芥ヒナコ

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芥ヒナコ
読み あくた ヒナコ
外国語表記 Hinako Akuta[出 1]
性別 女性
身長 160cm
体重 49kg
特技 歴史学(年代と地域に偏りあり)、薬草学、動物の餌付け
好きな物 読書、トレッキング(シーズンオフに限る)
苦手な物 騒がしい雰囲気、人混み、他人からの詮索
声優 伊瀬茉莉也
デザイン toi8[1]
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要

Fate/Grand Order』に登場する日本出身の魔術師。Aチーム、後のクリプターの一人。

略歴
植物科出身者であり、元はカルデアの技術者サイドの人間だったがマスター適性を見込まれAチームに加入。
ライダーを召喚予定だったがレフの妨害工作により瀕死の重傷を負い、コフィンで凍結保存されてしまった。
その後、異星の神の呼びかけとキリシュタリア・ヴォーダイムの進言によりクリプターとして蘇生。両者の思惑には無関心を貫くも、異聞帯には関心を示し自ら望んだ中国異聞帯の担当に就く。
カルデアの来訪直後から敵意を隠さず蘭陵王を率いて排除にあたるが、経験の差と始皇帝の介入により失敗。カルデア自ら始皇帝と敵対する運びになったのに乗じ再び襲撃するも、カルデアと一時休戦中のタマモヴィッチ・コヤンスカヤに瀕死の重傷を負わされる。
蘭陵王の進言を受けた彼女は彼の霊核を喰らうことで虞美人としての正体を現す。
採用からその後の身体検査等に至るまで、一切の情報がマリスビリー・アニムスフィアの手による偽装であり、本来は「その能力を見込んだ彼にレイシフト実証にあたっての保険としてスカウトされ、利害の一致により彼女が応じた」というのが真相であった。
人物
口数の少ない、物静かな女性。
他人に対して無関心で愛想がないが、根は悪人というわけではない。
読書が趣味で日がな一日、物陰で本を読んでいるのが幸せという性格で、ペペロンチーノの前ですらくすりともしない。
サーヴァントはライダーを召喚することを強く希望していたが、あまり積極性はないようで、異聞帯の拡大にも消極的な上、他のクリプターとの会話にもほとんど参加してこない。
過去に不老不死が理由で迫害されたことと他者を喰らい糧とする人間の行いが原因で人間を嫌っているが人付き合いはよかった。
また、人間嫌いとはいえ蘭陵王など一部の人間には心を許しており、彼の霊核を喰らってまで生き延びることを最後まで嫌っていた。
能力
カドック・ゼムルプスが彼自身より上とみなしていたが、魔術師を装っていた際の実力に関しては詳細不明。少なくとも身体の機能は人間と同程度まで抑えられていた模様。
本来の能力については、虞美人の項目を参照。

登場作品と役柄

Fateシリーズ

Fate/Grand Order
第二部からクリプターの一員として登場。
彼女の管轄となっている中国異聞帯にて対決する事になる。

Fate関連作品

Fate/Grand Order フロム ロストベルト
クリプターの一員として登場。

その他

TYPE-MOON エイプリルフール企画
2023年の企画『Fate/Grail League』に登場。

人間関係

Fate/Grand Order

マリスビリー・アニムスフィア
自分をカルデアにスカウトした人物。
「想い人に会えるかもしれない」という彼の言葉に口車だと思いつつも投げやりにカルデアに参加することになった。
自分の秘密も知られているため、定期検診を始めとした個人情報はもっぱら彼の手で取り扱われていた。
スカンジナビア・ペペロンチーノ
同じクリプターの一員。
他のクリプター達と異なり、ペペロンチーノの前では本を閉じていたが、それでもクスリともしなかった。
彼女の正体について、詳細はともかく人外であることは初対面からバレていた模様。
オフェリア・ファムルソローネ
同じクリプターの一員。
当初は無関心だったが、彼女の死に際して心を動かされ、その点についてコヤンスカヤから痛烈な皮肉を言われる事になった。
カドック・ゼムルプス
同じクリプターの一員。
彼によれば無口で人間嫌いのくせに、付き合いは良かったとのこと。
デイビット・ゼム・ヴォイド
同じクリプターの一員。
『フロムロストベルト』の描写では「余計な詮索をしないだろうし、口外もしないだろう」という理由で相談事は彼にしていた。
キリシュタリア・ヴォーダイム
同じクリプターの一員でありリーダー。
過去の人理修復のシミュレーションでは、「正体」が彼にバレたことで互いに本音を語り合い、「生前の知り合いに似ている」「飽きるまでは人理修復に付き合ってあげる」とかなり良い印象を抱いた。
マシュ・キリエライト
同じAチームに所属していた人物。
再会時には他のメンバーが「ずいぶん感情的になったな」と感慨を抱いていたのに対し、彼女は「どうせ心の中では嘲り笑ってるんだろう」と人間嫌いらしい敵意を向けていた。
マンガで分かる!Fate/Grand Order』では逆にセンパイ呼ばわりして懐きまくってくる彼女に困惑気味。
項羽
最愛の夫。彼女のクリプターとしての活動は全て「今度こそ彼と最期まで共にありたい」という願いに向けられている。
蘭陵王
異聞帯で契約したサーヴァント。生前からの知己で互いに信頼を寄せあう仲。召喚予定だったライダーではなくセイバークラスで現界したが、その名残か持ち馬と共に召喚された。
始皇帝
担当である中国異聞帯における王。
好奇心と探究心の怪物と評しており、非常に頭の回転が速い彼についてすっかり持て余している。
その一方で決して知られてはいけなかった空想樹の真実についてはギリギリまで隠し通す事ができた。
タマモヴィッチ・コヤンスカヤ
自分と同じ古代種であるが「国を滅ぼす事しかできない女」と非常に忌み嫌っている。
レオナルド・ダ・ヴィンチ
彼女曰く「妙なオーラがあった」という。

