「シェヘラザード」を編集中
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| 読み = | | 読み = | ||
− | | 外国語表記 = | + | | 外国語表記 = |
| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]] | | 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]] | ||
| 声優 = 井上喜久子 | | 声優 = 井上喜久子 | ||
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| 地域 = ペルシア | | 地域 = ペルシア | ||
| 属性 = 秩序・中庸 | | 属性 = 秩序・中庸 | ||
− | | | + | | 隠し属性 = 人 |
| 性別 = 女性 | | 性別 = 女性 | ||
| スリーサイズ = | | スリーサイズ = | ||
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| イメージカラー = | | イメージカラー = | ||
| サーヴァント階位 = | | サーヴァント階位 = | ||
− | | 特技 = | + | | 特技 = |
− | | 好きな物 = | + | | 好きな物 = |
− | | 苦手な物 = | + | | 苦手な物 = |
− | | 天敵 = | + | | 天敵 = |
| デザイン = なまにくATK | | デザイン = なまにくATK | ||
| 設定作成 = 水瀬葉月 | | 設定作成 = 水瀬葉月 | ||
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;略歴 | ;略歴 | ||
− | : | + | :亜種特異点Ⅱ『伝承地底世界 アガルタ』では魔神[[フェニクス]]の手で西暦2000年のアガルタに召喚され、当初はイースに仕えていた。 |
:しかし、イースを支配する[[ダユー]]の享楽ぶりを見て何度も諌めるも、全く聞き入れない事からイースに未来は無いと見限る。その後は[[武則天]]の元に下り、軍師として仕えていたが、その武則天も主人公との戦闘の真っ最中に乱入してきた巨英雄に倒されたことで、なし崩しに主人公一行と行動することとなった。 | :しかし、イースを支配する[[ダユー]]の享楽ぶりを見て何度も諌めるも、全く聞き入れない事からイースに未来は無いと見限る。その後は[[武則天]]の元に下り、軍師として仕えていたが、その武則天も主人公との戦闘の真っ最中に乱入してきた巨英雄に倒されたことで、なし崩しに主人公一行と行動することとなった。 | ||
:終盤にて、彼女は白状した。地底世界は彼女自身の『物語という宝具』を現実世界に侵食させることで作り出したものであること、主人公たちは自分の掌の上で踊らされたこと、「死にたくない」という願いのために地底世界を産んだこと。 | :終盤にて、彼女は白状した。地底世界は彼女自身の『物語という宝具』を現実世界に侵食させることで作り出したものであること、主人公たちは自分の掌の上で踊らされたこと、「死にたくない」という願いのために地底世界を産んだこと。 | ||
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! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 | ! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 | ||
|- | |- | ||
− | | [[キャスター]] || [[主人公 (Grand Order)]] || E || D || E || C || EX || EX || 陣地作成:A++ || 語り手:EX<br>生存の閨:A+<br>対英雄:A<br>対英雄(譚):EX | + | | [[キャスター]] || [[主人公 (Grand Order)]] || E || D || E || C || EX || EX || 陣地作成:A++ || 語り手:EX<br>生存の閨:A+<br>対英雄:A<br>対英雄(譚):EX || style="text-align:left"| |
|} | |} | ||
