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− | == 衛宮切嗣 == | + | {{登場人物概要 |
− | *読み:えみや きりつぐ
| + | | 読み = えみや きりつぐ |
− | *誕生日:11月11日/血液型:AB型
| + | | 外国語表記 = KIRITSUGU EMIYA<ref group="出>Fate/complete material II Character material</ref> |
− | *身長:175cm/体重:67kg
| + | | 初登場作品 = [[Fate/stay night]] |
− | *イメージカラー:灰色
| + | | 声優 = 小山力也<br />入野自由(幼少期) |
− | *特技:射撃、破壊工作
| + | | 身長 = 175cm |
− | *好きなもの:効率/苦手なもの:家族愛
| + | | 体重 = 67kg |
− | *天敵:セイバー
| + | | 誕生日 = 11月11日 |
− | *CV:小山力也(幼少期:入野自由)
| + | | 血液型 = AB型 |
| + | | 性別 = 男性 |
| + | | イメージカラー = 灰色 |
| + | | 特技 = 射撃<br>破壊工作 |
| + | | 好きな物 = 効率 |
| + | | 苦手な物 = 家族愛 |
| + | | 天敵 = セイバー |
| + | | 魔術属性 = 火、地 |
| + | | デザイン = 武内崇 |
| + | }} |
| | | |
− | 衛宮家五代目継承者。[[衛宮士郎]]の養父。[[聖杯戦争|第四次聖杯戦争]]における[[セイバー]]のマスター。 | + | == 概要 == |
| + | |
| + | 衛宮家五代目継承者。[[衛宮士郎]]の養父。[[聖杯戦争|第四次聖杯戦争]]における[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]のマスター。 |
| | | |
| ;略歴 | | ;略歴 |
| :かつては[[封印指定]]を受けた[[魔術|魔術師]]の父・[[衛宮矩賢]]と共に、[[魔術協会]]から潜伏しながらの生活をしていた。母親はその逃避行の最中に死亡し、生後間もなかった彼は彼女のことを覚えていない。 | | :かつては[[封印指定]]を受けた[[魔術|魔術師]]の父・[[衛宮矩賢]]と共に、[[魔術協会]]から潜伏しながらの生活をしていた。母親はその逃避行の最中に死亡し、生後間もなかった彼は彼女のことを覚えていない。 |
| :潜伏地・アリマゴ島において研究サンプルが漏れ出す事故が発生する。その際に羅患した幼馴染の少女・[[シャーレイ]]が、苦しみから彼に自分を殺してくれと頼む。しかし恐怖からそれを拒絶して、大人に助けを求めその場から逃げた。大切な人を殺せなかったその結果、島は地獄と化した。 | | :潜伏地・アリマゴ島において研究サンプルが漏れ出す事故が発生する。その際に羅患した幼馴染の少女・[[シャーレイ]]が、苦しみから彼に自分を殺してくれと頼む。しかし恐怖からそれを拒絶して、大人に助けを求めその場から逃げた。大切な人を殺せなかったその結果、島は地獄と化した。 |
− | :危険な試薬を作った父親、好奇心で使用した少女、死徒騒ぎを聞きつけやって来た者たち、惨劇の要因は多数あるが、発端は彼自身にあった。少女の願いを聞き入れ殺していればこのような惨劇は起こらなかったのだから。そのため彼は「愛する一人を殺せなかったために大勢を殺した」という、強烈なトラウマを刻み込まれた。 | + | :危険な試薬を作った父親、好奇心で使用した少女、死徒騒ぎを聞きつけやって来た者たち、惨劇の要因は多数あるが、発端は彼自身にあった。少女の願いを叶えておけば惨劇は起こらなかったのだから。そのため彼は「愛する一人を殺せなかったために大勢を殺した」という、強烈なトラウマを刻み込まれた。 |
| :父がまた違う場所で、危険を一切顧みず研究を続けると予見した彼は、背を向けた愛する父親を銃殺した。 | | :父がまた違う場所で、危険を一切顧みず研究を続けると予見した彼は、背を向けた愛する父親を銃殺した。 |
| :その後、父を狙って来た[[ナタリア・カミンスキー]]と共に島を脱する。孤児をただの子供として養う余裕も温情もナタリアは持っていないので必然的に働き手として使役されることになったが、切嗣が望んだことでもある。ナタリアが協会と交渉した結果、父の遺体から魔術刻印の一部を継承することが出来た。二割にも満たないが魔術師として自立するには十分だった。 | | :その後、父を狙って来た[[ナタリア・カミンスキー]]と共に島を脱する。孤児をただの子供として養う余裕も温情もナタリアは持っていないので必然的に働き手として使役されることになったが、切嗣が望んだことでもある。ナタリアが協会と交渉した結果、父の遺体から魔術刻印の一部を継承することが出来た。二割にも満たないが魔術師として自立するには十分だった。 |
− | :外界を体験した彼はアリマゴ島の惨劇など珍しくない、日常茶飯事な出来事であると思い知った。悲劇の再発防止に父を殺した行為など大海から一滴の水を掬い上げたに等しい。この手で殺したことに価値を見出そうとするならば、父と同類の異端の魔術師たちを全て殺した果てにしか見出せない。ゆえに魔術師を狩る生き方を躊躇なく決めた。ハンターとして生きるため苛烈すぎる経験と鍛錬を積みながら過ごし、血と硝煙にまみれた生活を送っていたため既に眼差しは10代のものではなくなっていた。そんなある日、仕事の途中にナタリア一人と他の大勢の命を天秤にかけねばならない場面に直面した彼は、再び非情な決断を強いられる。彼が下した選択は正しかった。死ぬしかない者が殺され、死ぬ理由のない者たちが救われた。それが『正義』でなくてなんなのか。今更止まれない、止まったら追い求めたものは無になる。支払った代価も積み上げた犠牲も無価値になる。だからこれからも自身の理想を憎み、呪いながら、理想に従うのだろうと彼は悟った。 | + | :外界を体験した彼はアリマゴ島の惨劇など珍しくない、日常茶飯事な出来事であると思い知った。悲劇の再発防止に父を殺した行為など大海から一滴の水を掬い上げたに等しい。父親と同類の異端の魔術師連中を全て殺した果てにしか父親を殺害した事の価値を見出せないと考えた。ゆえに魔術師を狩る生き方を躊躇なく決めた。ハンターとして生きるため苛烈すぎる経験と鍛錬を積みながら過ごし、血と硝煙にまみれた生活を送っていたため既に眼差しは10代のものではなくなっていた。そんなある日、仕事の途中にナタリア一人と他の大勢の命を天秤にかけねばならない場面に直面した彼は、再び非情な決断を強いられる。彼が下した選択は正しかった。死ぬしかない者が殺され、死ぬ理由のない者たちが救われた。それが『正義』でなくてなんなのか。今更止まれない、止まったら追い求めたものは無になる。支払った代価も積み上げた犠牲も無価値になる。だからこれからも自身の理想を憎み、呪いながら、理想に従うのだろうと彼は悟った。 |
| :ナタリアの死後は独立し、フリーランスの魔術師として活動。魔術師関連の殺しと並行して戦況がもっとも激化し破滅的になった時期に傭兵として各地の戦地に赴いていた。 | | :ナタリアの死後は独立し、フリーランスの魔術師として活動。魔術師関連の殺しと並行して戦況がもっとも激化し破滅的になった時期に傭兵として各地の戦地に赴いていた。 |
− | :「魔術師殺し」の戦歴をアインツベルンに買われ、共同で第四次聖杯戦争に参加。開戦以前に[[アイリスフィール・フォン・アインツベルン|アイリスフィール]]と夫婦になり、娘の[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン|イリヤスフィール]]を設けている。 | + | :「魔術師殺し」の戦歴を[[アインツベルン]]に買われ、共同で第四次聖杯戦争に参加。開戦以前に[[アイリスフィール・フォン・アインツベルン|アイリスフィール]]と夫婦になり、娘の[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン|イリヤスフィール]]を設けている。 |
| :すべてを救うそのためにすべて捨てる。そう誓った彼にとって情愛は己を責め苛むばかりのものだった。誰かを愛すたび、それを喪う覚悟を懐き続けなければならない呪い。それが理想の代価であり、情愛は決して己を癒すことはないと思っていた。なのになぜ、一人の女と、血を分けた我が子とを、こんなにも愛してしまったのか、自問しても答えを得れなかった。 | | :すべてを救うそのためにすべて捨てる。そう誓った彼にとって情愛は己を責め苛むばかりのものだった。誰かを愛すたび、それを喪う覚悟を懐き続けなければならない呪い。それが理想の代価であり、情愛は決して己を癒すことはないと思っていた。なのになぜ、一人の女と、血を分けた我が子とを、こんなにも愛してしまったのか、自問しても答えを得れなかった。 |
