概要
「[[アルターエゴ]]」の[[疑似サーヴァント]]。
;略歴
:『Fate/Grand Order』第2部にて、カルデアの敵である異星側のサーヴァントとして登場。
:『FGO』世界での言峰は西暦2004年の日本で死亡しており、遺体もその際に焼失している為、2017年末の時点で[[聖堂教会]]に所属していない<ref group = "出">Lostbelt No.1『永久凍土帝国 アナスタシア』第2節「ヤガ」</ref>。
:『序/2017年』では聖堂教会からの査問官と偽って[[ゴルドルフ・ムジーク]]や[[タマモヴィッチ・コヤンスカヤ]]と共に[[人理継続保障機関フィニス・カルデア|カルデア]]に侵入し、異聞帯のサーヴァントである[[アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ|アナスタシア]]率いる[[殺戮猟兵]]を用いてカルデアを襲撃させた。
:カルデアから脱出する直前、[[レオナルド・ダ・ヴィンチ|ダ・ヴィンチ]]の心臓を背後から貫いて消滅させた後、管制室にあるカルデアスのアナスタシアによる物理凍結を見届けた。
:Lostbelt No.1『[[永久凍土帝国 アナスタシア]]』ではマカリー枢機卿を騙ることで[[イヴァン雷帝]]の眠りを維持する等、アナスタシアに協力。彼女が雷帝を下した後は正体を明かすと共に姿を消す。
:Lostbelt No.2『[[無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング]]』では北欧に向かうシャドウ・ボーダーを追撃し、捕らわれていた[[カドック・ゼムルプス|カドック]]を仮死状態にすることでカルデアを欺き奪還する。
:その後Lostbelt No.5『[[神代巨神海洋 アトランティス]]』では同じ異星の使徒である[[千子村正]]共々汎人類史勢力との戦いに身を投じていたが、続くLostbelt No.5『[[星間都市山脈 オリュンポス]]』でカルデアが[[キリシュタリア・ヴォーダイム|キリシュタリア]]に勝利した後はアナスタシアの願いに従って[[蘆屋道満|アルターエゴ・リンボ]]に重症を負わされたカドックの身柄をシャドウ・ボーダーに引き渡した。また[[異星の神]]が降臨して他の使徒と共に用済みになるはずだったが、より強力な依代を準備する必要が出てきたために南米異聞帯へ赴いて[[ORT〔亜種〕|ORT]]を新たな依代にしようとしていた。
:当の南米異聞帯が舞台のLostbelt No.7『[[黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン]]』でも登場するが、[[U-オルガマリー]]が弱体化し記憶も失っていたため、仕方なくカルデアと同行。U-オルガマリーがカルデアから離れた際は彼女に着いて行き、また彼女がカルデアに助太刀する際にも付き添っていた。異聞帯消滅後は[[カルデアの者]]と対話し、異星の使徒についてなどの情報を彼に話した。
:奏章Ⅳ『[[人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス]]』では、カルデアの罪を裁く裁判の検事として、一行と対峙する。
;人物
:深い藍色の法衣を着た神父…『FGO』世界における[[言峰綺礼]]その人を依り代にしたサーヴァント。
:ゲーム開始時点の時系列で既に依り代は死亡していたのだが、その死体については行方不明になっているらしく、さらにラスプーチン自体が'''言峰の亡骸を依代として現界している'''ことが示唆されている。
:性格面は依り代に近く、「外側も内側も神の従僕ではない」「エゴの塊」といった悲観的な考えと言葉遣いを多様するものの、一見すればウイットに富んだ人当たりのいい人物。長身な事も相まって威圧感はあるが、誰であっても分け隔てなく会話をする人格者。
:Lostbelt No.1『永久凍土帝国 アナスタシア』でアナスタシアを皇帝にした後はラスプーチンは退去。以降はラスプーチン他神霊の能力を使役する言峰本人と言って差し支えない存在となった。
:一方ラスプーチンの方は自らの在り方、持って生まれた自らの悪性に悩み、苦しむ人物であったこと、アナスタシアをツァーリにする為に死体を依り代にした疑似サーヴァントになることを受け入れた事が伺える。
:カルデアに召喚された際もラスプーチンは退去した状態なようで、人格は依り代がメインと語っている。
:『異星の神』に仕える7騎のサーヴァントの1人で、赦しがなければ次の異聞帯に行く事が出来ない、中間管理職のような存在。
:本人も悪であるものの、南米異聞帯でU-オルガマリーが記憶喪失になった際はさすがの彼も笑い飛ばすしかなかった。
:また、妙にギャグ適性が高く、自身を『暗黒司祭』と名乗ったり、南米異聞帯ではノリノリでサッカという競技の監督を務めている。カルデアに来てからは数々のトンチキイベントに対しても順応して楽しんでいる模様。
:他の誰がマスターであっても契約した以上は人生成就のために微力ながら助力し、それは例え相手がどれほど悪の道をひた走ろうとスタンスは変わらず、善なり悪なりそれに相応しいと思う道を示してくれる。
;能力
:ダ・ヴィンチに気付かれずに背後に接近して素手の一突きで心臓を貫く、時速90キロで移動するなど、サーヴァント相応の能力を持つ。
:また近代兵器の扱いも心得ており、コヤンスカヤに提供された近代技術と魔術理論の複合装甲に通用するロケットランチャーを、追跡しながらシャドウ・ボーダーに命中させていた。
:二丁のマシンガンを懐から取り出すこともあり、黒鍵も武器として使用する。
:この他、依代である言峰が身に付けていた八極拳も使いこなす。
:霊基第三では瞬間移動を行う他、高速移動を行って体当たりをしたり、赤い棘や赤黒い魔力の奔流と思われるものを放つ。また敵を掴み、出現させた黒い球体を一点に収縮させて爆散する技も見せる。
:こちらでも八極拳は用いるが、遠距離から拳で衝撃波を放つなど凄まじい技ばかりとなっている。
:アルターエゴのクラスとして成立する際に「グレゴリー・ラスプーチン」の他、悪神アンリマユの腹心である三つ首の邪竜「アジ・ダハーカ」、死しても現世に蘇るという不死の月精「バールー」が混濁しており、またアルターエゴクラスのために依り代の肉体名がセイントグラフの真名として登録されている。
:南米異聞帯では、銃弾で頭と心臓を打ち抜かれて魔術刻印でギリギリ生きていた状態の[[ジングル・アベル・ムニエル]]を、問題なく会話できるまでに治癒するというバールー由来と思しき能力を見せた。
:またマイルームでは「10人までなら治療できる」との台詞があり、一度に複数人の治療も行える模様。