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:亜種特異点Ⅱでは千夜一夜物語にあったとされる地下世界の話に加え、明らかに千夜一夜物語には含まれていないであろうイース、不夜城、エルドラド、桃源郷、竜宮城といったお話も具現化させたが、これらは現実世界の侵食ではなく現実を作り変えるにも等しいものとすら言えるほどの規模と強度を誇っている。 | :亜種特異点Ⅱでは千夜一夜物語にあったとされる地下世界の話に加え、明らかに千夜一夜物語には含まれていないであろうイース、不夜城、エルドラド、桃源郷、竜宮城といったお話も具現化させたが、これらは現実世界の侵食ではなく現実を作り変えるにも等しいものとすら言えるほどの規模と強度を誇っている。 | ||
:新宿のように[[ウィリアム・シェイクスピア|シェイクスピア]]が作った物語の登場人物が敵として現れたというレベルではなく、'''『亜種特異点Ⅱ『伝承地底世界 アガルタ』自体が物語そのもの'''と言っても過言ではないのである。ここまでの捕捉規模を実現できたのは、ひとえに魔神フェニクスの存在故である。 | :新宿のように[[ウィリアム・シェイクスピア|シェイクスピア]]が作った物語の登場人物が敵として現れたというレベルではなく、'''『亜種特異点Ⅱ『伝承地底世界 アガルタ』自体が物語そのもの'''と言っても過言ではないのである。ここまでの捕捉規模を実現できたのは、ひとえに魔神フェニクスの存在故である。 | ||
− | :ただし、ここで彼女によって召喚されたサーヴァント達全員は“真正ではない歪み”を被せられており、[[クリストファー・コロンブス|コロンブス]]は記憶喪失、[[ヘラクレス]]は[[ヘラクレス・メガロス|肥大化した巨英雄]]として在り絶対的な暴走無制御状態、[[フランシス・ドレイク|ドレイク]] | + | :ただし、ここで彼女によって召喚されたサーヴァント達全員は“真正ではない歪み”を被せられており、[[クリストファー・コロンブス|コロンブス]]は記憶喪失、[[ヘラクレス]]は[[ヘラクレス・メガロス|肥大化した巨英雄]]として在り絶対的な暴走無制御状態、[[フランシス・ドレイク|ドレイク]]はサーヴァントとして召喚できない存在であるダユーの殻として利用されることとなった。 |
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:;'''幻想空中都市 ラピュタ''' | :;'''幻想空中都市 ラピュタ''' | ||
::天に昇り、地を睥睨したアガルタの一部。 | ::天に昇り、地を睥睨したアガルタの一部。 | ||
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::シェヘラザードはこれを大都市に墜落させようとしていた。そうなれば何百人から何千人、あるいはそれ以上の桁での死亡者が出るだけでなく、『Grand Order』の世界は人理修復後の大混乱の真っ只中であるうえこれ自体が現実に出現した「空想の都市」であるため、神秘の秘匿が不可能となり世界は作り替えられてしまう。 | ::シェヘラザードはこれを大都市に墜落させようとしていた。そうなれば何百人から何千人、あるいはそれ以上の桁での死亡者が出るだけでなく、『Grand Order』の世界は人理修復後の大混乱の真っ只中であるうえこれ自体が現実に出現した「空想の都市」であるため、神秘の秘匿が不可能となり世界は作り替えられてしまう。 | ||
::ただ、仮にこれが成就したとしても、神秘の秘匿が破壊されるのはFGO世界のみに止まる。すなわち、他のFate系列世界にも波及している召喚システムの破壊、ひいては彼女の望みである座の消滅が叶うかどうかは些か疑問だと言わざるを得ない。 | ::ただ、仮にこれが成就したとしても、神秘の秘匿が破壊されるのはFGO世界のみに止まる。すなわち、他のFate系列世界にも波及している召喚システムの破壊、ひいては彼女の望みである座の消滅が叶うかどうかは些か疑問だと言わざるを得ない。 | ||
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==真名:シェヘラザード== | ==真名:シェヘラザード== | ||
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:一説には、核となった最初期の説話数は二百数十話程度しかなく、結末も存在していなかったとされる。 | :一説には、核となった最初期の説話数は二百数十話程度しかなく、結末も存在していなかったとされる。 | ||
:その『千夜一夜物語』の結末の中には、最終的にシェヘラザードは三人の子をもうけ、王は寛容を身につけたのであった、という形で締められているが、これは元々の話にはなかった結末、ここにいる『彼女』が体験したものではない可能性が高い。 | :その『千夜一夜物語』の結末の中には、最終的にシェヘラザードは三人の子をもうけ、王は寛容を身につけたのであった、という形で締められているが、これは元々の話にはなかった結末、ここにいる『彼女』が体験したものではない可能性が高い。 | ||
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