| :発掘された聖剣の鞘を触媒にセイバーを召喚。触媒である「全て遠き理想郷」は代理マスターとして戦地に送り込んだアイリに預けていた。 | | :発掘された聖剣の鞘を触媒にセイバーを召喚。触媒である「全て遠き理想郷」は代理マスターとして戦地に送り込んだアイリに預けていた。 |
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| :なお、実在のトンプソン・コンテンダーは.30-06スプリングフィールド弾には'''対応していない'''。銃器的な意味でも魔術的な意味でも改造を施した特別製なのだろう。 | | :なお、実在のトンプソン・コンテンダーは.30-06スプリングフィールド弾には'''対応していない'''。銃器的な意味でも魔術的な意味でも改造を施した特別製なのだろう。 |
| :(本編の一部描写には「コンテンダー・カスタム」と表記されている箇所もある)。ちなみに第四次聖杯戦争の後に発売されたコンテンダーの強化モデルである「アンコール」は.30-06弾を装填できる。 | | :(本編の一部描写には「コンテンダー・カスタム」と表記されている箇所もある)。ちなみに第四次聖杯戦争の後に発売されたコンテンダーの強化モデルである「アンコール」は.30-06弾を装填できる。 |
| + | |
| + | ==バリエーション== |
| + | ===衛宮切嗣 (Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!)=== |
| + | 『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』における「衛宮切嗣」。 |
| + | ;略歴 |
| + | :およそ『Zero』での切嗣と似たような経歴を辿り、フリーランスの魔術師として殺しや傭兵をしていた。 |
| + | :士郎を拾ってからは、殺しの仕事は減らし、人類救済をなし得るための奇跡の探索にシフトし、二人で魔術・礼装・儀式・科学・宗教・伝承・民話・口伝、その全てを訪ねたが、その全てが徒労に終わる。 |
| + | :そして本編から五年九ヶ月前に冬木の地に伝わる神稚児を求めていたが、エインズワース家が引き起こした災害を目の当たりにして自分ではどうにもならないと判断し、引き返そうとする。 |
| + | :しかし朔月家の神稚児である朔月美遊の特性、人の願いを無差別に叶える力でその災害を消し去ったことを目の当たりにした切嗣は彼女の力で世界を救おうとする。 |
| + | :ところが神稚児の力が解らない事や失われる事、もともと患った病に倒れた事でそう長くないことを悟った彼は士郎に託し、満月のない星空の下で士郎と会話を最後に息を引き取った。 |
| + | ;人物 |
| + | :士郎の養父であり、魔術の師であり、『正義の味方』。 |
| + | :この世から苦しみや悲しみを無くし恒久的な平和をもたらすという願いを本気で抱く。 |
| + | :しかし数にしか価値を見いだせず、ただ少ない方を切り捨てていた。 |
| + | :自身が病にかかっていることに加え、神稚児は七歳で能力が消えて普通の人間になってしまう事に焦りだしてしまう。 |
| + | :『Fate/Zero』の切嗣と比べると中途半端に甘く、たまたま助けた士郎には魔術師殺しとしての面は極力見せないようにしていたものの、息子として可愛がる事も助手として使う事も徹底できないでいた。 |
| + | ;能力 |
| + | :『Zero』での切嗣同様、魔術師殺しとしての名が知れ渡っている。 |
| + | :しかし本編から五年九ヶ月前での時点では病にかかっているのか、松葉杖を手にしている他、薬を服用している描写がある。 |
| + | |
| + | ===エミヤ〔アサシン〕=== |
| + | [[アサシン]]の[[サーヴァント]]。ある可能性において守護者となった衛宮切嗣。 |
| + | |
| + | 詳細は「[[エミヤ〔アサシン〕]]」を参照。 |
| | | |
| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
| + | ===Fateシリーズ=== |
| ;[[Fate/stay night]] | | ;[[Fate/stay night]] |
| :士郎の養父。かつて前回の聖杯戦争に参加した魔術師で、士郎にとっては憧れであり、生き方を決定づけた人。 | | :士郎の養父。かつて前回の聖杯戦争に参加した魔術師で、士郎にとっては憧れであり、生き方を決定づけた人。 |
| ;[[Fate/Zero]] | | ;[[Fate/Zero]] |
| :第四次聖杯戦争の参加者。 | | :第四次聖杯戦争の参加者。 |
− | ;[[フェイト/タイガーころしあむ アッパー]]
| |
− | :虎聖杯の中で目覚めた切嗣。目の前には死んだはずのアイリスフィールが。
| |
− | :どうもこのアイリ、切嗣の知るアイリとはどこかが違うようだが……?
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− | ;[[Fate/Zero|Fateゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~]]
| |
− | :妻アイリと娘イリヤを溺愛し、舞弥とは普通に師弟関係で、セイバーのことはやっぱり無視し続ける。
| |
− | :聖杯戦争らしい聖杯戦争が行われていない平和な世界であるにもかかわらず、銃器や爆発物を持ち歩く物騒な客。
| |
| ;[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]] | | ;[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]] |
| :Fate本編とは異なる並行世界の存在。ちゃんとイリヤの父親をしているが、出番はとても少ない。 | | :Fate本編とは異なる並行世界の存在。ちゃんとイリヤの父親をしているが、出番はとても少ない。 |
| :そして登場するたびに顔の大部分がフキダシやコマの端、ライティングやアングルの都合などで隠れている。 | | :そして登場するたびに顔の大部分がフキダシやコマの端、ライティングやアングルの都合などで隠れている。 |
| + | :『ドライ!!』にて、平行世界における彼も登場している。 |
| + | ;[[ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]] |
| + | :かつてフリューガーの師父を暗殺しようとした男として登場した。 |
| + | |
| + | ===Fate関連作品=== |
| ;[[トラぶる花札道中記|とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦]] | | ;[[トラぶる花札道中記|とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦]] |
| :聖杯温泉を巡る戦いに乗っかった振りをして背後からマスターを狙う、「湯煙スナイパー大作戦」というアレな作戦を展開。 | | :聖杯温泉を巡る戦いに乗っかった振りをして背後からマスターを狙う、「湯煙スナイパー大作戦」というアレな作戦を展開。 |
− | ;[[ちびちゅき!]] | + | ;[[フェイト/タイガーころしあむ アッパー]] |
− | :『Zero』時代の切嗣が登場。Zeroの頃より成長しているstay nightイリヤをスコープ越しに見て「あんなに大きくなって」と愛娘の成長を涙目で喜んでいた。 | + | :虎聖杯の中で目覚めた切嗣。目の前には死んだはずのアイリスフィールが。 |
− | :主観的にはまだ面識のない士郎少年と会ったときに「爺さん」と呼ばれた時はショックを受けていた。 | + | :どうもこのアイリ、切嗣の知るアイリとはどこかが違うようだが……? |
− | :型月学園一行が臨海学校で訪れたミカヅキ島にて、シャーレイが平和に過ごしている様子に安堵し、ナタリアと再会を果たしていた。 | + | ;[[衛宮さんちの今日のごはん]] |
| + | :故人である為に出番はほとんどないが、士郎が初めてのハンバーグに挑戦する回で登場している。 |
| ;[[カプセルさーばんと]] | | ;[[カプセルさーばんと]] |
− | :海外で「なに、通りすがりのサラリーマンさ」的な仕事をしている。 | + | :海外で「なに、通りすがりのサラリーマンさ」的な仕事をしている。魔術研究とかにあまり興味がないため魔術の家門としては没落気味。 |
