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| | 地域 = 日本 | | | 地域 = 日本 |
| | 属性 = 秩序・中庸 | | | 属性 = 秩序・中庸 |
− | | 隠し属性 = 人 | + | | 副属性 = 人 |
| | 性別 = 男性 | | | 性別 = 男性 |
| | スリーサイズ = | | | スリーサイズ = |
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| | サーヴァント階位 = | | | サーヴァント階位 = |
| | 特技 = | | | 特技 = |
− | | 好きな物 = | + | | 好きな物 = なし |
− | | 苦手な物 = | + | | 苦手な物 = 無駄 |
− | | 天敵 = | + | | 天敵 = 下衆および外道な輩 |
| | デザイン = 古海鐘一 | | | デザイン = 古海鐘一 |
| | 設定作成 = 桜井光 | | | 設定作成 = 桜井光 |
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| :『宮本武蔵体験クエスト』で並行世界より現れた[[宮本武蔵]]と剣を交えた後、[[天草四郎時貞 (剪定事象)|剪定事象の天草四郎]]に「宮本武蔵はまた現れる」と告げられる。 | | :『宮本武蔵体験クエスト』で並行世界より現れた[[宮本武蔵]]と剣を交えた後、[[天草四郎時貞 (剪定事象)|剪定事象の天草四郎]]に「宮本武蔵はまた現れる」と告げられる。 |
| :以後、天草四郎の元につき、宿業を埋め込まれた[[英霊剣豪]]の一人「セイバー・エンピレオ」として行動する(正確には、この時点では生きた人間であるため英霊ではない)。 | | :以後、天草四郎の元につき、宿業を埋め込まれた[[英霊剣豪]]の一人「セイバー・エンピレオ」として行動する(正確には、この時点では生きた人間であるため英霊ではない)。 |
− | :その半年後、再会した宮本武蔵に味方として近付き、彼女が他の英霊剣豪を倒して成長するのを待っていた。
| |
− | :厭離穢土城で[[蘆屋道満|キャスター・リンボ]]を倒した宮本武蔵たちの前に正体を現して戦いを挑んだが、空の座へと至りつつあった彼女に敗北した。
| |
| ;人物 | | ;人物 |
| :感情を交えず、氷の理性ですべてを見据える合理性の鬼。「術理とは合理であり、すなわち剣きわまれば、自ずと無駄なくすべてが叶う」という理論を持つ。 | | :感情を交えず、氷の理性ですべてを見据える合理性の鬼。「術理とは合理であり、すなわち剣きわまれば、自ずと無駄なくすべてが叶う」という理論を持つ。 |
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| :少し話しただけで感染するレベルの呪詛を受けて平然としていたり、[[クー・フーリン]]でさえルーン魔術の耳栓をつけてどうにか、というレベルの叫び声を上げるマンドラゴラを無念無想で悲鳴を無視して引っこ抜いたりと精神耐性が非常に高い。 | | :少し話しただけで感染するレベルの呪詛を受けて平然としていたり、[[クー・フーリン]]でさえルーン魔術の耳栓をつけてどうにか、というレベルの叫び声を上げるマンドラゴラを無念無想で悲鳴を無視して引っこ抜いたりと精神耐性が非常に高い。 |
| | | |
− | == 別クラス / バリエーション == | + | == バリエーション == |
| ===セイバー・エンピレオ=== | | ===セイバー・エンピレオ=== |
| :『屍山血河舞台 下総国』にて、生前の柳生但馬守宗矩が[[英霊剣豪]]に変貌させられた姿。 | | :『屍山血河舞台 下総国』にて、生前の柳生但馬守宗矩が[[英霊剣豪]]に変貌させられた姿。 |
− | :基本的な人格はそのままなのだが、宮本武蔵と出会った事により斬り合いの愉しさに目覚めてしまい、柳生家のことや将軍家への忠誠などが全て色褪せてしまっていた。 | + | :詳細は[[セイバー・エンピレオ]]を参照。 |
