概要
冬木のアインツベルン城におけるメイド長にして、[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]]の教育係。<ref group="出" name="fcmprof" />
; 略歴
:『Fate/hollow ataraxia』の約2年前、[[ユーブスタクハイト・フォン・アインツベルン]]に鋳造される。<ref group="出" name="UBWAE">「#15 神話の対決」『Fate/stay night[UBW] Animation Elements』p.19-25</ref>聖杯の失敗作だと廃棄されかけるが、イリヤスフィールの世話係として延命される。<ref group="出">「Fate用語辞典-イリヤのメイド」『Fate/side material』p.55</ref><ref group="注">『Fate/hollow ataraxia』での本人の説明では、最初から教育係として鋳造された様に受け取れるが、その後に出た『Fate/complete material II』では「彼女(リーゼリット)と同じ失敗作」と記されている。</ref>
:第五次聖杯戦争の約2ヶ月前、初めてイリヤスフィールと顔合わせをする。<ref group="出" name="UBWAE" />その後、冬木市郊外のアインツベルン城に主人と同僚と共に移り住む。
; 人物
:口うるさく慇懃無礼、という印象だが、それは士郎の視点から見た場合の話。アインツベルンを裏切った切嗣を憎み、またその息子の士郎を毛嫌いしているがゆえの態度である。また、[[ホムンクルス]]としての誇りから人間をあまり好んではいない。自然に対しては情の深い面も見せる。
:『Fate/hollow ataraxia』の時点で2歳ほどだが、ホムンクルスに年齢の概念は無い為、大人として振舞う。それでも子供っぽい部分は拭えず、校庭に巨大ケーキがあると聞けばあっさり信じ込み、自分好みのケーキを妄想するなど、あちこちでボロを出している。
:ケーキが好き。それも高級感のある一流の品ではなく、庶民的なゴテっとしたものを好む。
:冬木のアインツベルン城ではイリヤスフィールの世話、教育と中庭の世話を担当している。<ref group="出" name="fcmprof" />またリーゼリットの身を案じ、3日に2回、彼女の代わりに城の見回りをしている。
; 能力
:リーゼリットと同じ鋳型を使ってはいるが、一般的な[[錬金術]]で鋳造しており、聖杯に関する能力は持たない。その代わり、ホムンクルスとしては完璧で、人工的な自然の触覚といえる存在になっている。
:魔術回路も人間には決して及ばない数を有し、イリヤスフィールに[[魔術]]の教導も行う。教育係に任じられるだけあって要点を掴んだ説明に長ける。
:逆に身体能力は低い様で、士郎を追いかけてすぐに息が上がっている。水泳に限ってはイリヤスフィールに教わって上達したらしい。
:暴力というものに耐性がない為、戦闘には不向き。但しTVアニメ版『Fate/stay night[UBW]』では串刺しにされても即死はしなかった。
:自然があるかぎり寿命は尽きないが、些細な暴力に殺されてしまう儚い花。……いつかイリヤとリズが天衣を成してこの世界から消え去った後。彼女は誰も訪れない冬の城で、その寿命が尽きるまで、花に囲まれて空を見上げ続ける。<ref group="出">「[https://www.typemoon.com/users/vote/fate2nd_chara.html 第2回『Fate/stay night』キャラクター人気投票-セラ 「お、お正月などに関心はありませんっ!」]」</ref>