| :出張帰りにシロウを拾って養子にして、先の帰国時にアインツベルンからさらってきたアイリと結婚。 | | :出張帰りにシロウを拾って養子にして、先の帰国時にアインツベルンからさらってきたアイリと結婚。 |
| :切嗣とアイリは海外出張ばかりで家にいない設定のためかゲーム中に登場しない。 | | :切嗣とアイリは海外出張ばかりで家にいない設定のためかゲーム中に登場しない。 |
| + | ;[[Fate/ゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~]] |
| + | :妻アイリと娘イリヤを溺愛し、舞弥とは普通に師弟関係で、セイバーのことはやっぱり無視し続ける。 |
| + | :聖杯戦争らしい聖杯戦争が行われていない平和な世界であるにもかかわらず、銃器や爆発物を持ち歩く物騒な客。 |
| + | |
| + | ===その他=== |
| + | ;[[ちびちゅき!]] |
| + | :『Zero』時代の切嗣が登場。Zeroの頃より成長しているstay nightイリヤをスコープ越しに見て「あんなに大きくなって」と愛娘の成長を涙目で喜んでいたが、隣にいる[[ヘラクレス|バーサーカー]]のせいで見るに見えず憤慨した。 |
| + | :この学園空間をメチャクチャと評しつつも、曲りなりにも「争いのない平和な世界」であるのか、こんなのもありかもと安堵していた。その直後、主観的にはまだ面識のない士郎少年と会ったときに「爺さん」と呼ばれた時はショックを受けていた。 |
| + | :型月学園一行が臨海学校で訪れたミカヅキ島にて、シャーレイが平和に過ごしている様子に安堵し、ナタリアと再会を果たしていた。 |
| + | ;[[花のみやこ!]] |
| + | :正確な同一人物は不明だが、[[ギラ・ギルガメッシュ]]の執事として言峰と共に登場している。 |
| + | :なお、性格は本編のそれとはかなり異なり、中学生女子であるお嬢様の前で平然と煙草を吸い、お嬢様が立ち上げた合併話の片方の[[杜宇野秋葉|理事長]](巨乳)に対してセクハラを働いて合併話を破談させてしまう等、人間的にかなり問題がある。 |
| + | ;[[ALL AROUND TYPE-MOON]] |
| + | :コミック版「アーネンエルベ狂詩曲」に登場。 |
| | | |
| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
− | ===冬木=== | + | ===Fate/Zero=== |
| ;[[衛宮矩賢]] | | ;[[衛宮矩賢]] |
| :母親を憶えていない彼には唯一の肉親。厳格だが優しい父親で敬愛していた。 | | :母親を憶えていない彼には唯一の肉親。厳格だが優しい父親で敬愛していた。 |
| + | :殺害後アニメ版は泣いていないが原作と漫画版では泣いている。 |
| | | |
| ;[[シャーレイ]] | | ;[[シャーレイ]] |
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| :賞金稼ぎもしくは情報屋で生計を立てるフリーの魔術師。 | | :賞金稼ぎもしくは情報屋で生計を立てるフリーの魔術師。 |
| :アリマゴ島での一件で出会いそれ以降、彼女の元で追跡術、暗殺術、さまざまな兵器の取り扱いなど、魔術師を狩るために必要な技術や知識を習った。相棒でもあり母親のようにも想った女性。魔術道具を与え、アニメ版では起源弾も製作している。 | | :アリマゴ島での一件で出会いそれ以降、彼女の元で追跡術、暗殺術、さまざまな兵器の取り扱いなど、魔術師を狩るために必要な技術や知識を習った。相棒でもあり母親のようにも想った女性。魔術道具を与え、アニメ版では起源弾も製作している。 |
| + | |
| + | ;[[オッド・ボルザーク]] |
| + | :ナタリアと共にかつて討伐した魔術師。 |
| + | :死に際に能力を暴走させたせいで飛行機もろともナタリアを殺す羽目になってしまった。 |
| + | :このことがトラウマになっているようで、後述するように雁夜が蜂の使い魔を出した瞬間激昂することも。 |
| | | |
| ;[[アイリスフィール・フォン・アインツベルン]] | | ;[[アイリスフィール・フォン・アインツベルン]] |
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176行目: |
| :戦場で出会い命を救ったが「再び人として生きることに何の価値も喜びも感じない。だから拾われた命は拾い主の手に譲る」と言われ「道具」は多いに越したことはないと受け入れた。自分と居れば遠からず死ぬと最初から確信を持ち使い切ろうと戦いの技術や知識を教え込んだ助手。衛宮切嗣という機械をより機械らしく動作させるための補助機械。 | | :戦場で出会い命を救ったが「再び人として生きることに何の価値も喜びも感じない。だから拾われた命は拾い主の手に譲る」と言われ「道具」は多いに越したことはないと受け入れた。自分と居れば遠からず死ぬと最初から確信を持ち使い切ろうと戦いの技術や知識を教え込んだ助手。衛宮切嗣という機械をより機械らしく動作させるための補助機械。 |
| :実際に総身を血に染め最期を迎えようとしてる状態を目にするまでその姿はいつか見るだろう「当然の末路」と達観していた。おそらく彼の生涯で父親に次いで付き合いが長い。 | | :実際に総身を血に染め最期を迎えようとしてる状態を目にするまでその姿はいつか見るだろう「当然の末路」と達観していた。おそらく彼の生涯で父親に次いで付き合いが長い。 |
| + | :聖杯内で殺害した時に原作とアニメ版では泣いてないが、漫画版だと泣いている。 |
| | | |
− | ;[[セイバー]] | + | ;[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]] |
| :第四次聖杯戦争で契約していたサーヴァント。 | | :第四次聖杯戦争で契約していたサーヴァント。 |
| :目指した場所は同じながらも行動指針は真逆であり、結局相容れることはなかった。 | | :目指した場所は同じながらも行動指針は真逆であり、結局相容れることはなかった。 |
| | | |
| ;[[言峰綺礼]] | | ;[[言峰綺礼]] |
− | :最大の強敵。 | + | :第四次聖杯戦争で敵対したマスター。 |
| + | :経歴を見ても内面が読み取れず、自分の得意分野も見透かしてくる得体のしれない相手であり、最大の強敵と見なしている。 |
| + | |
| + | ;[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]] |
| + | :第四次聖杯戦争で敵対したマスター。 |
| + | :典型的な魔術師で、才能に富み、強大な魔術を操るという「手強い相手」。 |
| + | :その手の相手には慣れていたため苦戦はしても対処できると想定しており、実際に第四次で行ったド外道行為の大半は彼が被ることになってしまった。 |
| + | |
| + | ;[[ウェイバー・ベルベット]] |
| + | :第四次聖杯戦争で敵対したマスター。 |
| + | :最初は歯牙にもかけていなかったが、あまりにも魔術師としての常識から外れた行為を繰り返していたことと幸運のため、深読みのし過ぎで実際より恐ろしい相手として思い悩むことになってしまった。 |
| | | |
| ;[[衛宮士郎]] | | ;[[衛宮士郎]] |
| :聖杯戦争終結時に助けた少年。身寄りがなくなった彼を自らの養子とした。 | | :聖杯戦争終結時に助けた少年。身寄りがなくなった彼を自らの養子とした。 |
| + | |
| ;[[藤村大河]] | | ;[[藤村大河]] |
| :近所に住んでいる少女。切嗣を慕って衛宮邸に訪れては士郎とごたごたしてた。 | | :近所に住んでいる少女。切嗣を慕って衛宮邸に訪れては士郎とごたごたしてた。 |
| + | |
| ;[[ユーブスタクハイト・フォン・アインツベルン]] | | ;[[ユーブスタクハイト・フォン・アインツベルン]] |
| :アイリの創造者で、一応「舅」と呼べる存在。由緒正しい魔術師の家系であるため、アインツベルンに電話線と発電機を要求したときは一悶着あったらしい。 | | :アイリの創造者で、一応「舅」と呼べる存在。由緒正しい魔術師の家系であるため、アインツベルンに電話線と発電機を要求したときは一悶着あったらしい。 |
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| | | |