− | :英霊剣豪としての不死性は身につけているが、英霊剣豪になって人格が歪んだという事は無く、腕前も据え置きである。
| |
− | :とはいえ、晩年とはいえ生前の時点で変じてしまっている為、「英霊」としての柳生但馬守宗矩よりは腕は劣ってしまっている模様。
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| | | |
| ===暗黒武者MUNENORI=== | | ===暗黒武者MUNENORI=== |
| :[[サーヴァントユニヴァース]]における柳生但馬守宗矩。悪の秘密結社「スペース神陰流」の副総統であり、現総統であるアシュタレトの育ての親。 | | :[[サーヴァントユニヴァース]]における柳生但馬守宗矩。悪の秘密結社「スペース神陰流」の副総統であり、現総統であるアシュタレトの育ての親。 |
− | :詳細は[[暗黒武者MUNENORI]]参照。 | + | :詳細は[[暗黒武者MUNENORI]]を参照。 |
| + | |
| + | ===柳生宗矩=== |
| + | :『[[Fate/Samurai Remnant]]』に登場する、「影」に生きた有り得ざる柳生宗矩。 |
| + | :詳細は[[柳生宗矩]]を参照。 |
| | | |
| == ステータス == | | == ステータス == |
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| ! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 | | ! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 |
| |- | | |- |
− | | [[セイバー]] || [[主人公 (Grand Order)]] || B || D || A++ || E || B || B || 対魔力:C<br/>騎乗:B || 新陰流:A++<br />水月:B→B+<br />無刀取り:A || style="text-align:left"|「水月」は強化クエストクリアでBからB+にランクアップ。 | + | | [[セイバー]] || [[主人公 (Grand Order)]] || B || D || A++ || E || B || B || 対魔力:C<br/>騎乗:B || 新陰流:A++<br />水月:B→B++<br />無刀取り:A || style="text-align:left"|「水月」は強化クエストクリアでB++にランクアップ。 |
| |} | | |} |
| | | |
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| :剣は生死の狭間にて大活し、禅は静思黙考のうち大悟へ至る。 | | :剣は生死の狭間にて大活し、禅は静思黙考のうち大悟へ至る。 |
| :無念無想の域から放たれる剣禅一如の一刀は、ただ一撃にて、必殺を為す。 | | :無念無想の域から放たれる剣禅一如の一刀は、ただ一撃にて、必殺を為す。 |
− | :『Grand Order』では「敵単体に超強力な攻撃&敵単体の攻撃力をダウン<ref group = "注" name="3ターン">3ターン</ref><ref group = "注" name="オーバーチャージで効果UP">オーバーチャージで効果UP</ref>」という効果のArts宝具。 | + | :『Grand Order』では「敵単体に超強力な攻撃[Lv]&攻撃力をダウン(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>」という効果のArts宝具。 |
| | | |
| ==真名:柳生但馬守宗矩 == | | ==真名:柳生但馬守宗矩 == |