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:『伝承地底世界 アガルタ』にて、「もう死にたくない」という想いから結託した相手。 | :『伝承地底世界 アガルタ』にて、「もう死にたくない」という想いから結託した相手。 | ||
:だが、物語の最後で馬脚を現した姿に幻滅し、愛想を尽かす事になる。 | :だが、物語の最後で馬脚を現した姿に幻滅し、愛想を尽かす事になる。 | ||
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;[[フェルグス・マック・ロイ]] | ;[[フェルグス・マック・ロイ]] | ||
:『伝承地底世界 アガルタ』で利用しようとした相手。 | :『伝承地底世界 アガルタ』で利用しようとした相手。 | ||
:彼を通して、男女と生命の何たるかをおぼろげにだが理解し、ある程度は満足して消えていった。 | :彼を通して、男女と生命の何たるかをおぼろげにだが理解し、ある程度は満足して消えていった。 | ||
− | : | + | :カルデアに召喚された後は抱かれると別の意味で死んでしまいそうなので、彼に遭わないように逃げ回っている模様。 |
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;[[フランシス・ドレイク]] | ;[[フランシス・ドレイク]] | ||
− | :『伝承地底世界 | + | :『伝承地底世界 アガルタ』で利用した相手。 |
:「アガルタのシェヘラザード」とは別個体であるカルデアのシェヘラザードには明確な記憶は無いが、なんとなく申し訳ないという気持ちは残っている。 | :「アガルタのシェヘラザード」とは別個体であるカルデアのシェヘラザードには明確な記憶は無いが、なんとなく申し訳ないという気持ちは残っている。 | ||
:一方のドレイクはあまり覚えていないため気にしていないし、むしろ話術に興味があるため好意的な様子。 | :一方のドレイクはあまり覚えていないため気にしていないし、むしろ話術に興味があるため好意的な様子。 | ||
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:期間限定イベント『デッドヒート・サマーレース』でタッグを組んだ相手。 | :期間限定イベント『デッドヒート・サマーレース』でタッグを組んだ相手。 | ||
:彼女も引っ込み思案なため、死を恐れつつも死なない為に背中を押していくポジションに収まっている。 | :彼女も引っ込み思案なため、死を恐れつつも死なない為に背中を押していくポジションに収まっている。 | ||
− | : | + | :レースを経て親しくなった後も、一緒にお茶を楽しんでいるらしかったり、温泉に仲良く入ったりと、何かと仲の良い様子が見られる。 |
:期間限定イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』でもサークル「千夜一夜供物団」としてタッグを組んでおり、彼女の話をニトクリスがコミカライズするという形で本にしている(ただし元々は彼女一人のサークルで、ニトクリスは後から参入した模様)。 | :期間限定イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』でもサークル「千夜一夜供物団」としてタッグを組んでおり、彼女の話をニトクリスがコミカライズするという形で本にしている(ただし元々は彼女一人のサークルで、ニトクリスは後から参入した模様)。 | ||
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;[[ナーサリー・ライム]] | ;[[ナーサリー・ライム]] | ||
:上記の子供系サーヴァントの中でも「英霊となった'''物語'''」という側面を持つため、特に慈しんでいる。 | :上記の子供系サーヴァントの中でも「英霊となった'''物語'''」という側面を持つため、特に慈しんでいる。 | ||
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===生前=== | ===生前=== | ||
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==名台詞== | ==名台詞== | ||
===Fate/Grand Order=== | ===Fate/Grand Order=== | ||
− | ==== | + | ====マイルーム会話==== |
− | ; | + | ;「日本には『土下座』というものがあるそうですね。究極の降伏……共通理解としての命乞いの形があるというのは素晴らしい事だと思います」 |
