「イヴァン雷帝」を編集中
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| 真名 = イヴァン雷帝 | | 真名 = イヴァン雷帝 | ||
| 読み = イヴァンらいてい | | 読み = イヴァンらいてい | ||
− | | 外国語表記 = | + | | 外国語表記 = |
| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]] | | 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]] | ||
| 声優 = 黒田崇矢 | | 声優 = 黒田崇矢 | ||
| 演者 = | | 演者 = | ||
| 依代 = | | 依代 = | ||
− | | 身長 = | + | | 身長 = 531cm<ref group = "注" name="山岳型魔獣との結合時の身長及び体重は不明。">山岳型魔獣との結合時の身長及び体重は不明。</ref> |
− | | 体重 = | + | | 体重 = 2548kg<ref group = "注" name="山岳型魔獣との結合時の身長及び体重は不明。" /> |
| 誕生日 = | | 誕生日 = | ||
| 血液型 = | | 血液型 = | ||
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| 地域 = ロシア | | 地域 = ロシア | ||
| 属性 = 秩序・悪 / 混沌・悪<ref group = "注">秩序と混沌、どちらにも割り振られる。カルデアに登録された霊基は秩序側。</ref> | | 属性 = 秩序・悪 / 混沌・悪<ref group = "注">秩序と混沌、どちらにも割り振られる。カルデアに登録された霊基は秩序側。</ref> | ||
− | | | + | | 隠し属性 = 人 |
| 性別 = 男性 | | 性別 = 男性 | ||
| スリーサイズ = | | スリーサイズ = | ||
− | | | + | | 異名 = |
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| 愛称 = | | 愛称 = | ||
| イメージカラー = | | イメージカラー = | ||
| サーヴァント階位 = | | サーヴァント階位 = | ||
| 特技 = | | 特技 = | ||
− | | 好きな物 = | + | | 好きな物 = |
− | | 苦手な物 = | + | | 苦手な物 = |
| 天敵 = | | 天敵 = | ||
| デザイン = danciao | | デザイン = danciao | ||
− | | 設定作成 = | + | | 設定作成 = |
| レア度 = ☆5 | | レア度 = ☆5 | ||
}} | }} | ||
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:シャドウ・ボーダーがロシアに出現したころには[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]]と[[アントニオ・サリエリ|サリエリ]]の演奏するピアノ、マカリー神父の振りをした[[グレゴリー・ラスプーチン]]、イヴァン雷帝の妻の振りをした[[アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ|アナスタシア]]によって眠り続けており、彼らの言葉を信じるがままに平和なロシアを夢見つつ宝具『我が夢路に這い出よ黒犬』を発動させ[[殺戮猟兵]]を生み出していた。 | :シャドウ・ボーダーがロシアに出現したころには[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]]と[[アントニオ・サリエリ|サリエリ]]の演奏するピアノ、マカリー神父の振りをした[[グレゴリー・ラスプーチン]]、イヴァン雷帝の妻の振りをした[[アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ|アナスタシア]]によって眠り続けており、彼らの言葉を信じるがままに平和なロシアを夢見つつ宝具『我が夢路に這い出よ黒犬』を発動させ[[殺戮猟兵]]を生み出していた。 | ||