| ===とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦=== | | ===とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦=== |
− | ;[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン|イリヤ]]、[[美遊・エーデルフェルト|美遊]]、[[クロエ・フォン・アインツベルン|クロ]] | + | ;[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン (プリズマ☆イリヤ)|イリヤ]]、[[美遊・エーデルフェルト|美遊]]、[[クロエ・フォン・アインツベルン|クロ]] |
| :平行世界から迷い込んできた娘達とその友人。だが「湯煙スナイパー大作戦」で人類の救済を目指す切嗣は彼女達を敵と判断し、銃口を向ける。そして彼が放った、ある心無い言葉は彼女達の心を深く傷つけてしまい、セイバー諸共ボコボコにされることとなる。 | | :平行世界から迷い込んできた娘達とその友人。だが「湯煙スナイパー大作戦」で人類の救済を目指す切嗣は彼女達を敵と判断し、銃口を向ける。そして彼が放った、ある心無い言葉は彼女達の心を深く傷つけてしまい、セイバー諸共ボコボコにされることとなる。 |
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| ;[[雨生龍之介]] | | ;[[雨生龍之介]] |
| :本編では単なる「射殺した対象」であり、会話など無いがキャスター陣営シナリオで対峙した際、切嗣の一番触れてはならない所に触れた。 | | :本編では単なる「射殺した対象」であり、会話など無いがキャスター陣営シナリオで対峙した際、切嗣の一番触れてはならない所に触れた。 |
| + | |
| ;[[間桐雁夜]] | | ;[[間桐雁夜]] |
− | :龍之介と同じく、本編で絡みは無いが直接対峙する。初めは遠坂時臣に戦いを仕掛け自滅すると放置する考えだったが、蟲を見てアイリが蜂と言ったことで「蜂の使い魔」と思い[[ナタリア・カミンスキー|トラウマ]]が疼きだし、八つ当たりに近い形で襲い掛かる。 | + | :龍之介と同じく、本編で絡みは無いが直接対峙する。初めは遠坂時臣に戦いを仕掛け自滅すると放置する考えだったが、蟲を見てアイリが蜂と言ったことで「蜂の使い魔」と思い[[オッド・ボルザーク|トラウマ]]が疼きだし、八つ当たりに近い形で襲い掛かる。 |
| + | |
| + | ===プリズマ☆イリヤ(美遊世界)=== |
| + | ;[[衛宮士郎 (美遊世界)|衛宮士郎]] |
| + | :災害で孤児になったところを引き取った養子のような存在。 |
| + | :世界を救済する手段を模索する旅で拾った為か、どちらかというと助手のような扱い。 |
| + | :本編同様慕われていたが、大量の被害者を前に背を向けてしまったことや美遊に対する態度から彼に迷いを植えつけてしまった。 |
| + | |
| + | ;[[美遊・エーデルフェルト]] |
| + | :朔月家の神稚児だった彼女を使い、世界救済の方法を模索してゆく。 |
| + | :自身の体調が思わしくなく、世界の限界も近い為か完全に道具のような扱い。 |
| + | |
| + | === Fate/Grand Order=== |
| + | ;[[エミヤ〔アサシン〕]] |
| + | :ある可能性において守護者となった自分。 |
| + | |
| + | === ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 === |
| + | ;ゲラフ |
| + | :フリューガーの師父。彼と疎遠だった弟子のフリューガーから情報を聞き出し、暗殺しようとした。 |
| + | |
| + | ;[[フリューガー]] |
| + | :上記の過程で彼からの情報で暗殺しようとするものの、彼の手でゲラフの命だけは助けられることとなった。 |
| + | |
| + | === 花のみやこ! === |
| + | ;[[ギラ・ギルガメッシュ]] |
| + | :執事として仕えるお嬢様。 |
| + | |
| + | ;[[杜宇野秋葉]] |
| + | :お嬢様に同行していった先の理事長。 |
| + | :大人同士で合併の詳細を詰めている最中にセクハラを働いたが、頬を盛大に張られる結果となった。 |
| + | |
| + | === ちびちゅき! === |
| + | ;[[巴御前]] |
| + | :芋スナイパーが大嫌いな彼女の手によって作成された定点狙撃手対策の動画が拡散しまくった結果、オンラインゲームの戦術がメタられてしまうことに。 |
| | | |
| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
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| ;「―――うん。初めに言っておくとね、僕は魔法使いなんだ。」 | | ;「―――うん。初めに言っておくとね、僕は魔法使いなんだ。」 |
| :病院で幼少期の士郎が切嗣に引き取られることを選んだ時に切嗣が「うちに来る前に一つ教えなくちゃいけない」と言った後に発した言葉。 | | :病院で幼少期の士郎が切嗣に引き取られることを選んだ時に切嗣が「うちに来る前に一つ教えなくちゃいけない」と言った後に発した言葉。 |
− | :「魔法使い」という表現は少々盛っているが「魔術師」ではあるのであながち間違いでもないのだが…この時はコミュニケーションの為のジョークと取るべきか。士郎はあまり覚えていなかったが、切嗣にとって士郎を引き取ると決まったこの日の事は思い出深い出来事だったようで、よく士郎に語って聞かせていたという。 | + | :「魔法使い」という表現は型月世界観、魔術世界的に正しくないが、何も知らない子供に対する言葉としては妥当な表現と言えるだろう。士郎はあまり覚えていなかったが、切嗣にとって士郎を引き取ると決まったこの日の事は思い出深い出来事だったようで、よく士郎に語って聞かせていたという。 |
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| ;「僕はね、正義の味方になりたかったんだ」 | | ;「僕はね、正義の味方になりたかったんだ」 |
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| ;「そうか。ああ――安心した」 | | ;「そうか。ああ――安心した」 |
− | :ある月の綺麗な夜。士郎の持つ異常性、自分に過剰な憧れを抱く彼が自分と同じように後悔しか残らない道を歩むのでないか不安を懐いていた切嗣だったが、この語らいの中で、始まりの自分を忘れた自分と違い士郎は初心を見失わない。理想を継いで、たとえ自分のように生きて多くの嘆きや絶望を味わおうと、この月の下で誓った士郎は自分と違って過つことはないと希望を見出し、この言葉とともに息を引き取った。なお、ZEROもこの言葉で締めくくっている。 | + | :ある月の綺麗な夜。士郎の持つ異常性、自分に過剰な憧れを抱く彼が自分と同じように後悔しか残らない道を歩むのでないか不安を懐いていた切嗣だったが、この語らいの中で、始まりの自分を忘れた自分と違い士郎は初心を見失わない。理想を継いで、たとえ自分のように生きて多くの嘆きや絶望を味わおうと、この月の下で誓った士郎は自分と違って過つことはないと希望を見出し、この言葉とともに息を引き取った。なお、Zeroもこの言葉で締めくくられている。 |
| :この夜の出来事は切嗣にとって最後の救いであり呪いでもあり、そして士郎にとっても呪いであり救いでもある。 | | :この夜の出来事は切嗣にとって最後の救いであり呪いでもあり、そして士郎にとっても呪いであり救いでもある。 |
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| ;「いやいやイリヤ、あの枝はサワグルミといってだな、クルミの仲間なんだよ。だからあれも、クルミの冬芽だ」<br>「するする。もうサワグルミはなし」 | | ;「いやいやイリヤ、あの枝はサワグルミといってだな、クルミの仲間なんだよ。だからあれも、クルミの冬芽だ」<br>「するする。もうサワグルミはなし」 |
− | :イリヤにもう遊んであげないと言われたので謝りつつも今度はノグルミがあるなと胸の中では考えており全然反省していない。大人げない父親だった。 | + | :アインツベルンの森にて、クルミの冬芽を見つけた数をイリヤと競う勝負の最中にて。 |
