概要
「[[キャスター|魔術師]]」の[[サーヴァント]]。
; 略歴
: 第2部第6.5章『[[死想顕現界域 トラオム]]』において、復讐界域の副官として登場。
: 単身だった[[主人公 (Grand Order)|主人公]]を捕えて復讐界域に連行し、情報を引き出そうと画策するが、部下だった[[サロメ]]が絆されたことと王道界域から潜入していた七人のサーヴァントの奮闘によって取り逃がしてしまう。
: 以降は副官としてリーダーである[[クリームヒルト]]を補佐する動きをするものの、秘密裏に[[ジークフリート]]を捕えておいたり[[源為朝]]を兵器として運用する準備をしておいたりと独自行動を取るなど不審な行動も見られていた。
: そして調査に来た主人公一行によって撃破され、不可解な断末魔を上げながら砂と消えた……と思われていたが実は自覚のない式神であり、少し経った後で再度登場。
: 王道界域との決戦時には復讐界域の指揮を執って戦うも[[ドン・キホーテ]]の第二宝具を受けて力を失ったところを再度倒された……と思われたがこちらも式神であった。
: 実は彼の「本体」は誰よりも早くこの特異点に召喚されていて、エリア51の最奥にいた「マスター」の存在を唯一知っており、その意を受けて自らの自意識を消滅されるとともに「自覚のない式神を作り出し続ける機構」として常に「自分」が存在するようにしていた。
: [[ジェームズ・モリアーティ〔ルーラー〕|モリアーティ]]の案内でエリア51を訪れた主人公一行によって真相が判明し、既に自意識が消滅していた彼もそのまま退去していった。
; 人物
: 穏やかで好々爺然とした印象を与える小柄な老人。
: 実際に「皆を幸せにする」という動機の下行動しているが、そのためなら残酷な行為や洗脳など手段を選ばず、悪びれも反省もしないという厄介な性格。一度動き出すと迷惑な行動力を惜しみなく発揮する。
: 「天下泰平のためならば天下を一時的に混乱に陥れてもよい」という倫理観の持ち主。目的のために正しいと思えば文字通り何でもしてしまう。
: また、マスターのことは手駒にできる人材として接しており、事ある毎に頻繁に黄色い布をプレゼントしてあの手この手で頭に巻かせようとしている。
: これは悪気からくる行動ではなく、有事の際に黄巾術の制御下にあれば、遠隔操作により窮地を脱することができるかもしれないため。……しかし、張角自身はカルデアの旗頭として利用するといった使い道も魅力的だと考えている模様。
: マスターを操ることに失敗した後はうちひしがれたふりをするなど、食えない人物である。
: 家の中にいるよりは外に出るほうが好き。また、「黄巾党」までなら許すが「黄巾賊」と呼ばれるのを嫌う。
; 能力
: 妖術を操り、天候操作の術や、特殊な効果を発生される陣を敷いたりするなど広範囲に影響を及ぼす戦い方を得意とする。
: また、黄巾傀儡兵<ref group="注">黄色い布を巻いた、張角によって操られる人間型の傀儡。黄巾党の中にも混じっていたようで、「ギギギ。蒼天已ニ死ス……黄天マサニ立ツベシ……」という基幹プログラムを唱えながら動くとか。</ref>を生み出したり、太平要術によって「黄色い布」を媒介とする形で人を洗脳して操ったりと絡め手もお手の物である。
: 符術で病気の治療も行うこともできるため、カルデアでの医療チームに所属している模様。