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| 寛永十四年(1637年)、[[天草四郎時貞|キリシタン宗徒による反乱の報せ]]が届いてすぐの頃、宗矩は追討使の任を受けた板倉内膳正重昌を必死に引き留めようとした。何故と問い掛けた将軍家光に、宗矩は「宗教徒のいくさはすべて大事」「重昌殿は討ち死にするでしょう」と答えたという。 | | 寛永十四年(1637年)、[[天草四郎時貞|キリシタン宗徒による反乱の報せ]]が届いてすぐの頃、宗矩は追討使の任を受けた板倉内膳正重昌を必死に引き留めようとした。何故と問い掛けた将軍家光に、宗矩は「宗教徒のいくさはすべて大事」「重昌殿は討ち死にするでしょう」と答えたという。 |
| | | |
− | 宗矩の予見は的中した。才知溢れるものの一万五千石の小大名であった重昌は、多数が十万石以上を食む西国大名達に軽んじられ全軍を纏めきれず、苦戦を強いられるに至った。状況を重く見た将軍家光は「知恵伊豆」と讃えられた老中・松平伊豆守信綱を新たな総大将として江戸から進発させたのだが、重昌はそれを知って焦り、信綱の到着前に島原城を落とさんと自ら陣頭に立ち総攻撃を仕掛け、眉間を撃ち抜かれて戦死。総攻撃自体も4000以上の損害を出して失敗に終わり、家光は宗矩の言に従わなかったことを甚く後悔したという。
| + | 宗矩の予見は的中した。才知溢れるものの一万五千石の小大名であった重昌は、多数が十万石以上を食む西国大名達に軽んじられ全軍を纏めきれず、苦戦を強いられるに至った。状況を重く見た将軍家光は「知恵伊豆」と讃えられた老中・[[松平信綱|松平伊豆守信綱]]を新たな総大将として江戸から進発させたのだが、重昌はそれを知って焦り、信綱の到着前に島原城を落とさんと自ら陣頭に立ち総攻撃を仕掛け、眉間を撃ち抜かれて戦死。総攻撃自体も4000以上の損害を出して失敗に終わり、家光は宗矩の言に従わなかったことを甚く後悔したという。 |
| | | |
| ===関連=== | | ===関連=== |
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115行目: |
| ==人間関係== | | ==人間関係== |
| ===[[Fate/Grand Order]]=== | | ===[[Fate/Grand Order]]=== |
− | ;[[宮本武蔵]] | + | ;[[セイバー・エンピレオ]] |
− | :『宮本武蔵体験クエスト』にて彼女と剣を交えたことで、彼は剣術の死合に愉悦を見出し、生きながらにして英霊剣豪と化すことになる。
| |
− | :なお、負傷により隻眼となった彼女を見て、同じく隻眼である息子を想起している。
| |
− | ;セイバー・エンピレオ
| |
| :『屍山血河舞台 下総国』にて、自身が至った別の可能性。 | | :『屍山血河舞台 下総国』にて、自身が至った別の可能性。 |
| :自身の幕間の物語では彼について「良い出会いがあったのだろう」と羨ましく思っているものの、自身よりは腕で劣っていると認識している。 | | :自身の幕間の物語では彼について「良い出会いがあったのだろう」と羨ましく思っているものの、自身よりは腕で劣っていると認識している。 |
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| :『屍山血河舞台 下総国』にて、英霊剣豪同士として縁があった相手。 | | :『屍山血河舞台 下総国』にて、英霊剣豪同士として縁があった相手。 |
| :カルデアでは同じ日本の武人で仏教関係者同士で馬が合うのか、一緒にトレーニングしたりサウナで競ったりと仲が良い模様。 | | :カルデアでは同じ日本の武人で仏教関係者同士で馬が合うのか、一緒にトレーニングしたりサウナで競ったりと仲が良い模様。 |
− | ;[[加藤段蔵]]
| |
− | :『屍山血河舞台 下総国』にて、表向きは公儀隠密として、裏向きは英霊剣豪側からのスパイとして、武蔵たちに同行するように命令していた。
| |
− | ;[[天草四郎時貞 (剪定事象)]]
| |
− | :『屍山血河舞台 下総国』にて、「宮本武蔵はまた現れる」と告げられて以後天草四郎の元につき、宿業を埋め込まれた英霊剣豪の一人「セイバー・エンピレオ」として行動する。