:マイルーム会話「絆Lv2」。いきなり何を言っているのだろうか。そもそも、[[シドゥリ|通じない時は通じない]]と思うのだが。 | :マイルーム会話「絆Lv2」。いきなり何を言っているのだろうか。そもそも、[[シドゥリ|通じない時は通じない]]と思うのだが。 | ||
− | : | + | :なお、「頭を下げる」という行為は「首を差し出す」という意味もあるため、本来は命乞いどころか「命を差し出してでも謝りたい・頼みたい」場合の作法である。 |
:ちなみにこの土下座練習は後に役に立つ事になり、見事な土下座によりハロウィンの回避に成功している。 | :ちなみにこの土下座練習は後に役に立つ事になり、見事な土下座によりハロウィンの回避に成功している。 | ||
====本編==== | ====本編==== | ||
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;「<ruby><rb>彼</rb><rt>・</RT></RUBY>から聞きました。<br> ただ一人、[[ソロモン|自らの意思で座より消失した英霊]]がいると。<br> <ruby><rb>ああ、なんて羨ましい</rb><rt>・・・・・・・・・・</RT></RUBY>。<br> <ruby><rb>私もそんなことができれば、話は簡単だったのに</rb><rt>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・</RT></RUBY>――」 | ;「<ruby><rb>彼</rb><rt>・</RT></RUBY>から聞きました。<br> ただ一人、[[ソロモン|自らの意思で座より消失した英霊]]がいると。<br> <ruby><rb>ああ、なんて羨ましい</rb><rt>・・・・・・・・・・</RT></RUBY>。<br> <ruby><rb>私もそんなことができれば、話は簡単だったのに</rb><rt>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・</RT></RUBY>――」 | ||
:『伝承地底世界 アガルタ』第16節より。死にたくないが、英霊として呼ばれればいずれ死ぬことが決定される彼女にとって、輪廻もなく、語られることもなく、必要とされることもない、[[ソロモン|完璧な無に行ってしまった者]]を彼女は羨んだ。 | :『伝承地底世界 アガルタ』第16節より。死にたくないが、英霊として呼ばれればいずれ死ぬことが決定される彼女にとって、輪廻もなく、語られることもなく、必要とされることもない、[[ソロモン|完璧な無に行ってしまった者]]を彼女は羨んだ。 | ||
:だがこの発言は、そんな[[ロマニ・アーキマン|彼]]の消滅を見届けた主人公やマシュの逆鱗に触れることになる。それがどれほどの偉業であり、そしてどれほど悲しき意味を持つのかを知らずに言ったからだ。 | :だがこの発言は、そんな[[ロマニ・アーキマン|彼]]の消滅を見届けた主人公やマシュの逆鱗に触れることになる。それがどれほどの偉業であり、そしてどれほど悲しき意味を持つのかを知らずに言ったからだ。 | ||
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− | ;「きっと私は変わりません。この仮初めの生が潰え、次の私がどこかで始まっても。<br> 私はまた、死にたくないという顔で陰気に溜め息をついているのでしょう。<br> ……それでもね、フェニクス。<br> | + | ;「きっと私は変わりません。この仮初めの生が潰え、次の私がどこかで始まっても。<br> 私はまた、死にたくないという顔で陰気に溜め息をついているのでしょう。<br> ……それでもね、フェニクス。<br> 今の貴方は――少しばかり、見苦しい」 |
:『伝承地底世界 アガルタ』第16節より。死を恐れるシェヘラザードが死に様に拘泥するのは道理。 | :『伝承地底世界 アガルタ』第16節より。死を恐れるシェヘラザードが死に様に拘泥するのは道理。 | ||
:愛した者に、生きた意味に見守られて死ぬのと、自分をただの材料として利用しようとする、<ruby><rb>見苦しいもの</rb><rt>フェニクス</RT></RUBY>の一部となって死ぬ。選べるとしたら、どちらを選べるのか。 | :愛した者に、生きた意味に見守られて死ぬのと、自分をただの材料として利用しようとする、<ruby><rb>見苦しいもの</rb><rt>フェニクス</RT></RUBY>の一部となって死ぬ。選べるとしたら、どちらを選べるのか。 | ||
224行目: | 193行目: | ||
:『伝承地底世界 アガルタ』解決後、フェルグスを避けながらの台詞。字面こそ以前と同じものだが、頬を赤らめ、表情には穏やかな微笑みさえ浮かんでおり、その心境は以前とは全く違う様子。 | :『伝承地底世界 アガルタ』解決後、フェルグスを避けながらの台詞。字面こそ以前と同じものだが、頬を赤らめ、表情には穏やかな微笑みさえ浮かんでおり、その心境は以前とは全く違う様子。 | ||
