「アストルフォ」を編集中
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| 外国語表記 = Astolfo | | 外国語表記 = Astolfo | ||
| 声優 = 大久保瑠美 | | 声優 = 大久保瑠美 | ||
+ | | 演者 = | ||
| 身長 = 164cm | | 身長 = 164cm | ||
| 体重 = 56kg | | 体重 = 56kg | ||
+ | | 誕生日 = | ||
+ | | 血液型 = | ||
| 出典 = シャルルマーニュ伝説 | | 出典 = シャルルマーニュ伝説 | ||
| 地域 = フランス | | 地域 = フランス | ||
| 属性 = 混沌・善 | | 属性 = 混沌・善 | ||
− | | | + | | 隠し属性 = 地 |
| 性別 = <del>男性</del> 秘密 | | 性別 = <del>男性</del> 秘密 | ||
| スリーサイズ = B71/W59/H73 | | スリーサイズ = B71/W59/H73 | ||
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| 特技 = 火事場の馬鹿力 | | 特技 = 火事場の馬鹿力 | ||
| 好きな物 = この世全て | | 好きな物 = この世全て | ||
− | | 苦手な物 = | + | | 苦手な物 = 潤んだ瞳で訴えかける系の生物 |
| 天敵 = なし | | 天敵 = なし | ||
| デザイン = 近衛乙嗣 | | デザイン = 近衛乙嗣 | ||
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| レア度 = ☆4 | | レア度 = ☆4 | ||
}} | }} | ||
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== 概要 == | == 概要 == | ||
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: 実体化を好み、マスターの制止にも関らず、城下にホムンクルス用の簡素な衣装を着て、頻繁に遊びに繰り出している。偶然出会ったホムンクルスの少年を助け、彼の友人となり、脱走の手助けをするようになった。その後、蘇生したホムンクルスが「[[ジーク]]」と名乗り、彼が一人でやっていけるのを見届け、別れを告げる。 | : 実体化を好み、マスターの制止にも関らず、城下にホムンクルス用の簡素な衣装を着て、頻繁に遊びに繰り出している。偶然出会ったホムンクルスの少年を助け、彼の友人となり、脱走の手助けをするようになった。その後、蘇生したホムンクルスが「[[ジーク]]」と名乗り、彼が一人でやっていけるのを見届け、別れを告げる。 | ||
: ユグドミレニアに帰還後[[ジークフリート|セイバー]]消滅の責を問われ、[[ヴラド三世 (Apocrypha)|ランサー]]に両手両足に杭を打ち込まれ、[[アヴィケブロン|キャスター]]の流体ゴーレムによって身動き一つ取れなくさせられるなど厳しい処罰を受けるが、[[シロウ・コトミネ|シロウ]]達の総攻撃の際、解放され戦場に赴く。だがホムンクルス達への負い目から、宝具の使用を控えたせいで[[セミラミス|赤のアサシン]]との空中戦で後れを取り、更に乱入してきた[[モードレッド|赤のセイバー]]との格と技量の差から窮地に立たされてしまう。そして彼を助けに現れたジークのセイバー化、異形化した赤のバーサーカーの暴走という混迷の戦場の中、大聖杯の奪還よりジークの傍にいることを選択する。 | : ユグドミレニアに帰還後[[ジークフリート|セイバー]]消滅の責を問われ、[[ヴラド三世 (Apocrypha)|ランサー]]に両手両足に杭を打ち込まれ、[[アヴィケブロン|キャスター]]の流体ゴーレムによって身動き一つ取れなくさせられるなど厳しい処罰を受けるが、[[シロウ・コトミネ|シロウ]]達の総攻撃の際、解放され戦場に赴く。だがホムンクルス達への負い目から、宝具の使用を控えたせいで[[セミラミス|赤のアサシン]]との空中戦で後れを取り、更に乱入してきた[[モードレッド|赤のセイバー]]との格と技量の差から窮地に立たされてしまう。そして彼を助けに現れたジークのセイバー化、異形化した赤のバーサーカーの暴走という混迷の戦場の中、大聖杯の奪還よりジークの傍にいることを選択する。 | ||
− | : | + | : それによってマスターであるセレニケの不興を買い、ジークを殺害するよう令呪で強制されかかるも、赤のセイバーの乱入によってセレニケが殺害されたことで事なきを得る。令呪の強制力に耐え切るためにマスターからの魔力供給を必要としたため、ジークと新たなマスターとして契約を結んだ。 |
− | : 空中庭園での最終決戦では魔導書とヒポグリフの力を完全開放し、満身創痍になりながらも空中庭園の迎撃術式を全て破壊。さらに[[アキレウス|赤のライダー]] | + | : 空中庭園での最終決戦では魔導書とヒポグリフの力を完全開放し、満身創痍になりながらも空中庭園の迎撃術式を全て破壊。さらに[[アキレウス|赤のライダー]]から渡された彼の「盾」によって赤のランサーの「槍」を防ぎ、ジークの危機を救う。全ての戦いが終わった後はカウレスとレティシアを連れて脱出した。 |
: 聖杯大戦終結後も世界の裏側へ消えたジークとのラインは維持されたままで現界し続けており、生きる目標を見つけるべく世界を巡ろうと考えている。 | : 聖杯大戦終結後も世界の裏側へ消えたジークとのラインは維持されたままで現界し続けており、生きる目標を見つけるべく世界を巡ろうと考えている。 | ||
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; 人物 | ; 人物 | ||