| |
− | ;[[清姫 (亜種並行世界)]]
| |
− | :『屍山血河舞台 下総国』にて、江戸にほど近い土気の松平家の姫君ということで顔馴染みの相手。
| |
− | :理路整然と諭すために彼女からは懐かれつつも苦手意識を持たれている模様。
| |
| ;[[巴御前]] | | ;[[巴御前]] |
| :『屍山血河舞台 下総国』では英霊剣豪として共に戦った仲。 | | :『屍山血河舞台 下総国』では英霊剣豪として共に戦った仲。 |
168行目: |
158行目: |
| :彼の幕間の物語「受け継がれるもの」で共演。 | | :彼の幕間の物語「受け継がれるもの」で共演。 |
| :もともと茶飲み仲間だったらしく、鍛錬の機会ということで五重塔での催しに協力した。 | | :もともと茶飲み仲間だったらしく、鍛錬の機会ということで五重塔での催しに協力した。 |
| + | ;[[カイニス〔ライダー〕]] |
| + | :水着霊基を得た彼と協力して流派「海王流」を編み出し、伝授した模様。 |
| + | ;[[宮本伊織 (Grand Order)|宮本伊織]] |
| + | :汎人類史とは異なる世界における宮本伊織。 |
| + | :自分の知っている「小笠原藩の筆頭家老」が心の内に剣鬼を飼っていたという様子に驚き、運命の不思議を噛みしめていた。 |
| | | |
| ===生前=== | | ===生前=== |
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188行目: |
| :息子。十兵衛の弟であり、史実では寛永十六年死去。 | | :息子。十兵衛の弟であり、史実では寛永十六年死去。 |
| :死亡年が『屍山血河舞台 下総国』の設定年と同じため、登場&死亡が一部ファンに期待されたが一行の描写すらなかった。 | | :死亡年が『屍山血河舞台 下総国』の設定年と同じため、登場&死亡が一部ファンに期待されたが一行の描写すらなかった。 |
| + | ;[[柳生利厳]] |
| + | :甥である尾張柳生の開祖。彼ではなく自身が柳生宗家を継いだ上に、江戸柳生が持て囃されていたのを気に入られておらず、目の敵にされていた。 |
| | | |
| ==名台詞== | | ==名台詞== |
| === Fate/Grand Order === | | === Fate/Grand Order === |
| ====戦闘==== | | ====戦闘==== |
− | ;「抜かせるな。一度抜けば、斬らねばならぬ。」 | + | ;「抜かせるな。一度抜けば、斬らねばならぬ」 |
| : 戦闘開始時の台詞。剣道を確立した厳格な師は、「活人剣」を成すべくただ戦いにおいても無益なそれを省く。 | | : 戦闘開始時の台詞。剣道を確立した厳格な師は、「活人剣」を成すべくただ戦いにおいても無益なそれを省く。 |
| | | |
204行目: |
201行目: |
| | | |
| ====マイルーム==== | | ====マイルーム==== |
− | ;「剣の稽古? いや、止めておくが宜しかろう。私では加減が効かぬ。三厳を相手にした逸話を知っていよう? 貴殿の眼を潰す訳にもいかぬ。」 | + | ;「剣の稽古? いや、止めておくが宜しかろう。私では加減が効かぬ。三厳を相手にした逸話を知っていよう? 貴殿の眼を潰す訳にもいかぬ」 |
| : マイルーム会話「絆Lv2」。主人公が剣の稽古をつけてほしいと頼んだ返答と思われる。 | | : マイルーム会話「絆Lv2」。主人公が剣の稽古をつけてほしいと頼んだ返答と思われる。 |
| : こんな事を言っているが将軍の剣術指南役を務めた人間が手加減が出来ないはずもなく……要は、遠回しに断っているのであろう。 | | : こんな事を言っているが将軍の剣術指南役を務めた人間が手加減が出来ないはずもなく……要は、遠回しに断っているのであろう。 |
| | | |
− | ; 「天草四郎時貞。何もかも…懐かしい。」 | + | ; 「天草四郎時貞。何もかも…懐かしい」 |