:フェルグスの決死のエールが彼女に届いた事、そして彼女がほんの少しずつでも「ただ死を恐れるだけの女」から抜けだそうとしていることを伺わせる。 | :フェルグスの決死のエールが彼女に届いた事、そして彼女がほんの少しずつでも「ただ死を恐れるだけの女」から抜けだそうとしていることを伺わせる。 | ||
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====イベント==== | ====イベント==== | ||
− | ;「ワルダンという男の物語をご存知でしょうか?」<br>「簡単に言えば、ワルダンという店主が毎回不審な買い物をする女を怪しみ、尾行したところ――<br> その女の家の地下室で思いもよらぬものを見てしまった、というお話です。本当に、思いもよらぬものを……」<br>「それはですね……女が……地下室で飼われていた熊と……(モニョモニョ)」<br> | + | ;「ワルダンという男の物語をご存知でしょうか?」<br>「簡単に言えば、ワルダンという店主が毎回不審な買い物をする女を怪しみ、尾行したところ――<br> その女の家の地下室で思いもよらぬものを見てしまった、というお話です。本当に、思いもよらぬものを……」<br>「それはですね……女が……地下室で飼われていた熊と……(モニョモニョ)」<br>「つまり――熊の獣欲というのは危険なものだ、というお話でした。ご参考までに」 |
:デッドヒートサマーレース・A谷において、増殖したオリオンへの対処に困っているニトクリスへと投げかけた助言(?)。 | :デッドヒートサマーレース・A谷において、増殖したオリオンへの対処に困っているニトクリスへと投げかけた助言(?)。 | ||
:いかにも意味ありげで巧みな語り出しに、ニトクリスも思わず「なんですか、それは?」と興味津々に食いつくが、オチはまさかの'''猥談'''。しかもとんでもなくアブノーマル。 | :いかにも意味ありげで巧みな語り出しに、ニトクリスも思わず「なんですか、それは?」と興味津々に食いつくが、オチはまさかの'''猥談'''。しかもとんでもなくアブノーマル。 | ||
− | : | + | :悩み事が改善された影響なのか、イベントでの彼女はかなりのマイペースぶりを発揮している。 …ちなみに肉屋ワルダーンのお話は千夜一夜物語の中に本当に編まれている話である<ref group = "注">ただし実際の内容はどちらかといえば「”男”というものを知った女が己の強い肉欲を我慢できず獣をあてがってもらっていた」というもの。つまり'''熊の方はむしろ被害者である。'''まあ「女に振り回される」という意味でもオリオンへの喩えは間違いではないのだが……。</ref>。 |
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;「誰かの想いに応えるために戦う王。<br> ただ自らの成長を求めて戦う王。<br> 王という立場の尊厳を守るために戦う王。<br> それは―――私にしてみれば、ひどく立派な王にしか思えないのですが。<br> 違いますか?」 | ;「誰かの想いに応えるために戦う王。<br> ただ自らの成長を求めて戦う王。<br> 王という立場の尊厳を守るために戦う王。<br> それは―――私にしてみれば、ひどく立派な王にしか思えないのですが。<br> 違いますか?」 | ||
248行目: | 204行目: | ||
: この瞬間彼女はニトクリスにとって、ただの「語り部」から「相棒」へと変わっていく。 | : この瞬間彼女はニトクリスにとって、ただの「語り部」から「相棒」へと変わっていく。 | ||
− | ; | + | ;「留守です」 |
:期間限定イベント『姫路城大決戦』にて、ハロウィンを迎えたカルデアでレイシフトを依頼しようとした瞬間の反応。 | :期間限定イベント『姫路城大決戦』にて、ハロウィンを迎えたカルデアでレイシフトを依頼しようとした瞬間の反応。 | ||
:ハロウィンは今年が初めてだろうに、持ち前の能力で[[エリザベート=バートリー|危険]]を察知したようである。なお、あまりに堂に入った土下座だったため[[燕青|今回のパートナー]]はそれ以上何も言えなかったそうな。 | :ハロウィンは今年が初めてだろうに、持ち前の能力で[[エリザベート=バートリー|危険]]を察知したようである。なお、あまりに堂に入った土下座だったため[[燕青|今回のパートナー]]はそれ以上何も言えなかったそうな。 | ||
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====幕間の物語==== | ====幕間の物語==== | ||
