概要
「[[アーチャー|弓兵]]」の[[サーヴァント]]。
; 略歴
: 第六特異点『[[神聖円卓領域 キャメロット]]』では[[女神ロンゴミニアド|獅子王]]によってサーヴァントとして西暦1273年のエルサレムに召喚される。方針の違いから仲間と戦うことの悲しさから自らの目を潰しながらも獅子王を止める側に回った同胞を手にかけたが、結局精神的な負荷が強すぎたのか戦えなくなってしまう。そんな状態になってもなお獅子王の為に戦うことを望んだために「反転」のギフトを与えられた。
: その後は獅子王の命令の下で[[ハサン・サッバーハ|山の翁]]や難民たちを虐殺して回っており、最終決戦でも3人掛かりで同胞たちの復讐に現れたハサン達を相手に終始圧倒し続けて返り討ちにしたが、最後の最後で[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|呪腕のハサン]]が取った捨て身の罠に引っ掛かり、彼の腕に封じられていた魔神(シャイタン)に霊基を食い尽くされて絶命した。
: 終局特異点『[[冠位時間神殿 ソロモン]]』では冠位時間神殿に召喚され、円卓の騎士の一人としてと共にⅥの座を統括する[[アモン|覗覚星アモン]]と交戦する。
: 亜種特異点EX『深海電脳楽土 SE.RA.PH』では地球のSE.RA.PHと化した[[海洋油田基地セラフィックス]]に召喚されたはぐれサーヴァントとして登場。カルデア一行に協力する。
: Lostbelt No.6『[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ]]』前編では[[主人公 (Grand Order)|主人公]]達がブリテン異聞帯へ到着するのとほぼ同時に召喚され、中盤で大きな立ち回りを見せる。
; 人物
: 悲哀に満ち、憂いを帯びた吟遊詩人のような赤い長髪の騎士。
: 慈悲深く、忠義よりも友愛を選ぶ人情家。イベント「ハロウィン・カムバック!」では[[エリザベート=バートリー|エリザベ]][[エリザベート=バートリー〔ハロウィン〕|ート二人]]の命を奪わずに[[チェイテ城]]から追い払うなど、優しげで穏やかだが、皮肉屋としての一面もある。
: また、[[ランスロット|同胞]]に禁断の恋を語らおうとしたり、主だろうと誰であろうと目前で立ったまま堂々と居眠りするなど、若干空気が読めない。
: 一方で生前では深い後悔と自責の念を抱いていることもあり、マスターに対しては慮りつつも、自身を信用しないようにと告げている。
: ただし、第六特異点に限っては「反転」のギフトを授かったことで性格や特性が反転し、無辜の民や失態を犯した兵士を平気で惨殺するような冷酷で非道、残虐な性格となっている。
: これは、生前のある行動に後悔を抱き、なおかつ情が深い故に仲間を殺した悲しみから指が十全に動けない状況で、それでも獅子王の騎士であろうとした故の悲愴な選択の結果であり、カルデアのサーヴァントとして召喚された後もその選択の末に非道に非道を重ねた特異点の自分の有様を心から嘆き悲しみながら罪悪感を覚えていたが、自身の[[幕間の物語]]『失うことから始まるもの』でこれに向き合い、答えを得ている<ref group = "出">[https://twitter.com/Higashide_Yu/status/1162013197441703936 東出祐一郎 2019年8月15日23:48 Twitter]</ref>。
; 能力
: 本来クラスは[[セイバー]]だが、弓の高名さからアーチャーとして召喚され、その腕前は[[アーラシュ]]の弓矢を撃ち落として見せる程に高い。
: だがその弓である妖弦フェイルノートは竪琴のように音階をつま弾くことで音の矢を放つするという規格外の宝具で、『アレを『弓』と呼んだら、世界中の弓の名手から「'''弓というものを根本的に勘違いしている'''」と抗議される』ほど隔絶したものとなっている。
: 一応、音楽の演奏もできるが腕前はもはや意味不明のレベルで、弦楽器では明らかに出せない管楽器の音すらも出して見せる。さらには卓越した聴覚によって、眠ったままでも周りの状況や会話内容を詳細に至るまで把握する事<ref group="注">[[ベディヴィエール (Grand Order)|ベディヴィエール]]曰く、とある凱旋パレードでは馬に騎乗したまま寝ていたにも関わらず手綱を難なく捌いていたと言う。アニメ版『Fate/Apocrypha』6話における[[モードレッド]]の回想場面がそれではないかと推察されている。</ref>が出来、そこから相手の僅かな心音や呼吸、語尾の変化によって感情の揺らぎや嘘をついているかどうかを見抜く事も可能。
: 音の衝撃を使って滑空することも出来るが、さすがに上昇を含めた自由自在の飛行は無理とのこと。エコーロケーション探知なども出来る模様。