: 純真無垢で明朗快活、美少女と見紛う、派手に着飾った中性的な美少年。 | : 純真無垢で明朗快活、美少女と見紛う、派手に着飾った中性的な美少年。 | ||
: 非常に前向きな性格で、かつて多くの失敗や敗北を重ねたにも関らず、それらを「挫折」とは考えない。常人なら絶望するはずの樹木にされた経験も彼にとってはいい思い出である。 | : 非常に前向きな性格で、かつて多くの失敗や敗北を重ねたにも関らず、それらを「挫折」とは考えない。常人なら絶望するはずの樹木にされた経験も彼にとってはいい思い出である。 | ||
− | : | + | : しかし「理性が蒸発している」と例えられるほどのお調子者で、どこに転がしても完全なる能天気。また、トンでもない大ポカをやらかすことがあり、ホムンクルスとの会話でうっかりアーチャーの真名を漏らしたり、自身の宝具の名前を忘れてしまうなど、非常にうっかりした性格をしている。 |
− | : | + | : 自身にとって「その行為が心地よい」ものであれば全く問題はないが、その場での判断で勝手に動いてしまうものの、幸運の高さで大抵は上手くいく。理性が蒸発しているというのも相まって、ともすれば堕落、悪に変転する可能性もゼロではないが、そもそも頭から根本的に「悪事を為す」というプログラムそのものが抜けているため、善良である。むしろ助けを求めるものは決して見捨てず、ホムンクルスの一体を担ぎ上げて助けたり、体躯も筋力も圧倒的に上回る[[スパルタクス|赤のバーサーカー]]に一歩も怯まない純正の英雄。マスターに対しては善良であればひたすら懷き、簡単に命をかけてしまう程に忠実であるが、逆にやたらと邪悪だった場合は最悪自害を選びかねない。 |
: 彼が女性のような格好をしているのは、かつて戦友であり、「狂えるオルランド」と呼ばれたローランを静めるため、と主張している。 | : 彼が女性のような格好をしているのは、かつて戦友であり、「狂えるオルランド」と呼ばれたローランを静めるため、と主張している。 | ||
: 聖杯に懸ける望みは無く、二度目の生を愉しむために受肉しようか程度の動機から聖杯大戦に参加した。しかしジークと出会ったことで、彼を助けたいという願いを抱くようになる。 | : 聖杯に懸ける望みは無く、二度目の生を愉しむために受肉しようか程度の動機から聖杯大戦に参加した。しかしジークと出会ったことで、彼を助けたいという願いを抱くようになる。 | ||
; 能力 | ; 能力 | ||
− | : | + | : 世界中を飛び回って様々な伝説を打ちたてた英雄である彼は角笛、本、幻馬(ヒポグリフ)、黄金の馬上槍など多種多様な宝具、魔術礼装を所有している。その為、真名が知られても問題がないタイプの英霊。 |
: ヒポグリフに騎乗せずとも電光石火の速さで戦場を駆け、魔術をメインの攻撃手段とする者や肉体のタフさが売りの相手には宝具を用いて有利に立ち回れるが、逆に言えば宝具に特化した能力のために、セイバーのようなステータスの高いサーヴァントには簡単に押さえ込まれてしまう。 | : ヒポグリフに騎乗せずとも電光石火の速さで戦場を駆け、魔術をメインの攻撃手段とする者や肉体のタフさが売りの相手には宝具を用いて有利に立ち回れるが、逆に言えば宝具に特化した能力のために、セイバーのようなステータスの高いサーヴァントには簡単に押さえ込まれてしまう。 | ||
− | : | + | : 細身の剣を持っていたが、ジークに譲渡してしまっている。また、ジークの件でホムンクルスが魔力供給用の電池として使い捨てられている状態を憂うようになり、宝具の真名を解放するなど魔力消費が激しい行動を「やりたくないこと」として自ら制限をかけてしまっていた。ジークと再契約後は宝具の力を存分に発揮するが、同時に使用すれば一流の魔術師ですら五分も持たないほどに魔力を消耗する。 |
== バリエーション / コスチューム == | == バリエーション / コスチューム == | ||
66行目: | 66行目: | ||
この衣装は後の名乗りから、通称「正義のセーラー服ナイト」と呼ばれている。 | この衣装は後の名乗りから、通称「正義のセーラー服ナイト」と呼ばれている。 | ||
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== ステータス == | == ステータス == | ||
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! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 | ! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 | ||
|- | |- | ||
− | | rowspan=" | + | | rowspan="3"|[[ライダー]] || [[セレニケ・アイスコル・ユグドミレニア]] || D || D || B || C || A+ || C || 対魔力:A<br />騎乗:A+ || 単独行動:B<br />怪力:C-<br />理性蒸発:D || style="text-align:left"| |
|- | |- | ||
| [[ジーク]] || ? || ? || ? || ? || ? || ? || ? || ? || style="text-align:left"| | | [[ジーク]] || ? || ? || ? || ? || ? || ? || ? || ? || style="text-align:left"| | ||
|- | |- | ||
− | | [[主人公 (Grand Order)]] || D || D || B || C || A+ || C || 対魔力:A<br />騎乗:A+<br />単独行動:B || 怪力:C-<br />触れれば転倒!:D<br /> | + | | [[主人公 (Grand Order)]] || D || D || B || C || A+ || C || 対魔力:A<br />騎乗:A+<br />単独行動:B || 怪力:C-<br />触れれば転倒!:D<br />理性蒸発:D || style="text-align:left"| |
