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| | 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]] | | | 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]] |
| | 声優 = 鈴村健一 | | | 声優 = 鈴村健一 |
− | | 演者 = | + | | 演者 = 神永圭祐 |
| | 依代 = | | | 依代 = |
| | 身長 = 178cm | | | 身長 = 178cm |
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| | 地域 = 古代イスラエル | | | 地域 = 古代イスラエル |
| | 属性 = 秩序・善 | | | 属性 = 秩序・善 |
− | | 隠し属性 = | + | | 副属性 = |
| | 性別 = 男性 | | | 性別 = 男性 |
| | スリーサイズ = | | | スリーサイズ = |
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| | 二人称 = 君 | | | 二人称 = 君 |
| | 三人称 = 君たち/諸君 | | | 三人称 = 君たち/諸君 |
− | | 異名 = | + | | 異名 = 魔術王 |
| | 愛称 = | | | 愛称 = |
| | イメージカラー = | | | イメージカラー = |
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| | レア度 = ☆5<br />プレイヤー側未実装 | | | レア度 = ☆5<br />プレイヤー側未実装 |
| }} | | }} |
| + | |
| == 概要 == | | == 概要 == |
| | | |
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| : ソロモン王の第二宝具。 | | : ソロモン王の第二宝具。 |
| ; 訣別の時きたれり、其は世界を手放すもの(アルス・ノヴァ) | | ; 訣別の時きたれり、其は世界を手放すもの(アルス・ノヴァ) |
− | :ランク:D<br />種別:対人宝具 | + | : ランク:D<br />種別:対人宝具<br />レンジ:-<br />最大捕捉:1人 |
| : 第一宝具。[[ゲーティア]]ではなく、真のソロモン王が持つ宝具。[[ゲーティア]]が真名を知らなかった、ソロモン王の本当の第一宝具。 | | : 第一宝具。[[ゲーティア]]ではなく、真のソロモン王が持つ宝具。[[ゲーティア]]が真名を知らなかった、ソロモン王の本当の第一宝具。 |
| :ソロモン王が全能の指輪を天に返した「人間らしい英雄」の逸話を宝具として再現したモノ。彼がそれまで為し得た偉業、為し得た奇跡、為し得た魔術、そのすべてを手放す別れの詩。 | | :ソロモン王が全能の指輪を天に返した「人間らしい英雄」の逸話を宝具として再現したモノ。彼がそれまで為し得た偉業、為し得た奇跡、為し得た魔術、そのすべてを手放す別れの詩。 |
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| : 弟子の一人。「禁忌中の禁忌」とされる知識を授けた。 | | : 弟子の一人。「禁忌中の禁忌」とされる知識を授けた。 |
| : 後に彼の家系が[[時計塔]]の伝承科のロードとなる。 | | : 後に彼の家系が[[時計塔]]の伝承科のロードとなる。 |
− | ;[[アシュタレト]] | + | ;[[スペース・イシュタル|アシュタレト]] |
| :豊穣神としての彼女の信仰を認め、自身も神殿に礼拝した。この為、ユダヤ教徒から激しく非難された。 | | :豊穣神としての彼女の信仰を認め、自身も神殿に礼拝した。この為、ユダヤ教徒から激しく非難された。 |
| + | ;[[キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ]] |
| + | :ブリシサン同様、弟子の一人。 |
| | | |
| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
| === Fate/Grand Order === | | === Fate/Grand Order === |
