概要
竜、もしくは竜を模した魔獣のこと。ドラゴンとも称される。
分類としては[[幻想種]]同様「魔獣」「幻獣」「神獣」の全ランクに存在しており、なおかつその中で最優良種と見なされることが常である『幻想種の頂点』。<br/>
個体によって外見は異なるが、概ね巨大な爬虫類の姿と翼を持つ。<br/>性格も個体によって異なるが、種族として黄金や財宝などに対する執着が強い傾向がある。
世界各地に多くの伝承を持つ為かバリエーションも広く、ワイバーンや「雑種竜(デミドラゴン)」と称される竜とその他種族の混血から、「自然現象そのもののような存在で、強弱を語る事自体が無意味」とまで言われる「龍」と称される最上位存在までさまざま。
幻想種の頂点ということもあり、劣化種とされる雑種竜であったとしてもその力は極めて強大。<br/>
その心臓はそれ自体が魔力の発生源となっているため、外部にマナがなくても自分で魔力を生成して生存可能。<br/>
自分で生成した魔力を炎・雷・音波などのエネルギーとして投射する事でブレス攻撃も可能。竜種に縁のある[[サーヴァント]]の場合、人間の形をしていても「魔力放出」というスキルで使用できることもある。<br/>
真なる竜ともなればもはや一つの概念に等しく、竜退治という行為は「自分の存在の全てをかけて竜の存在の全てを打倒する」レベルである。このためか、[[ジークフリート]]や[[シグルド]]も「必死だったために自分がどうやって竜を倒したのかよく覚えていないしうまく説明できない」と述べている。
特に繁殖行為は必要ではなく、自分の周囲にワイバーンを生み出す事で個体数を増やす。<br/>
生み出されたワイバーンが時間をかけて成長する事で、新たな竜となっていく。<br/>
ただ、「つがい」を求めることはあるようで、個体に備わっている未来視を用いて「運命の相手」を見定めるとか。
世界の裏側へ移動できなかった巨人や、世界の裏側に移動した後も5~6世紀頃まではブリテンに出入りしていた妖精などとは違い、竜は西暦になった頃にはすでに地下に潜っている。<br/>
その魂は世界の裏側に移動し、魂の抜け落ちた体は死後、五百年以上の時間をかけて石となり、地層に染み込み、油や鉱石となっていった。