概要
「[[セイバー|剣士]]」のサーヴァント。
;略歴
: 『[[地獄界曼荼羅 平安京]]』にて、聖杯戦争に参加する天覧武者の一人として[[メディア〔リリィ〕]]を召喚し、同じ四天王の卜部季武、碓井貞光を撃破していた。その後レイシフトしてきた主人公の事も天覧武者と看做して執拗に狙うも、鉢合わせた金時に諭され一度は見逃す。
: 後に天覧武者として倒されて聖杯を諦め、主人公らとは京を守るために協力関係となる。
;人物
: 白装束姿の検非違使の男性。四角四面の真面目な性格。
: [[源氏]]の名を頂く武人として、京の都を守護する者としての仕事であり、毎日朝に出勤して京を見回り、鬼がいればそれを斬り、そして帰宅する。その繰り返しである。現代に生まれていれば、仕事を完璧にこなすビジネスマン(常に定時退勤)。
:どんな状況であろうとも鍛錬は決して怠らず、技量を向上させ続ける、怪物的な人間。
:多少無口であるものの社交性はあり、周囲は言葉でなくその物腰や態度によって彼を信頼していた。
:人の営みは理解しているが、人の営みに自分が交わろうとは思わない。人の感情は理解しているが、それが自分に存在するかどうかもあやふやである。
:厄介なことに、これは感情がないのではない。仲間や無辜の人間を命懸けで助けることはあるが、綱はそれを強烈な感情の発露として助けるのではない。言うなれば救助することを常としてプログラムされたロボットのようなもの。「そうしなければならない」から、「そうする」のであり、ただそれだけなのだ、と本人は言う。
:人間という枠組みに、自己を置いていないせいか、鬼より人を斬る方が難しく感じている。以前、金時たちにそう零したことがあるが、当然のように絶句された。
:幼い頃からの欠落者であり、はぐれ者。頼光四天王であること、武士であること、鬼を斬ることが、かろうじて自身を人間らしく見せている、と認識している。
:[[茨木童子|ただし金色の髪を持つ、爛漫にして残虐な鬼]]のみが唯一無二の例外である。今は彼女だけが、綱の底にある感情を掻き乱す。
:上記のように真面目な人物なのだが、トンチキな状況や冗談に対しても真面目に対応しようとするため、実際にはかなりの天然に見える。
;能力
: 頼光より借り受けた宝刀「鬼切安綱」と、鬼退治により培った剣術を用いる。
: その剣術には非常に卓越しており、頼光をして剣術では一歩譲ると評するほど。