| : マイルーム会話「[[天草四郎時貞]]」。宗矩は天草四郎と同時代を生き、島原の乱にも関わっているため、そのことを思い返している。詳しい関わりについては天草四郎時貞の項目を参照。 | | : マイルーム会話「[[天草四郎時貞]]」。宗矩は天草四郎と同時代を生き、島原の乱にも関わっているため、そのことを思い返している。詳しい関わりについては天草四郎時貞の項目を参照。 |
| + | |
| ; 「外道が、ここにもいるか」 | | ; 「外道が、ここにもいるか」 |
− | : マイルーム会話「[[クリストファー・コロンブス]]」、「[[ジル・ド・レェ]]」、「[[殺生院キアラ〔アルターエゴ〕]]」。 | + | : マイルーム会話「[[クリストファー・コロンブス|コロンブス]]」、「[[ジル・ド・レェ]]」、「[[殺生院キアラ〔アルターエゴ〕|殺生院]][[殺生院キアラ〔ムーンキャンサー〕|キアラ]]」、「[[蘆屋道満]]」。 |
− | : 全員が露骨に何かやらかしそうな連中なので密かに警戒している様子。<del>ジルの旦那については一応抑え役がいるので心配はなさそうだが…</del> | + | : 全員が(おもに[[主人公 (Grand Order)|主人公]]に対して)露骨に何かやらかしそうな連中なので密かに警戒している。<del>ジルの旦那については一応[[ジャンヌ・ダルク|抑え役]]がいるので心配はなさそうだが…</del> |
| + | |
| + | ;「蘆屋道満──美しきおぞましき外道の獣め……!」 |
| + | :マイルーム会話「蘆屋道満」。彼に対してはもはや別ベクトルで嫌っている。 |
| | | |
| ==== 本編 ==== | | ==== 本編 ==== |
− | ;「身体に力の起こりなし。我が剣生において無二の、自然無想による一の太刀。<br> それを既の所で流された。<ruby><rb>天下一の剣豪</rb><rt>・・・・・・</RT></RUBY>など、作り話と意に介していなかったが――――<br> ……これは斬らねばならぬ。何としても、斬らねばならぬ。」
| |
− | :『宮本武蔵体験クエスト』にて、初登場のシーン。鯉口で誘ってきた武蔵を目にも止まらぬ抜刀で追い詰めるが―――
| |
− | :武蔵からしたら裸足で逃げ出すレベルの実力差があったと見られているが、宗矩にとっても無念無想による前触れを全く見せない必殺の一撃を凌がれてしまった事で、天下一の剣豪と言う話もあながち嘘では無いと感じた。
| |
− |
| |
− | ;「……消えたか。剣術だけではなく妖術にまで精通しているとは。<br> 手応えはあったが、頭蓋を割るには至らなんだ。……我が秘伝を受け、二度までも生き延びる―――<br> 新免武蔵守藤原玄信。その名、決して忘れぬぞ。」
| |
− | :しかし二度の必殺を与えても武蔵を仕留め切る事は叶わず、別世界に飛んでいった彼女の名を心に刻み竹林へと消える。冷静沈着としている様だが、この時彼の心境にはある決定的な変化が起こっていた。
| |
− |
| |
− | ;「安堵せよ、皆の者。怪異なぞ夜盗山賊の類と差はない! 是より私が土気城主たる松平下総守とともに討伐いたす!<br> 我が配下はいずれも島原を平定せす戦に参じた者、幕府の威光が南の果てに届くと知らしめた兵ども!<br> 故に。悪戯に騒ぎ立てず、ただ吉報を待て。<br> 下総を騒がせた怪異跋扈の噂。遠からず、この柳生但馬守が刈り尽くしてくれよう。<br> 島原の折の愚など二度と有り得ぬ。私が来たからにはな。」
| |
− | :亜種並行世界『屍山血河舞台 下総国』にて、下総の民に向けての演説。"剣術無双"と謳われる実力に裏打ちされた説得力と威厳を感じさせる。
| |
− |
| |
− | ;「死して霊魂となったモノなどではなく、私は私、生まれ落ちた時と変わらぬ命と血肉を備えた者である。<br> 些か、<ruby><rb>魔縁に堕ちた身ではあるが</rb><rt>・・・・・・・・・・・・</RT></RUBY>。<br> フ。それにな。宿業なぞどうという事もない。業ならたっぷり百八つ、腐るほど持ち合わせておるわ。」
| |