| + | ;「いや、まあ、別に、何も?」 |
| + | :生前。人間が最期には死で終わるのをどう思うのかと「[[ゲーティア|何者か]]」に問われての返事。 |
| + | :その微笑と共に放たれたあまりにも人の心がない一言に「何者か」は密かに一つの決意をすることになる。 |
| + | |
| ;「我が名は魔術王ソロモン。[[ゲーティア]]。お前に引導を渡すものだ」 | | ;「我が名は魔術王ソロモン。[[ゲーティア]]。お前に引導を渡すものだ」 |
− | : 偽りの魔術王が捨てた名の本当の持ち主が名乗りを上げる。 | + | : 終局特異点にて。偽りの魔術王が捨てた名の本当の持ち主が名乗りを上げる。 |
| | | |
| ;「……命とは終わるもの。生命とは苦しみを積みあげる巡礼だ。<br> だがそれは、決して死と<ruby><rb>断絶</rb><rt>だんぜつ</rt></ruby>の物語ではない。<br> ゲーティア。我が積年の<ruby><rb>慚愧</rb><rt>ざんき</rt></ruby>。我が亡骸から生まれた獣よ。<br> 今こそ、ボクのこの手で、おまえの悪を裁く時だ。」 | | ;「……命とは終わるもの。生命とは苦しみを積みあげる巡礼だ。<br> だがそれは、決して死と<ruby><rb>断絶</rb><rt>だんぜつ</rt></ruby>の物語ではない。<br> ゲーティア。我が積年の<ruby><rb>慚愧</rb><rt>ざんき</rt></ruby>。我が亡骸から生まれた獣よ。<br> 今こそ、ボクのこの手で、おまえの悪を裁く時だ。」 |
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| :戦闘モーション付きでの台詞。[[ゲーティア]]はソロモン王の宝具『誕生の時きたれり、其は全てを修めるもの』でソロモン自身の排除にかかる。 | | :戦闘モーション付きでの台詞。[[ゲーティア]]はソロモン王の宝具『誕生の時きたれり、其は全てを修めるもの』でソロモン自身の排除にかかる。 |
| :だが、ソロモン王にとっても「自らの宝具で消滅する結末」は初めから覚悟のうちだった。彼がそれまで為し得た偉業、為し得た奇跡、為し得た魔術、そのすべてを手放す別れの詩。 | | :だが、ソロモン王にとっても「自らの宝具で消滅する結末」は初めから覚悟のうちだった。彼がそれまで為し得た偉業、為し得た奇跡、為し得た魔術、そのすべてを手放す別れの詩。 |
− | :この戦闘ムービーのボイスは最終章制作時の三年前に録ってあり、ディライトワークスの方たちもその存在を忘れていたほどに初期から存在していた<ref group = "出" name="奈須きのこ×塩川洋介4Gamer">[https://www.4gamer.net/games/266/G026651/20170302098/index_2.html 「Fate/Grand Order」がもたらす新しいスマホゲームの形――奈須きのこ×塩川洋介が語るFGOの軌跡と未来とは]</ref>。 | + | :この戦闘ムービーのボイスは最終章制作時の3年前に録ってあり、ディライトワークスの方たちもその存在を忘れていたほどに初期から存在していた<ref group = "出" name="奈須きのこ×塩川洋介4Gamer">[https://www.4gamer.net/games/266/G026651/20170302098/index_2.html 「Fate/Grand Order」がもたらす新しいスマホゲームの形――奈須きのこ×塩川洋介が語るFGOの軌跡と未来とは]</ref>。 |
− | :収録当時、奈須きのこ以外「なんでバトル以外のボイスをとってるんだ? ドラマCD?」などと思っていたそうな<ref group = "出" name="奈須きのこ×塩川洋介4Gamer" />。 | + | :収録当時、奈須氏以外は「なんでバトル以外のボイスをとってるんだ? ドラマCD?」などと思っていたそうな<ref group = "出" name="奈須きのこ×塩川洋介4Gamer" />。 |
| | | |
| ;「おまえの持つ九つの指輪。そして私の持つ最後の指輪。<br> 今、ここに全ての指輪が揃った。なら<ruby><rb>あの時</rb><rt>・・・</rt></ruby>の再現が出来る。」<br>「ソロモン王の本当の第一宝具。私の唯一の、“人間の”英雄らしい逸話の再現が。」 | | ;「おまえの持つ九つの指輪。そして私の持つ最後の指輪。<br> 今、ここに全ての指輪が揃った。なら<ruby><rb>あの時</rb><rt>・・・</rt></ruby>の再現が出来る。」<br>「ソロモン王の本当の第一宝具。私の唯一の、“人間の”英雄らしい逸話の再現が。」 |