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|} | |} | ||
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: ランク:D<br />種別:対人宝具<br />レンジ:2~4<br />最大捕捉:1人<br />由来:カタイの王子・アルガリアが愛用した装飾も見事な黄金の馬上槍(ランス)。 | : ランク:D<br />種別:対人宝具<br />レンジ:2~4<br />最大捕捉:1人<br />由来:カタイの王子・アルガリアが愛用した装飾も見事な黄金の馬上槍(ランス)。 | ||
: ランスとしての攻撃力は備えているが殺傷することを前提にした武器ではなく、真名を解放することで触れたものを転倒させることができる。 | : ランスとしての攻撃力は備えているが殺傷することを前提にした武器ではなく、真名を解放することで触れたものを転倒させることができる。 | ||
− | : | + | : 宝具としてサーヴァントに使用すると、肉体のどこに触れようとも、膝から下が一時的に強制的に霊体化し、立ち上がれなくなる。この効果は魔力で形成された鎧の上からでも適用され、この「転倒」状態から復帰するためにはLUC判定が必要。肉体の損傷ではないため治癒魔術や再生能力を用いても効果が失われるまで脚部の異常を回復できない。ただし1ターンごとにLUC判定に上方修正があるため、成功確率は上がっていく。 |
: 赤のバーサーカーのような驚異的なタフネスを持つ敵には非常に有効な宝具で、どのような英霊でも脚部を奪われれば戦力の大幅な低下は免れない。 | : 赤のバーサーカーのような驚異的なタフネスを持つ敵には非常に有効な宝具で、どのような英霊でも脚部を奪われれば戦力の大幅な低下は免れない。 | ||
− | + | :『Grand Order』では「敵単体に確率でスタン付与<ref group = "注" name="1ターン">1ターン</ref>」という効果のDランクスキル。 | |
− | : 『Grand | ||
; 破却宣言(キャッサー・デ・ロジェスティラ) | ; 破却宣言(キャッサー・デ・ロジェスティラ) | ||
: ランク:C<br />種別:対人宝具<br />レンジ:-<br />最大捕捉:1人<br />由来:さる魔女から譲り受けた、全ての魔術を打ち破る手段が記載されている書物。 | : ランク:C<br />種別:対人宝具<br />レンジ:-<br />最大捕捉:1人<br />由来:さる魔女から譲り受けた、全ての魔術を打ち破る手段が記載されている書物。 | ||
: あらゆる魔術を打破する手段が書いてある魔道書。ただ所有しているだけであらゆる魔術を打ち破ることが可能で、Aランクの対魔力を獲得することができる。また、ステータスの一部が落書きされて読み取れなくなっているのも、この宝具の効果。ステータス確認も一種の魔術のようなものであるため、少しだけなら干渉できるとのこと。 | : あらゆる魔術を打破する手段が書いてある魔道書。ただ所有しているだけであらゆる魔術を打ち破ることが可能で、Aランクの対魔力を獲得することができる。また、ステータスの一部が落書きされて読み取れなくなっているのも、この宝具の効果。ステータス確認も一種の魔術のようなものであるため、少しだけなら干渉できるとのこと。 | ||
− | : さらに真名を開放させるか、本を読むことであらゆる魔術を打破する可能性を引きずり出す。真名発動することでページが千切れ、舞い散る紙片が使用者を包み込み、通常時を遥かに超える対魔術防御能力を与える。通常時はキャンセルできない[[固有結界]] | + | : さらに真名を開放させるか、本を読むことであらゆる魔術を打破する可能性を引きずり出す。真名発動することでページが千切れ、舞い散る紙片が使用者を包み込み、通常時を遥かに超える対魔術防御能力を与える。通常時はキャンセルできない[[固有結界]]かそれに極めて近い大魔術すら打破する可能性を掴めるという。また[[セミラミス|赤のアサシン]]の空中庭園から放たれたAランクすら上回る対軍級の光弾も苦もなく打ち消している。しかし、打ち消す容量には限界があるのか、後半は効果が切れておりプレートを破壊し終えた際には相当なダメージを受けている。 |
− | : | + | : ただし、アストルフォはこの宝具の真名を普段は忘れている。狂気の道標である月が隠れる新月の晩ならば理性が戻るため、真名を思い出しこの宝具の真の力を発動できるようになる。 |
:; 魔術万能攻略書(ルナ・ブレイクマニュアル) | :; 魔術万能攻略書(ルナ・ブレイクマニュアル) | ||
:: ランク:C<br />種別:対人宝具<br />レンジ:-<br />最大捕捉:1人 | :: ランク:C<br />種別:対人宝具<br />レンジ:-<br />最大捕捉:1人 | ||
− | :: | + | :: アストルフォが真名を忘却した「破却宣言」に自分で適当につけた仮の名称。 |
− | |||
; この世ならざる幻馬(ヒポグリフ) | ; この世ならざる幻馬(ヒポグリフ) | ||
− | :ランク:B+<br />種別:対軍宝具<br />レンジ:2~50<br />最大捕捉:100人<br /> | + | :ランク:B+<br />種別:対軍宝具<br />レンジ:2~50<br />最大捕捉:100人<br />由来:生前アストルフォが駆ったと云われる、グリフォンと雌馬の間に生まれる上半身は鷲、下半身は馬という本来「有り得ない」魔獣・ヒポグリフ。 |