:首都ヤガ・モスクワで[[主人公 (Grand Order)|主人公]]たちが暴れた事で、夢から覚め、[[殺戮猟兵]]の消滅とともに正しい現実を理解。一時休戦した主人公たちとカドック、アナスタシアと対峙する。 | :首都ヤガ・モスクワで[[主人公 (Grand Order)|主人公]]たちが暴れた事で、夢から覚め、[[殺戮猟兵]]の消滅とともに正しい現実を理解。一時休戦した主人公たちとカドック、アナスタシアと対峙する。 | ||
− | :『王冠・叡智の光』すら追い込む圧倒的な力を発揮するも、サリエリの演奏に心を乱され、サリエリに放った雷撃を[[マシュ・キリエライト|マシュ]]の『いまは脆き夢想の城』で防がれ、[[マシュ・キリエライト|マシュ]]に振り下ろした巨大な鼻を[[宮本武蔵]] | + | :『王冠・叡智の光』すら追い込む圧倒的な力を発揮するも、サリエリの演奏に心を乱され、サリエリに放った雷撃を[[マシュ・キリエライト|マシュ]]の『いまは脆き夢想の城』で防がれ、[[マシュ・キリエライト|マシュ]]に振り下ろした巨大な鼻を[[宮本武蔵]]の「伊舎那、大天象」で真っ二つにされ、それらによって生じた隙に[[主人公 (Grand Order)|主人公]]の操る『王冠・叡智の光』によって本体の王冠を山岳型魔獣から引き剥がされ、サーヴァント相応にまで力を落とす。 |
− | : | + | :その後、皇帝の座を巡ってアナスタシアと戦い敗北。主人公に最後の問いを投げ掛け、答えられなかった主人公に世界の存亡をかけてたちに挑むが敗北。覚悟を決めないままの相手に負けたことを一度は嘆くも、主人公が見せたその感情こそ最愛の妻が尊び、そしてヤガが失ってしまったものであると悟り主人公の勝利を認めながら消滅した。 |
;人物 | ;人物 | ||
− | :魔獣のような姿をした、神に近い存在。ロシアの凍土で発見された最古の巨大生物である山岳型魔獣と結合しており、その大きさは[[アタランテ〔オルタ〕]] | + | :魔獣のような姿をした、神に近い存在。ロシアの凍土で発見された最古の巨大生物である山岳型魔獣と結合しており、その大きさは[[アタランテ〔オルタ〕]]が「オリンポスの神々の真体とやらなら釣り合う」と言うほど。 |
− | : | + | :「ロシア最悪の暴君」と謳われるだけあって、その苛烈さと残虐さは類を見ない。そしてその一方で、神に対してはひたすら敬虔な信徒であった。 |
− | : | + | :そのあまりに相反する二面性は、真っ当な人間が許容できるものではなく、絶対的な権限を持った皇帝のみに許された特権であっただろう。 |
− | : | + | :現代の知識によって自身の状況を弁えてはいるが、一般の人……もとい、ヤガであればこのサーヴァントを目視しただけで昏倒するだろう。 |
+ | :姿形が怪物であるだけでなく、彼の持つ権勢があまりに圧倒的であるからだ。 | ||
;能力 | ;能力 | ||
:山岳型魔獣との結合時の霊基数値は神霊サーヴァントにも引けを取らない<ref group = "注">[[カイニス]]が「主神たちと殴り合っても勝てそう」と言うほど。</ref>。 | :山岳型魔獣との結合時の霊基数値は神霊サーヴァントにも引けを取らない<ref group = "注">[[カイニス]]が「主神たちと殴り合っても勝てそう」と言うほど。</ref>。 | ||
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! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 | ! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 | ||
|- | |- | ||
− | | [[ライダー]] || [[主人公 (Grand Order)]] || B+ || A+ || D || C || B || A || 対魔力:D<br>騎乗:EX || | + | | [[ライダー]] || [[主人公 (Grand Order)]] || B+ || A+ || D || C || B || A || 対魔力:D<br>騎乗:EX || 矛盾精神:A<br>無辜の怪物(異):A<br>非常大権:A || style="text-align:left"| |
|} | |} | ||
== [[宝具]] == | == [[宝具]] == | ||
; 我が夢路に這い出よ黒犬(チョールヌイ・オプリチニキ) | ; 我が夢路に這い出よ黒犬(チョールヌイ・オプリチニキ) | ||
− | : ランク:B<br />種別:対人宝具<br /> | + | : ランク:B<br />種別:対人宝具<br />レンジ:領土内すべて<br />最大捕捉:3000人 |