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| * ファンタジー界隈では余りに有名な人物。七十二柱もの魔神を束ね、父親であるダビデが成せなかった大神殿を築いた破格の王。ソロモンと彼の眷属達に纏わる逸話も数え切れないほど存在し、'''父親より遥かに聖杯戦争に映える英霊'''とファンからは囁かれていた。 | | * ファンタジー界隈では余りに有名な人物。七十二柱もの魔神を束ね、父親であるダビデが成せなかった大神殿を築いた破格の王。ソロモンと彼の眷属達に纏わる逸話も数え切れないほど存在し、'''父親より遥かに聖杯戦争に映える英霊'''とファンからは囁かれていた。 |
| ** タイプムーンの世界でも、公式で言及された『魔術の王とされ、彼の死後加速度的に神代の神秘が失われ、西暦を迎えて完全に神代が終了した』という重要な転換点としての設定や、[[メレム・ソロモン]]の名の由来となった人物であることなどからその存在には少なくない注目が集まっており、それ故に黒幕と思しき登場はファンに衝撃を与えた。 | | ** タイプムーンの世界でも、公式で言及された『魔術の王とされ、彼の死後加速度的に神代の神秘が失われ、西暦を迎えて完全に神代が終了した』という重要な転換点としての設定や、[[メレム・ソロモン]]の名の由来となった人物であることなどからその存在には少なくない注目が集まっており、それ故に黒幕と思しき登場はファンに衝撃を与えた。 |
− | **余談だが第四章以前にも『[[氷室の天地 Fate/school life]]』におけるぼくの考えた最強偉人募集でひっそりと登場していた。(あくまでも古代ヘブライ伝承上のソロモン王であって本人ではないが) | + | **余談だが第四章以前にも『[[氷室の天地 Fate/school life]]』におけるぼくの考えた最強偉人募集でひっそりと登場していた(あくまでも古代ヘブライ伝承上のソロモン王であって本人ではないが)。 |
| ***能力名は『ソロモン王の指輪』と普通に伝承通りだが、画風は'''某妖怪漫画家'''的なアレであって指輪というより笛を吹いて十二使徒を使役する方になってしまっている。 | | ***能力名は『ソロモン王の指輪』と普通に伝承通りだが、画風は'''某妖怪漫画家'''的なアレであって指輪というより笛を吹いて十二使徒を使役する方になってしまっている。 |
| *何気に現状では唯一の、'''聖杯戦争に参加して優勝し、自身の願いを(自身の望む形で)叶えることに成功した'''サーヴァント。 | | *何気に現状では唯一の、'''聖杯戦争に参加して優勝し、自身の願いを(自身の望む形で)叶えることに成功した'''サーヴァント。 |
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| ==話題まとめ== | | ==話題まとめ== |
| ; 『訣別の時来たれり、其は世界を手放すもの』が齎した結果 | | ; 『訣別の時来たれり、其は世界を手放すもの』が齎した結果 |
− | : FGO第一部最終章において重要な役割を担った『訣別の時来たれり、其は世界を手放すもの』だが、この効果については疑問点が残る。 | + | : FGO第1部最終章において重要な役割を担った『訣別の時来たれり、其は世界を手放すもの』だが、この効果については疑問点が残る。 |
| : まず、FGO最終章が完結した際にゲーム内プロフィール欄に書かれた「遠い未来において「魔術」が人間にとっての悪になった時、これを滅ぼすためにソロモンが用意した安全装置とも言える。己の姿や功績が二度と地上に現れない以上、英霊の座からも消滅し、ソロモン王の痕跡は世界や人類史から全て消え去り、人類では誰も到達していない終わり、本当の意味での「無」に至る。」という記載。 | | : まず、FGO最終章が完結した際にゲーム内プロフィール欄に書かれた「遠い未来において「魔術」が人間にとっての悪になった時、これを滅ぼすためにソロモンが用意した安全装置とも言える。己の姿や功績が二度と地上に現れない以上、英霊の座からも消滅し、ソロモン王の痕跡は世界や人類史から全て消え去り、人類では誰も到達していない終わり、本当の意味での「無」に至る。」という記載。 |
