概要
『Fate/Grand Order』に登場する[[神霊]]。
; 略歴
: Lostbelt No.5『[[神代巨神海洋 アトランティス]]』にてギリシャ異聞帯の彼が登場。
: 共生派に属しており、オリュンピアマキアでの敗北によって真体はアトランティスに落ちた。それでもまだ生きていたが、後に頭脳ユニットの56.4%を[[千子村正#アルターエゴ|オリュンポス側のサーヴァント]]の斬撃によって切断され、強奪されるもプロメテウスの接続補助代行により生き永らえていた。
: 作中では神殿で眠りに就いており、[[主人公 (Grand Order)|主人公]]らの訪れで自動応答プログラムが起動し、カルデアの味方となる。
: [[アルテミス〔異聞帯〕|アルテミス]]を打ち破るための神造兵装を作成するなどして勝利に貢献するが、当のアルテミスの主砲によって主軸となる大部分のユニットが島ごと消滅した。
: とはいえそれはバックアップのようなものだったらしく、続くLostbelt No.5『[[星間都市山脈 オリュンポス]]』では大西洋異聞帯における彼が登場。
: 「プロメテウス=ヘファイストス」と名乗り、表向きはオリュンポス側として、裏では[[エウロペ]]と共に破神同盟に与する。
: カルデアとの接触後は大召喚器アイテールを完成させるも、エウロペを利用して大工房までやってきた[[蘆屋道満]]の式神により、完全に機能を停止させられた。
; 人物
: ギリシャ神話における[[オリュンポス十二神]]の鍛冶神。炎や鍛冶を司る。
: 異聞帯では真体はアトランティスに落ちて島となっていたが、頭脳体等のユニットは無事であった。オリュンポスでは施設と同化した知性体として活動していた。
: アトランティスにおいては機械的な喋り方をしており、オリュンポスではプロメテウス主体の頭脳構築体である施設を通しての発話だったためか、流暢に喋っている。また、アトランティスで村正に斬られ奪われたと思われる頭脳ユニットも、かえってマトモに動けるようになったらしく流暢に喋っている。
: 性格は本来鍛冶一筋の真面目な気質だったようだが、オリュンポスではプロメテウスの影響か多少フラットな口調で会話を行っていた。アトランティスでは[[超人オリオン]]と自身が出現させた[[オリオン]]のデータを戦わせた際、オリオンの断末魔を生々しくするというオリュンポスジョークを披露している。
: [[千子村正#アルターエゴ|千子村正]]を脅して協力させるなど豪胆な所もあるが、彼の禿扱いには「<ruby><rb>機神</rb><rt>わたし</rt></ruby>に禿という概念はない」ときっぱり否定している。また、後に役立ったとはいえ黙って[[マシュ・キリエライト|マシュ]]にテオス・クリロノミアを経口摂取させたり、[[ポセイドン]]との同期が鈍かった[[カイニス]]の霊基を弄るなど、神らしい独断専行をする事もあった。
: 汎人類史の[[アポロン]]には「真面目朴訥陰気鍛冶一筋」と言われており、汎人類史における彼もこのような性格であったと思われる。
; 能力
: アトランティスでは頭脳ユニットの半分以上を失っていたためか、データの損失や記憶障害により問い掛けに明確な回答を出せない部分があった。鍛冶ユニットは一部が残存していたらしく、神造兵装である[[アキレウス]]の鎧を問題なく加工できている。なお、交接機能ユニットは真っ先にカットしたらしい。
: オリュンポスでは村正と協力して大召喚器アイテールを作成している他、同化した施設である大工房の管理を行っている。とはいえ、後者は蘆屋道満が神の祝福を得た事により、感知できなかったために侵入を許してしまった。
: ギリシャ神話においても様々な道具を製造しており、汎人類史の彼もまた鍛冶に関する能力を持っているものと推察される。
関連
; プロメテウス
: ギリシャ神話における神の一人。
: [[ゼウス]]が取り上げた火をヘファイストスの作業場(または太陽の戦車)から取って人々に与えるも、その行動でゼウスの怒りを買い、[[ヘラクレス]]によって救出されるまで拷問にかけられたエピソードで有名。
: カルデアでは彼の手の模造品「<ruby><rb>叡智の手</rb><rt>プロメテウスハンド</rt></ruby>」が戦闘シミュレーターに出現しており、プロメテウス=ヘファイストスはそれを「人理の危機にあって"人類を援ける手"」なのだろうと推測していた。
: また、[[人理継続保障機関フィニス・カルデア]]の炉は彼とそのエピソード由来と思われる名称の「プロメテウスの火」である。
: 異聞帯においてはヘファイストスと同化しており、彼もまた機神だった事が窺える。