概要
『[[Fate/Grand Order]]』に登場する怪物。デザインはPFALZ氏。
;略歴
:それ自体が一種の神造兵装となっている。その姿は山の如しであり、「金色のパーツをところどころにつけた、牛の形をした積乱雲」とでも言うべき巨大な姿を誇る<ref group = "注">実際、'''前肢部分しか戦闘画面に収まりきれない'''事から、その巨体ぶりがうかがえる。</ref>。
:元の伝承であるメソポタミア神話では[[イシュタル]]の手によってウルクへと差し向けられたが、[[ギルガメッシュ]]と[[エルキドゥ]]の手によって討伐された。
:Fateシリーズではサーヴァントとして召喚されたイシュタルが連れてきたもの(以下「マークⅠ」と呼称)と、後にライダー版の彼女によって再製造された「マークⅡ」と、通常イシュタルが幕間の物語で再製造した「マークⅢ」が登場している。
:;マークⅠ
::『Fate/Grand Order』の[[絶対魔獣戦線 バビロニア|第七特異点]]に召喚された[[イシュタル]]の手駒ないし[[ティアマト|ビーストⅡ]]の対抗策として挙げられたが、北部で落として行方不明になってしまった。
::なお、その事で賢王ギルガメッシュに叱られた挙句、『私は駄目な女神です』と粘土板を手に立たされた。
::おそらく『Fate/strange Fake』の世界の[[フィリア]]が勝手に持って行った為に登場できず、『Fate/strange Fake』ではフィリアの戦力として[[スノーフィールド]]攻撃のために運用され、大規模な討伐戦の果てに霊核を[[アルケイデス]]に吸収された。
:;マークⅡ
::『Fate/Grand Order』で上記の汚名を返上するべく、[[イシュタル〔ライダー〕]]がサマーレースにかこつけて「金星のテクスチャを貼付けたコノート」の上をグガランナの生体パーツをとりつけたマシンを走らせる事で魔力を刻み込んだ後に、全てのパーツをゴールに集め、レースの決着と共に再臨させる。
:: だが、結果的に自分たちを騙したイシュタルへの怒りと、その強大な力で特異点はおろか地球上からコノートが消滅しかねない事から参加者達にフルボッコにされた上、[[ケツァル・コアトル]]に投げ飛ばされてイシュタルQPS諸共粉砕された。
:; マークⅢ
:: イシュタルの[[幕間の物語]]「リターン・オブ・イシュタル」に登場。
::懲りずに三度目の再臨に臨むが、触媒にする為にウルクから盗み出した「グガランナ(マークⅠ)の角」が偽物であったことに気づかず、案の定暴走してしまいイシュタルたち自らが処理する羽目になる。
;人物
:神々ですら手懐けられないが、イシュタルは時に厳しく、時にもっと厳しく扱うことでグガランナを自在に操った。
;能力
:シュメル最大の神獣と言われるだけあってか、暴風だけで物体を吹き飛ばし、雷鳴でサーヴァントの霊基を砕き、全盛期ならティグリスも干上がらせる力を持っている。
:人間にとって事実上無敵の神獣であり、勝ち目がないとイシュタルが自負しており、実際サマーレースの参加者を動員してもなお前肢だけ実体化したマークⅡを倒しきれていない。
:マークⅠに至ってはスノーフィールドを目指す超巨大ハリケーン「イナンナ」として認識されており、[[ティア・エスカルドス]]の放ったロサンゼルスを原子分解して消滅させるレベルの一撃やミサイルの雨を丸ごと吸収して自分のエネルギーに変えてしまう滅茶苦茶ぶりを見せつけ、暴風と雷霆をその身に充満させた存在と化している。
:さらには数キロ単位で「バックステップ」する機敏さもあり、その巨体と暴風による全力突撃は'''木星の成層圏の嵐'''<ref group="注">だいたい風速50m~150mくらいで、最大風速は秒速350mに達する。なお一般的な台風の風速は20m程度、音速は340mである。</ref>に匹敵し、地球規模の天変地異すら引き起こしかねないとのこと。
:南米異聞帯では脚だけが1000本も召喚されてすし詰め状態で配置されたものの、[[ORT〔亜種〕|ORT]]にいとも容易く突破されてしまっている。しかしそれでも996本は無事だった辺り、耐久性はかなり高い様子。