概要
[[円卓の騎士]]の一人で、[[アルトリア・ペンドラゴン]]の義理の兄。
;略歴
:アルトリア・ペンドラゴンが預けられた家の子供で、彼女の義理の兄として振る舞ってきた。
:彼女が選定の剣を抜いた後も彼女の側にあり続けた最古参の円卓の騎士。[[モードレッド]]の叛乱の際はその最期まで殿を勤めアルトリアを逃した。
;人物
:「火竜すら呆れて飛び帰る」と謳われ、本人も「巨人の首だって口先一つで斬り落とす」と自称する程の饒舌さで、周囲が言いにくいようなことも容赦なく口に出す。
:弁舌での容赦のなさは義理の妹に対しても例外ではないが、床に伏せった彼女のためにライオンの木彫りを作り、モードレッドの叛乱の際にも口では馬鹿げた内輪揉めは沢山だとして「適当な理由をつけて退散させてもらう」「船を出して適当な土地でのんびりする」と言っていたにも関わらず実際にはアルトリアを逃がすために犠牲になるなど、本心では妹想い。
:また、細かいことに気がつき、「一本の釘すらも無駄にしない」と例えられたこともある。
;能力
:騎士としての実力はあまり高くなく、せいぜい一般の兵士より上か、良くても(本人曰く)実力不足の[[ベディヴィエール]]ほどだと思われる。しかし、上記のように弁舌や屁理屈を得意としている。
:アルトリアと手合わせする際も、試合には負けても小理屈をこねくり回して最後にはうやむやにしてしまい一度も勝負には勝たせなかったほど。
:また、上記のような性格の為に矢銭の管理や兵站などの裏方仕事で人知れず奮闘していた模様。
:さらに下記の能力の影響か超人的な泳ぎの技術も持っていたらしく、嵐の川を渡ってみせると豪語する[[ガウェイン]]やドーバー海峡を横断してみせると言い切った[[ランスロット]]を含めた円卓全員が異口同音に「円卓一の水泳の名手」と言い切っている。
:『[[ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]』に登場した際は、振るう剣技は巧み、軽口を叩きながらも数多の敵を斬り伏せていた。