概要
「[[セイバー|剣士]]」の[[サーヴァント]]。
; 略歴
: 『[[Fate/Apocrypha]]』では[[ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア]]によって召喚された。触媒は血に染まった菩提樹の葉。
: 真名と弱点の秘匿のため、召喚されて早々にゴルドに自分の許可なしに喋ることを禁じられ、それを承諾してしまったが故にゴルドと信頼関係を築けなかった。そして、そのすれ違いが致命的な事態を招くことになってしまった。後に、ゴルドの暴行によって死亡した[[ジーク]]に自らの心臓を与えて消滅した。だが……。
: 『[[Fate/Grand Order]]では第一特異点『[[邪竜百年戦争 オルレアン]]』において、マスターのいないはぐれサーヴァントとして西暦1431年のフランスに召喚される。[[主人公 (Grand Order)|主人公]]らと出会った後は[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|ジャンヌ・オルタ]]が操る邪竜[[ファヴニール]]への切り札として、彼/彼女らに協力する。
: 当初は重傷と呪いによってまともに戦える状態ではなかったが、[[ジャンヌ・ダルク|ジャンヌ]]と[[ゲオルギウス]]、二人の聖人の力で治癒に成功。決戦においてファヴニールを打ち破る力となった。
:終局特異点『[[冠位時間神殿 ソロモン]]』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅠの座を統括する[[ナベリウス|溶鉱炉ナベリウス]]と交戦する。
:第2部第6.5章『[[死想顕現界域 トラオム]]』でははぐれサーヴァントとして登場。[[張角]]に囚われ幽閉されていた。
; 人物
: 灰色長髪の端整な顔立ちで、胸元と背中が大きく開いた鎧に身を包み、大剣を背にする長身の青年。
: 性格は高潔な騎士そのもので強敵との死力を尽くした戦いを望み、戦場での嘲笑を良しとせず、義を重んじる英雄らしい性格。伝承から「頼まれ続けてきた人柄」と称され、利のある命令には素直に随従する。
: しかし、弱者への一方的な暴力を嫌い目の前で蹲る者がいれば、例え命令を無視してでも助けようとする高潔な精神を持つ。
: 『Fate/Grand Order』では寡黙、謙虚、控えめな態度をしており、マスターに対しても一歩引いた態度でマスターを立たせる、日頃は何でも言うことを聞いている。
: その一方で自身の主義主張に対しては誰よりも頑固な側面をもっており、極めて人間的で真っ当なもの。彼の主義主張に関わる問題が出た場合、どれほど良好な関係を築いていても頑として言うことを聞かず、[[令呪]]を使用されても一歩も退かないほど。
: 自己評価が常にマイナス気味で、何かにつけて「すまない」と呟くが、生前において不幸と悲劇をもたらし、誰かの願いを叶えることしかしなかった故。
; 能力
: セイバーにふさわしい高い剣技と破格の防御力を兼ね備え、その不死身の肉体を活かし、攻撃を貰う事を前提とした捨て身の戦法をとる。
: その近接能力は[[カルナ|赤のランサー]]と互角に打ち合うほどで、頑強さなら彼をも凌ぐ。能力「悪竜の血鎧」の恩恵で優れた耐久力を誇り、作中では、赤のランサーや[[アタランテ|アーチャー]]からAランク級の通常攻撃が直撃しても微傷程度の傷しか受けなかった。
: 他のサーヴァントとの連携にも秀で、[[フランケンシュタイン|バーサーカー]]と呼吸を同一にして同時攻撃も行っている。
: 彼は自身の逸話(竜殺し)によって、主武装である宝具「幻想大剣(バルムンク)」が「竜種」の血を引く者にとっての天敵となっており、彼自身は竜の心臓を得たことで「[[竜種]]」としての属性をも持っている。
:ファヴニールの血を浴びた事でファヴニールと極々弱いながら共感しており、互いの生存を確認することが出来る<ref group = "注">マスターとサーヴァントの関係のようなもの。</ref>。