: 神代の獣であるグリフォンよりランクは劣るが、その突進による粉砕攻撃はAランクの物理攻撃に相当する。かなりの速度で飛行することが可能らしく、最低限でもジャンボジェット機を追い抜くぐらいは造作もない(ライダーによれば「びゅーんって感じ」)。 | : 神代の獣であるグリフォンよりランクは劣るが、その突進による粉砕攻撃はAランクの物理攻撃に相当する。かなりの速度で飛行することが可能らしく、最低限でもジャンボジェット機を追い抜くぐらいは造作もない(ライダーによれば「びゅーんって感じ」)。 | ||
: その真の能力は「次元跳躍」である。ヒポグリフは元来「在り得ざる存在」という意味が込められた幻獣で、それ故に存在そのものが不安定な本当の意味での「幻獣」であるため、真名をもってその力を誇示すればするほどに非実在の存在としての認識が強まり、この次元から昇華されて存在が抹消され異なる次元へと跳躍する。そこで完全に消滅する寸前に、現実の存在である「乗り手」が元の世界に引っ張り上げることで、一瞬だけ消滅し、また出現するという状況を引き起こすことができる。そしてこの世界から消滅している瞬間だけはあらゆる観測から逃れ、攻撃を無効化することが可能となる。 | : その真の能力は「次元跳躍」である。ヒポグリフは元来「在り得ざる存在」という意味が込められた幻獣で、それ故に存在そのものが不安定な本当の意味での「幻獣」であるため、真名をもってその力を誇示すればするほどに非実在の存在としての認識が強まり、この次元から昇華されて存在が抹消され異なる次元へと跳躍する。そこで完全に消滅する寸前に、現実の存在である「乗り手」が元の世界に引っ張り上げることで、一瞬だけ消滅し、また出現するという状況を引き起こすことができる。そしてこの世界から消滅している瞬間だけはあらゆる観測から逃れ、攻撃を無効化することが可能となる。 | ||
: 跳躍する次元は魂だけが向かうことの出来る幻想種たちがいる世界。宝具として召喚されたヒポグリフは、垣間見ることはできても決して到達することのできない世界の裏側である。 | : 跳躍する次元は魂だけが向かうことの出来る幻想種たちがいる世界。宝具として召喚されたヒポグリフは、垣間見ることはできても決して到達することのできない世界の裏側である。 | ||
: 飛ぶだけなら魔力消費は大したことはないらしいが、能力を開放するとAランク宝具の全力開放に匹敵する魔力を消費し続けるほど燃費が悪い。 | : 飛ぶだけなら魔力消費は大したことはないらしいが、能力を開放するとAランク宝具の全力開放に匹敵する魔力を消費し続けるほど燃費が悪い。 | ||
− | : | + | : 頭もかなり良く、抽象的な思考を人並みにこなせる程。 |
− | :『Grand Order』では「敵全体に強力な防御力無視攻撃 | + | :『Grand Order』では「敵全体に強力な防御力無視攻撃&自身に回避状態を付与<ref group = "注" name="3回">3回</ref>&スターを獲得<ref group = "注" name="オーバーチャージで効果UP">オーバーチャージで効果UP</ref>」という効果のQuick宝具。 |
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; 恐慌呼び起こせし魔笛(ラ・ブラック・ルナ) | ; 恐慌呼び起こせし魔笛(ラ・ブラック・ルナ) | ||
: ランク:C<br />種別:対軍宝具<br />レンジ:1~50<br />最大捕捉:100人<br />由来:音色を聞いた妖鳥が恐怖で逃げ出すという角笛。 | : ランク:C<br />種別:対軍宝具<br />レンジ:1~50<br />最大捕捉:100人<br />由来:音色を聞いた妖鳥が恐怖で逃げ出すという角笛。 | ||
: 大きく吸い込んだ息を角笛に向けて吐き出す事で、龍の咆哮・巨鳥の雄たけび、神馬の嘶きに比肩するほどの魔音を発生させる純粋な音波による広域破壊兵器。威力はさほどではなく、竜翼兵や竜牙兵などの雑兵相手ならば100体以上を一瞬で消し飛ばすほどの効果を発揮できるもののサーヴァントを相手にするには心もとない。 | : 大きく吸い込んだ息を角笛に向けて吐き出す事で、龍の咆哮・巨鳥の雄たけび、神馬の嘶きに比肩するほどの魔音を発生させる純粋な音波による広域破壊兵器。威力はさほどではなく、竜翼兵や竜牙兵などの雑兵相手ならば100体以上を一瞬で消し飛ばすほどの効果を発揮できるもののサーヴァントを相手にするには心もとない。 | ||
− | : | + | :対象のHPがダメージ以下だった場合、塵になって四散する。 |
− | : | + | : この宝具の真の恐ろしさは度を超えた音の衝撃による混乱であり、慣れた者が吹けば聴覚を奪うことで敵サーヴァントをほんのわずかとはいえ不利にすることも可能である。 |
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: 通常は腰に下げられるサイズだが、使用時はアストルフォを囲うほどの大きさとなる。 | : 通常は腰に下げられるサイズだが、使用時はアストルフォを囲うほどの大きさとなる。 | ||
: 企画段階では音色を聞いた者に恐怖を与え逃げださせる効果で、魔術に抵抗のある英霊ならば留まることができるが通常の魔術師が耐えることは難しいというものだった。 | : 企画段階では音色を聞いた者に恐怖を与え逃げださせる効果で、魔術に抵抗のある英霊ならば留まることができるが通常の魔術師が耐えることは難しいというものだった。 | ||
<!--『Fate/Grand Order』では普段は使えないが、大量の魔力があれば一吹きは出来る模様。--> | <!--『Fate/Grand Order』では普段は使えないが、大量の魔力があれば一吹きは出来る模様。--> | ||
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== 真名:アストルフォ == | == 真名:アストルフォ == | ||
