概要
「[[アサシン|暗殺者]]」の[[サーヴァント]]。
;略歴
:『[[Fate/EXTRA]]』では[[聖杯戦争|ムーンセルの聖杯戦争]]において、[[ユリウス・ベルキスク・ハーウェイ]]によって召喚される。
:二回戦終了直後に姿を現し、ユリウスの展開した封鎖空間で[[主人公 (EXTRA)|主人公]]を襲撃するも、決着のつく前に時間切れとなる。
:その後、主人公の第五回戦の対戦相手となる。アリーナでの会合時、姿の見えない状態で主人公のサーヴァントを不意打ちし、消滅する寸前まで追いつめる。
:主人公のサーヴァントが回復した後、再びアリーナにて激突するもやはり姿を捉えられることはなく、その圧倒的な実力で主人公を追い込む。そこで主人公はヒロインと協力し、彼の透明化を破るべく策を講じる。
:五回戦終了後にも生き残り、第七回戦にて、アサシンの姿に[[バーサーカー]]の特性が加わったマルチクラス(二属性持ち)の姿で再び主人公の前に立ちはだかる。
;人物
:中華の武術家然とした服装の男。一人称は「儂」。
:饒舌で猛々しい性格。武の真髄として暗殺拳を習得した武芸者。なぜか常時姿が見えない。
:同じ暗殺者ではあるが、ユリウスが暗殺を仕事として捉え、そこに何の感慨も抱いてはいないのに対し、彼は強敵との死闘、その後に相手を殺すことに悦楽を感じている。基本は義理を通す善性を持った人物だが、悪もまた良しと考えており、ユリウスの、手段を選ばず冷酷なまでにただ目的を遂行するだけの戦闘方針や、「放課後の殺人鬼」の実行犯としてその凶拳を振るうことにも、何ら不満はない。
:自身を拳法家というより殺し屋の類いと自認しているが、それを卑下する事も、誇る事もない。生前は善く学び、善く戦い、善く殺めたので、無念や怨念はまったく持っていない。サーヴァントとして召喚されてからは、強者との戦いを楽しんでいる。
:「一戦一殺」を心がけており、一回の戦闘では一人しか殺さないが一人は必ず殺すことを決めている。
;能力
:気を使い、周囲の気を感知し、自己の気配を消す[[スキル (サーヴァント)|スキル]]「圏境」により、姿を存在ごと消失している。これは魔術理論ではなく瞑想の極意・体術による透明化なので、魔術理論に生きるものには絶対に感知することができない。第五次聖杯戦争のアサシンの燕返し同様、人の域とは呼べない魔技である。
:これにより彼はおよそどんな相手でもほぼ確実に先手を取れるアドバンテージを有しており、各々暗殺や奇襲といった分野に十分な対応力を持つはずの主人公の[[ネロ・クラウディウス|パートナー]][[無銘|サーヴァント]][[玉藻の前|たち]]でさえ、彼の奇襲からは即死を免れるのが限界だった。
:また最高ランクの「中国武術」によって素手で三騎士クラスのサーヴァントと互角に戦える程の卓越した戦闘能力を持ち、最終戦まで宝具を温存しようと試みていたパートナーサーヴァントたちに「使わねば勝ち目がない」と使用を決断させた。