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:あの旅の事を"彼の物語"として語ってほしいという主人公の対しての独白。 | :あの旅の事を"彼の物語"として語ってほしいという主人公の対しての独白。 | ||
:この世で最も新しい、人が世界を救った物語を、自分だけは、千と一の夜を超えた先でもきっと語っていると、主人公とマシュに約束した。 | :この世で最も新しい、人が世界を救った物語を、自分だけは、千と一の夜を超えた先でもきっと語っていると、主人公とマシュに約束した。 | ||
− | + | ====ちびちゅき!==== | |
− | ===ちびちゅき!=== | ||
;「殺さないでくださ~い」 | ;「殺さないでくださ~い」 | ||
− | :演劇で「かぐや姫」の役を振られるが、''' | + | :演劇で「かぐや姫」の役を振られるが、'''自分が入ったまま竹が刃物で真っ二つに'''なった事に涙目で震え上がる。 |
==メモ== | ==メモ== | ||
− | *座に登録された人物で久しぶりに登場した''' | + | *座に登録された人物で久しぶりに登場した'''座からの消滅を目的とする英霊'''。最も彼女のやろうとした消滅へのプロセスは[[エミヤ|彼]]の八つ当たりよりも遥かに大規模だったが。 |
− | ** | + | **「登録や召喚を拒否すればよかったのでは?」という疑問もあるが、召喚の拒否は場合によっては不可能な事例も多く、登録の拒否はそもそも事例自体が少ないため生前ただの語り部であった彼女の力量に余る事態である。 |
− | ***召喚拒否が難しい事例として、冬木式の英霊召喚では触媒によって特定の英霊を召喚できるのだが、これには英霊側の意思が尊重されにくい(あるいは尊重されない)という欠点がある。[[ネフェルタリ|妻]]の遺品を触媒として召喚された[[オジマンディアス]]が分かりやすい例である。このため触媒次第では、シェヘラザードも半ば強制的に召喚される可能性がある。<br />英霊とマスター双方の合意があって初めて召喚できるカルデア式召喚でも、人類そのものを憎悪しているはずの[[ヘシアン・ロボ | + | ***召喚拒否が難しい事例として、冬木式の英霊召喚では触媒によって特定の英霊を召喚できるのだが、これには英霊側の意思が尊重されにくい(あるいは尊重されない)という欠点がある。[[ネフェルタリ|妻]]の遺品を触媒として召喚された[[オジマンディアス]]が分かりやすい例である。このため触媒次第では、シェヘラザードも半ば強制的に召喚される可能性がある。<br />英霊とマスター双方の合意があって初めて召喚できるカルデア式召喚でも、人類そのものを憎悪しているはずの[[ヘシアン・ロボ]]が召喚されるケースがあるなど、意思次第で絶対に召喚されないわけでもないようだ。そもそも召喚されたくないシェヘラザードが('''亜種特異点の☆5キーキャラで唯一恒常として''')召喚されうる時点で、召喚拒否は不可能であろうことが察せられる。<br />例外として、英霊側の決定権が強いムーンセル式召喚であれば、シェヘラザードの意思で一切の召喚を拒むことができる可能性も残されている。[[主人公 (EXTRA)]]が現れるまで召喚を拒み続けた[[ネロ・クラウディウス|ネロ]]や、英霊の座にありながら一度として人間からの召喚に応じなかった[[アルキメデス]]などがその好例。 |
− | **元々の正義感や崇高な目的意識が歪んでしまい、死の回避――座の消滅という別の目的にすり替わるというあたりは[[間桐臓硯]]と通じるものがあるが、『伝承地底世界 | + | **元々の正義感や崇高な目的意識が歪んでしまい、死の回避――座の消滅という別の目的にすり替わるというあたりは[[間桐臓硯]]と通じるものがあるが、『伝承地底世界 アガルタ』では「死にたくない」といった、「歪みなき願い」を叶えるためにその過程で多くの死者を生み出そうとする、座から消滅したソロモンを羨む発言をして主人公やマシュから'''「その渇望が間違っている」'''と否定された。実際、彼女の行動に関してもプレイヤーから厳しい視線を向けることもあれば、「死にたくない」といった願い自体は間違ってないのでは、と賛否が分かれていた。 |
− | + | ***『伝承地底世界 アガルタ』最終盤でも「例え今の仮初めの生が終わっても、次の自分は死の恐怖に纏わり付く(意訳)」と述べているように、カルデアで召喚された時でもエリザの歌を聴くハメになるハロウィンイベントを土下座で辞退したりと、そのスタンスに変化はないが、レースや戦闘に参加したりと、「死の恐怖」と戦おうとしている。そして、幕間の物語では理解しないまま件の発言を発したことを悔やんだことが明らかとなった。 | |
− | ***『伝承地底世界 | ||