− | : | + | :アストルフォ。イングランド王の息子にして、シャルルマーニュ十二勇士の一人でありムードメーカー。 |
:実力こそ高名なローランやオリヴィエたちに劣っていたが、底抜けの明るさと高潔な騎士であったがゆえにかなりの難事を次々と乗り越えてゆく。 | :実力こそ高名なローランやオリヴィエたちに劣っていたが、底抜けの明るさと高潔な騎士であったがゆえにかなりの難事を次々と乗り越えてゆく。 | ||
141行目: | 119行目: | ||
:アストルフォもまた、シャルルマーニュ十二勇士として悪名高いロンスヴァルの戦いに参加し、その命を散らせた。 | :アストルフォもまた、シャルルマーニュ十二勇士として悪名高いロンスヴァルの戦いに参加し、その命を散らせた。 | ||
:そのこと自体は悔いてはいないものの、仲間の死に関しては別であった。 | :そのこと自体は悔いてはいないものの、仲間の死に関しては別であった。 | ||
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
===Fateシリーズ=== | ===Fateシリーズ=== | ||
151行目: | 128行目: | ||
: 当初「天声同化(オラクル)」の影響で[[カール大帝]]の陣営に与していたが、[[シャルルマーニュ]]たちに打ち倒されて正気に戻り、[[主人公 (EXTRA)]]の陣営に加わる。 | : 当初「天声同化(オラクル)」の影響で[[カール大帝]]の陣営に与していたが、[[シャルルマーニュ]]たちに打ち倒されて正気に戻り、[[主人公 (EXTRA)]]の陣営に加わる。 | ||
; [[Fate/Grand Order]] | ; [[Fate/Grand Order]] | ||
+ | : 『天草四郎体験クエスト』の開催に伴い実装。同じくして期間限定で参戦した[[シロウ・コトミネ|天草四郎]]体験クエストの中でNPCとしても参加する。 | ||
: 『ほぼ週間 サンタオルタさん』第二夜でサプライズ的な登場を果たす。ヒポグリフに乗って高度2000mでサンタオルタと邂逅してマリー達による攻撃を誘導するが、当然戦闘には参加しない。 | : 『ほぼ週間 サンタオルタさん』第二夜でサプライズ的な登場を果たす。ヒポグリフに乗って高度2000mでサンタオルタと邂逅してマリー達による攻撃を誘導するが、当然戦闘には参加しない。 | ||
: その後オルタに「オルレアンを救わなかったなまけ者」としてぞんざいな扱いを受けつつも、一応ちゃんと将来的な参戦を匂わせる発言を残していった。 | : その後オルタに「オルレアンを救わなかったなまけ者」としてぞんざいな扱いを受けつつも、一応ちゃんと将来的な参戦を匂わせる発言を残していった。 | ||
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; [[マンガで分かる!Fate/Grand Order]] | ; [[マンガで分かる!Fate/Grand Order]] | ||
: 男性版主人公に変態的な感情を向けられており、彼に出番がある際にはたいていセットで登場している。 | : 男性版主人公に変態的な感情を向けられており、彼に出番がある際にはたいていセットで登場している。 | ||
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===その他=== | ===その他=== | ||
− | ; [[TYPE-MOON | + | ; [[TYPE-MOON エイプリルフール企画|TMitter2015]] |
: インペリアルローマプロダクション所属のアイドル。 | : インペリアルローマプロダクション所属のアイドル。 | ||
: 性別をカミングアウトした結果、ますますファン(全員男性)が増えたとか。 | : 性別をカミングアウトした結果、ますますファン(全員男性)が増えたとか。 | ||
192行目: | 167行目: | ||
; [[モードレッド|赤のセイバー]] | ; [[モードレッド|赤のセイバー]] | ||
− | : | + | : 相性のかなり悪い相手。必殺のアルガリアは「直感」によって脅威を見抜かれてしまい、技量やステータスにもかなりの差がある。赤雷という飛び道具と魔力放出によるほとんど飛行に近い跳躍によってヒポグリフも不用意には使えず、戦えば確実な死のビジョンが見えるほど。 |
− | : | + | : 性格的な相性もノリが近いためか会話自体はスムーズなのだが、彼女がセイバーを侮辱し、戦場では当然の事とはいえジークを一度殺しているため、明確な敵愾心を抱いている。しかしながらセレニケを殺害して(結果論だが)窮地を救ったり、[[天草四郎時貞|シロウ・コトミネ]]に対抗するために共闘することになったりもしているため、色々と複雑な関係。 |
;[[アキレウス|赤のライダー]] | ;[[アキレウス|赤のライダー]] | ||
220行目: | 195行目: | ||
; [[シュヴァリエ・デオン]] | ; [[シュヴァリエ・デオン]] | ||
: 同国の士であり、性別不明つながりであり、亜種特異点Ⅱでコンビを組んだ相手。 | : 同国の士であり、性別不明つながりであり、亜種特異点Ⅱでコンビを組んだ相手。 | ||
− | : | + | : 真面目キャラなのが面白いのか、わりと弄って楽しんでいた。 |
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=== マンガで分かる!Fate/Grand Order === | === マンガで分かる!Fate/Grand Order === | ||
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: なおローランはフランス語読み、オルランド(オルランドゥ)はイタリア語読み。ちなみに英語読みだとローランド。 | : なおローランはフランス語読み、オルランド(オルランドゥ)はイタリア語読み。ちなみに英語読みだとローランド。 | ||
