地域限定正義の味方であるためか、MBAAでは世界の危機レベルの展開に驚愕していた。
    ちなみにさつきが正義の味方をやっている動機は「心まで怪物になったらおしまい」だから。
  • Fate/Zero初期案で、惨殺される凛の友人の名前が「さつき」だったとか。
  • 詳細が判明してない為に勘違いされやすいが、志貴に好意を持つキッカケになったのは部屋に閉じ込められた一件ではなく実際はそれ以前に志貴が発した彼にとっての「何でもない一言」らしい。この言葉の内容自体が明かされる事はなかった。
  • さつきノーマルエンド後の話とされる無印版MELTY BLOODにおいて、彼女の話は志貴にとって最大のタブー。シオンが彼女の話をした時は雰囲気が急変する他、随所に彼女を救えなかったと取れる発言している。一途な彼にとって、根深い傷を残したようで余り話題にしたくないようだ。
    • 実際、コミック版では彼にとって最悪のタタリという形で具現化し、更なる傷を刻み込んだ。
  • 「月姫 -A piece of blue glass moon-‎」の教えてシエル先生の特別編において彼女のCGが公開されており、ルートヒロイン昇格への期待が高まっている。

話題まとめ[編集 | ソースを編集]

ヒロインになりたい!
シナリオある(あった)のに準ヒロイン止まりのさっちんである。
シナリオの完成度は非常に高く、実装されていれば「他のヒロインの話を食ってしまう」ほどだったらしい。でも、もろもろの事情によりカット。
MELTY BLOODではネコアルク達に「頑張ればヒロインになれるかも」と言ったところ「そりゃ聖杯でも無理な話」と一蹴された。どうやら公式でルート無しは確定の様子。
人気投票などではかなり善戦しているものの、スタッフによれば「‘‘報われない’’が彼女のキャラ付けであるため、人気があっても活躍させようがない」とのこと。
誕生日
誕生日は8月15日。2011年8月15日は、夏のコミックマーケットと日程が被っていたり、日比乃ひびき役の声優・本多陽子女史もまた誕生日が8月15日であったりと、もろもろが重なったおかげか、「ひびちからじお!」で唐突に祝われた。
MBにおけるさつきの生死と影響
無印版MBの世界観は『月姫未収録のさつきルートノーマルエンド後』というのが公式見解。一方Re・ACT以降で登場するさつきは『死徒になってしまったさつきが人を殺すことなく生きていたら?』という、月姫本編からは繋がらないIFの設定になっている。なお奈須氏によれば、双方におけるさつきの状況は正反対であるらしい。
MBAA現在のシオンの設定が2種類(「エジプトに戻り1年後再来日」パターンと「さつきと共に路地裏同盟生活」パターン)あるのも、さつきの生死による分岐と思われるが、再来日パターンであってもシオンはさつきと対戦した際に「さつきまで私を襲ってくるなんて…」と言っているため、さつきの生死とは無関係の分岐と見る事も出来る。

商品情報[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]


出典[編集 | ソースを編集]


リンク[編集 | ソースを編集]