: 黒犬兵団。イヴァン雷帝が非常大権と共に導入した「親衛隊(オプリチニキ)」が変貌した宝具。 | : 黒犬兵団。イヴァン雷帝が非常大権と共に導入した「親衛隊(オプリチニキ)」が変貌した宝具。 | ||
:オプリチニキとはあらゆる貴族に対する財産、土地の没収などを行える権限を持つイヴァン雷帝の手足とでも言うべき存在だった。 | :オプリチニキとはあらゆる貴族に対する財産、土地の没収などを行える権限を持つイヴァン雷帝の手足とでも言うべき存在だった。 | ||
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; 我が旅路に従え獣(ズヴェーリ・クレースニーホッド) | ; 我が旅路に従え獣(ズヴェーリ・クレースニーホッド) | ||
− | : ランク:A+<br />種別:対人宝具<br /> | + | : ランク:A+<br />種別:対人宝具<br />レンジ:0<br />最大捕捉:1人 |
: 神獣の十字行。皇帝がいずれ行き着く(と信じている)天上の国に向けての行進。 | : 神獣の十字行。皇帝がいずれ行き着く(と信じている)天上の国に向けての行進。 | ||
: つまり前に立ちふさがる者は皇帝への叛逆であり、それは即ち神への冒涜である。 | : つまり前に立ちふさがる者は皇帝への叛逆であり、それは即ち神への冒涜である。 | ||
: イヴァン雷帝は在りし日の巨獣状態を一時的に取り戻し、容赦なく敵を粉砕する。 | : イヴァン雷帝は在りし日の巨獣状態を一時的に取り戻し、容赦なく敵を粉砕する。 | ||
− | :『Grand Order』では「自身の宝具威力をアップ | + | :『Grand Order』では「自身の宝具威力をアップ<ref group = "注" name="1ターン">1ターン</ref><ref group = "注" name="オーバーチャージで効果UP">オーバーチャージで効果UP</ref>&敵全体に強力な攻撃&Buster攻撃耐性をダウン<ref group = "注" name="3ターン">3ターン</ref>」という効果のBuster宝具。 |
− | |||
==真名:イヴァン雷帝== | ==真名:イヴァン雷帝== | ||
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:そして異聞帯においては魔獣のような姿へと変貌し、神に近い存在となった男。 | :そして異聞帯においては魔獣のような姿へと変貌し、神に近い存在となった男。 | ||
− | : | + | :ロシアの凍土で発見された、最古の巨大生物。それと結合したことで、イヴァン雷帝は成長期に入った。 |
:イヴァン雷帝の英雄としての資質か、それとも<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</RT></RUBY>としての血統か。 | :イヴァン雷帝の英雄としての資質か、それとも<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</RT></RUBY>としての血統か。 | ||
− | : | + | :マンモスやサーベルタイガーなどのような、成長が原因の破滅すらも乗り越えた。乗り越えてしまった。 |
− | : | + | :もはや崇拝され、愛される頂きの存在ではなく。ただただ恐ろしい怪物へと成り果てた。 |
:現在の人類史にいたる過程で「不要なもの、不要なゆらぎ(IF)」としてそぎ落とされた“もしも”のロシア、 | :現在の人類史にいたる過程で「不要なもの、不要なゆらぎ(IF)」としてそぎ落とされた“もしも”のロシア、 | ||
− | : | + | :「その先は行き止まり(デッドエンド)なので歴史を打ち切る」と並行世界論にすら切り捨てられた「永久凍土帝国アナスタシア」に君臨する皇帝。 |
:サーヴァントとして蘇ったイヴァン雷帝その人だが、異聞帯の歴史においては世界最初のヤガとして存在している。 | :サーヴァントとして蘇ったイヴァン雷帝その人だが、異聞帯の歴史においては世界最初のヤガとして存在している。 | ||
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:絆礼装でも触れられている、イヴァン雷帝が所持していた蔵書群。 | :絆礼装でも触れられている、イヴァン雷帝が所持していた蔵書群。 | ||
:両親から受け継いだ遺産に加え、本人の願いの為に集めた本の群れは学者や魔術師が全てを投げ打ってでも欲しがる程であったという。 | :両親から受け継いだ遺産に加え、本人の願いの為に集めた本の群れは学者や魔術師が全てを投げ打ってでも欲しがる程であったという。 | ||
