概要
『[[Fate/Grand Order]]』第2部の6.5章にあたる特異点。特異点としては過去最大規模と計測されている。
舞台は[[アメリカ合衆国|北米]]と思われるが、現地の地形から推定することは難しい。<br/>
現地は基本的には荒野や森が広がっており、城や町、廃墟や砦もあるが、これらは全て後付けで作られたものである。
この特異点の最大の特徴は'''「現地の住民が一人もおらず、サーヴァントが数万人単位で召喚されて覇権を競っている」'''という点。<br/>
上記の城や町もサーヴァント達が戦いのために建築したり、キャスターのような魔術を得意とするサーヴァントに創造されたものである。<br/>
また、召喚されたサーヴァント達は程度の差は多少あれほぼ全員が「汎人類史への叛逆」を心に抱いている。これは召喚した「マスター」の精神に引っ張られたものであるのだが、肝心の「マスター」は特異点のどこにもまったく姿を見せていない。
カルデア一行が訪れた時点では「復讐界域」「復権界域」「王道界域」の三つの領域に分かれている。<br/>
それぞれが聖杯を一つずつ擁しており、これらを全部集めるために界域同士で戦いを繰り広げている。
主要地名
;復讐界域
:特異点の北方に広がっている界域。
:[[クリームヒルト]]がリーダーとして君臨しており、[[張角]]が参謀として支えている。
:荒っぽいサーヴァントが主に所属しており、戦力としては最大手であるが統率力に若干難がある。
:この界域が支配している領域は空が真っ赤に染まる。
;復権界域
:特異点の東方に広がっている界域。
:[[コンスタンティノス11世]]が皇帝として君臨し、[[ヨハンナ]]を教皇として擁する形で支配体制を築いている。
:汎人類史では一度存在を主張しておきながら架空とされたヨハンナを「現実の教皇」として「復権」させることを旗印に掲げている。
:このため復讐界域と比べると秩序だった支配体制になっており、失敗した者にも寛容だが、「汎人類史への叛逆」に疑問を持つことは許されていない。
;王道界域
:特異点の西方に広がっている界域。
:[[カール大帝]]によって統治されているが、彼は表に出てこず、勢力としても三つの界域の中では数も少なく軍としての練度も低いため最弱。
:とはいえ拠点は山と峡谷に囲まれた天然の要害になっており、戦術としても「復讐界域と復権界域のうち勢力を拡大しそうな方を叩き、積極的に攻勢に出ない」を徹底しているため、勢力としては拮抗している。
:サーヴァントの中でも「汎人類史への叛逆」を持っていなかったり強く信じていないものが比率としては多い。
;エリア51
:王道界域の奥深く、砂漠の最奥にある施設。
:汎人類史ではアメリカ合衆国の実験施設が存在していたとされ、この特異点の真相が眠っている。