| : これをそのまま受け取った場合、これによって現代の世界に生じるであろう弊害のようなものは特に描写されていないという点が当時疑問として挙げられた。「ソロモンから生まれ出でたモノの完全消滅」とくれば、彼が築いた魔術の基礎の部分が魔術師たちの記憶から消失したり、もっと言えば誕生経緯に彼の直接関わったカルデアが消滅でもしそうなモノだが特にそういった描写はない、というものである。 | | : これをそのまま受け取った場合、これによって現代の世界に生じるであろう弊害のようなものは特に描写されていないという点が当時疑問として挙げられた。「ソロモンから生まれ出でたモノの完全消滅」とくれば、彼が築いた魔術の基礎の部分が魔術師たちの記憶から消失したり、もっと言えば誕生経緯に彼の直接関わったカルデアが消滅でもしそうなモノだが特にそういった描写はない、というものである。 |
− | : 後にこれを受けてか「FGOmaterialⅣ」においてソロモンの項の宝具欄に「ソロモンの完全消滅とは彼の痕跡がなくなるという意味ではなく、「彼が成すべき事をすべて終了した」という意味合いとなる。」「あらゆる生命はその完結時・終了時に「やり残し」が存在し、その者がどれほど完璧な人生を送ろうと残される「余剰」を後に続く人々が受け持つ事で人類史の轍は作られる。それに対し、生命の宿題/この宇宙で成すべきタスクすべてを完璧に成し遂げ、やり残しを完全に無くした状態になったことで、ソロモンは自らの存在意義と役目を完結させたのだ。」と解説が加えられた。<del>例によって例の如く前言は翻ったのである</del> | + | : 後にこれを受けてか「FGO material Ⅳ」においてソロモンの項の宝具欄に「ソロモンの完全消滅とは彼の痕跡がなくなるという意味ではなく、「彼が成すべき事をすべて終了した」という意味合いとなる。」「あらゆる生命はその完結時・終了時に「やり残し」が存在し、その者がどれほど完璧な人生を送ろうと残される「余剰」を後に続く人々が受け持つ事で人類史の轍は作られる。それに対し、生命の宿題/この宇宙で成すべきタスクすべてを完璧に成し遂げ、やり残しを完全に無くした状態になったことで、ソロモンは自らの存在意義と役目を完結させたのだ。」と解説が加えられた。<del>例によって例の如く前言は翻ったのである</del> |
| : これによりソロモンの消滅による現世への影響が現れなかったことへの回答が得られた……ように見えるが、materialにおいても「遠い未来において「魔術」が人間にとっての悪になった時、これを滅ぼすためにソロモンが用意した安全装置とも言える。」という一文には変化がなかった。 | | : これによりソロモンの消滅による現世への影響が現れなかったことへの回答が得られた……ように見えるが、materialにおいても「遠い未来において「魔術」が人間にとっての悪になった時、これを滅ぼすためにソロモンが用意した安全装置とも言える。」という一文には変化がなかった。 |
| : ゲーティアが将来人理を滅ぼそうとする未来を予見していなかったであろうことを考えれば、ここで言う「魔術」がゲーティアを指していないだろうことは間違いない。 | | : ゲーティアが将来人理を滅ぼそうとする未来を予見していなかったであろうことを考えれば、ここで言う「魔術」がゲーティアを指していないだろうことは間違いない。 |
| : 一体ここで言う「魔術」とは何を指し、そして如何様にして抑止されるはずだったのだろうか……。 | | : 一体ここで言う「魔術」とは何を指し、そして如何様にして抑止されるはずだったのだろうか……。 |
| + | ;没年 |
| + | :ソロモン王の没年は史実では紀元前931年頃とされており、FGO最終章1節でも[[ロマニ・アーキマン]]がそう触れている。 |
| + | :だが、「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿material」の時計塔年表においては、ソロモン王死去と神世の終わりが紀元前960年頃と書かれており、30年ほどの開きがある。 |
| + | :これを真に受けるのであれば、ソロモン王が紀元前960年頃に死亡した後、[[ゲーティア|何者か]]がそれに成り代わりソロモン王としての偉業を成したことが示唆される。 |
| + | :史実においてソロモン王は後半生で堕落したと言われており、型月ではそれをこう解釈したのかもしれない。 |
| + | :ただ奈須きのこの事なので、事件簿マテリアルの元となった資料自体に誤字や誤解がある可能性もあるのだが……。 |
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| == 脚注 == | | == 脚注 == |