− | ;「侍衆を率いて土気城下へと至った時なぞは……フ。事もあろうに、<br> 此処で屍山血河を築くしかあるまいか―――<br> 等と、滾る心を抑えるのに必死であった。だが結局のところ貴様は気付かぬまま、此処へ至った。」
| |
− | : 終盤、セイバー・エンピレオとしてその正体を現した際の発言。サーヴァントでさえ霊基を歪められ狂い果てる宿業を人の身で埋め込まれたにも関わらず、外面上の精神の変生が殆ど見られない。もはや人とは思えぬ彼の規格外ぶりが伺える。
| |
− | :しかしその内には英霊剣豪としての深い業を確かに持ち合わせており、本来守るべきはずの下総の民に対して必死に殺意を抑え込んでいた。
| |
− |
| |
− | ;「気づかされたのだ。私はこれまで剣術に愉しみを覚えたことなどなく、そのような者だからこそ、<br> 父は私に古き新陰流を継がせなんだ。新陰流より生じたもの、柳生新陰流とな。<br> ……それで良いと思った。どれほど高説を重ねようが、剣の道は殺人の道。<br> そこに特別な意味など―――人生の価値など求める事こそ不純だと。<br> だが違った。齢この歳、貴様と立ち合って今さらに気付かされたわ。<br> 立ち合いの妙。刹那に生死が融け合う感覚。己が心と対手の心が同一する境地。<br> ―――成る程。剣者の道というものは、面白い。」
| |
− | :英霊剣豪という魔に身を堕とす事になった理由。過去の武蔵との立ち合いで彼は生涯感じた事のなかった「剣者としての愉しみ」を見出した。それはかつて彼が培ってきた信念、忠義、道徳が全て消え失せてしまう程の変革であり、後に残ったのは強者と立ち合うという「欲」の為ならばあらゆる犠牲も厭わない一匹の剣鬼のみだった。
| |
− |
| |
− | ;「その意気や良し。二度と巡らぬ両者の出逢いの天運の下にて―――<br> 出でよ、血華咲き誇る我らが極地! 敗北せし者の魂を取り込み喰らう屍山血河の死合舞台!<br> 我が刃の忌名、セイバー・エンピレオ! 我が魂の真名、柳生但馬守宗矩!<br> いざ、いざ、いざ。いざ決死の剣を見せよ新免武蔵! いざ! 尋常に!」<br>武蔵「―――――勝負!」
| |
− | :英霊剣豪七番勝負、七番目。サタンの名を出していない等他の英霊剣豪とは前口上が異なっており、ただ武蔵との闘いの為だけに剣を抜く。
| |
− |
| |
− | ;「嗚呼、良い気分だ―――ふ。くくく―――<br> おのれ、三厳め。このような心地で剣を振るっていたとはなぁ。<br> であればあの上達ぶりも頷けるというもの。まったく憎らしい……<br> 貴様達には胸糞の悪い言葉だろうが、すまぬ。敢えて言おう。<br> 新免武蔵。カルデアのマスター。実に、この上なく……愉しき……立ち合いであった―――」
| |
− | :敗北後の台詞。一切の後悔も未練も無く、一人の剣客として潔く散っていった。
| |
| | | |
| ==== イベント ==== | | ==== イベント ==== |
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| | | |
| ;「とーすと ひとつでは 足りもうさん。(手拍子を打ちながら輪唱する<ruby><rb>好々爺</rb><rt>こうこうや</rt></ruby>)」 | | ;「とーすと ひとつでは 足りもうさん。(手拍子を打ちながら輪唱する<ruby><rb>好々爺</rb><rt>こうこうや</rt></ruby>)」 |
− | : 『雀のお宿の活動日誌〜閻魔亭繁盛記〜』での宴会にて。 | + | : 『雀のお宿の活動日誌~閻魔亭繁盛記~』での宴会にて。 |
| : 荊軻が歌うエリザベートの代表曲「恋はドラクル」の「♪お腹は空くの 生きてるライフ(トースト一つじゃ足りないの)」に合わせたもの。 | | : 荊軻が歌うエリザベートの代表曲「恋はドラクル」の「♪お腹は空くの 生きてるライフ(トースト一つじゃ足りないの)」に合わせたもの。 |
| : 歌のリクエストに「手拍子で輪唱できるものがいい」と言ったが……生まれた時代もジャンルも異なる『ろっく』にもノリノリである。 | | : 歌のリクエストに「手拍子で輪唱できるものがいい」と言ったが……生まれた時代もジャンルも異なる『ろっく』にもノリノリである。 |
