概要
「[[ムーンキャンサー]]」の[[サーヴァント]]。『Fate/Grand Order』における[[主人公 (EXTRA)|岸波白野]]。
;略歴
:『BBプレゼンツ☆セレブサマー・エクスペリエンス!』では、スポーツジム等のバイトとして登場。当初は「バイトのお兄さん・お姉さん」という名義で正体は明かさず、二人でドバイ市街を調査していた。
:その後奏章Ⅲ『[[新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション]]』 にて、女性は[[BBドバイ]]側に、男性は[[主人公 (Grand Order)|カルデアのマスター]]側について、本格的に動き始めた<ref group="注">この采配に関しては特に理由はなく、女性の岸波曰く「ジャンケンをしてどっちがどっちに付くか決めた」との事。なお、男性の方は幸せカウンターがカンストしそうになった頃、女性の岸波が「私、強い方につくから。じゃあ」と言ってそれきりだったと語っている。</ref>。
:男性の岸波は物語中盤、[[キングプロテア (Grand Order)|キングプロテア]]の姿となった[[カズラドロップ]]がオールド・ドバイを襲撃した際、その足止めをするためにカルデアのマスターの前で英霊としての真の姿を見せ、その役目を果たす。以降は改めてカルデアに協力する。
:物語終盤では、カルデアと共に大活躍をする男性の岸波の姿を羨ましそうに見ていた女性の岸波も本格的に戦闘に参加。[[BBドバイ|黄金に光り輝く後輩]]やマスターとしての後輩と共に、ムーン・ドバイ世界に出現した濾過人理補正現象[[ムーン・キャンサー]]の討伐に乗り出した。
:そしてムーン・キャンサー撃破後、[[BB (Grand Order)|BB]]に用意してもらった[[Fate/EXTRA CCC|懐かしの旧校舎の校庭]]で彼/彼女らは後輩たちに一人のマスターとして勝負を挑む。激闘の末、満足のいく敗北をした二人は桜の舞い散る校庭で、泣き虫だけど頼り甲斐のある大切な後輩にカルデアと人類の未来を託して、その長い人生と任期に幕を下ろした。
;人物
:『Fate/EXTRA』シリーズに登場する岸波白野その人。しかし時系列としてはシリーズの作品群よりも後のようで、奏章Ⅲにおいては西暦3000年時点の彼らが召喚されている<ref group="注">一方、カルデアへ召喚された彼/彼女はシリーズの作品群よりも後とだけされており、具体的にいつの時代における存在なのか明言はされていないものの、奏章Ⅲにてカルデアを見送る際の台詞から、少なくとも西暦3000年よりも前の時代における彼/彼女だと思われる。</ref>。
:『セレブサマー・エクスペリエンス!』では白地に青と赤のトレーニングウェアに、サンバイザーを被ったバイト服姿で登場。奏章Ⅲでの戦闘時及びカルデアへの召喚時は、男性は黒とオレンジの学ラン服に、女性は男性と同じカラーリングの、短ランを羽織ったセーラー服に変わる。女性の方は『セレブサマー・エクスペリエンス!』で水着姿<ref group ="注">見た目としては、前述したトレーニングウェアの袖とスカートが無くなったもの。</ref>を、奏章Ⅲにおいては『EXTELLA』で登場した月の女王の証である白いワンピース風の礼服を披露している。
:双方共に同じ「岸波白野」ではあるが違う世界の別個体であり、奏章Ⅲでは出会った瞬間お互いに「向こうも岸波白野」だと認識している。性別こそ違うが、その本質は変わらない様子。
:男性は、外交的で能動的な性格をしている。乱暴な物言いはせず、理知的であり、相手に対して思いやりをもった言葉遣いで接する。基本的に無駄話は得意ではなく、熟考した後に要件をスッと言うことが多い。
:女性の方も性格面は変わらないが、物言いはうわついておらず、常に客観的で感情に流されないクールな言葉遣いである。
:自我が強い一方で、自己主張する気がほぼないので無口であると言う点で若干の相違点が見られる。また、女性の方は他人の話を聞くことが好きではあるが、相づちは下手な模様。
:加えて、男性より女性の方が熱血具合が若干高いようで、彼女の無茶振りに振り回されている(ただし彼も結構乗り気ではある)。
:彼/彼女は、アイデンティティが薄かったためなのか、その関心は自分に向けられておらず、常に外部・他人に向けられている。両者ともに忍耐の強さは健在。
:また、「単独行動」のスキルをランクEXで所有しているが、これは元々の体が電脳体であるため、現世に留まるための魔力供給や要石などを必要としないとのこと。
:奏章Ⅲでは、男性の彼は[[ハサラ]]らに[[AI]]だと認識されている他、体はバイオスキンやポリマーの使われていない大昔のフレームであると自ら語っている。
;能力
:ゲーム内では男女共に別々のサーヴァントとして扱われるものの、スキルや宝具などにこれといった違いはない。
:マスターとしての経験を活かして、かつてのサーヴァントたち<ref group ="注">モーションでは[[ネロ・クラウディウス]]、[[無銘]]、[[玉藻の前]]、[[ギルガメッシュ]]、[[シャルルマーニュ]]、[[巨神アルテラ]]の6名が登場。</ref>を簡易召喚しつつ戦う。時折、[[李書文|どこかの誰か]]から教わったであろう徒手空拳を用いて肉弾戦も行うなど、かなりの武闘派。
:作中では男性しか使用していないが[[コードキャスト]]も使えるようで、スキルとしても所持している。