| + | :「こうでもしないと勝ち目ないし」と、サワグルミの冬芽もクルミの冬芽としてカウントしていたのがバレた結果、イリヤにもう遊んであげないと怒られたので謝りつつも今度はノグルミがあるなと胸の中では考えており全然反省していない。大人げない父親だった。 |
| :だがノグルミの樹は見当たらなかったためか今回の勝負はイリヤが勝った。 | | :だがノグルミの樹は見当たらなかったためか今回の勝負はイリヤが勝った。 |
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| ;「……あんな馬鹿に、世界は一度征服されかかったのか?」 | | ;「……あんな馬鹿に、世界は一度征服されかかったのか?」 |
− | :いきなり真名を名乗った[[ライダー (第四次)]]の第一印象。 | + | :いきなり真名を名乗った[[イスカンダル|ライダー]]の第一印象。 |
| :征服王の豪快かつ奔放すぎる性格には、さすがに呆れていた。 | | :征服王の豪快かつ奔放すぎる性格には、さすがに呆れていた。 |
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| ;「なのに人類はどれだけ死体の山を積み上げようと、その真実に気付かない。<br> いつの時代も、勇猛果敢な英雄サマが、華やかな武勇譚で人々の目を眩ませてきたからだ。<br> 血を流すことの邪悪さを認めようともしない馬鹿どもが余計な意地を張るせいで、人間の本質は、石器時代から一歩も前に進んじゃいない!」 | | ;「なのに人類はどれだけ死体の山を積み上げようと、その真実に気付かない。<br> いつの時代も、勇猛果敢な英雄サマが、華やかな武勇譚で人々の目を眩ませてきたからだ。<br> 血を流すことの邪悪さを認めようともしない馬鹿どもが余計な意地を張るせいで、人間の本質は、石器時代から一歩も前に進んじゃいない!」 |
− | :切嗣が英霊そのものを軽蔑していることの独白。セイバーは戦場にも誇りが、決して侵してはならない法と理念があると信じるが、戦争そのものが地獄と、巻き込まれ、蹂躙される民からすれば騎士道など一切関係の無いと見ている切嗣からすれば、セイバーの信条は到底許容しがたいものであった。それが、かつて自分が憧れた姿であればあるほど。 | + | :切嗣が英霊そのものを軽蔑していることの独白。セイバーは戦場にも誇りが、決して侵してはならない法と理念があると信じるが、戦争そのものが地獄と、巻き込まれ蹂躙される民からすれば騎士道など一切関係の無いと見ている切嗣からすれば、セイバーの信条は到底許容しがたいものであった。それが、かつて自分が憧れた姿であればあるほど。 |
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| ;「今の世界、今の人間の在りようでは、どう巡ったところで戦いは避けられない。最後には必要悪としての殺し合いが要求される。<br> だったら最大の効率と最小の浪費で、最短のうちに処理をつけるのが最善の方法だ。<br> それを卑劣と蔑むなら、悪辣と詰るなら、ああ大いに結構だとも。<br> 正義で世界は救えない。そんなものに僕はまったく興味ない」 | | ;「今の世界、今の人間の在りようでは、どう巡ったところで戦いは避けられない。最後には必要悪としての殺し合いが要求される。<br> だったら最大の効率と最小の浪費で、最短のうちに処理をつけるのが最善の方法だ。<br> それを卑劣と蔑むなら、悪辣と詰るなら、ああ大いに結構だとも。<br> 正義で世界は救えない。そんなものに僕はまったく興味ない」 |
| :彼の本質を端的に表す台詞。誰も取りこぼすことなくすべてを救う「正義の味方」「英雄」に誰よりもあこがれた切嗣。しかし、その理想を追えば追うほど、それは不可能であるという現実を思い知らされてきた。その結果が、今の切嗣の在り方だった。 | | :彼の本質を端的に表す台詞。誰も取りこぼすことなくすべてを救う「正義の味方」「英雄」に誰よりもあこがれた切嗣。しかし、その理想を追えば追うほど、それは不可能であるという現実を思い知らされてきた。その結果が、今の切嗣の在り方だった。 |
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− | ;「終わらぬ連鎖を、終わらせる。それを果たし得るのが聖杯だ」<br>「世界の改変、ヒトの魂の変革を、奇跡を以って成し遂げる。僕がこの冬木で流す血を、人類最後の流血にしてみせる。<br> そのために、たとえこの世全ての悪を担うことになろうとも――構わないさ。<br> それで世界が救えるなら、僕は喜んで引き受ける」 | + | ;「終わらぬ連鎖を、終わらせる。それを果たし得るのが聖杯だ」<br>「世界の改変、ヒトの魂の変革を、奇跡を以って成し遂げる。僕がこの冬木で流す血を、人類最後の流血にしてみせる。<br> そのために、たとえ<ruby>この世の全ての悪<rb></rb><rt>・・・・・・・・</rt></ruby>を担うことになろうとも――構わないさ。<br> それで世界が救えるなら、僕は喜んで引き受ける」 |
| :セイバーの体現する正義や騎士道を否定しつつも、今の自分のやり方でも悪や憎しみの連鎖による戦いの連鎖もまた延々と続く。それをわかってなお止められない切嗣が切望する聖杯の奇跡。――しかしただの喩えとして口にしたその言葉が、真に何を意味するのか、この時の切嗣には知るよしもなかった。 | | :セイバーの体現する正義や騎士道を否定しつつも、今の自分のやり方でも悪や憎しみの連鎖による戦いの連鎖もまた延々と続く。それをわかってなお止められない切嗣が切望する聖杯の奇跡。――しかしただの喩えとして口にしたその言葉が、真に何を意味するのか、この時の切嗣には知るよしもなかった。 |
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313行目: |
| ;「ふざけるな……ふざけるなッ! 馬鹿野郎ッ!!」 | | ;「ふざけるな……ふざけるなッ! 馬鹿野郎ッ!!」 |
| :ナタリアを手にかけ、吼える切嗣。正義の代償。理想の代価。この呪いと怒りを、切嗣は受け入れる。これが、少年の日の終わり――揺るがざる道を定めた朝だった。 | | :ナタリアを手にかけ、吼える切嗣。正義の代償。理想の代価。この呪いと怒りを、切嗣は受け入れる。これが、少年の日の終わり――揺るがざる道を定めた朝だった。 |
− | | + | :ちなみにドラマCD版ではこのエピソードまでは幼少期担当の入野氏が演じていたが、アニメ版では小山氏に声変わりしている。 |
| ;「――だって、僕は――」 | | ;「――だって、僕は――」 |
| ;「僕は――世界を――救うから、だ」 | | ;「僕は――世界を――救うから、だ」 |
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| | | |
| ;「……舞弥、悪いが旧ソ連の軍人と話をつけてくれ。<br> 原潜のSLBMで、冬木市諸共キャスターを吹き飛ばす!」 | | ;「……舞弥、悪いが旧ソ連の軍人と話をつけてくれ。<br> 原潜のSLBMで、冬木市諸共キャスターを吹き飛ばす!」 |
− | :キャスター陣営シナリオ。イリヤの存在に食いつき、アイリに「紹介して!」とねだった[[雨生龍之介|龍之介]]と彼女の娘なら芸術品として称賛されるだろうと発言した[[キャスター (第四次)|キャスター]]に対して。 | + | :キャスター陣営シナリオ。イリヤの存在に食いつき、アイリに「紹介して!」とねだった[[雨生龍之介|龍之介]]と彼女の娘なら芸術品として称賛されるだろうと発言した[[ジル・ド・レェ|キャスター]]に対して。 |
| :父親として当然の感情であるが、犠牲者の人数だけを考えたら切嗣の方が冬木市民には脅威である。 | | :父親として当然の感情であるが、犠牲者の人数だけを考えたら切嗣の方が冬木市民には脅威である。 |
| | | |
| ;「アイリの作ってくれた手料理だ。食べるさ。食べるとも。<br> たとえそれが、劣化ウランじみた変化を遂げたおにぎりでも」<br>「もっきゅもっきゅ。ああ……僕は幸せだな……くそ……幸せすぎて涙が出てきたぞ……」 | | ;「アイリの作ってくれた手料理だ。食べるさ。食べるとも。<br> たとえそれが、劣化ウランじみた変化を遂げたおにぎりでも」<br>「もっきゅもっきゅ。ああ……僕は幸せだな……くそ……幸せすぎて涙が出てきたぞ……」 |
− | :[[Fate/Prototype]]陣営シナリオにて。衛宮邸で綾香達が切嗣を見つけた時、彼は妻の手料理を一人食べ続けていた。<br>何だか泥を浴びなくても、十年経たずに逝ってしまいそうだ。 | + | :[[Fate/Prototype]]陣営シナリオにて。衛宮邸で綾香達が切嗣を見つけた時、彼は妻の手料理を一人食べ続けていた。'''嫁のメシがまずい'''<br>何だか泥を浴びなくても、十年経たずに逝ってしまいそうだ。料理は作る方だけでなく、食べる方も(メシマズだと)愛が大切という事か。 |