*褐色で肉感的な肢体、特に紐で縛られたように衣装の食い込んだ太ももから、ユーザー間で付けられたあだ名が'''ハム'''。この為記念キャンペーンの福袋等のランダムでやってきた場合の彼女は'''お中元のハム'''等とも呼ばれる。<br>ただし'''蔑称としての意味合いが強い'''ので、使用する場面には注意が必要。 | *褐色で肉感的な肢体、特に紐で縛られたように衣装の食い込んだ太ももから、ユーザー間で付けられたあだ名が'''ハム'''。この為記念キャンペーンの福袋等のランダムでやってきた場合の彼女は'''お中元のハム'''等とも呼ばれる。<br>ただし'''蔑称としての意味合いが強い'''ので、使用する場面には注意が必要。 | ||
− | * | + | *「ラピュタ」と言えば現代日本ではスタジオジブリの映画『天空の城ラピュタ』が最も有名だが、空中に浮上したアガルタの由来となったのはおそらく映画のタイトルの由来(物語としての原作ではない)となった『ガリバー旅行記』の舞台の一つであるラピュタ。ただし、最終的に主人公たちの手で黒幕の野望とともに崩壊するシチュエーションは天空の城の方を想起させるものではある。 |
− | * | + | *2018年2月28日(水)より開催されたサーヴァント強化クエスト第8弾にて強化クエストが実装された。『自身の宝具威力をアップ(1ターン)+敵全体に強力な攻撃&[王]特攻』という宝具効果であったが強化クエストクリアによって宝具威力が上昇し、宝具に『敵全体の弱体耐性が大ダウン(一回・3ターン)』効果が追加された。 |
− | |||
**HPが全サーヴァント中2位である反面、ATKの値は星5サーヴァントワーストであり、クラス補正でもさらに攻撃力は下がるため、素の攻撃力は星5としてはかなり低い。しかしこの強化クエストで全体攻撃宝具のキャスターとして十分な火力が出るようになったばかりか、ダメージ最大3倍というFGO屈指の特攻倍率により、特攻対象には全キャスター中でもトップクラスのダメージが与えられるようになっている。 | **HPが全サーヴァント中2位である反面、ATKの値は星5サーヴァントワーストであり、クラス補正でもさらに攻撃力は下がるため、素の攻撃力は星5としてはかなり低い。しかしこの強化クエストで全体攻撃宝具のキャスターとして十分な火力が出るようになったばかりか、ダメージ最大3倍というFGO屈指の特攻倍率により、特攻対象には全キャスター中でもトップクラスのダメージが与えられるようになっている。 | ||
***なおこの強化クエスト実装初日、ステータスに未強化の宝具強化マークが表示されていたことからこのサーヴァントの強化が早い段階から予測されていた。 | ***なおこの強化クエスト実装初日、ステータスに未強化の宝具強化マークが表示されていたことからこのサーヴァントの強化が早い段階から予測されていた。 | ||
**と言うか未強化でも王が相手ならば必殺の威力を叩き出すため、意外と多い王特性のサーヴァントにちょくちょく猛威を振るう。場合によっては種類が多く、サーヴァント集団に混ざってくることも多いライダーの王にすら押し勝つ事もある。例としてバレンタインでの高難易度クエストでは王属性が多く出現し、その中にライダーであるメイヴちゃんも混じっていたが、特攻倍率の暴力で吹っ飛ばせた方も多いとか。<del>「死にたくないので相手を殴り殺す」</del> | **と言うか未強化でも王が相手ならば必殺の威力を叩き出すため、意外と多い王特性のサーヴァントにちょくちょく猛威を振るう。場合によっては種類が多く、サーヴァント集団に混ざってくることも多いライダーの王にすら押し勝つ事もある。例としてバレンタインでの高難易度クエストでは王属性が多く出現し、その中にライダーであるメイヴちゃんも混じっていたが、特攻倍率の暴力で吹っ飛ばせた方も多いとか。<del>「死にたくないので相手を殴り殺す」</del> | ||
− | *** | + | ***当然、アサシン+王のサーヴァントに対しては非常に相性がいいため、[[ニトクリス〔アサシン〕|自身の友人]]を倒す時には最適解になり得る。非情な現実である。 |
− | |||
== 脚注 == | == 脚注 == | ||
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{{DEFAULTSORT:しえへらさあと}} | {{DEFAULTSORT:しえへらさあと}} | ||
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[[category:登場人物さ行]] | [[category:登場人物さ行]] | ||
+ | [[category:Fate/Grand Order]] | ||
[[category:サーヴァント]] | [[category:サーヴァント]] | ||
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