概要
[[プリテンダー|役を羽織る者]]の[[サーヴァント]]。
; 略歴
:『オルガマリークエスト_1』にて「伯爵」と名乗り登場。姿は見せなかったが、[[主人公 (Grand Order)|主人公]]らに[[E-フレアマリー|フレアマリー]]を差し向けてきた。
:期間限定イベント『盈月剣風帖』でもそのように名乗り、同じく姿は見せずに事件の裏で黒幕として暗躍を行う。
:奏章Ⅱ『[[不可逆廃棄孔 イド]]』ではいよいよ姿を見せ、疑似東京にて主人公が通う高校の教頭として登場。
:後に[[マリー・アントワネット〔オルタ〕]]と共に正体を明かし、第三の試練「混沌機構 カリオストロ〔オルタ〕」と名乗る。
:しかし主人公たちとの戦闘の最中、マリー・オルタを裏切って本当の真名が「アレッサンドロ・ディ・カリオストロ」であると名乗り、さらに汎人類史のサーヴァントであると語る。
:それからは主人公の側に付き後の試練にも同行したが、廃棄孔にて本性を現し自身が汎人類史のサーヴァントでないと明かす。
:主人公の胸を貫くも[[巌窟王 モンテ・クリスト|決意の巌窟王]]が施した対策により回復されてしまい、さらに[[ハサン・サッバーハ〔耀星のハサン〕|耀星のハサン]]と主人公が呼びこんだマリー・オルタに倒されて消滅していった。
:ただし倒されたのはあくまで分体で、本体は主人公の精神世界に悪性情報として健在であった。そのため[[巌窟王 エドモン・ダンテス]]を始めとした[[アヴェンジャー]]たちは彼を撃退しようとするも苦戦。
:しかし精神世界の本来の主である主人公がそこに現れたことで逆転され、敗北し消滅した。
; 人物
:黒い衣装に身を包んだ、筋骨隆々で大柄な白髪の紳士。オッドアイで、左目は赤く右目は緑色。
:基本的に物腰は低く言葉も丁寧だが、どこか怪しさを纏っており言動も時に意味深となる。
:破壊と新生を自らの命題としており、裏切りを厭わず嘘も平気な顔をして吐く。
:その時々によって在り方を変える怪人物であり、生前にはよく人に「がらんどう」と評されたという。
:奏章Ⅱでは、この「がらんどう」の本質に[[蘆屋道満|リンボ]]の式神がベースとして混じり一色に染まってしまったためか、「ンンン」と言葉を溜める癖など霊基に混ざったリンボの性質が浮かび上がることがあった。
:また「最終使徒・カリオストロ絶望伯」が消滅の際に自身を書き換えたため、カルデアへの召喚後は異星についての情報の多くが欠落している上に、現在のところ奏章Ⅱのような混ざったリンボの性質も見られなくなっている。
; 能力
:武器は手に持った剣を用いる。しかし時には身に付けた武術で攻撃を行う事も。
:幻炎と呼ばれる炎を操る事もできるがこれは精神攻撃の一種。精神が無い相手には効きづらいが、回路があるならば機械にも効く。奏章Ⅱではこれを用いて、サーヴァントたちを縛り上げるなどしていた。
:偽装能力が高く、疑似東京では彼が教頭として、またマリー・オルタが「飛羽野マリー」として高校に在籍しつつも、サーヴァントの気配を一切悟らせなかったのは自身の偽装によるものである。
:またプリテンダーの特性としてかクラスの偽造も可能で、第2部第5.5章『[[地獄界曼荼羅 平安京]]』では[[キャスター]]クラス、奏章Ⅱでは[[オルタナティブ|オルタ]]であり[[アヴェンジャー]]クラスと自身を偽っていた。
:生前から[[魔術師]]とされていたが実はそうではなく、幼少の師アルトタスの奥義である「不老及び超再生をもたらす魔術刻印」という一つきりの神秘しか持たない。
:なお、奏章Ⅱで見せた「首を落とされても蘇る」不死性はあくまで例外的なものである<ref group ="注">その様子を見た主人公の反応の一つに「それは、[[英霊剣豪]]の───」というものがあるが、明確に彼らと同一の能力なのかは不明。</ref>。
:戦闘の際には魔力の放出や、巨大な手或いは分身による攻撃、また幻炎と思われる水色の炎を纏い瞬間移動を行うが、本人曰くこれらは全て「タネも仕掛けもあるイリュージョン」とのこと。