概要
「[[アサシン|暗殺者]]」の[[サーヴァント]]。亜種特異点Ⅰで真名が明かされる前は'''新宿のアサシン'''と呼称されている。
;略歴
: 亜種特異点Ⅰ『[[悪性隔絶魔境 新宿]]』では西暦1999年の新宿において召喚され、幻影魔人同盟の一人として行動する。
: 討ち果たした[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|呪腕のハサン]]に化け、[[エミヤ〔オルタ〕|エミヤ・オルタ]]の襲撃を受けた主人公達を援護し、共に行動するが、実は主人公を捕縛することが狙いであった。
: 直前にマシュに見破られて正体を明かすも、既に[[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕|アルトリア・オルタ]]と[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|ジャンヌ・オルタ]]をリア王に迎撃させて主人公を連れ去ることに成功。
: しかし、巌窟王(に変装したホームズ)によって逃がされた挙句、自身のアジトへの潜入を許してしまい、サーヴァント達に追い込まれる。
: 最後の手段としてアジトの地下に仕掛けられた爆弾を起動して主人公たちを葬ろうとするが失敗。瀕死の市民に化けて逃走を図るもホームズと[[ジェームズ・モリアーティ|モリアーティ]]に見破られ、止めを刺されて消滅した。
;人物
: 上半身に華やかな刺青をあしらった長髪の好漢。
: 本能で生きているような侠客の心意気を有しており、自分ほど分かりやすい奴はいないと認めている。
:亜種特異点Ⅰでは[[幻霊]]の性質も色濃く刻まれており、本人すら理解できぬ思考を擁している。この影響で会話を交わしながら本人以外には全く読めないタイミングで不意に殺害にかかる殺人鬼と化した<ref group = "注">その在り方はエミヤ・オルタに「いつ爆発するかもわからない、悪意を持った爆弾」と例えられている。</ref>。
: 英雄を身近で観察したがるのは自分が化けるに足る存在かどうかを判断するため。
;能力
:高速で動き回りながら、拳法を使った戦い方を得意としている。
:燕青拳の始祖として伝説に残っているその実力は凄まじく、素手であるにも関わらず「[[神槍 李書文|槍を持った李書文]]」と互角という規格外の強さを誇る。(ただし、伝説と史上の差だけあって格は上な模様)。
:亜種特異点Ⅰで幻霊「ドッペルゲンガー」を取り込んだことで、他者の外見を投影する能力を身に着けている。霊基はカルデアの観測を以ても見破れない程に精巧に再現され、コミカライズ版の亜種特異点Ⅰでアルトリアオルタの姿を借りた際には剣の生成から始まってほぼ互角の戦闘能力を見せるが、魔力放出などの技術や内面の方までは投影できないため自身の知識でなんとかしなければならず、会話や行動に違和感が生じる<ref group = "注">例えば亜種特異点Ⅰ「悪性隔絶魔境 新宿」で呪腕のハサンになった際に酒の席に付き合うシーン。本物は体質と宗教が理由で飲酒はできない。</ref>。
:また、投影した人物の記憶を残してしまうというデメリットがあり、亜種特異点Ⅰではチンピラや成金、呪腕のハサンの人生の記憶によって自己が曖昧になって苦しんでいた<ref group = "注">『デスジェイル・サマーエスケイプ』でも、うっかりすると自分自身を忘れてしまうとして、自己を確立するための仕合を望んでいた。</ref>。カルデアに召喚された際も幻霊が取り込まれた状態なのでこれらの変身能力は使用できるのだが、上記の特性の為あまり使いたがらない。