概要
「[[ライダー|騎兵]]」の[[サーヴァント]]。
;略歴
:期間限定イベント『15人の理知的なメガネたち』にて登場。
:カルデア一行よりいち早く微小特異点にはぐれサーヴァントとして召喚されていたのだが、そこにいた<ruby><rb>不可視の魔獣</rb><rt>インビジブルエネミー</rt></ruby>が持つ「自身に攻撃を仕掛けた相手の能力を奪う」特性に気がつかないまま倒してしまったため、何も知らない主人公達一行の前に魔獣を知覚化し、なおかつ理性を増幅させて戦闘を含む本能的な行動を制御できるメガネ型[[魔術礼装]]を持って現れた時は既に英霊の力が半減し、戦闘もまともにできない状態であった。そのため自分の不注意が要因とは言えども、肝心の戦力で役に立てないのは流石に屈辱的な上にサーヴァントとしての沽券に関わるからという理由で真名を明かさず、代わりに「マイケル」と名乗って皆に協力する。
:詳しい調査の結果、この魔獣は世界平和を望んだ魔術師の手で抑止力の一種として造られるも、安全装置を施さなかった所為で暴走を起こし一族を含む全員が捕食され、結果的に残った<ruby><rb>ビル</rb><rt>工房</rt></ruby>がそれ等の糧となる『強い力(能力)と魔力を持った食い甲斐のある餌』を引き寄せる誘導蒐集装置、並びに偶然の産物程度だが魔獣を外に出させない為の封印の役割を果たしており、これによってかろうじて今の均衡が保たれている事が判明する。当然ながら客観的に見れば何時この状況が崩れてもおかしくない為、事態をどうにかするにはやはり聖杯を顕現させるしか方法はないと判断し、同じく特異点解決のため喚ばれていたサーヴァント達と共に『擬似的聖杯戦争』を開催する事になるが、万が一にも彼処側に気づかれて能力を奪われないため「サーヴァント同士で戦闘行為をしない」という縛りが課せられた事から急遽審判役が必要になり、主人公が新たなサーヴァント召喚を試みた所<del>「面白そう」という理由から強引に割り込んだ事で</del>選ばれた[[マーリン (Grand Order)|マーリン]]の指名で一緒に司会進行兼立会人役を任される。
:かくして水平思考パズルと変則ルールのオニごっこを駆使した『聖杯戦争』が進む中、いち早く異変に気づいた[[カルナ]]と[[アルジュナ〔オルタ〕]]の調べで魔獣達もまた共食いという名の模擬式聖杯戦争によって強化している事が発覚し、対策を練るためにもまず最初に自身が奪われた能力を開示するため真名を明かす。そして主人公、マーリン、カルデアメンバーを入れた12人のサーヴァントと共に魔獣達が狙うであろう能力と宝具を照らし合わせ<ruby><rb>逆に不利になる順番を編み出してぶつける事で</rb><rt>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・</rt></ruby>無事倒すことに成功。最後に自分が「祖国を平和的に終わらせたい」と願った為にこの特異点に最初に喚ばれ勝ってしまったのかも知れないと吐露すると、主人公達に敵か味方になるかは分からないがまたの再会を願いながら退去していった。
: 第2部第6.5章『[[死想顕現界域 トラオム]]』では復権界域のトップとして登場。
: [[ヨハンナ]]と共に勝利を目指すも、[[源為朝]]の一射から彼女を庇い、志半ばで消滅してしまう。
: しかし、その想いはヨハンナを動かして、事態を収束へと加速させることになる。
;人物
: 高貴な雰囲気を漂わせる、赤と黒のスーツ姿の青年。
: 常に周りを見通しその場に置いての最善を考える思慮の深さを持つも、割に合わなかったりこれが限界だと判断した時は「じゃあ仕方ない」とあっさり諦める潔の良さも兼ね揃えている。これは自身が帝国最後の皇帝、即ち国と共に滅びた英雄である故の思考で「これは滅ぶだろう」「これは負けるだろう」という確信を持ちながらも、「しかし全力で戦わなければならない」という、傍目からは矛盾した心理が彼にとっては当然の道理であることに起因している。
: そのためか本人は「それはそれとして全力で戦おう」と決意しているも、周りから見ればその熱意があまり感じ取れない…という懐疑心を持たれてしまいがちになる。
: 一言で言えば責任感が強すぎる人物であり、ビザンツ帝国の最期に関しても何かいい手はなかったかと煩悶し続けている。また、サーヴァントとして現界するにあたり、ローマ最後の皇帝という事実が強い罪悪感として霊基に刻まれている。
: その一方で知的好奇心と探究心も旺盛で、ついつい後先考えない行動をとって痛い目を見てしまったり、かと思えば割とフランクでノリの良い所もあったりする。
: 皇帝ではありつつも、マスターに対しては極めて例外的に忠実に仕えようとする。とはいえ、きっちりと皇帝に対する人間としてのマナーは求める。
: 自身の[[幕間の物語]]「不滅なるものへ」では戦闘の内に気分が乗ってきた様子を、主人公に心の内で「どことなくローマ」と形容されている。
;能力
:剣と馬術を合わせた突進攻撃に、衛兵を召喚した迎撃や砲弾や弓矢などによる援護射撃を用いたオーソドックスな戦法を行う。