− | : | + | :『Fate/Apocrypha』に登場した魔術師の一人であるジーン・ラムも稀覯本のために彼の書庫を追い求めていたとか。 |
:なお、イヴァン雷帝の死後は散逸してしまったようで、本人もそのことには憤慨している。 | :なお、イヴァン雷帝の死後は散逸してしまったようで、本人もそのことには憤慨している。 | ||
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; [[ハンス・クリスチャン・アンデルセン]]、[[ナーサリー・ライム]] | ; [[ハンス・クリスチャン・アンデルセン]]、[[ナーサリー・ライム]] | ||
: バレンタインイベントにて、マスターへのお返しとして「絵本の読み聞かせ」を行うため、専門家にアドバイスを求めていた模様。 | : バレンタインイベントにて、マスターへのお返しとして「絵本の読み聞かせ」を行うため、専門家にアドバイスを求めていた模様。 | ||
− | |||
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===生前=== | ===生前=== | ||
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; マカリー司祭 | ; マカリー司祭 | ||
: 学問の師。気性の激しい彼が頭が上がらない数少ない相手。 | : 学問の師。気性の激しい彼が頭が上がらない数少ない相手。 | ||
− | |||
− | |||
== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
===Fate/Grand Order=== | ===Fate/Grand Order=== | ||
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====マイルーム==== | ====マイルーム==== | ||
− | ; | + | ;「ライダー、雷帝イヴァンである。戴冠は済ませてある。余を恐れ、余にかしづき、余を罰するがいい」 |
:召喚時の台詞。凶暴性と敬虔さを持ち合わせる、矛盾を抱く<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>。 | :召喚時の台詞。凶暴性と敬虔さを持ち合わせる、矛盾を抱く<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>。 | ||
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:マイルーム会話「絆Lv3」。確かに汎人類史のイヴァン雷帝も狂える王であった。だが、『人ならざる[[ヤガ]]』となった己と比べると、『人』であった。 | :マイルーム会話「絆Lv3」。確かに汎人類史のイヴァン雷帝も狂える王であった。だが、『人ならざる[[ヤガ]]』となった己と比べると、『人』であった。 | ||
− | ; | + | ;「汝か……まだ余の寵愛を受ける気にはならんとは。だが良い。今――『陽射し溢れる平原を、汝が駆ける夢』を見ていた。全て、それで良しとしよう」 |
− | |||
− | |||
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:マイルーム会話「絆Lv5」。それは異聞帯ではとうに喪われた情景。雷が如き<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>は、そんな穏やかな世界を取り戻した後の、一人の平穏を夢見る。 | :マイルーム会話「絆Lv5」。それは異聞帯ではとうに喪われた情景。雷が如き<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>は、そんな穏やかな世界を取り戻した後の、一人の平穏を夢見る。 | ||
− | ; | + | ;「聖杯……聖杯に何を望むか、だと?決まっておる。“この悪夢の終焉”だ」 |
− | : | + | :マイルーム会話「聖杯について」。悪夢とは人でなくなった己か、それとも未来を奪われた世界か。 |
− | ; | + | ;「汝の誕生した日か。では、大聖堂の一つでも建てねばな……」 |
:マイルーム会話「誕生日」。カザン・ハン国の征服を記念して大聖堂を建立したエピソードに基づく台詞だろう。 | :マイルーム会話「誕生日」。カザン・ハン国の征服を記念して大聖堂を建立したエピソードに基づく台詞だろう。 | ||
− | |||