名台詞

Fate/Grand Order

「それよりあのクソ船長、直接殴らないと気が済まないわ!」
『フロムロストベルト』にて、シミュレーションでの第三特異点でのキレながらの発言。
キリシュタリアは敵船に乗り込んで自爆したと思っていたようだが、彼女はアレなので無事だったようである。
第三特異点でここまで罵倒しそうな船長は二人いるが、アレソレのどっちかは不明。なんとなく前者のような気もするが。

メモ

  • 一見すると普通の女性だが、なぜかカルデアの健康診断を受ける事を頑に拒否していたとか。
    • そのため「実は人間ではないのではないか」「厚ぼったいマントの下に見られたらヤバい何かを隠しているのではないか」「(オフェリアの女性同士の会食で名前が挙がらなかった事から)実は女性ではないのでは」などとプレイヤー達の間で噂されている。
      • 第二部第一章では自身がいる異聞帯について「今度こそ最期まであそこにいたい」などと発言しており「異聞帯の成立が決定的になった思われるB.C.210から現在まで生き延びているのではないか?」とも推測されている。
      • 正体判明前から芥ヒナコという名前そのものが雛芥子(ヒナゲシ、別名「虞美人草」)のアナグラムで、虞美人と何らかの関わりがある、あるいは虞美人本人ではないかという推測もされていた。
  • そして第二部第三章にて対決する訳だが、項羽の妻である虞美人本人であったのはともかく、流石に真祖に近い存在だとは想像の外であった。
  • 正体を現した時の戦闘では第六特異点『神聖円卓領域 キャメロット』のモードレッドと同じく宝具を毎ターン撃ちまくってくる。
    • ブレイクさせれば戦闘は終了するが、速攻でブレイクさせないとパーティーが全滅してしまう。コヤンスカヤが毎ターンガッツを付与してくれるものの、彼女の宝具には呪いによるダメージが有る上に宝具の前に通常攻撃も行うので対策無しで挑むと耐えきれない。
  • 項羽とタッグを組んだ時の戦闘では、何とバーサーカークラスの防御不利を打ち消すというトンでもない援護をしてくる。
  • プレイヤーからは、しばしば「マスターとしての能力の無さ」を指摘されている。上記のように魔力などは十分すぎる程にあるのだが、「軍団指揮に長けている蘭陵王の長所を活かさず、単騎突撃や暗殺に使う」「子供向け番組の悪役のごとく挑んでは撤退を繰り返し、余計な情報を相手に与える」「令呪の使い方も場当たり的」「余計な援護をして居所がバレて致命傷を受ける」など、指揮官としてのマスター適性は歴代最低に近い。本性を現した後の戦い方も非常に雑であり、彼女の性格が伺える。
    • 後の虞美人の幕間の物語では、カルデアに残っていた「指揮に長けている」というデータ自体が誰か(おそらくマリスビリー)によって改竄されたものである事が判明した。幕間の物語での彼女の指揮も「意味も無く戦力温存を指示する」「目の前で堂々と暗殺を指示する」「敵サーヴァントを羽交い締めして宝具を当てようとする」など目を覆いたくなるような酷い有様。圧政者絶対殺すマンにも「圧政がどうとかいう以前の問題」UMAにも「そんな真似したらどうなるか馬でも分かる」とボロクソに言われている。
  • 異星の神によりクリプターとして蘇生されたとされているが、真祖に近い存在である彼女が「レフの妨害工作で死んだとしても不死であるため、自力で復活できたのではないか」という疑問が残っている。
    • 可能性として、本来なら問題なく再生可能だったが「生死が曖昧なコフィン内部に居た為に復活できなかった」「再生する間もなく冷凍された為に冬眠状態になってしまった」などが囁かれている。
      • 『フロムロストベルト』の描写では、異星の神の申し出を拒否した場合はそのまま虚数に飲まれて消滅していたようなので、前者の推測が正しかったと思われる。
    • また、大令呪を使う様子もなかったため「キリシュタリアはしなくていい地獄巡りを一回余分にやった」「別の誰かが異星の神によって復活させられた」などの可能性も示唆されている。
    • 使用すると死亡が確定する大令呪を使うそぶりすら見せなかったことも「異星の神から蘇生させられたわけではない」という仮説を裏付けている。
  • 立ち絵をよく見ると所持している本のタイトルは『犬語の参考書(著者:ポール・ワンコ)』と書かれており、裏表紙には古本屋の値札シール(100円)が付いている。
    元ネタはちくま文庫の『猫語の教科書(著者:ポール・ギャリコ)』で、デザインを担当したtoi8氏曰く「仕事部屋にたまたまあった『猫語の教科書』を参考にブックオフの値札シールもまんま使っています」とのこと[出 2]
  • アニメ版『マンガで分かる!Fate/Grand Order』 のアイキャッチでは「第666回FGO血涙ガチャ合戦」で眼鏡のレンズにヒビが入り血涙を流すヒナコが描かれており、toi8氏はこのイラストを「本年(2018年)最後の仕事」とコメントしている[出 3]
  • 『Fate/Grand Order material Ⅷ』に掲載されているプロフィール情報は恐らく「芥ヒナコ」として偽装されたものであり、出身地が中国ではなく日本となっている。

脚注

注釈


出典

  1. 『Fate/Grand Order -MOONLIGHT/LOSTROOM-』
  2. 「芥ヒナコ」『Fate/Grand Order material VII』p.51
  3. toi8Twitter2018年12月31日6:53

リンク