藤宮九十九

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藤宮九十九
読み ふじみや つくも
性別 女性
年齢 17歳(帝都での聖杯戦争当時)
初登場作品 帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline
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概要

聖堂教会の依頼を受け、帝都での聖杯戦争に参加した魔術師

略歴
何らかの事情で聖杯が消失した第三次聖杯戦争から2年後に再出現した聖杯を巡って再度発生した聖杯戦争に対して、聖堂教会から依頼を受けて参戦。
だが、帝都に向かう列車の中でドイツ第三帝国の魔術師とランサーのサーヴァントの襲撃を受け、サーヴァントの召喚を試みるものの突如湧いてきた謎の少年こと赤城奏丈が召喚陣に触媒(ライトノベル)を落としたためにマスター権を取られてしまう。
人物
衰退の一途をたどる藤宮家の五代目当主。
黒いセーラー服を身にまとった、長い黒髪ときつい目つきの少女。
性格もかなり勝ち気のようで、聖杯の使い途を聞かれた際にも「世界征服」と言いかかっていた[注 1]
基本的には勝ち気ながらも面倒見の良い性格だが、魔術師としての側面もきっちり持ち合わせており、上記の少年が聖杯を使用することを示唆した際には即座にブチ切れて脅迫に出るなど、遠坂凛遠野秋葉を、より攻撃的で過激にさせた様な狂暴な一面も見せる。
紅茶にはかなり拘りがあるようで、単行本2巻では奏丈とセイバーを相手に紅茶の淹れ方でマウントを取っていた[注 2]
能力
魔力を液体に込め、霧のように操る水属性の魔術を扱う。液体と鉱石の入った瓶を使って目くらましの霧を張る魔術を行使したり、同じような水晶入りの瓶で小規模の水蒸気爆発を発生させると示唆したりしている。
魔術師としてはごくごく普通レベルで特に凄腕というわけではない

登場作品と役柄

Fate関連作品

帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline
聖堂教会からの依頼で聖杯戦争に参戦した魔術師。

人間関係

帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline

赤城奏丈
帝都の列車内で出会い一応助けた少年。未来の孫だがそのことはまだ知らない。不慮の事故から、マスター権を彼に取られてしまう。
以降も同じチームとして行動する傍ら、彼に魔術の手ほどきをしていくことになる。
セイバー
成り行きで共闘するが、上記の過程でマスター権を取られてしまっている上、本来呼びたかったセイバーと比べると顔は似ているものの格は大きく落ちるため、仲はあまり良くない。
「帝都戦記」の描写によると、奏丈の介入がなかった場合には彼女を召喚してマスターになっているようである。
アサシン
隠れ家を襲撃してきて「セイバー・坂本龍馬」を名乗ったサーヴァント。
凄惨な拷問を加えられるが、些細な違和感から騙りであることを見抜き、盛大に煽り返した。
お竜
意識を失っている間に奏丈が同盟を組んだライダー陣営の一員。
無茶な縫合で壊死しかかっていた指や全身の傷を治療してもらったが、その代償として全身を舐られたために「もうお嫁にいけない…」と精魂尽き果てることに。
なおその後はインタビューや唾液の採取を試みるなどかなり図太く接している。
母親
藤宮家の先代当主。九十九同様、大人しげだが根っこの部分は気が強く嫌な相手には煽りを行う性格。
太平洋戦争開戦前に陸軍からの協力要請を拒否したため、家族諸共真瓦津少佐率いる陸軍に家ごと抹殺された……と思われていたが、実際には当初は陸軍に協力的で淺間かなめの世話係を務めていたのがアーチャーを巡ってのかなめと少佐の確執の余波で粛清されてしまったようである。
父親
海軍の軍人で、藤宮家が陸軍に暗殺されたのと同じころに出征先で戦死してしまったとのことだが、因果関係は不明。
ひとえ、賢吾、惣二郎
妹弟たち。母親同様、陸軍に暗殺されてしまった。
神父
聖堂教会から派遣されてきた監督役。一応の協力関係にあるが、偽の聖遺物を掴まされるなど、あまり信頼されていない。
奏丈の父親
九十九から見ると未来の息子にあたる存在。
魔術師としての才能に乏しかったために魔術刻印を受け継がせず、魔術師一族としての藤宮家は彼女の代で終わることになった。

名台詞

帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline

「ふざけんじゃないわよ!
〔検閲濟〕(ポンッ)!!
〔検閲濟〕(ポンッ)!?!
〔検閲濟〕(ポンッ)!!!」
監督役の神父から、渡された聖遺物が偽物だと明かされた事にブチキレて電話越しに罵倒する。当の神父は罵倒の内容を理解していなかったが、非常に汚ならしい罵詈雑言だったようで、台詞の吹き出しの大半に〔検閲濟〕のハンコがポンポン捺されていた。

メモ

  • Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚での遠野秋葉にあたるポジション。きつめの目つきや黒い長髪などが共通している。
    • 当初召喚触媒に使用しようとしたのもコハエース版同様に「全て遠き理想郷」のようである。……出所が不明瞭、かつ別のセイバーが別の触媒で召喚されてしまったようだが現在どこにあるのかなど今後語られることはあるのだろうか?
      • ……等と言われていたが、後に「聖堂教会としては九十九にはダメ元の数合わせで参加してもらう程度の期待しかしておらず、戦争中で他の触媒も準備できなかったため、聖剣の鞘と称して文献を参考に作ったレプリカを渡した」という酷すぎる真相が明らかになった。
  • タイムスリップした赤城奏丈がサーヴァントを召喚しようとしていた彼女に偶然出会った、というのは些か不自然ではあるため、物語の冒頭に登場していた「赤城奏丈の父方の祖母」が彼女ではないかという疑惑が読者から持ち上がっていたが、その真相はすぐ第2話(その3)で明確になった。
    • また、セイバー召喚の触媒となったライトノベルの内容があまりにも召喚時の状況と一致している為、「聖杯戦争後にフィクションのふりをして彼女がそのライトノベルを書いたのではないか」という疑惑も存在している(少なくとも全くの偶然で無い限り、セイバーの召喚シーンを目撃していた者でなければ書くことが出来ない内容)。
    • なお、奏丈の回想によると、老年の彼女は「若い頃の事故が原因で体が不自由だった」らしい。既にセイバーを名乗る青年によって指を三本飛ばされる事態になっているが、この後も酷い目に遭うことはほぼ確定しているようである。
  • 奏丈へサーヴァントのクラスなどの説明をする際にイラストを描いて説明していたが、絵心は結構独特。というか経験値の絵面そっくりである。孫からはカワイイと評され顔を真っ赤にすることになった。

話題まとめ

脚注

注釈

  1. 昭和20年当時日本は太平洋戦争の真っ最中なので、割とシャレになっていない。
  2. なお、セイバーからは「数寄者」と不評で、奏丈からも「午後ティーのほうが好きかな」と思われてしまった。

出典


リンク