− | ; | + | ;「かつて愛した妃、アナスタシアとは愛の形こそ違えど、彼女にも余は寵愛を注いでいる。直截に言うと、“大切な娘も同然という事”だ。もっとも、向こうには迷惑かもしれんが……」 |
:マイルーム会話「[[アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ]]」。遠い時代の<ruby><rb>皇女</rb><rt>ツァレーヴナ</rt></ruby>に、深い親愛の情を示す。<br>しかし、向こうからは「目が苦手」と敬遠されてしまっている。<del>一体何処が目なのか……。</del> | :マイルーム会話「[[アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ]]」。遠い時代の<ruby><rb>皇女</rb><rt>ツァレーヴナ</rt></ruby>に、深い親愛の情を示す。<br>しかし、向こうからは「目が苦手」と敬遠されてしまっている。<del>一体何処が目なのか……。</del> | ||
− | ; | + | ;「英雄王か……。王でありながら、英傑としての力も望まれるとは。神代の頃とは厳しい物だ……」 |
:マイルーム会話「[[ギルガメッシュ]]」。 | :マイルーム会話「[[ギルガメッシュ]]」。 | ||
− | : | + | |
+ | ====戦闘==== | ||
+ | ;「余と楽しめ」<br>「余は寛大だ。骸だけは残してやる」 | ||
+ | :戦闘開始時の台詞。「寛容さ」と「殺意」に満ちた、矛盾の開戦宣言。 | ||
+ | |||
+ | ;「<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>は間違えない」 | ||
+ | :スキル使用時の台詞。雷帝は決して間違えない。ただ、"やってしまった"後に激しく懺悔するが。 | ||
+ | |||
+ | ;「うむ」<br>「同感だ」<br>「手を休めるな」 | ||
+ | :コマンドカード選択時の台詞。配下の意見も聞き入れる理想の上司<del>にして、休む事を許さないブラック企業の鏡</del>。 | ||
+ | |||
+ | ;「余に、眠れというのだな……」<br>「我が行軍は永劫に続く。踏み砕くは神の獣―――『<ruby><rb>我が旅路に従え獣</rb><rt>ズヴェーリ・クレースニーホッド</rt></ruby>』!」 | ||
+ | :宝具発動。諦観に満ちた静かさと、怒り狂う凶暴さ。矛盾を抱えし<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>の心は眠り、巨象の怪物が全てを踏み潰す。 | ||
====本編==== | ====本編==== | ||
− | ;――穏やかな日常を記す。 | + | ;――穏やかな日常を記す。 |
+ | ;咲いた花は可憐で、<ruby><rb>嫋</rb><rt>たお</rt></ruby>やかで、 | ||
+ | ;そして力強かった。 | ||
+ | ;ならば、お前も花だ。 | ||
+ | ;この宮殿に強く咲く花。 | ||
+ | ;そう言いたかった。そう言ったかもしれない。 | ||
+ | ;勇気が足りず、言い出せなかったかもしれない。 | ||
+ | ;それでも、余は花を慈しんでいた。 | ||
+ | ;……ああ、なのに。 | ||
+ | ;花の名前が思い出せない。 | ||
:とある舞踏会場で見初め、妻とし、不意に狂気に陥る夫と陰謀渦巻く宮殿の中にあって、美しく咲き続けた最愛の妻「アナスタシア」に対して。勝ち取った平和な世界で。 | :とある舞踏会場で見初め、妻とし、不意に狂気に陥る夫と陰謀渦巻く宮殿の中にあって、美しく咲き続けた最愛の妻「アナスタシア」に対して。勝ち取った平和な世界で。 | ||
− | : | + | :日頃から抱いていた妻への愛情と、素直に愛を示せない気恥ずかしさを表した、雷帝と恐れられる男の「人間」らしいセリフ。しかし―― |
− | + | ;悪い夢を見ている気がする。 | |
− | ; | + | ;これほど麗らかな光景に、どうしてそんなものを感じるのだろう―― |
− | : | + | :本当は、どこかで気付いていたのだろう事を表すセリフ。目覚めの時は近い。 |
;「おお……それは……。何たる敬虔な……。」 | ;「おお……それは……。何たる敬虔な……。」 | ||
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:<ruby><rb>恐怖</rb><rt>テリブル</rt></ruby>の怪物の威容は微睡みの中にあってなお、信者を絶句させるには十分だった。 | :<ruby><rb>恐怖</rb><rt>テリブル</rt></ruby>の怪物の威容は微睡みの中にあってなお、信者を絶句させるには十分だった。 | ||
