概要
[[牛若丸]]が[[聖杯の泥#ケイオスタイド|ケイオスタイド]]に沈められ黒化した事で、[[ティアマト]]の眷属に変生させられた[[サーヴァント]]。
; 略歴
: 第七特異点『絶対魔獣戦線 バビロニア』で[[主人公 (Grand Order)|カルデアのマスター]]を逃がす為殿として残った後、ティアマトを名乗る[[ゴルゴーン]]に一太刀浴びせようとするが叶わず倒されて囚われの身になり、魔獣達を生み出す苗床にされようとしていたが、[[キングゥ]]を挑発した事で彼によってケイオスタイドに沈められ、[[ティアマト|本物のティアマト]]の眷属に変えられてしまい、カルデアのマスター達と敵対する。
: その後は人々を殺して回り、カルデアのマスター達との戦闘では個体増殖スキルで苦しめるが、その最中に完全に倒さず捨て置いていた[[武蔵坊弁慶]]と刺し違え、その隙を付いて発動した彼の宝具『五百羅漢補陀落渡海』によってティアマトの権能を引き剥がされたことで彼女の軛から開放され、弁慶と共に消滅した。
: テレビアニメ版では、『<ruby><rb>炎、神をも灼き尽くせ</rb><rt>シウ・コアトル</RT></RUBY>』を放とうとする[[ケツァル・コアトル]]を食い止めようと迫るも、それを狙っていたかのような素振りの弁慶に押し留められ、復活の余地も残らず全滅させられるという結末を辿っている。
: なお、イベント『レディ・ライネスの事件簿』においては、彼女がキングゥに捕まらなかった可能性もシミュレートされていたのだが、その場合は弁慶が彼女の身代わりになり、牛若丸自身もしばし消息を絶つという結果がはじき出されている。これは全くの犠牲を出さずして、ゴルゴーンから逃れることは、どうしても叶わなかったということを示している。
; 人物
: 自身を信じようと、理解しようとしなかった兄・頼朝などの[[源氏]]を始めとする人間達への感情が汚染によって彼らへの憎悪として現れており、これによって平然と人を殺していく残虐非道な性格に変貌している。
: こうした牛若丸の言動について、生前を知る弁慶は「義経らしくない」と評している一方、「そうした無念を抱えていたのなら、それが表に出なかったのは、本物の弁慶達が支えていたからなのだろう」とも推測しており、彼女を救えなかった自分自身の不徳も呪っている。
; 能力
: ティアマトの眷属となった時に「個体増殖」スキルが付与されており、指の一本、髪の一筋があればそこから新しい牛若丸として増殖する。
: ケイオスタイドに汚染された黒い海の全てに牛若丸の霊基反応が混ざっており、牛若丸を倒しきるにはこの海を全て灼き消す必要がある。またケイオスタイドと融合しているため、ケイオスタイドの範囲内では分けて反応を観測することが出来ない(テレビアニメ版では、翼竜と[[ラフム|ベル・ラフム]]が飛び交う空中戦だったため、この部分に言及がされていなかった)。
: なお、騎乗スキルが消失している。