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| ==メモ== | | ==メモ== |
| *ムーンセルの[[BB]]のようなチートを除けば、これまで登場した中で'''A++という最高の敏捷値'''を保持するサーヴァント。現状これに続くFGOでのサーヴァントは[[牛若丸〔アサシン〕]]や[[紅閻魔]]といった人外に片足を突っ込んだ者のみで、既出した[[佐々木小次郎]]や[[アキレウス]]ですらA+止まりであることを考えると、単純な足の速さではないと思われるが、厳密な理由は現状では不明である。 | | *ムーンセルの[[BB]]のようなチートを除けば、これまで登場した中で'''A++という最高の敏捷値'''を保持するサーヴァント。現状これに続くFGOでのサーヴァントは[[牛若丸〔アサシン〕]]や[[紅閻魔]]といった人外に片足を突っ込んだ者のみで、既出した[[佐々木小次郎]]や[[アキレウス]]ですらA+止まりであることを考えると、単純な足の速さではないと思われるが、厳密な理由は現状では不明である。 |
− | **バトルキャラのモーションからの推測に過ぎないが、恐らく「あらゆる雑念を捨て去る無念無想の境地」に至る事で、どんな達人でも本来必ず生じる'''「動作の無駄」をゼロにし'''、それによって「あらゆる動作の最短距離の最適解」を行うことからの超高敏捷、加えて「動作の意を悟らせないことでその始動が見えなくなり、相手が応対に入る猶予が大きく制限される」差し合いでの大幅な優位ということだろう。<br/>単純な走行速度でアキレウスに勝てる者はいないが、攻撃などの動作に要する時間は宗矩のほうがより短い、といった具合に。<br/>「天眼」の異能によって「未来の可能性を剪定して」最適解の斬撃を放つ武蔵の宝具とは違い、人智の技の極限による対人奥義が「一つの最適解」となっているということだろう。<br/>そして敏捷ステータスに反映される由縁として恐るべきは、''斬撃以外も含むあらゆる動作に''この奥義が適用できることと言える。実際、バレンタイン2018では引っこ抜いた際に放つ死の悲鳴で命を脅かすマンドチョコラゴラを無念無想にて収穫したとのこと。 | + | **バトルキャラのモーションからの推測に過ぎないが、恐らく「あらゆる雑念を捨て去る無念無想の境地」に至る事で、どんな達人でも本来必ず生じる'''「動作の無駄」をゼロにし'''、それによって「あらゆる動作の最短距離の最適解」を行うことからの超高敏捷、加えて「動作の意を悟らせないことでその始動が見えなくなり、相手が応対に入る猶予が大きく制限される」差し合いでの大幅な優位ということだろう。<br/>単純な走行速度でアキレウスに勝てる者はいないが、攻撃などの技の前隙きは宗矩のほうがより短い、といった具合に。<br/>「天眼」の異能によって「未来の可能性を剪定して」最適解の斬撃を放つ武蔵の宝具とは違い、人智の技の極限による対人奥義が「一つの最適解」となっているということだろう。<br/>そして敏捷ステータスに反映される由縁として恐るべきは、''斬撃以外も含むあらゆる動作に''この奥義が適用できることと言える。実際、バレンタイン2018では引っこ抜いた際に放つ死の悲鳴で命を脅かすマンドチョコラゴラを無念無想にて収穫したとのこと。 |
| *生前の主君である徳川家光公からは「柳」生「但」馬守宗矩の名から「柳但(りゅうたん)」と呼ばれていたとされ、本作でもプロフィールでその旨が触れられている。そこからこの渋い老爺キャラでありながら[[鈴鹿御前|JKセイバー]]を思わせる呼び方に「りゅーたん」とファン間ではあっという間に愛称が決まった。 | | *生前の主君である徳川家光公からは「柳」生「但」馬守宗矩の名から「柳但(りゅうたん)」と呼ばれていたとされ、本作でもプロフィールでその旨が触れられている。そこからこの渋い老爺キャラでありながら[[鈴鹿御前|JKセイバー]]を思わせる呼び方に「りゅーたん」とファン間ではあっという間に愛称が決まった。 |
