概要
『[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]』の『ドライ!!』以降に登場する[[魔術師]]の一族。
千年続く名門の魔術師一族であり、[[置換魔術]]に特化している反面、他の魔術に対する適性は低い。<br>
現在はとある平行世界の[[冬木市]]に本拠地を置いている。
「人類史の存続」を一族の目的に掲げ、マナの枯渇とガイアの法則の転換に伴う人類史の終焉に抗うべく活動している。<br>
その目的のために、少なくとも200年前からは[[間桐家]]と他1つの魔術師一族と手を組み、[[クラスカード|サーヴァントカード]]を用いて[[聖杯戦争]]を開催し、人類を新世界でも生きられるように改変しようとしている。<br>
作中の時間軸では当主の[[ジュリアン・エインズワース]]の指揮の下、天然の[[聖杯]]であり願望機としての機能を持つ[[美遊・エーデルフェルト|朔月美遊]]を拉致して使用することを目論んでいる。
通常の魔術師であれば、魔術刻印が受け継がれていく中で[[魔術]]は変質してゆく(例えば、同じ魔術刻印でも[[遠坂時臣]]は火属性で、[[遠坂凛]]は五大元素属性)ものだが、奇妙なことにエインズワース家では世代を経ても魔術特性がまったく変質していない。<br>
実はエインズワース家自体、「血統による継承」ではなく「完全なる個による永続」で初代より千年も連綿と続いていた一族であり、代々の当主は初代当主の「[[ダリウス・エインズワース]]」を置換し続けていた。このため、歴代の当主には無気力な人間が多かったとか。<br>
その目的のために、エインズワースで受け継がれている魔術刻印そのものに「ダリウス・エインズワースに自身を置換する」術式が刻まれている。
下記の置換魔術の性質上、「新たな何か」を生み出すことが出来ないため、口の悪い者からは「贋作屋(カウンターフェイター)」と揶揄されている。もっとも、こう呼んだ者は決して生かしておかなかったとのこと。
一族の人数は現在ではかなり少ないが、当主のジュリアンと「ドールズ」と呼ばれる従者の全員が下記のサーヴァントカードを行使可能で、英霊に匹敵する力を持つ。
[[置換魔術]]
フラッシュ・エア。[[錬金術]]から派生した魔術。
魔術工房
平行世界の冬木市深山町にある直径数kmのクレーター、その中心部にある巨大な屋敷。<br>
外部から目視で確認することはできず、遮蔽が無い為に隠れて接近することも難しい。<br>
この魔術工房がある土地の中でなら、一族が使う置換魔術は常軌を逸した性能を発揮するという。
敷地内は気候が制御されているのか温暖で、庭園を含んだ豪奢な城が広がっている。<br>
城の内部は置換魔術によって扉・窓・部屋・通路が無秩序に繋がった迷宮と化している。<br>
あまり整理はされていないのか、広間には千年間で収集した聖遺物と、置換魔術の失敗によってできた残骸が山と積まれている。<br>
実は屋敷そのものも岩山に置換魔術を施して作り出したものであり、工房が本来存在する場所は不明である。
[[ピトス]]
エインズワース邸の上空に隠されていた、一辺が2km弱ほどもある巨大な黒色の立方体構造物。<br>
エインズワース家にとっては最大の機密であり、ドールズにも厳重なプロテクトがかけられている。詳細は項目参照。