− | ; | + | ;「アナスタシア! アナスタシアよ! 殺戮猟兵より報告が入った!」 |
− | :仕組まれた<ruby><rb>幻想</rb><rt>ゆめ</rt></ruby> | + | ;「余を……裏切っていたのか……!?」 |
+ | ;「平和は、幸福は、何もかも嘘だったのか! アナスタシァァァアアアアアアアアアアァァァァァッ!」 | ||
+ | :仕組まれた<ruby><rb>幻想</rb><rt>ゆめ</rt></ruby>から覚め、皇帝が知ったのは、親愛なる妻とマカリー神父が裏切り、帝位剥奪を狙っているという『反逆行為』であった。 | ||
:平和も、愛も、民も白銀の虚偽に染まった極寒の世界で、山岳型魔獣が目を覚ます。 | :平和も、愛も、民も白銀の虚偽に染まった極寒の世界で、山岳型魔獣が目を覚ます。 | ||
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====イベント==== | ====イベント==== | ||
;「美味である。」 | ;「美味である。」 | ||
− | : | + | :「サーヴァント・サマー・フェスティバル!」にて。深夜テンションをキメ過ぎた[[ウィリアム・シェイクスピア|二人の]][[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|毒舌作家]]による即興童話「可哀想な象王」(「かわいそうなゾウ」のパロディ)内でのセリフ。 |
:毒餌を平らげた後に平静な様子でこの一言。この<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>、'''強い。''' | :毒餌を平らげた後に平静な様子でこの一言。この<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>、'''強い。''' | ||
;「永遠の冬の支配者。氷雪の地の象徴者。それがサンタクロースという存在であるならば、すなわち―――」 | ;「永遠の冬の支配者。氷雪の地の象徴者。それがサンタクロースという存在であるならば、すなわち―――」 | ||
;<font size=5>「サンタクロースとは<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>である!」</font> | ;<font size=5>「サンタクロースとは<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>である!」</font> | ||
− | : | + | :「ホーリー・サンバ・ナイト ~雪降る遺跡と少女騎士~」にて、コンビを組んだ[[アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ|アナスタシア]]と共に登場しながら。[[ロムルス|神羅万象ローマ理論]]並の<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>理論。 |
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− | ; | + | ;「敵ながら見る眼のあるレスラーよ。試合後、握手に来るがよい……!それにしても臀部が良い!」 |
:同上。自身と渡り合った[[ブラダマンテ]]を称えつつしれっとセクハラ発言。<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>は間違えないがセクハラはする。 | :同上。自身と渡り合った[[ブラダマンテ]]を称えつつしれっとセクハラ発言。<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>は間違えないがセクハラはする。 | ||
:化物じみた姿と難解な精神構造が目立っていた異聞帯のイヴァン雷帝だが、彼も元は人間。お茶目な冗談を口にするユーモアは、彼の"人間"としての部分の現れか。 | :化物じみた姿と難解な精神構造が目立っていた異聞帯のイヴァン雷帝だが、彼も元は人間。お茶目な冗談を口にするユーモアは、彼の"人間"としての部分の現れか。 | ||
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==メモ== | ==メモ== | ||