| **ちなみに『繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン』ではピジョンレポートにおいて「りゅうたん」という名で言及されている。 | | **ちなみに『繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン』ではピジョンレポートにおいて「りゅうたん」という名で言及されている。 |
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| **ちなみに第三再臨では和服から甲冑を纏った姿になるためか、スキル使用時の姿勢が「正座から胡坐に変わる」という細かいギミックがある。 | | **ちなみに第三再臨では和服から甲冑を纏った姿になるためか、スキル使用時の姿勢が「正座から胡坐に変わる」という細かいギミックがある。 |
| *生前は踊りや能を好み、自らも能を舞っていたとされ、時には友人の大名の家に押しかけて上がり込んだ挙句、立ちくらみを起こすまで舞い続けたという。割りとお茶目。そのうちイベント等でそのことについて語ることがあるかもしれない。 | | *生前は踊りや能を好み、自らも能を舞っていたとされ、時には友人の大名の家に押しかけて上がり込んだ挙句、立ちくらみを起こすまで舞い続けたという。割りとお茶目。そのうちイベント等でそのことについて語ることがあるかもしれない。 |
− | **イベントでは真面目な振る舞いをしているがそれ自体がギャグになっている事が多い(しかもそのスタイル故非常に押しが強くなる)。また、期間限定イベント『サーヴァント・サマ・フェスティバル!』や『雀のお宿の活動日誌〜閻魔亭繁盛記〜』などでは酒が絡む話にしばしば現れ、カルデアでも酒豪として知られている模様。 | + | **イベントでは真面目な振る舞いをしているがそれ自体がギャグになっている事が多い(しかもそのスタイル故非常に押しが強くなる)。また、期間限定イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』や『雀のお宿の活動日誌〜閻魔亭繁盛記〜』などでは酒が絡む話にしばしば現れ、カルデアでも酒豪として知られている模様。 |
| ***なお、史実の宗矩本人には酒にまつわるエピソードは少なく、むしろ息子の十兵衛が酒癖の悪さで問題を起こすことが多い。 | | ***なお、史実の宗矩本人には酒にまつわるエピソードは少なく、むしろ息子の十兵衛が酒癖の悪さで問題を起こすことが多い。 |
| + | **後に[[ヴリトラ]]の幕間の物語にて、ダンスパーティーにて能を披露していた<ref group="注">なお、背景はミラーボールでゲーミングでクラブな感じであったのでどんな有様だったのか気になるところである。</ref>。 |
| *[[ジェームズ・モリアーティ|新宿で出会った記憶喪失のアラフィフ]]、[[クリストファー・コロンブス|アガルタで味方になった頼りがいのあるレジスタンスのリーダー]]、そして下総の重鎮こと彼。<br />彼らとの1.5部に入ってからのシナリオから、ある共通意識がユーザー間で生まれつつある…「'''1.5部の老人を信用してはならない'''」と。…なんともはや。 | | *[[ジェームズ・モリアーティ|新宿で出会った記憶喪失のアラフィフ]]、[[クリストファー・コロンブス|アガルタで味方になった頼りがいのあるレジスタンスのリーダー]]、そして下総の重鎮こと彼。<br />彼らとの1.5部に入ってからのシナリオから、ある共通意識がユーザー間で生まれつつある…「'''1.5部の老人を信用してはならない'''」と。…なんともはや。 |
| **『禁忌降臨庭園 セイレム』でも同じような「信用し難い老人」の存在は予想されていたが、[[ラウム|その正体はかなりの鳴り物入りであった]]。 | | **『禁忌降臨庭園 セイレム』でも同じような「信用し難い老人」の存在は予想されていたが、[[ラウム|その正体はかなりの鳴り物入りであった]]。 |
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