| :それにしても彼が「もっきゅ、もっきゅ」という擬音を出しながら食事をしている場面は酷くシュール。 | | :それにしても彼が「もっきゅ、もっきゅ」という擬音を出しながら食事をしている場面は酷くシュール。 |
| | | |
| ;「……………アイリ…………いったい何があったんだ……いや、ここは観察だ。何が原因で二人がああなったのか、見極めなくては!」 | | ;「……………アイリ…………いったい何があったんだ……いや、ここは観察だ。何が原因で二人がああなったのか、見極めなくては!」 |
− | :上記の続き。様子のおかしいアイリとセイバーを見て戸惑いながらも努めて冷静に対応しようとしていた。 | + | :上記の続き。不法侵入者へ針金で作成した動物達をけしかけるテンションの高いアイリと食い意地張ってる上に好戦的なセイバーを見ての反応。 |
| + | :もっともな反応だが、アイリの料理を食べている最中の絵なのでこっちはこっちで大丈夫かと問いたい。 |
| | | |
| ;「惑わされるなアイリ。これは敵の撹乱だ。あれは……イリヤではない」<br>「ああ、似ても似つかない。ましてやウチの娘があんなふざけた恥ずかしい格好をするはずがない」 | | ;「惑わされるなアイリ。これは敵の撹乱だ。あれは……イリヤではない」<br>「ああ、似ても似つかない。ましてやウチの娘があんなふざけた恥ずかしい格好をするはずがない」 |
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437行目: |
| ===その他の作品=== | | ===その他の作品=== |
| ;「ずいぶん、かわいらしい格好だな」 | | ;「ずいぶん、かわいらしい格好だな」 |
− | :『アーネンエルベ狂想曲』にて。セイバーに令呪の行使以外で話しかけたのは、これがシリーズ初。直後に話しかけた事を後悔している。 | + | :『[[ALL AROUND TYPE-MOON|アーネンエルベ狂詩曲]]』にて。セイバーに令呪の行使以外で話しかけたのは、これがシリーズ初。直後に話しかけた事を後悔している。 |
| :なお、アーネンエルベから立ち去る時にアーチャーとすれ違うが、切嗣を見たアーチャーはぎょっとした表情を見せていた。 | | :なお、アーネンエルベから立ち去る時にアーチャーとすれ違うが、切嗣を見たアーチャーはぎょっとした表情を見せていた。 |
| | | |
347行目: |
452行目: |
| ;「おでんか、これは温まる。あぁ、温かいな、とても温かいよ」 | | ;「おでんか、これは温まる。あぁ、温かいな、とても温かいよ」 |
| :アニメ『プリズマ☆イリヤ』BD/DVD特典ドラマCD『アインツ家集合! 家族の団欒CD』にて。久しぶりに我が家に帰り家族全員で夕食のおでんを味わい、感極まり泣き出す。今のところ、『プリズマ☆イリヤ』で切嗣がイリヤや士郎と共演しているのはこのドラマCDだけである。 | | :アニメ『プリズマ☆イリヤ』BD/DVD特典ドラマCD『アインツ家集合! 家族の団欒CD』にて。久しぶりに我が家に帰り家族全員で夕食のおでんを味わい、感極まり泣き出す。今のところ、『プリズマ☆イリヤ』で切嗣がイリヤや士郎と共演しているのはこのドラマCDだけである。 |
| + | |
| + | ;「祝う? 神稚児が成長して人に近づくことを?」 |
| + | :『プリズマ☆イリヤ ドライ!!』にて、平行世界で士郎から「美遊の誕生日を祝おう」と提案されたことへの返答。 |
| + | :神稚児は七歳で能力が消えて普通の人間になってしまうため、憔悴で余裕が無くなっているのはわかるがなんとも酷い。 |
| + | :なお、このとき彼は士郎が作った'''誕生日用の食事をブチ撒けている。''' |
| | | |
| ;切嗣「シャーレイ…元気そうで良かった…<br> ただ僕は君にどんな顔をして会えばいいのか…」<br>ナタリア「へぇ。私には合わせる顔があったと」<br>切嗣「……」 | | ;切嗣「シャーレイ…元気そうで良かった…<br> ただ僕は君にどんな顔をして会えばいいのか…」<br>ナタリア「へぇ。私には合わせる顔があったと」<br>切嗣「……」 |
| :『ちびちゅき!」にて。型月学園が臨海学校で訪れたミカヅキ島。そこで健やかに暮らすシャーレイの姿に静かな喜びと安らぎ、そして本来このような未来があるべきだったのに自分と父のせいで失われてしまった事に対する罪悪感を噛みしめる。 | | :『ちびちゅき!」にて。型月学園が臨海学校で訪れたミカヅキ島。そこで健やかに暮らすシャーレイの姿に静かな喜びと安らぎ、そして本来このような未来があるべきだったのに自分と父のせいで失われてしまった事に対する罪悪感を噛みしめる。 |
| :だがそんな心境を見透かしたかのようにかつての恩師が現れ、驚きと気まずさと懐かしさから何も言えなくなってしまう。 | | :だがそんな心境を見透かしたかのようにかつての恩師が現れ、驚きと気まずさと懐かしさから何も言えなくなってしまう。 |
| + | |
| + | ;「ああ アレはね<br/> ダブルリーチしたまでは良かったけど点差的にロンできない状況で フリテンになってムダヅモ重ねた絶望の中最後にツモった気持ちだったよ」 |
| + | :『Fate/mahjong night 聖牌戦争』第一巻おまけページにて、第四次聖牌戦争後に衛宮士郎を発見した時に万感の想いを説明した言葉。 |
| + | :麻雀用語が理解できるなら内容がわかるだろうが、簡単に訳すると'''「安易な救済に飛びついたが、後でそれでは解決にならないと理解したが今更取り返しがつかず、悪くなる状況にも何も出来ない中、最後の最後に救いを得た」'''といった感じであろうか。 |
| + | :なお、衛宮士郎は聖牌戦争に参加して麻雀のルールを理解した結果、義父にだいぶ幻滅したとか。 |
| + | |
| + | ;「ちっなんだよ あの女減るモンじゃなし」 |
| + | :『花のみやこ!』にて、杜宇野秋葉と詰めていた筈の合併話から戻って来ての一言。 |
| + | :頬には盛大なモミジ痕が残っており、理事長がかなりの巨乳だった事を考えると、到底人には言えないような行為をやらかしたようである。 |
| + | |
| + | ;「…火を使うのは平気かい、士郎」 |
| + | :『衛宮さんちの今日のごはん』にて、目玉焼きにチャレンジしようとする幼い士郎に対して。 |
| + | :前後の会話からすると冬木市大火災の惨劇から半年も経っていない時期であり、切嗣もかなり気にしているようである。 |
| + | :そもそも小学校一年か二年の子供にガスコンロとはいえ火を使わせる事自体があまり勧められないのだが、そのあたりの感覚はなかった模様。 |
| | | |
| == メモ == | | == メモ == |
− | *一人称は「僕」。こんな恐ろしいオッサンがボクって…… | + | *一人称は「僕」。こんな恐ろしいオッサンがボクって……。『zero』の作者である虚淵氏も、「あの一人称は自分からは出てこない」と慨嘆している。 |
| **一方士郎の方からは「爺さん」と呼ばれていた。 | | **一方士郎の方からは「爺さん」と呼ばれていた。 |
| *直接の死因は「この世全ての悪」の呪い。聖杯に選ばれながらも拒絶したために、第四次聖杯戦争終結後も呪われ続けた。切嗣を選んだのは「この世すべての悪を担っても構わない」と聞き呼ばれてるから応えようとした。また”在り方”が限りなく聖杯に近いから願いを叶えるのに相応しい人間と認識したため。 | | *直接の死因は「この世全ての悪」の呪い。聖杯に選ばれながらも拒絶したために、第四次聖杯戦争終結後も呪われ続けた。切嗣を選んだのは「この世すべての悪を担っても構わない」と聞き呼ばれてるから応えようとした。また”在り方”が限りなく聖杯に近いから願いを叶えるのに相応しい人間と認識したため。 |
| *「魔術師殺し」として活動した期間は意外に短い。享年から逆算するとアインツベルンに迎えられたのが20歳ごろ、ナタリアと一緒に仕事をするようになったのが10代前半、死別して独り立ちしたのが10代後半と思われるため、その期間は数年程度であり、以後は第四次聖杯戦争まで活動を控えていた。<br>つまりその数年間に「起源弾」で葬った魔術師だけで37人、もちろんその他にも魔術師たちを魔術師らしからぬ手段で殺害してきたことになる。さらにその合間に世界各地の紛争に武力介入している。 | | *「魔術師殺し」として活動した期間は意外に短い。享年から逆算するとアインツベルンに迎えられたのが20歳ごろ、ナタリアと一緒に仕事をするようになったのが10代前半、死別して独り立ちしたのが10代後半と思われるため、その期間は数年程度であり、以後は第四次聖杯戦争まで活動を控えていた。<br>つまりその数年間に「起源弾」で葬った魔術師だけで37人、もちろんその他にも魔術師たちを魔術師らしからぬ手段で殺害してきたことになる。さらにその合間に世界各地の紛争に武力介入している。 |