:『FGO material』では、早いとこ来てくれないと困ると文句を言っていたが、『Fate/Grand Order』では彼(が召喚された際の残留思念)と自身の幕間の物語で相対した。 | :『FGO material』では、早いとこ来てくれないと困ると文句を言っていたが、『Fate/Grand Order』では彼(が召喚された際の残留思念)と自身の幕間の物語で相対した。 | ||
− | ; | + | ; ブラダマンテ |
− | : | + | : 十二勇士の紅一点にして従姉。「黄金の馬上槍」を譲った他、「魔法万能攻略書」で彼女の恋の成就を手助けした事もある。 |
; テュルパン大司教 | ; テュルパン大司教 | ||
: 十二勇士の同僚。 | : 十二勇士の同僚。 | ||
: 人格者であるのだが人格者すぎて、アストルフォの服装についても「アストルフォは元々女性だったような気がするから問題ない」とスルーしていた模様<ref group="注">[[ジャンヌ・ダルク]]の処刑の経緯でもわかるように、キリスト教で異性装は重大な異端と見なされる。</ref>。 | : 人格者であるのだが人格者すぎて、アストルフォの服装についても「アストルフォは元々女性だったような気がするから問題ない」とスルーしていた模様<ref group="注">[[ジャンヌ・ダルク]]の処刑の経緯でもわかるように、キリスト教で異性装は重大な異端と見なされる。</ref>。 | ||
− | |||
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== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
328行目: | 281行目: | ||
;「ボクもう我慢できないよぉ 今すぐ好きに使ってぇ!!」 | ;「ボクもう我慢できないよぉ 今すぐ好きに使ってぇ!!」 | ||
− | : | + | :『もっとマンガで分かるFGO』より。パーティーに入れてほしければおねだりしろというぐだ男の陰謀にはめられてしまう。 |
;「いやその理屈はおかしい……」 | ;「いやその理屈はおかしい……」 | ||
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: この後「一緒に寝たいだけ」と己の欲望を露わにしたぐだ男に「もういいよ。入りなよ…」と諦めたものの、マンガ外のコメントでも'''「裸で出歩くなんて、どうかしてるよマスター」'''と突っ込んでおり、全裸のマスターに素でドン引きアストルフォであった。やっぱり「全裸」に対しては思うところがあるのだろうか。 | : この後「一緒に寝たいだけ」と己の欲望を露わにしたぐだ男に「もういいよ。入りなよ…」と諦めたものの、マンガ外のコメントでも'''「裸で出歩くなんて、どうかしてるよマスター」'''と突っ込んでおり、全裸のマスターに素でドン引きアストルフォであった。やっぱり「全裸」に対しては思うところがあるのだろうか。 | ||
− | ; | + | ;「とうとうあの子の宝具が発動!やれ人間城塞だの、女ジェイソンだの、[[エミヤ|体は]]<ruby>[[衛宮士郎|剣]]<rt>つるぎ</rt></ruby>じゃなくてアダマンチウムで出来ているだの言われていたあの子の!<br>本領が!ついに発揮されるのだ!期待してるぞ、[[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]!……へ?あれ?やめて、ほおを、引っ張らないでぇー!」 |
:アニメ版Apocrypha11話の次回予告にて。 | :アニメ版Apocrypha11話の次回予告にて。 | ||
:ジャンヌが[[スパルタクス]]の『<ruby>疵獣の咆吼<rt>クライング・ウォーモンガー</rt></ruby>』を防ぐために、『<ruby>我が神はここにありて<rt>リュミノジテ・エテルネッル</rt></ruby>』を発動させるシーンの事を言っているのだろうが…… | :ジャンヌが[[スパルタクス]]の『<ruby>疵獣の咆吼<rt>クライング・ウォーモンガー</rt></ruby>』を防ぐために、『<ruby>我が神はここにありて<rt>リュミノジテ・エテルネッル</rt></ruby>』を発動させるシーンの事を言っているのだろうが…… | ||
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:1月2日の1話~12話の一挙放送なので、この時点でアストルフォがマスターと言えば、おそらく[[セレニケ・アイスコル・ユグドミレニア|前のマスター]]のことであろう。 | :1月2日の1話~12話の一挙放送なので、この時点でアストルフォがマスターと言えば、おそらく[[セレニケ・アイスコル・ユグドミレニア|前のマスター]]のことであろう。 | ||
:[[ジャンヌ・ダルク|聖女]]からお説教をプレゼントされるのは容易に想像できるが、黒の陣営のリーダーである[[ヴラド三世 (Apocrypha)|ランサー]]からはまさかの手作りのハンカチーフ(ハンカチ)。 | :[[ジャンヌ・ダルク|聖女]]からお説教をプレゼントされるのは容易に想像できるが、黒の陣営のリーダーである[[ヴラド三世 (Apocrypha)|ランサー]]からはまさかの手作りのハンカチーフ(ハンカチ)。 | ||
− | : | + | :因みに、このお天気情報は16時の11話放送前。そして、ハンカチを贈るのは「手切れ」や「別れ」の意味があったりする。 |
== メモ == | == メモ == | ||
− | *『Fate/ | + | *『Fate/Apocrypha』におけるヒロインの一人。企画段階では色物キャラとも思える設定だったが、ジークが主人公らしさを発揮するとともにヒロインとしての地位を固めた。 |