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***また今日までこのあだ名が定着したのは、「苛烈な暴君」「突然癇癪を起こす」といったイヴァン4世のイメージと、「雷親父」等の「雷のイメージ」に合致したこの翻訳が、そのまま日本で受け入れられたためと思われる。 | ***また今日までこのあだ名が定着したのは、「苛烈な暴君」「突然癇癪を起こす」といったイヴァン4世のイメージと、「雷親父」等の「雷のイメージ」に合致したこの翻訳が、そのまま日本で受け入れられたためと思われる。 | ||
*FGOにおいては「本来の人類史のものではない存在」という体で登場する彼だが、「残虐だが信心深い」「癇癪を起こしたかと思えばひどく後悔する」「愛国心を持ちながら暴政を敷く」といった二面性は割と史実通りだったりする。 | *FGOにおいては「本来の人類史のものではない存在」という体で登場する彼だが、「残虐だが信心深い」「癇癪を起こしたかと思えばひどく後悔する」「愛国心を持ちながら暴政を敷く」といった二面性は割と史実通りだったりする。 | ||
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*アナスタシア曰く「目が怖い」らしいが、頭部が極めて複雑で形容しがたいものとなっているため、「どこが目なのか」とはユーザー間で良く悩まれている。担当イラストレーターであるdanciao氏が二部一章公開後雷帝を担当した旨をツイッターで発表した際は当然この疑問が多く投げかけられたが、「雷帝は深遠から覗いています」<ref group = "出">[https://twitter.com/danciao/status/985028950316347393 danciaoTwitter2018年4月14日14:36]</ref>とのこと。 | *アナスタシア曰く「目が怖い」らしいが、頭部が極めて複雑で形容しがたいものとなっているため、「どこが目なのか」とはユーザー間で良く悩まれている。担当イラストレーターであるdanciao氏が二部一章公開後雷帝を担当した旨をツイッターで発表した際は当然この疑問が多く投げかけられたが、「雷帝は深遠から覗いています」<ref group = "出">[https://twitter.com/danciao/status/985028950316347393 danciaoTwitter2018年4月14日14:36]</ref>とのこと。 | ||
**しかしこの問題は後のイベント「ホーリー・サンバ・ナイト ~雪降る遺跡と少女騎士~」でブラダマンテに盾の光を浴びせられた際、額を押さえた事から'''額にある茶色くて丸い部分'''が「目」である事が判明した。何気に型月初の単眼キャラである。 | **しかしこの問題は後のイベント「ホーリー・サンバ・ナイト ~雪降る遺跡と少女騎士~」でブラダマンテに盾の光を浴びせられた際、額を押さえた事から'''額にある茶色くて丸い部分'''が「目」である事が判明した。何気に型月初の単眼キャラである。 | ||
*かのソビエトの独裁者ヨシフ・スターリンが最も尊敬していて、参考にしたロシア史の英雄であると言われている。 | *かのソビエトの独裁者ヨシフ・スターリンが最も尊敬していて、参考にしたロシア史の英雄であると言われている。 | ||
*「無限に成長する」「獣に(恐怖による畏敬だが)慕われる」「象やカバに似た怪獣」「しかしどんな動物にも該当しない(サーヴァントとしての)見た目」「作中で『神の傑作』と呼ばれる」という共通点から、イヴァン雷帝が取り込んだ山岳型魔獣とは『旧約聖書』に登場する陸の怪物'''『ベヒモス』'''である可能性が高い。 | *「無限に成長する」「獣に(恐怖による畏敬だが)慕われる」「象やカバに似た怪獣」「しかしどんな動物にも該当しない(サーヴァントとしての)見た目」「作中で『神の傑作』と呼ばれる」という共通点から、イヴァン雷帝が取り込んだ山岳型魔獣とは『旧約聖書』に登場する陸の怪物'''『ベヒモス』'''である可能性が高い。 | ||
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− | ==話題まとめ== | + | <!-- ==話題まとめ== --> |
== 脚注 == | == 脚注 == | ||
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*[[サーヴァント]] | *[[サーヴァント]] | ||
*[[ヤガ]] | *[[ヤガ]] | ||
− | *[[ | + | *[[異聞帯]] |
{{DEFAULTSORT:いうあんらいてい}} | {{DEFAULTSORT:いうあんらいてい}} |