− | *その信念もあって、呼び出すサーヴァントは自分に扱いやすい「魔術師」か「暗殺者」クラスを所望していた。それが真逆のセイバーだったのは皮肉としか言い様がない。<br>さらにいえば、彼の望んだ「騎士道にこだわらず、情も捨てて戦えるサーヴァント」に[[アーチャー|信念の継承を試みた彼]]が該当するのもまた皮肉と言える。 | + | **とはいえその短期間内に挙げた成果は上記のように凄まじく、『Fate/strange Fake』では二十年以上経過した後でも「魔術使いの傭兵」の間では伝説の存在として認知されており、『プリズマ☆イリヤ』の「美遊の世界」でも「ある程度の深度にいる者で魔術師殺しの名を知らぬ者は居ない」とその異名(悪名)は業界内では広範囲に知れ渡っている。 |
| + | **魔術師殺しとしての悪名とその手法が知れ渡った結果、時計塔の護身術のカリキュラムが大きく書き換えられ、その習得が必須になるなどの影響も出た。 |
| + | *その信念もあって、呼び出すサーヴァントは自分に扱いやすい「魔術師」か「暗殺者」クラスを所望していた。それが真逆のセイバーだったのは皮肉としか言い様がない。<br>さらにいえば、彼の望んだ「騎士道にこだわらず、情も捨てて戦えるサーヴァント」に[[エミヤ|信念の継承を試みた彼]]が該当するのもまた皮肉と言える。 |
| *あの鞘を使う以上召喚される人物は決まっており相性の悪さは承知の上であったが、ケイネス戦の時にランサーをこちらに来させた事に「扱いに困る駒」「自身のサーヴァントは慎重に選ぶべきだった」とあり方の違いを痛感していた。 | | *あの鞘を使う以上召喚される人物は決まっており相性の悪さは承知の上であったが、ケイネス戦の時にランサーをこちらに来させた事に「扱いに困る駒」「自身のサーヴァントは慎重に選ぶべきだった」とあり方の違いを痛感していた。 |
| **そもそも、そのあり方の違いに対してすり合わせを全く行っていない切嗣の方に大分非があるのだが、その辺りは後述するように、精神的に追い詰められていたため冷静な判断が取れなかったと言うのが大きい。 | | **そもそも、そのあり方の違いに対してすり合わせを全く行っていない切嗣の方に大分非があるのだが、その辺りは後述するように、精神的に追い詰められていたため冷静な判断が取れなかったと言うのが大きい。 |
| *セイバーと性格的に相容れなかった一方で、彼女にかけられた呪いを解くためにランサー陣営を最優先に襲撃したり、「約束された勝利の剣」の被害が周辺に及ばないよう配慮したり、カスタムV-MAXを手配したりとその能力を活かすことには余念が無かった。マスターとしての手腕は確かであり、セイバーもその点は認めていた。 | | *セイバーと性格的に相容れなかった一方で、彼女にかけられた呪いを解くためにランサー陣営を最優先に襲撃したり、「約束された勝利の剣」の被害が周辺に及ばないよう配慮したり、カスタムV-MAXを手配したりとその能力を活かすことには余念が無かった。マスターとしての手腕は確かであり、セイバーもその点は認めていた。 |
− | *彼と契約していた時のセイバーは幸運がDランクと、理不尽なほど低下している。反面、騎乗スキルはAランクに向上してマシンも扱えるようになっており、彼のマスター適正の傾向が窺える。 | + | *彼と契約していた時のセイバーは幸運がDランクと、理不尽なほど低下している。反面、騎乗スキルはAランクに向上してマシンも扱えるようになっており、彼のマスター適性の傾向が窺える。 |
| *セイバーを無視する態度はシリーズを通して徹底しており、『タイころアッパー』でセイバーと再会した時も彼女の存在を無視した。 | | *セイバーを無視する態度はシリーズを通して徹底しており、『タイころアッパー』でセイバーと再会した時も彼女の存在を無視した。 |
| **セイバーを無視していたのは、栄誉を重んじる騎士道など、戦いに関する価値観が違い過ぎるから。アイリの考察によると「アーサー王が実は女性だった」という事実に対して憤ったのもある模様。<br>男性であると期待していたのに伝説との食い違いに失望した、ということではなく、王の重荷を一人の少女に背負わせた周囲の人間たちとそれを受け入れたセイバーの生き方を許容できなかったため。後に士郎も同じ様に怒り、セイバーと衝突したが、彼は言うだけ無駄と諦めて口にしなかった。 | | **セイバーを無視していたのは、栄誉を重んじる騎士道など、戦いに関する価値観が違い過ぎるから。アイリの考察によると「アーサー王が実は女性だった」という事実に対して憤ったのもある模様。<br>男性であると期待していたのに伝説との食い違いに失望した、ということではなく、王の重荷を一人の少女に背負わせた周囲の人間たちとそれを受け入れたセイバーの生き方を許容できなかったため。後に士郎も同じ様に怒り、セイバーと衝突したが、彼は言うだけ無駄と諦めて口にしなかった。 |
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| *「人生のあらゆる局面で女性を惹きつけ、なおかつその悉くを不幸な末路に追いやってしまう」というジンクスを有している。その魔手から逃れられたのは[[藤村大河]]ただ一人。 | | *「人生のあらゆる局面で女性を惹きつけ、なおかつその悉くを不幸な末路に追いやってしまう」というジンクスを有している。その魔手から逃れられたのは[[藤村大河]]ただ一人。 |
| **『Fate/Zero material』によると大河は[[シャーレイ|初恋の女性]]にどこか似た雰囲気があったため必要以上に甘やかしてしまったとか。 | | **『Fate/Zero material』によると大河は[[シャーレイ|初恋の女性]]にどこか似た雰囲気があったため必要以上に甘やかしてしまったとか。 |
− | *『Fate/Zero』著者・虚淵氏によれば、「正義の味方」としての格は[[アーチャー|同姓の英霊]]より大いに劣るとのこと。 | + | *『Fate/Zero』著者・虚淵氏によれば、「正義の味方」としての格は[[エミヤ|同姓の英霊]]より大いに劣るとのこと。 |
| **切嗣は多数を守るという理想を追求していった結果正義の味方を諦め、士郎(アーチャー)は正義の味方になるために多数を守る理想を追求していった。ただし、どちらも自分の情を入れない点で共通している。 | | **切嗣は多数を守るという理想を追求していった結果正義の味方を諦め、士郎(アーチャー)は正義の味方になるために多数を守る理想を追求していった。ただし、どちらも自分の情を入れない点で共通している。 |
| **『Fate/Zero material』によれば、切嗣は初期に憧れを喪失し、正義を呪うまでになりながら「今までの犠牲を無駄にしたくない」という一心から深みに嵌っていった。そんな後ろ向きな姿勢なため格が劣ると語られている。 | | **『Fate/Zero material』によれば、切嗣は初期に憧れを喪失し、正義を呪うまでになりながら「今までの犠牲を無駄にしたくない」という一心から深みに嵌っていった。そんな後ろ向きな姿勢なため格が劣ると語られている。 |
| *第四次聖杯戦争終了後から死亡するまでの間に大聖杯の位置を探り当てており、次の聖杯戦争が行われるだろう約六十年後までに大聖杯を破壊しようと仕掛けを施していた。目算では、三十~四十年もあれば破壊できるだけの魔力の「瘤」ができる筈だった。<br>ただし、第五次は第四次の十年後という、切嗣の予想外に短い期間の後に起こってしまったため、この仕掛けが効果を発揮することはなかった。<br>さらに、桜ルートでは凛と桜の死闘によって洞窟が破壊されたため、仕掛け自体が完全に無用のものと化した。 | | *第四次聖杯戦争終了後から死亡するまでの間に大聖杯の位置を探り当てており、次の聖杯戦争が行われるだろう約六十年後までに大聖杯を破壊しようと仕掛けを施していた。目算では、三十~四十年もあれば破壊できるだけの魔力の「瘤」ができる筈だった。<br>ただし、第五次は第四次の十年後という、切嗣の予想外に短い期間の後に起こってしまったため、この仕掛けが効果を発揮することはなかった。<br>さらに、桜ルートでは凛と桜の死闘によって洞窟が破壊されたため、仕掛け自体が完全に無用のものと化した。 |