**今までのTYPE-MOON作品にはあまりいなかったタイプのキャラだが、「主人公を救い、導き、救われ、そして共に歩む」と、ヒロインとしては王道を突き進んでいる。'''オカシイところは何もない。'''<del>いや、あるだろ。</del> | **今までのTYPE-MOON作品にはあまりいなかったタイプのキャラだが、「主人公を救い、導き、救われ、そして共に歩む」と、ヒロインとしては王道を突き進んでいる。'''オカシイところは何もない。'''<del>いや、あるだろ。</del> | ||
*触媒はおそらく「オルランドの液状の理性を詰めた薬瓶」。自分の理性も(一時的にだが)取り戻しているため、彼自身の理性の薬瓶の可能性もある。 | *触媒はおそらく「オルランドの液状の理性を詰めた薬瓶」。自分の理性も(一時的にだが)取り戻しているため、彼自身の理性の薬瓶の可能性もある。 | ||
*設定上は必須条件だったはずの騎乗槍(ランス)を使用する初のライダーでもある。 | *設定上は必須条件だったはずの騎乗槍(ランス)を使用する初のライダーでもある。 | ||
*男女の性差を全く気にしておらず、ジークが望めば喜んで相手をするとされている。同性マスターに対して恋愛感情を抱いているサーヴァントとしては『Fate/stay night』の[[メドゥーサ|ライダー]]、『Fate/EXTRA』にて女性主人公選択時の[[ネロ・クラウディウス|赤セイバー]]、[[玉藻の前|キャス狐]]ら先達がいるが、男性サーヴァントで明言されているのは彼が初となる。 | *男女の性差を全く気にしておらず、ジークが望めば喜んで相手をするとされている。同性マスターに対して恋愛感情を抱いているサーヴァントとしては『Fate/stay night』の[[メドゥーサ|ライダー]]、『Fate/EXTRA』にて女性主人公選択時の[[ネロ・クラウディウス|赤セイバー]]、[[玉藻の前|キャス狐]]ら先達がいるが、男性サーヴァントで明言されているのは彼が初となる。 | ||
− | * | + | *『Apocrypha』3巻の口絵で彼のステータスが公開されたが、そこかしこに彼の手によるものと思われる落書きがなされており、性別欄が塗りつぶされ、「この世ならざる幻馬」の説明の後半部分がぼやけて見えないようになっている。 |
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*伝承において月へ行くために使った戦車は所持していない。尤もこの戦車は聖ヨハネの所有物で、彼の協力が無ければ使えないため、「アストルフォの宝具」扱いにならないのも道理だろう。 | *伝承において月へ行くために使った戦車は所持していない。尤もこの戦車は聖ヨハネの所有物で、彼の協力が無ければ使えないため、「アストルフォの宝具」扱いにならないのも道理だろう。 | ||
− | *能力値は幸運が突出するのみで比較的低水準であり、宝具に関しても特筆して強力と言う訳ではない。自身も言うように「弱いサーヴァント」の部類に入り、一対一の戦いで勝利を掴むのは難しい。かといって性格的には到底謀略に向いておらず、通常の聖杯戦争においては開始時点で詰んでいるレベルの厳しい戦いを強いられる。<br> | + | *能力値は幸運が突出するのみで比較的低水準であり、宝具に関しても特筆して強力と言う訳ではない。自身も言うように「弱いサーヴァント」の部類に入り、一対一の戦いで勝利を掴むのは難しい。かといって性格的には到底謀略に向いておらず、通常の聖杯戦争においては開始時点で詰んでいるレベルの厳しい戦いを強いられる。<br>しかしながらサポート役として見た場合、「命中すれば抵抗出来ない致命的な状態異常宝具」「高速飛行乗騎と騎乗A+による高い移動力」「雑魚散らし用の対軍宝具」「対魔力Aと幸運A+で致命的状況に陥りにくい」「理性蒸発により臆する事がない」と、チートと言っても良いレベルの高い能力を誇る。<br>他の英霊の補助として運用する事でその真価を発揮する、「聖杯大戦向けのサーヴァント」の一騎と言えるだろう。 |
*『Fate/Apocrypha material』によればアストルフォが「蒼天囲みし小世界」を使用できたのは、赤のライダーが他人に宝具を貸した逸話があることと、アストルフォ自身も他人と宝具を貸し借りした逸話を数多く持っていたことで、双方宝具をやり取りすることができるだけの条件が揃っていたからという理由がある。 | *『Fate/Apocrypha material』によればアストルフォが「蒼天囲みし小世界」を使用できたのは、赤のライダーが他人に宝具を貸した逸話があることと、アストルフォ自身も他人と宝具を貸し借りした逸話を数多く持っていたことで、双方宝具をやり取りすることができるだけの条件が揃っていたからという理由がある。 | ||
*東出祐一郎氏によると『Fate/Apocrypha』第25話で現界したままのアストルフォが真っ昼間からヒポグリフで飛ぶので、早速ここの管理を任された[[魔術協会]]の誰かの胃が死ぬとのこと<ref group = "出">[https://twitter.com/Higashide_Yu/status/947125580360597504 東出祐一郎Twitter2017年12月30日7:21]</ref>。 | *東出祐一郎氏によると『Fate/Apocrypha』第25話で現界したままのアストルフォが真っ昼間からヒポグリフで飛ぶので、早速ここの管理を任された[[魔術協会]]の誰かの胃が死ぬとのこと<ref group = "出">[https://twitter.com/Higashide_Yu/status/947125580360597504 東出祐一郎Twitter2017年12月30日7:21]</ref>。 | ||
− | *[[セミラミス]] | + | *[[セミラミス]]の宝具『虚栄の空中庭園』が崩壊し脱出する際、当たった瓦礫で物理が傷つかないサーヴァントのはずのアストルフォが傷ついたのは、瓦礫が神秘マシマシだったため<ref group = "出">[https://twitter.com/higashide_yu/status/947123474417332224 東出祐一郎Twitter2017年12月30日7:13]</ref>。 |
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== 話題まとめ == | == 話題まとめ == | ||
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: 振られたショックで発狂したという形になっているが、聖ヨハネいわく異教徒の女に懸想した罰で理性を抜き取られたという真相が深い所にあった。 | : 振られたショックで発狂したという形になっているが、聖ヨハネいわく異教徒の女に懸想した罰で理性を抜き取られたという真相が深い所にあった。 | ||
:要するに、Fateのアストルフォは'''女性に振られたショックでおかしくなった友達を慰めるために女装した'''、ということ。 | :要するに、Fateのアストルフォは'''女性に振られたショックでおかしくなった友達を慰めるために女装した'''、ということ。 | ||
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:そんなアストルフォの女性とのエピソードは、通りすがりの恋人連れの騎士に女性を賭けた決闘を申し込むが勝ったら欲しかったのは名誉だけと女性は放棄したり、王女アンジェリカに助太刀するが敵軍に友人がいると見るや寝返ったりと、女性に興味が無いわけではないが男性の友人優先だったり、過剰にモテることも本気の恋愛もなかったりとフリーダムで他者に縛られない人物として描かれる(例外的に魔女アルシナに入れ込むが、これはアルシナが強力な魅了の魔術で気に入った男を片っ端から操れるため)。 | :そんなアストルフォの女性とのエピソードは、通りすがりの恋人連れの騎士に女性を賭けた決闘を申し込むが勝ったら欲しかったのは名誉だけと女性は放棄したり、王女アンジェリカに助太刀するが敵軍に友人がいると見るや寝返ったりと、女性に興味が無いわけではないが男性の友人優先だったり、過剰にモテることも本気の恋愛もなかったりとフリーダムで他者に縛られない人物として描かれる(例外的に魔女アルシナに入れ込むが、これはアルシナが強力な魅了の魔術で気に入った男を片っ端から操れるため)。 | ||
:ちなみに『狂えるオルランド』二十八章で語られるエピソードでロンゴバルド王アストルフォが出てくるが、同名の別人で関係ない。 | :ちなみに『狂えるオルランド』二十八章で語られるエピソードでロンゴバルド王アストルフォが出てくるが、同名の別人で関係ない。 | ||
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: TYPE-MOON世界だと、ここで言う「月」が天体の月なのか、異界の地をそう呼んでいるだけなのか解釈の別れるところではある。平行世界によっては月に[[Fate/EXTRA|異星文明由来の地球観測機]]が仕込まれていたりすることもあることだし。 | : TYPE-MOON世界だと、ここで言う「月」が天体の月なのか、異界の地をそう呼んでいるだけなのか解釈の別れるところではある。平行世界によっては月に[[Fate/EXTRA|異星文明由来の地球観測機]]が仕込まれていたりすることもあることだし。 | ||
:人物の項にある「理性が蒸発している」というのは比喩ではない。彼は月でついでに自分の理性が入った瓶を聖ヨハネに渡されてそれを吸い込んでいる。オルランドゥの瓶には満タンの理性、アストルフォの瓶には半分の理性が入っていた。月から戻ってきたとき彼は理知的でこの上なく聡明な性格になっていた。以前の彼は本当に、理性が半分失われていたのである(全て失うとオルランドのように狂人となる)。そしてしばらくすると元に戻った。つまり再び'''理性が蒸発した'''。 | :人物の項にある「理性が蒸発している」というのは比喩ではない。彼は月でついでに自分の理性が入った瓶を聖ヨハネに渡されてそれを吸い込んでいる。オルランドゥの瓶には満タンの理性、アストルフォの瓶には半分の理性が入っていた。月から戻ってきたとき彼は理知的でこの上なく聡明な性格になっていた。以前の彼は本当に、理性が半分失われていたのである(全て失うとオルランドのように狂人となる)。そしてしばらくすると元に戻った。つまり再び'''理性が蒸発した'''。 | ||
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== 商品情報 == | == 商品情報 == | ||
− | + | <amazon>B0797LMD39</amazon><amazon>B077SLPXKG</amazon><amazon>B079FFWMZM</amazon> | |
== 脚注 == | == 脚注 == | ||
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* [[登場人物]] | * [[登場人物]] | ||
* [[サーヴァント]] | * [[サーヴァント]] | ||
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[[category:マンガで分かる!Fate/Grand Order]] | [[category:マンガで分かる!Fate/Grand Order]] | ||
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[[Category:ちびちゅき!]] | [[Category:ちびちゅき!]] | ||
[[Category:コハエース]] | [[Category:コハエース]] | ||
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