− | *士郎に「魔術回路を逐一作り直す」「強化魔術」という非効率な魔術を教えたのはワザと。本心では魔術を教えたくなかったが、強さを求める士郎を納得させるために、成果の出ない方法を教えた。<br>しかし士郎はこの使い物にならない魔術の訓練を5年以上も続け、ある未来においては[[アーチャー|自分だけの境地]]に辿り着いてしまうこととなる。 | + | *士郎に「魔術回路を逐一作り直す」「強化魔術」という非効率な魔術を教えたのはワザと。本心では魔術を教えたくなかったが、強さを求める士郎を納得させるために、成果の出ない方法を教えた。<br>しかし士郎はこの使い物にならない魔術の訓練を5年以上も続け、ある未来においては[[エミヤ|自分だけの境地]]に辿り着いてしまうこととなる。 |
| + | **なお、コミック版『Fate/Zero』にて、この方針については若き日の[[藤村大河]]の入れ知恵があったことが明かされた。 |
| *愛銃がトンプソン・コンテンダーになったのは、虚淵氏の強い要望によるもの。『stay night』発売当時、彼の礼装が銃だったことを知った氏が、「魔術師の銃」に相応しい変り種かつ破格の大火力、そして映画『ハード・ターゲット』での活躍が印象的だったこの銃を推したのが事の発端。<br>『Zero』を書くきっかけになった銃という氏の言の通り、劇中でこの銃の設定と威力はくどいほど力を入れて描写されている。 | | *愛銃がトンプソン・コンテンダーになったのは、虚淵氏の強い要望によるもの。『stay night』発売当時、彼の礼装が銃だったことを知った氏が、「魔術師の銃」に相応しい変り種かつ破格の大火力、そして映画『ハード・ターゲット』での活躍が印象的だったこの銃を推したのが事の発端。<br>『Zero』を書くきっかけになった銃という氏の言の通り、劇中でこの銃の設定と威力はくどいほど力を入れて描写されている。 |
| *「切嗣」という名前をつけたのは原作者奈須氏だが、この名から「起源弾」の効果を考えたのは『Zero』作者の虚淵氏。 | | *「切嗣」という名前をつけたのは原作者奈須氏だが、この名から「起源弾」の効果を考えたのは『Zero』作者の虚淵氏。 |
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| *イリヤには裏切ったと誤解されたまま亡くなったが、切嗣本人はイリヤの事を溺愛している。もしイリヤに恋人が出来たら、容赦なく排除するらしい。それは例え士郎でも例外では無いとか。<br>ちなみにこれはカーニバルファンタズムでの発言である。 | | *イリヤには裏切ったと誤解されたまま亡くなったが、切嗣本人はイリヤの事を溺愛している。もしイリヤに恋人が出来たら、容赦なく排除するらしい。それは例え士郎でも例外では無いとか。<br>ちなみにこれはカーニバルファンタズムでの発言である。 |
| *見た目と性格に反して味覚はかなりのジャンクフード舌で、blu-rayBOXⅡの特典ドラマCDの中で食事を作ってくれる士郎に「和食ばかりでなくたまにはハンバーグとかも…」などと発言しておりそれを士郎に叱咤されるなどなかなか意外な一面を見せている。アインツベルンの宮廷料理に慣れきった彼には、むしろジャンクフードの殺伐とした味が心地よいのかもしれない。 | | *見た目と性格に反して味覚はかなりのジャンクフード舌で、blu-rayBOXⅡの特典ドラマCDの中で食事を作ってくれる士郎に「和食ばかりでなくたまにはハンバーグとかも…」などと発言しておりそれを士郎に叱咤されるなどなかなか意外な一面を見せている。アインツベルンの宮廷料理に慣れきった彼には、むしろジャンクフードの殺伐とした味が心地よいのかもしれない。 |
− | **第四時聖杯戦争中に某ハンバーガーチェーンの食事を摂った際の感想は「なにより作業の手を止めず、機械的に口に運ぶだけで栄養補給が出来るのが素晴らしい」(要約)。<br>どこぞの[[バゼット・フラガ・マクレミッツ|ダメ執行者]]を彷彿とさせる独白である。 | + | **第四次聖杯戦争中に某ハンバーガーチェーンの食事を摂った際の感想は「なにより作業の手を止めず、機械的に口に運ぶだけで栄養補給が出来るのが素晴らしい」(要約)。<br>どこぞの[[バゼット・フラガ・マクレミッツ|ダメ執行者]]を彷彿とさせる独白である。 |
| *彼に付き従った2人の女性が、2人とも「元々人間性がなく(失って)、切嗣に出会って感情が芽生えて(殻を得て)」おり、かつ「切嗣を全肯定してくれる」女性である事については興味深い。<br>それは元々彼女達が持っていた性質なのか、それとも切嗣が求めた性質なのだろうか。 | | *彼に付き従った2人の女性が、2人とも「元々人間性がなく(失って)、切嗣に出会って感情が芽生えて(殻を得て)」おり、かつ「切嗣を全肯定してくれる」女性である事については興味深い。<br>それは元々彼女達が持っていた性質なのか、それとも切嗣が求めた性質なのだろうか。 |
| *傭兵のようなことをしていた時のことは記録上は戦場が最も激化し破滅的になった時期に赴いてることになっているが、つまりこれは切嗣が赴く前をピークに切嗣の活動開始後は戦場が収束に向かっていたということになる。幸か不幸か、聖杯戦争以前は天秤の測り手としての行為は上手くやれていたと思われる。 | | *傭兵のようなことをしていた時のことは記録上は戦場が最も激化し破滅的になった時期に赴いてることになっているが、つまりこれは切嗣が赴く前をピークに切嗣の活動開始後は戦場が収束に向かっていたということになる。幸か不幸か、聖杯戦争以前は天秤の測り手としての行為は上手くやれていたと思われる。 |
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| *コンテンダーは魔術師殺しを辞めてからの9年間は舞弥に預けていた。 | | *コンテンダーは魔術師殺しを辞めてからの9年間は舞弥に預けていた。 |
| *士郎が留守番できるようになると頻繁に家を空けていた。一ヶ月いないのはざら、半年に一度しか帰ってこないときもあった。いつも家で一人きりは寂しかったが、土産話で帳消しにできるほど士郎はその生活を好いていた。 | | *士郎が留守番できるようになると頻繁に家を空けていた。一ヶ月いないのはざら、半年に一度しか帰ってこないときもあった。いつも家で一人きりは寂しかったが、土産話で帳消しにできるほど士郎はその生活を好いていた。 |
| + | *『プリズマ☆イリヤ』では海外を飛び回っているためか、作中では直接には登場しない。(ドラマCDでは珍しく帰れたとのことで登場できた) |
| + | **……後々からメタ的な事情を考えると、「魔法少女モノで主人公の父親にほとんど需要が無いから」という大人の事情に加えて、'''「切嗣と美遊を直接会わせないため」'''という可能性が高い。 |
| + | |
| == 話題まとめ == | | == 話題まとめ == |
| ;父の日 | | ;父の日 |
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| == 商品情報 == | | == 商品情報 == |
| <amazon>B008OVBWEU</amazon><amazon>B0087D89SM</amazon><amazon>B00BCEGR8W</amazon><amazon>B009P4N18U</amazon> | | <amazon>B008OVBWEU</amazon><amazon>B0087D89SM</amazon><amazon>B00BCEGR8W</amazon><amazon>B009P4N18U</amazon> |
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| + | == 脚注 == |
| + | ===注釈=== |
| + | <references group="注"/> |
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| + | ===出典=== |
| + | <references group="出"/> |
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| == リンク == | | == リンク == |
| *[[登場人物]] | | *[[登場人物]] |
| + | *[[魔術師]] |
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| + | {{DEFAULTSORT:えみや きりつく}} |
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| + | [[Category:登場人物あ行]] |
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